
軽自動車用タイヤのおすすめ10選!良いタイヤで快適にドライブしよう
目次
軽自動車を安全・快適に運転するには適したタイヤ選びが重要

普通自動車と大きくボディ形状が異なる軽自動車は、普通自動車と同じようにタイヤを選べばいいというわけではありません。もちろん共通した選択ポイントもありますが、買って失敗しないためにも軽自動車向けの重要ポイントを知っておきましょう。この記事ではタイヤの選び方とおすすめの製品をご紹介しますので、軽自動車オーナーはぜひ参考にしてみてください。
タイヤを選ぶ時に知っておきたい3つのポイント
タイヤは自動車の中でも交換頻度が高いパーツのひとつです。しかしいざ購入しようとなると、どう選べばいいかわからないという方も多いでしょう。タイヤは車の安全性に関わる大切なパーツです。間違いのないタイヤ選びをするためのポイントをご紹介するので参考にしてみてください。
自分が乗っている車種に適したタイヤを選ぶ
タイヤは製品ごとに強みとなる特徴を持っていますが、同じタイヤでも装着した車種によって充分な性能を発揮できるとはかぎりません。少々極端な例になりますが、ホンダのS660やダイハツのコペンといった軽スポーツにハイトワゴン用タイヤを履かせても車のスペックを下げてしまうだけです。最悪なケースでは満足なグリップ力を得られず事故になることもありえます。
サイズさえ合えば安い製品で節約しようという考えは危険なので捨てましょう。
どれが自分の車種に適しているかわからない方は新車購入時に装着されているものと同じタイヤが無難です。新車には自動車メーカーがおすすめするタイヤが装着されているものなので、タイヤに詳しくないうちは標準タイヤと同じものを選ぶと覚えておきましょう。
インチアップしたい場合はデメリットもよく考えて選ぶ
標準サイズよりも大きなタイヤは見た目が良くなるのでインチアップしたいという方もいらっしゃるでしょう。インチアップ自体は効果的なドレスアップ方法なので否定はしませんが、タイヤ選びはより慎重に行わなくてはなりません。燃費や乗り心地が悪くなるといったデメリットもあるので覚えておきましょう。
インチアップはホイールサイズを標準よりも大きくして行います。しかし自動車ボディのタイヤハウスと呼ばれるスペースには限りがあります。タイヤハウスとタイヤが干渉しないようにする必要があります。しかし干渉しなければいいというわけでもなく、タイヤ外周のサイズが変わってしまうと距離計の表示が不正確になるので、外周サイズは標準タイヤとなるべく同じものにするべきです。
外周サイズを同じ程度にしたままインチアップするには、ホイールサイズに合わせた扁平率でタイヤを選ばなければなりません。どの扁平率を選ぶかは計算で知ることができますが、素人には意外と難しい作業になります。インチアップはできるかぎり専門店に相談して行うようにしましょう。
販売店の違いを理解してお得にタイヤを選ぶ
普通自動車と比較してサイズが小さい軽自動車用のタイヤは、低価格帯の商品が多いことも特徴です。だからといって、どこで購入しても同じというわけでもありません。販売店の違いによって変わるメリットとデメリットを知ってタイヤ選びに役立てましょう。
・タイヤ専門店
知識と品数の豊富さではやはり専門店が一番ということになります。自分の車に合ったサイズの組み合わせを見つけやすいのが専門店のメリットです。ただしメーカー直営店も多いので、そのような店舗ではお目当てのメーカーの製品が置いてないということもあります。
・カー用品店
専門店と比較すると品数で負けますがカー用品店もおすすめです。バーゲンで安売りをしているときもあるので、まめにチェックしておくといいでしょう。
・ガソリンスタンド
お得な価格で販売していることもありますが、全体の印象としてはやや値段が高価です。お目当ての製品が安く売られていたら利用するパターンがいいでしょう。
・カーディーラー
自分が乗っている車種の専門であることを考えると一番安心感があります。ただし大幅なディスカウントを行っていない場合があるため、サービス内容と見積もりのバランスをみながら利用しましょう
