MCTオイルの用途別おすすめ11選 糖質制限にはどのオイル? 筋トレにはサプリ?
ダイエットや、運動時の疲労回復にも効果的と言われるMCTオイル。さまざまなメーカーから、オイルやサプリ、粉末タイプなど、いろいろなタイプの商品が発売されています。糖質制限ダイエットや筋トレには、どのタイプをどんな方法で摂るのが効果的なのか、おすすめの商品と効果が出やすい取り入れ方を、用途別にお伝えします。
目次
MCTオイルとは? どんな効果があるの?
MCTオイルとは「中鎖脂肪酸油」のこと。中鎖脂肪酸は、母乳や牛乳、ココナッツの実にも含まれる天然の成分ですが、「MCTオイル」は中鎖脂肪酸100%です。一般的な植物油に比べて消化吸収が良く、早くエネルギーに変わります。
MCTオイルには、もともと体についている脂肪を燃焼しやすくする効果もあるので、筋トレなど軽い運動と組み合わせて継続的に摂取することでカロリー消費量を増やし、体脂肪の蓄積を予防することができます。
また、MCTオイルが人の体内に入った時に生成される「ケトン体」という物質が、ブドウ糖の代わりに脳に必要なエネルギー源になることで、記憶力の低下を抑え、認知症の予防にも役立つと言われています。
MCTオイルの効果についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
さまざまな美容・健康効果が期待できるMCTオイル。最近は国内外のネット販売はもちろん、マツモトキヨシなどのドラッグストアやコストコ、成城石井のようなスーパーマーケット、カルディコーヒーファームやドン・キホーテでも購入できるようになっています。
ここではまず、MCTオイルと、ほかの植物油の違いを解説した後、以下の4つの用途別に、おすすめの商品をご紹介していきます!
①ケトジェニックダイエット/糖質制限
②バターコーヒー/完全無欠コーヒー
③スポーツや筋トレ
④ふだんの食卓で、料理に混ぜて使う
ココナッツオイルやオリーブオイルと何が違うの?
MCTオイルのほかにも、オリーブオイルや亜麻仁油など、美容や健康に良いとされている食用油はいろいろあります。MCTオイルと、ほかの植物油は何が違うのでしょうか。
オリーブオイルは、オリーブの果実から採取された油です。中でも品質の高い「エキストラバージン・オリーブオイル」は、「オレイン酸」と呼ばれる脂肪酸を多く含んでいます。オレイン酸には、悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、動脈硬化を防ぐことができると言われています。
ココナッツオイルはどうでしょうか。ココナッツの実から作られるオイルで、中鎖脂肪酸を豊富に含んでいますが、その割合は一般的に市販されている商品で60%程度。一方のMCTオイルは「100%中鎖脂肪酸」なので、中鎖脂肪酸の割合が異なります。ココナッツオイルは低温で固まる性質がありますが、MCTオイルは冬でも固まらないため、使い勝手が良いという特徴もあります。
亜麻仁油は、亜麻という植物の種子から抽出した油です。「オメガ3脂肪酸」という成分が豊富なため、血液をサラサラにする効果があり、アレルギー性疾患の改善や、美肌効果も期待できると言われています。
このように、植物油はその原料や成分によってさまざまな特徴があります。期待する効果に合わせ、上手に使い分けるのがおすすめです。
ケトジェニックダイエット、糖質制限におすすめのMCTオイル5選
世界の名だたるスポーツ選手や、有名モデルが実践していることでも話題になっているケトジェニックダイエットや、糖質制限。ケトジェニックダイエットは低炭水化物・高脂肪の食事法により、糖質制限は炭水化物の摂取量を減らすことで、体脂肪や体重の減少を目指します。
自己判断で食生活を極端に変えることはリスクを伴うため、厳密に実践する場合は医師や栄養士など専門家に相談することをおすすめしますが、たとえば朝食のごはんやパンを少し減らし、その分のカロリーをMCTオイルに置き換えて、サラダやスープに加える方法なら、手軽に続けることができるのではないでしょうか。
