ドローンの飛行時間の目安はどれくらい?長く飛ばす方法も紹介!

記助
公開: 2019-08-20

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最近では、ドローンを新しい趣味にしている人が多くいます。実際にラジコンのように飛行させるだけでも楽しいですが、カメラを搭載した機体であれば素敵な写真を空撮できます。

しかし、これからドローンを趣味にしたい人は、ドローンの飛行時間に注意してください。ドローンの飛行時間を考慮しないと、満足にドローンの飛行を楽しめません。

そこで、ここからはドローンの飛行時間の目安や長く飛ばす方法を紹介していきます。


意外に短い?ドローンの飛行時間とは?

ドローンを購入したらできるだけ長く飛行させたいという方は多いでしょう。実際に、飛行時間が長ければよりドローンを楽しめるでしょう。

また、ドローンの飛行許可や承認を国土交通省から得る場合、その資格として合計10時間以上のドローンの飛行経験が必要になります。

そのため、ドローンの飛行時間が長ければ、ドローンの許可や承認を取りやすくなるメリットがあります。

ドローンを選ぶときは飛行時間をチェックしよう!

ドローンの飛行時間は非常に短いため、ドローンを選ぶときはどれくらいの飛行時間になるのかをチェックすることが大切です。

許可や承認が必要な場所まで移動するのにも時間がかかってしまうでしょう。実際に、飛行時間が短いドローンであれば、移動に3時間かけて5分ほど飛行できないことも多いです。

しかし、現在のドローンでは長時間飛行するのが難しく、飛行時間が長い機体は必然的に高価になりやすいです。それは、ドローンの特性とバッテリーが大きく関係しています。

電池の種類はリチウム電池かリチウムポリマー電池

ドローンに使われている電池の種類は、リチウム電池かリチウムポリマー電池というものです。

リチウム電池はスマートフォンのバッテリーとしても活用されており、バッテリーの中には電解液が使われており、小型で繰り返し充電できることが特徴です。

リチウムポリマー電池(リポ電池・リポバッテリー)は、リチウム電池とは違い、液体ではなくゲル状の電解質が含まれています。

このゲル状の電解質は同じ重さのリチウム電池よりも、密度が高く大きなエネルギーを保持しできる特徴があります。

そのため、ドローンを選ぶときはリチウム電池よりもリチウムポリマー電池を選ぶと飛行時間は長くなるでしょう。しかし、その分高価になるため注意が必要です。

この2種類のバッテリーはいずれにしろ小型で軽量の電池であるため、ドローンのように軽量さが求められる用途にも利用されます。

しかし、現在ではドローンを飛ばすことは可能でも、ドローンを長時間使うことには向いていないのです。ドローンは自分の機体を浮かせるために複数のプロペラに大量の電力を供給しているからです。

ドローンの飛行時間の目安

主に趣味用として利用される個人向けのドローンの飛行時間は非常に短いです。

あくまでも目安ですが、一般的に価格別の飛行時間は以下の通りになります。

・5,000円~10,000円:約5分
・10,000円~30,000円:約7分~約10分
・30,000円~50,000円:約10分~約20分
・50,000円以上:約20分以上


飛行時間で30分以上の機体を購入しようとすると、10万円以上することもあるため、注意しましょう。

自動帰還機能がある機体を選ぶことがおすすめ

ドローンの機体を選ぶときに最も大事なことは安全性です。ドローンは空中を飛行しているため、バッテリー切れで動かなくなるとそのまま墜落してしまいます。

そのため、飛行時間で選ぶことも大事ですが、ある程度バッテリーが少なくなると自動的に帰還する機能を持つドローンを選ぶこともおすすめです。

10,000円前後のドローンでも、ボタン1つで自動的に戻ってくる機体も最近は増えています。

ドローンの飛行時間を長くする方法

比較的飛行時間が長いドローンでも、使い方によっては最大飛行時間で飛ばすことができないため注意してください。

ここからは、ドローンを使うときに注意するべきポイントを紹介していきます。

充電するときに注意するポイント

ドローンで使われているリチウム系の電池は、充電することで繰り返し利用できますが、充電の度に最大充電容量は減っていきます。

そのため、長く使っているドローンであれば、最大飛行時間が10分であっても5分しか飛行できないこともあります。そのため、飛行時間をキープしたい場合はドローンの充電回数を少なくすることがおすすめです。