・ネットショップ
購入を検討する際に購入者のレビューを参考にでき、価格も安い傾向にあるのがネットショップです。デメリットとしては、基本的に専門店で受けられるような最適なタイヤのアドバイス等を受けられないことと、自分の車に合うタイヤかどうかは自分で確認して自己責任で購入しなければならないという点でしょう。
それぞれの個性が光る!おすすめの軽自動車用タイヤ10選
市場に溢れる製品から、ぜひ皆さんの愛車に履かせていただきたいおすすめ軽自動車用タイヤをご紹介します。ウエット性能や静粛性に優れたもの、ハイトワゴン向けに設計されたものなどそれぞれの個性が光ります。
TOYO TIRES(トーヨータイヤ)の「SD-K7(エスディー・ケーセブン)サイズ 155/65R14 75S」は、ウエット性能や静粛性など、タイヤの基本性能である各要素がバランスよく優れている商品です。
アクティブポリマーを配合し、摩耗に強く、転がり安い性質を持つ走りやすいタイヤとなっています。またグリップポリマーも配合されているので、雨の日も高いグリップ性能が安全性を高めてくれます。
構造面では高硬度ブライトッピングや高硬度ビードフィラーを採用。撥水性を高めるワイドグルーブやノイズを軽減するサイレントウォールなど、タイヤ表面のトレッドパターンにも工夫が凝らされており、操縦安定性が向上しています。
ブリヂストンの「NEXTRY(ネクストリー)サイズ 155/65R14 75S」は、トレッドゴムに独自技術のナノプロ・テックを採用した低燃費タイヤです。配合されたシリカが走行により発するトレッドゴムの熱を軽減。エネルギーロスを抑えてくれるので、基本性能を落とすことなく転がりやすいタイヤ性能を実現しています。
構造面では水平接地形状や偏摩耗配慮ブロックを採用し、偏摩耗を低減して長寿命化を図っています。水平接地形状とは、接地面を直線的な形状にしてタイヤの無駄な変形を抑えるデザインです。一般的なタイヤは曲線を描いているデザインが多く、水平接地形状は本製品の強みとなっています。
TOYO TIRES(トーヨータイヤ)の「TRANPATH LuK(トランパス・エルユーケー)サイズ 155/65R14 75H」は、スーパーハイターンアップ構造による剛性の高さで軽ハイトワゴンにおすすめのタイヤです。
軽ハイトワゴンは横幅に対して車高が高く、他の自動車と比較して縦長のデザインになっています。横方向に働く力に対して受ける影響が大きいので、それに対応できる本製品は理想的といえます。
ワイドトレッドデザインに深溝を組み合わせた設計、ナノバランステクノロジーの採用は摩耗に強く、転がり抵抗性能も高めてくれます。軽ハイトワゴンユーザーはぜひ検討してみてください。
ファルケンの「SINCERA(シンセラ)SN832i サイズ 155/65R14 75S」はウエット性能が高く、雨の日でも安心して運転できるタイヤです。
雨に対する強さの秘密は素材とトレッド面のデザイン、サイドウォール形状の3つが生み出しています。
シリカ用低発熱ポリマーを採用したタイヤ素材は、素材に配合されたシリカとの結合を高め、転がりのよい低燃費性能を生み出します。シリカはゴムの柔軟性も高めるため、ウエット性能を高めることにも貢献します。
アドバンスドパターンデザインによるトレッド面はグリップ性能を高め、真円プロファイルを採用したサイドウォール形状は操縦安定性を向上させます。
日本グッドイヤーの「Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)サイズ 155/65R14 75H」は年間を通じて使えるオールシーズンタイヤです。
冬でも雪の日が少ない地域に住んでいると、突然の降雪にあわててしまうことがあります。チェーン装着に手間取って大変な思いをした方も多いのではないでしょうか。かといって、スタッドレスをウインターシーズン中装着しているのも摩耗が早くて不経済です。
本製品には冬でも使える証のスノーフレークマークが刻印されています。多少の降雪であればチェーン規制のある高速道路等でも使用可能です。ただしスタッドレスタイヤではないため、積雪や凍結が厳しい地域で常時使用には向いていません。