ここでは、そんな用途におすすめの、使いやすく続けやすいMCTオイルをご紹介します。
MCTオイルメーカー最大手の日清オイリオから販売されている、中鎖脂肪酸100%オイルです。原料はパーム核油(果肉を原材料とするパーム油ではありません) 。透明で味やにおいが少なく、すっきり、クリアなオイルなので、料理や飲み物にかけたり、混ぜたりとどんな用途にも使いやすいのが特徴。MCTオイルを初めて使う方にもおすすめです。
バージン・ココナッツオイルを蒸留製法により、化学的工程や添加物をいっさい加えずに製造された、シンガポール産のMCTオイル。原料は100%ココナッツ由来です。無味無臭でクセが少なく、さまざまな料理や飲み物にかけて毎日利用できます。インターネットでも比較的安く入手することができますが、コストコでは470gの大容量でさらにコストパフォーマンスのいい商品を扱っていますので、ふだんコストコでお買い物をする方はぜひチェックしてみてください。
糖質制限専門店のLOHAStyleが販売する、中鎖脂肪酸100%の高純度MCTオイル。ココナッツとアブラヤシのオイルから抽出した、天然由来(オーガニック)の無添加ピュアオイルです。中鎖脂肪酸の中でも比較的吸収率の高い『C8:カプリル酸』を成分に多く含むのが特徴。持ち運びに便利なスティックタイプも販売されているので、外出先で手軽に摂りたい方にもおすすめです。
ヤシの実由来100%のMCTオイル。GMP適合認定証を取得した日本国内の工場で製造し、安心して摂り続けられる品質にこだわっています。2019年にはモンドセレクションを受賞。ヨーグルトや豆乳、スープに入れたり、サラダなどにかけて食べる摂取方法がおすすめです。
※GMP適合認定証…Good Manufacturing Practice (適正製造規範)の略。原材料の受け入れから製品の出荷まで、全ての工程で適正な管理を求める管理基準のこと。
- California Gold Nutrition
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California Gold Nutrition SPORT MCT Oil 32 fl oz
- 税込み2,305円
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海外通販サイト「iHerb」で人気の100%ココナッツ由来オイル
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海外の自然派健康食品などを扱う注目のサイト「iHerb(アーハーブ)」で独占販売!大容量と値段の安さ、品質の高さで日本でも人気のMCTオイルです。
日本国内では入手しづらい海外の美容・健康食品を豊富に取り揃えている海外通販サイト「iHerb(アイハーブ)」。ここでもMCTオイルは大人気です。中でも「iHerb」が独占販売を行っている「California Gold Nutrition SPORT MCT Oil」は、100%ココナッツ由来の高品質で、日本のユーザーからも支持を集めています。大きいサイズのボトルは32オンス(約946ml)で2,427円と、国内ではなかなか見つけられない大容量と、コストパフォーマンスの良さが魅力です。
話題のバターコーヒー・完全無欠コーヒーにおすすめのMCTオイル2選
シリコンバレーの起業家が著書の中で紹介し、ダイエット効果があると一躍話題になった「バターコーヒー」「完全無欠コーヒー」にも、MCTオイルは欠かせない存在です。コーヒーにMCTオイルと、グラスフェッドバター(または無塩バター)を適量加え、しっかりブレンドするというレシピが一般的。朝、食事のカロリーを抑える代わりにバターコーヒーを飲むと、腹持ちがよく、空腹を感じづらいと言われています。
ここでは、そんなバターコーヒーや完全無欠コーヒーにぴったりの、少し風味のあるMCTオイルをご紹介します。
