ドローンの主要メーカーはどこ?信頼性のあるメーカーを知りたい
皆さんは、ドローンのメーカーについてご存知でしょうか?日本でも新しい企業がドローン製造を行うなどが盛んになりつつあります。メーカーについて筆者が詳しく調べてみたら、「そうなんだ!」ということもあったため、今回はぜひ共有させていただきたいと思います。
目次
ドローンメーカーのシェア
世界シェアナンバーワンの中国メーカー「#DJI」生産業ドローン「#MGー1 」。
— nori san (@nori_san_iwate) 2019年2月8日
OEMでクボタやヤンマーに供給されているようで、後ろにKやYがついていました。
空撮の許可はスクールに通わず自前で申請しましたが、こちらは別物。しっかり勉強させてもらいます。#ドローン #マルチコプター #UAV pic.twitter.com/OPggNExqj1
ドローンのメーカーは増えてきていますが、実際のところ、現在は中国のDJIが圧倒的なシェアを占めています。2019年の時点で約77%のシェアを獲得しているというデータがあります。
その他のメーカーは、いずれも多くて約3%と大きな後れを取っている現状となっています。
ドローンメーカー:日本
世界でのシェアはまだまだわずかですが、やはり日本製のメカは評価が高いため、今後のシェア拡大が期待されます。それぞれのメーカーで得意とする分野があるのが特徴です。
アミューズワンセルフ
空中からの測量を行うドローンを得意とするメーカーで、大阪に本社があります。陸上と水底の反射波の識別が可能なレーザー計測機器「グリーンレーザースキャナ」を開発し、国土交通省でも実装が進められています。
ASCL
商業用ドローンの製造販売を行うメーカーで、千葉に本社があります。ドローンだけでなく、ロボットなどにより無人化・IoT化を目指しています。
enRoute
一つの産業に特化せず、あらゆる分野での活用を目指しているメーカーですが、農業分野では日本国内のトップシェアを占めています。埼玉県に本社があります。
G-FORCE
ラジコンとしてのドローンをオリジナルで企画制作する以外に、輸入販売も行っています。東京に本社があります。
ハイテック マルチプレックス ジャパン
ドローンに限らず、あらゆる種類のラジコンを取り扱うグローバル企業です。ドローンに関しては、ホビーや競技用としての需要があります。
PRODRONE
放送業務用映像システムのインテグレータであるシステムファイブと、RCヘリコプターメーカーのケイアンドエスが業務提携して立ち上げた、産業用ドローンブランドです。本社は名古屋にあります。
クエストコーポレーション
ラジコンヘリコプターで有名な長野のメーカーですが、近年ドローン市場にも参入しています。ドローンのオーダーメイドも承っています。
スカイロボット
産業用ドローンの研究開発を行うメーカーで、ドローンセンサー技術による様々な点検サービス、空撮などのサービスも提供しています。本社は銀座にあります。
TEAD
2016年に群馬県高崎市で設立されたメーカーです。農薬散布ドローンとして一般社団法人農林水産航空協会から日本初の認可を受け、一気に知名度が高まりました。
ヤマハ発動機
産業用ヘリコプターを得意とするヤマハ発動機も、ドローン事業に参入しており、農薬散布用のドローンを中心に開発・販売しています。
ドローンメーカー:アメリカ
アメリカも多くのドローンメーカーがありますが、日本と同様中国に大きく溝を開けられてしまっている状況です。その中でも世界三大メーカーに含まれる企業も輩出しているので、今後の展開が楽しみでもあります。
3D Robotics
カリフォルニア州に本社のある3D Roboticsは、アメリカのドローン市場トップシェアを誇り、政府機関とも提携しています。
Autel Robotics
ワシントン州に本社を置くドローンメーカーで、垂直離着陸可能な機種を得意としています。主要機種であるEVOの最新版には、4Kカメラが搭載されました。
Intel
パソコンのCPUで知られるメーカーですが、近年商用ドローンやライトショーに使用するためのドローンを手がけています。実は2019年世界シェアで2位になっており、急成長がうかがえます。
kespry
自動ドローンシステムを得意とするkespryでは、建設現場などでの測量に役立つドローンを製造しており、企業からの需要が高まっています。
ドローンメーカー:中国
何と言っても世界で圧倒的シェアを誇るDJI社を筆頭に、他社もどんどん成長を見せています。
DJI
広東省深圳に本社を構えるDJIは、2005年に創業しました。アメリカや日本の政府機関上空でDJI社のドローンが飛んでいたという事件があり、規制が敷かれるきっかけとなるなど、何かと話題になる世界の最先端をいくメーカーです。
YUNEEC
1999年江蘇省で創業した航空機メーカーで、主に無人航空機を製造していましたが、2015年からドローンTyphoonシリーズを発売し、ヒットさせています。
ドローンメーカー:ヨーロッパ
ヨーロッパ各国でもドローンの開発は進んでおり、世界に名を馳せるメーカーも多くなりつつあります。
Parrot
Parrotは元々1994年にフランスでワイヤレス機器の会社として発足しましたが、2010年頃からドローン事業にも参入しています。そのため、Wi-Fiなど無線との接続ができるドローンが中心となっています。
senseFly
現在は上記のParrotグループの子会社になっていますが、元々はスイスの写真測量会社でした。そのため、senseFlyのドローンも測量が得意です。
消防用おすすめドローンメーカー
消火活動では、ドローンが上空から水を撒くことで、人に対する危険を減らすことができるため、今後も活用が期待されています。
日本のエンルート社では、2019年3月に世界初の耐火型ドローンを開発し、注目を集めています。
農業用おすすめドローンメーカー
農機メーカーとして国内トップシェアのクボタも、農薬散布用ドローンを発売しています。従来も農機メーカーの研究を重ねてきた会社だけに、農薬散布に関するノウハウもトップレベルと言えるでしょう。
測量用おすすめドローンメーカー
測量用ドローンも各社から多く発売されていますが、現在のところやはりDJI社の測量用ドローンがおすすめです。写真測量によるデータ化の精度により、エントリーからハイクラスまでの機種があります。
水中用おすすめドローンメーカー
2013年に創業のGeneinno社は、中国深圳で水中ドローンを専門に開発を続けているメーカーです。TITANは、水深150mまで潜ることができるドローンとして注目を浴びました。
まとめ
ドローンに関するビジネスが熱い昨今ですが、まだまだドローン市場は伸びしろがあると言われています。そうした中、日本ではまだまだ情報に遅れがあるように感じます。現在のDJIによる世界シェアは長年あまり大きく変わっていませんが、今後どのような変化を見せていくのか楽しみですね。
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