DUNLOP(ダンロップ)の「LE MANS V(ル・マン ファイブ)サイズ 165/55R15 75V」は静粛性が高く、乗り心地も快適なタイヤです。独自開発された特殊吸音スポンジがタイヤから伝わるノイズを軽減。荒れた路面を走ったときの「ゴー」という音を少しでもなくしたい方に強くおすすめしたい製品です。
本製品はSHINOBI(シノビ)テクノロジーと呼ばれる技術も使われており、高いレベルの乗り心地性能も提供してくれます。また耐摩耗性にも優れているので、長く使えて経済的なのも嬉しいポイントです。
軽自動車はどうしてもロードノイズの大きさが気になってしまいますが、本製品を使えば想像以上に快適な運転ができるでしょう。
ブリヂストンの「REGNO GR-Leggera(レグノ・ジーアール・レジェーラ)サイズ165/55R15 75V」は、軽自動車に求められる性能にこだわった快適なタイヤです。
軽自動車には特有のノイズ発生メカニズムがあります。普通自動車とは異なるタイヤ振動やノイズの周波数域があり、それに対応するために軽自動車専用タイヤとして作られています。
またタイヤの回転数が多く、小回りがきくことによる偏摩耗も軽自動車には目立つため、耐摩耗ゴムと3D-M字サイプを採用して耐摩耗性も高めてあります。
REGNOといえばブリヂストンでは高性能タイヤのブランド。S660やコペンのようなスポーツ車にぜひ使ってみたい製品だといえるでしょう。
ブリヂストンの「Playz(プレイズ)PX-C サイズ 165/55R15 75V」は、軽ハイトワゴンの悩みでもあるぐらつきを抑えてくれる軽自動車専用タイヤです。
タイヤサイドの剛性を高めたパワーサイド構造が走行中の横揺れを軽減し、安心感のあるドライビング体験を提供してくれます。
高剛性ショルダーブロックとベルト補強材が軽自動車用タイヤで起こりがちな偏摩耗も抑えてくれるので、長期間使用していても安定した走りができる点も見逃せません。
さらに低燃費タイヤなので燃費の向上も期待でき、経済的に車を維持できるようになるのも嬉しいですね。
DUNLOP(ダンロップ)の「エナセーブEC204 サイズ 155/65R14 75S」は低燃費性能に優れて、しかも長持ち。節約志向のオーナーさんにはぜひ注目していただきたいタイヤです。
もともとエナセーブブランドは長持ち性能で定評のあるタイヤですが、EC204はさらに長持ち性能を追求した製品です。摩耗に強いだけでなく偏摩耗対策も行っているので、接地面が均一に少しずつ摩耗していきます。
メーカーの調査によると摩耗で交換が必要になるタイヤの約51%に偏摩耗が起きており、偏摩耗さえなければまだまだ使える状態のものが多いそうです。
偏摩耗対策がしっかりされた本製品なら長く使うことができ、お財布にも安心だといえそうですね。
ヨコハマタイヤの「ADVAN dB(アドバン・デシベル)V552 サイズ 165/55R15 75V」は操作性の向上に期待できるタイヤです。またメーカー自ら「ヨコハマ史上最も静粛性が高い」とうたっており、ノイズの少ない快適なドライブを期待することができます。
トレッドパターン、材質、構造、形状とあらゆる要素でノイズ対策を実施。走りの良さで定評のあるADVANブランドなので、運転する楽しさも同時に与えてくれる魅力的なタイヤです。
従来品のV551も静粛性で高い評価を受けていましたが、本製品はさらに静粛性が向上しています。メーカーも「緊張を感じるほどの静かさ」と自信のほどを見せる製品なので、静かで走りのいいタイヤを求めている方はぜひお試しください。
ボディタイプや運転スタイルを考慮して適した製品を見つけよう

軽自動車用のタイヤについて、選び方のポイントやおすすめの製品をご紹介しました。ウエット性能や静粛性など、製品ごとに大きな特徴はありますが、それらの性能をさらに引き出すには車のボディタイプや自分の運転スタイルまで考慮したほうがいいでしょう。購入時はこの記事を参考にしてタイヤショップでもよく相談し、ベストマッチするタイヤを見つけてみてください。