リールのおすすめ7選 釣りシーン別の選び方も紹介
釣りをするうえで、リールは釣りの成否に直結する重要な装備です。
リールは釣り糸を巻き取り、魚を確実に引き寄せるのに不可欠な道具であり、その選び方にはいくつかポイントがあります。
この記事では、リールの選び方のポイントとおすすめのリールを紹介します。
リール選びは種類から
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リールは自分の釣りたいものや釣りシーンに合わせた製品を選ぶようにしましょう。目的に合っていないと魚がうまく引けない、ライン(釣り糸)が切れてしまう、などの不具合が出ることも。ここでは、納得のリールを購入するために覚えておきたい、リールの選び方のポイントを紹介します。
初心者または幅広く使いたいならスピニングリール
まずはリールの種類を考えましょう。スピニングリール、ベイトキャスティングリール、フライリールなど、それぞれの特長があります。どんな釣りをするのか、そして自分のスキルや好みに合致するかを確認しながら選んでみましょう。
主要な手巻き式リールは、大きく分けてスピニングリールとベイトリールに分けられます。初心者または幅広く使えるリールを求めるなら、スピニングリールを選びましょう。
スピニングリールは、スプールと呼ばれる糸を巻く部分が上下してラインを巻き取るシンプルな構造が特徴。そのため扱いやすく、ラインが絡むトラブルが少ないため初心者にもおすすめです。さらに、スピニングリールにはいろいろなタイプの魚に対応している、汎用タイプのリールもあります。上級者になってもサブリールとして使用できるため、ひとつのリールでいろいろ釣りたい人にも向いています。
さらに、スピニングリールのハンドルは、片方だけ巻くシングルハンドルと、両方から巻けるダブルハンドルがあります。シングルハンドルは軽くて素早く巻けるため、スピード勝負の釣りにぴったり。一方でハンドルの自重で勝手にハンドルが回ってしまいます。特殊な操作が必要なエギングには向かないため、この場合ハンドルが動かないダブルハンドルを選ぶことになります。
基本的には汎用的なタイプが多いスピニングリールですが、糸の放出時に摩擦抵抗が少ない投げ釣りタイプや、急なテンションにも対応できるレバーブレーキタイプなどもあります。
大物やルアーフィッシングならベイトリールを選ぶ
ベイトリールは、ラインを巻き取るスプールが外側ではなく、リール本体に内蔵されているタイプのリールです。両軸リールとも呼ばれています。スプールのスピードが速いことや、太いラインも巻ける特徴があるため、大きな魚を狙うときや、キャスティングの回数が多いルアーフィッシングに向いています。
ただし、スプールのスピードが速いためバッククラッシュ(ラインが外に出るスピードよりもスプールのスピードが速いことで、中でラインが絡まってしまうトラブル)が起きやすくなっています。バッククラッシュを防ぐためにスプールの回転を止めるブレーキシステムが採用されていますが、取り扱いにはやや慣れが必要です。
なお、スピニングリールも含めてリールには右ハンドル、左ハンドルがあります。利き腕で巻くほうがやりやすい、という意見もありますがフライフィッシングなど繊細なロッド(釣り竿)の操作が必要な場合は、ロッドを利き腕で操作するため、利き腕と逆のハンドルを選ぶことになります。
磯釣りやワカサギ釣りなら電動リール
電動リールは、手動ではなく電動でラインを巻き取るリールです。特に水深の深いところまでラインを垂らす磯釣りなどの場合、手巻きのリールではラインを巻き取るのに手が疲れてしまいます。ラインが長いときでも苦労なく巻き取れるため、水深の深い釣りでは電動リールが活躍します。また、口の小さいワカサギは針が抜けやすく、ワカサギ釣りのための電動リールもあります。
なお、各種リールには1000からの品番がついていますが、これは巻き付けられる糸の最大巻上長を表しています。釣りで狙うものやシーンに応じて選びましょう。
その他の注目点
リールの種類を決めたら、ギア比とドラグ力にも注目しましょう。ギア比は、リールが1回転するごとに釣り糸が何倍巻き取られるかを示します。釣りの種類や対象魚によって適したギア比が異なるため、注意深く選びましょう。また、ドラグ力は魚とのやり取りで重要な要素であり、しっかりと設定されたドラグは大物に対して頼りになります。
〈編集部PICK UP!〉おすすめのリールおすすめ7選
リールは狙う魚や釣りシーン、自分の熟練度によって適切な製品を選ぶとより釣りを楽しめるようになります。上記の選び方を踏まえて厳選した、おすすめのリールを紹介します。自分にぴったりのリール探しに役立ててください。
- シマノ
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ツインパワーSW
- 税込み63,800円(Amazon)
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タフを求める釣り人にはコレ
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スピニングリールのなかでも大物釣りを目指す釣り人におすすめしたいモデル。インフィニティドライブにより、従来のモデルよりも低摩擦ながら高い負荷でもパワフルに巻き上げることができるリールです。
高い防水性能を実現した「Xプロテクト構造」を搭載。海水の侵入経路を物理的に遮断して、水圧にも耐えられるように設計されています。
14000XGはキャスティングに求められるスペックを凝縮させたシマノの実戦型モデル。キハダなどに挑戦したい人は要チェックです。
- シマノ
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スコーピオンDC