オーガニックバージンココナッツオイルから、中鎖脂肪酸のカプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)を取り出し、有機バージンココナッツオイルを5%配合した健康オイル。ココナッツの香りとまろやかな甘さが、コーヒーにぴったりです。100%中鎖脂肪酸ではないため、無味無臭ではありませんが、ココナッツの風味が好きな方は、紅茶やヨーグルト、スムージーなどに混ぜても楽しめそうです。
300年以上続く「勝山酒造」がプロデュースするMCTオイル。ココナッツ由来100%、添加物を使用しない、ナチュラル製法で作られています。中鎖脂肪酸の中でもエネルギー効率が良いとされるC8(カプリル酸)とC10(カプリン酸)のみを6:4の割合で配合しています。中鎖脂肪酸100%、無味無臭のオイルですが、ほのかにクリーミーな口当たりがコーヒーに合うと人気を集めています。
仙台勝山館のMCTオイルは、ネット販売だけでなく、カルディコーヒーファームや成城石井の実店舗でも購入することができます(詳細は各店舗に直接ご確認ください)。
運動や筋トレ時におすすめのMCTオイル3選 サプリやゼリータイプも
マラソンや競歩、サッカー、水泳など持久力が求められるスポーツや筋トレをする前に、MCTオイルを摂取してトレーニングを続けると、筋肉が脂肪を燃やしてエネルギー源とする体質に変わっていき、持久力が上がって疲れを感じにくくなるという効果もあります。
運動時に取り入れるには、サプリメントやゼリーなど、屋外でも手軽に摂れるタイプを用意しておくと安心。ふだんプロテインを摂っている方は、そこにMCTオイルをプラスするのもおすすめです。そんな用途にぴったりの商品をご紹介します。
ソフトカプセルタイプのMCTオイル。中鎖脂肪酸100%です。摂取量の目安は、1回3粒程度を1日1~2回。小さいカプセルなので飲みやすく、バッグに入れておけばいつでも簡単に摂取することができます。1袋には60粒が入っていて、開封後も密閉可能なチャックがついています。スポーツをする方はもちろん、仕事の合間に摂りたい方にもおすすめです。
オイルの食感が苦手な方にも食べやすい、ヨーグルト風味のゼリータイプ。1本15gあたり、MCT(中鎖脂肪酸)が6g配合されています。糖類ゼロなので、糖質制限をしている方にも安心です。バッグに入れておいて、ジムで筋トレをする前などに摂取すると効果的。冷蔵庫で冷やすとさらにおいしく、冷凍庫で凍らせてアイスのように食べることもできます。
「仙台勝山館」の姉妹ブランド「勝山ネクステージ」が販売するMCTオイル。「仙台勝山館MCTオイル」は100%ココナッツ由来ですが、こちらのオイルはパーム由来。ココナッツよりもパームの方が価格が安いため、こちらの商品もより手軽に続けやすい値段になっています。
食事のカロリーをふだんより少し抑えた上で、プロテインやスムージー、豆乳に混ぜ、日々のトレーニング前に摂取するのがおすすめです。
料理に使う際便利なパウダータイプ
ダイエットや認知症予防を目的に、MCTオイルを日々の料理に混ぜて使うには、粉末タイプが便利です。
日清オイリオの中鎖脂肪酸にデキストリンと加工でん粉を加え、料理にかけたり、混ぜたりしやすいよう加工した粉末油脂です。温かい料理にも、冷たいものにも溶けます。油っこさや油のにおいがほとんどなく、お年寄りや子どもにも食べやすいのが特徴です。
シチューやカレーにかけたり、コーヒーや紅茶に入れたり、ゼリーやシャーベットに加えたりと、さまざまな料理に使いやすい商品です。卵料理との相性もいいので、溶き卵としっかり混ぜて、オムレツにするのもおすすめ。
まとめ
いかがでしたか?
ケトジェニックダイエットや糖質制限、筋トレやスポーツ時の持久力アップまで、さまざまな美容・健康効果が期待できるMCTオイル。
さまざまな特徴を持つ商品が販売されていますので、用途に合わせて賢く選び、楽しく生活に取り入れてみてください!
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