イヤホンが耳に与える影響と合わないときどうする?おすすめなど
イヤホンを使う人が増えている中、耳に悪い影響は無いのか気になります。使っていて痛い、かゆいという時はわかりやすいですが、知らぬ間に被害を受けていることもあるようです。また、耳の中への影響以外に、物理的にイヤホンの形が耳に合わないということがあります。その場合の対応策も見ていきます。合わせてこうした耳の問題を解決できそうな、耳をふさがないイヤホンや耳に優しいイヤホンをご紹介します。
イヤホンが耳に与える影響
イヤホンの影響か、最近右耳が聞こえづらくて痛いので自粛してる。でもスピーカーはどうしても周りが気になっちゃうんだよなぁ pic.twitter.com/4JTEGBlrgm
— けーぜっと@ルルイエ (@kznanasi111726) 2018年3月30日
イヤホン難聴の危険も
ヘッドホンやイヤホンで大きな音を聞き続けることによって起こります。後者は「ヘッドホン難聴」あるいは「イヤホン難聴」と呼ばれ、近年、特に問題視されています。WHO(世界保健機関)では、11億人もの世界の若者たち(12~35歳)が、携帯型音楽プレーヤーやスマートフォンなどによる音響性難聴のリスクにさらされているとして警鐘を鳴らしています。ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)は、じわじわと進行し、少しずつ両方の耳の聞こえが悪くなっていくため、初期には難聴を自覚しにくいことが特徴です。他の症状として、耳閉感(耳が詰まった感じ)や耳鳴りを伴う場合があります。重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気づいたら早めに受診することが大切です。
通常レベルのボリュームであれば、それほど問題が無いとしても、自動車の騒音レベルで長時間イヤホンを使用すると耳の中の細胞が破壊されてしまうということも書かれています。
イヤホン難聴の予防策
それでは、イヤホン難聴を予防するにはどうしたら良いのでしょうか。WHOでTipsとして提示している内容を簡単に説明すると、以下になります。
・最大ボリュームの60%以下で、ノイズキャンセリング機能が付いたイヤホンを使用することをおすすめします。
・大音量の場所を避け、適宜耳栓を使用しましょう。
・音を聴く際に休憩を挟むなど、長時間聴き続けないようにしましょう。
・アプリや付属機能を利用し、安全に鑑賞しましょう。
イヤホンで耳の中にカビ!?
イヤホンを使用すると耳が塞がれてしまうため、高温多湿状態が続き、カビが好む環境が作り出されてしまいます。これにより、外耳道真菌症と呼ばれる症状が発生し、痒みが出てしまうことがあります。
痒いからと言って綿棒などでこすってしまうと、さらにカビが繁殖することになりかねないため、痒みを感じたら早目に耳鼻科で診察を受けましょう。
イヤホンが耳に合わないとき
このイヤホンは最初から片耳しか音がならず、いつの間にか片方のイヤホンがすっぽ抜け行方不明となり、奇跡的に音が聞こえる方が残った、耳のサイズが合わないイヤホンです。
— 笹団子※脊オパの余韻がやばい (@yonezu_yone) 2018年6月25日
友達には片耳専用Bluetoothイヤホンなんだぜ!って言ってる(( pic.twitter.com/HaYBHcFaiR
イヤホンの形状やサイズが合わず、耳から外れてしまったり痛くなってしまうことがあるという人が多いようです。
耳の中に入れるカナル型であれば、最初にサイズ別のイヤーピースが付属していることもありますし、100円ショップなどでもイヤーピースだけ売っていることが多いです。これらを使い分け、自分の耳の大きさに合わせると良いです。
耳の奥まで入れないタイプのイヤホンの場合でも、イヤーフックをつけることで安定する場合があります。
耳をふさがない耳掛けイヤホンとは?
ソニーとWiLのJVである #ambie
— Rinko Kikutani(リン)@MIC (@rinkovc) 2019年6月21日
耳を塞がないイヤホンを提供🎧
ambieの方に会う機会があったので、イヤホンを試させていただいた💫新感覚な感じで面白かった!オフィスで使うのに丁度いいかもしれん
AirPodsとシーンによって使い分けるか🤔 pic.twitter.com/uDFAK3k1uk
従来の耳の中に入れるタイプのイヤホンとは異なり、イヤカフのような形で耳に掛けて使用するイヤホンです。数種類あるカラーもポップで、おしゃれな方に評判です。また、上記の商品はワイヤレスタイプですが、有線タイプもあります。
耳まわりの骨に音を伝えることで聞き取るタイプの骨伝導イヤホンというもあります。とにかく耳に装着するのは嫌だという人にはおすすめです。
耳をふさがないイヤホンの中でも低価格帯なので、一度試してみたいという方におすすめです。特に、軽量でワイヤレスという点は、スポーツをしながら音楽を楽しみたいという方にとって評価が高い部分です。また、約2時間の充電で10時間の連続再生が可能という点もうれしいです。
その他耳に優しいイヤホンのおすすめ
耳に悪影響を与えやすいレベルの騒音をカットしてくれるのがノイズキャンセリングですが、このノイズキャンセリング機能がついていて、なおかつ装着感も優しいおすすめイヤホンを2つご紹介します。
同じノイズキャンセリング機能でも、こちらの商品は幅広い音域のノイズを低減させる優れもので、しかもワイヤレスなのに高音質というのが売りです。
ワイヤレスの場合、バッテリーの持ちが気になるところですが、これも最長24時間再生可能で、外出先での急速充電も10分で90分使用できるというのは心強いです。
Bose QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones
ノイズキャンセリング機能により、周囲の音をシャットアウトすることができますが、逆に周囲の音にも注意を配りたいという場合には、スイッチ一つで聞き取れるようになるのが特徴です。
BOSE独自のStayHear+チップは付け心地が良く、押し込まずにフィットするため、耳の形で苦労することも少ないと言えるでしょう。
2時間の充電で16時間再生可能という点も見逃すことができません。
まとめ
筆者も耳が小さいためイヤホン選びには苦労しますが、耳に合わないイヤホンを使っていると耳の健康まで損なってしまうことがあるため、あまり簡単に考えないほうが良さそうです。
暑い時期は特に耳の中も高温多湿になりやすいので、耳をふさがないイヤホンは今後活躍してくれそうですね。いつの日か、耳を塞ぐタイプのイヤホンは姿を消す日が来るかもしれません。
※価格は、2019年8月現在のものです。
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