他にも、充電が完了している状態にも関わらず、充電を継続していると過充電になり、バッテリーに余計な負担をかけてしまいます。

使わないときは充電せずバッテリー残量50%~60%を保つようにし、急激に温度が変わる場所に置くことは控えましょう。

特にリチウムポリマー電池は過充電に弱く、バッテリーの寿命が縮むだけでなく発火する可能性もあるため注意してください。

操縦する時のポイント

これはドローンに限ったことではありませんが、急発進・急停止・急旋回といった急な動きは、電力の消費が大きいため、控えるようにしましょう。

発進するときや、方向転換するときもなるべくゆっくり操縦することがおすすめです。

特に空撮するときは、操縦者を追いかける追尾機能を使うと急な動きをしにくくなるため、活用してみましょう。

飛行時間が長いドローンとは?

ドローンの中には30分から60分以上飛行できるモデルも存在します。実際に海外のドローンである、FOXTECH社のGAIA 160HY-Hybrid Hexacopter RTF Comboの飛行時間は3時間ほどになります。

このようなドローンは趣味用(個人向け)ではなく、商業用として利用されるものであり、価格も非常に高いです。

国内でも農薬散布に使われるドローンは重量があるものでも簡単に持ち上げることができ、飛行時間も60分ほどになることも多いです。

しかし、価格は100万円から200万円ほどになることが多く、一般向けと大きく異なります。

要注意!長く飛ばせるドローンの注意点

ドローン業界の中では、飛行時間が長い機体であればあるほど性能が良いと評価されますが、飛行時間が長いドローンを操縦するときには注意が必要です。

ドローンの操縦は難しく高い集中力が求められます。そのため、数十分も連続して飛行させていると、操縦者の集中力が切れて誤操作を起こす可能性が高くなるでしょう。

飛行時間が長いドローンを求める人は多いですが、連続で飛行させるのではなく休憩を挟まなければ事故に繋がる可能性があるため注意してください。

また、ドローンは少しのミスが墜落・事故に繋がるため、長時間飛行していれば、それだけ墜落する可能性も増えてしまいます。

ドローン初心者の方は、無理して長時間飛行させるのではなく、安全を最優先して飛行させることを心掛けてください。

今後のドローンの飛行時間

現在では、ドローンを使ったビジネスの分野が注目を集めており、急ピッチで技術の開発が進められています。

現時点では、ドローンの飛行時間と積載重量が大きな問題となっており、バッテリーやエネルギー源の改善が大きな要因となっています。

今ではリチウム電池ではなく、水素などの燃料電池を使った研究が進んでいます。

この燃料電池により、小型のドローンでも70分以上の飛行が可能になっており、今後の活躍が期待されています。

しかし、燃料電池の場合だと、リチウム電池などと違い充電面で不利となるため、個人向けのドローンにどう応用するかが大きな問題となるでしょう。利便性と安全性を追求し、商業用で成功すれば、趣味用のドローンのバッテリー事情も大きく変わるかもしれません。

まとめ

ドローンを購入するときは、機体の飛行時間をしっかりと確認しましょう。実際に購入した10,000円前後のドローンが5分くらいしか飛行できなけば、残念に感じるでしょう。

また、ドローンの操縦方法や扱い方によって、バッテリーの寿命は大きく異なるため、取り扱いに注意してください。充電するときは過充電を避け、運転するときは急な操縦は避けましょう。

ドローンの飛行時間が長い機体は高性能ですが、集中力が切れて事故が発生する可能性が高くなるため、経験や技術が求められます。

今ではドローンを使ったビジネスが注目されており、ドローンの技術も大きく進歩しています。低価格でも長時間飛行ができるドローンが登場する日も近いでしょう。

筋トレ大好きマルチライター
記助
大学時代、陸上競技部の副キャプテンを務め、スポーツクラブで働いた経験もあるのでフィットネス関連の話題が得意です。執筆歴は約6年でフィットネス以外にも、さまざまなジャンルにて執筆しています。今までの経験を活かして、価値ある情報を提供できたらと思います。自己ベストは5000m14分58秒、ベンチプレスは100kg。ライティング事業を手がける5リッチ合同会社の専業ライター。

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