- 税込み27,378円(Amazon)
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ルアーの重さによって5段階調整ができる
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ルアーフィッシングに幅広く使える製品を求めているのなら「スコーピオンDC」がおすすめです。シマノの人気ベイトリールモデルで、オートブレーキシステムDCブレーキ「I-DC5」を搭載したモデルになっています。
I-DC5システムによって、ルアーのウェイトによって5段階の外部ダイヤル調整、ラインの長さによって3段階の内部ダイヤル調整が可能になっています。
スプール回転数とライン巻きスピードにあわせてブレーキの強弱を自動制御し、ルアーの飛距離を伸ばすだけでなく、向かい風などによるバッククラッシュ回避も自動制御で行ってくれます。
- シマノ
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レイクマスター CT-T
- 税込み17,800円(Amazon)
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氷上モードを搭載したワカサギ釣り電動リール
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シマノの電動リールで、ワカサギ釣りに特化した製品が「レイクマスター CT-T」です。電動ながら95gの軽量モデルと手にフィットする形状で、ワカサギ釣りが快適に行えます。
電動リールには、巻き上げスピードと省エネを両立させたハイパワーモーターを採用。さらに、既存モデルよりもさらに遅い自動スローストップ機能の氷上モードを搭載しています。
スプールカバーを延長して内側へのライン巻き込みトラブル防止など、新しい機能も豊富にそろっています。
- ダイワ
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ファインサーフ35
- 税込み7,626円(Amazon)
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投げ釣りに適したエントリーモデル
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釣り具メーカーとしての高い技術力に加え、最近ではファッション面からも支持が多いダイワこだわりのモデル。採用したエアローターは軽量かつ止める・動かすといったレスポンスに吸い付くように対応します。
ドラグがないモデルで、キスやカレイ、ハゼなどの投げ釣りを楽しみたい方に向いています。
ライントラブルを抑えるために同社の「クロスラップ」「ツイストバスターⅡ」を採用し、上位モデルとも遜色ないパフォーマンスを実現しています。リーズナブルな価格も魅力です。
- ダイワ
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タトゥーラ(スピニングモデル)
- 税込み16,000円(Amazon)
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高い基本性能を誇る逸品
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バス・ライトソルト向けに特化したブランドのスピニングリール。LTコンセプト、オートマチックドラグシステムのATD、レスポンスが良く軽いハンドル回転などバス釣りが快適な機能が充実しています。
バス釣りの本場アメリカでのテストと先行販売、さらにバストーナメント「B.A.S.S.バスマスタークラシック」でランディ・ハウエルが優勝したときに使用したロッドなど、バス釣具ブランドとしてアメリカで著名になった「タトゥーラ」のスピニングリールが「タトゥーラ(スピニングモデル)」です。
軽量と耐久性を兼ね備えたLTコンセプトを採用、オートマチックドラグシステムのATDやブラックバス釣りも快適なレスポンスが良く軽いハンドル回転など、性能をアップさせて生まれた製品です。
- ダイワ
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月下美人 LT2000S
- 税込み18,047円(Amazon)
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繊細なアタリを確実に感知
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高剛性と軽量性を両立させたZAION V製モノコックボディを採用。LT2000Sはノーマルギアモデルなので、アジングやメバリングなど、幅広い場面で活躍します。
球体形状の「AIRDRIVE ROTOR」高い操作性を実現。これまで感じ取ることが難しかった繊細なアタリをとらえることを可能にしています。
ギア比5.1、最大ドラグ力5.1kg。ドラグには「ATD TYPE-L」を採用。ドラグの初動レスポンスを大幅に向上させています。
狙う魚やシーンに合わせたリールで釣りを楽しもう
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リールのタイプ別の選び方とおすすめ商品を紹介しました。釣りは狙う獲物のほか、ルアーフィッシングやバス釣り、ワカサギ釣りなど釣りシチュエーションも異なってきます。釣りの用途やシーンに合わせたリールを選んで使いこなし、もっと釣りを楽しめるようになりますよ。
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