【2020】iPadを強制初期化! やり方とタイミング、注意点まで解説
iPadは「強制初期化」する方法があり、もしもの場合に実行することがあります。やり方を知っておけば万が一の事態でも、的確な対処ができるでしょう。
iPadの強制初期化はいつするのか、またその方法とは、さらに注意点まで詳しく紹介します。
この記事では2022年10月発売の最新iPadなどの情報も掲載しています。
iPadの強制初期化とは?
iPadの強制初期化とは、名前の通り強制的に初期化をすることであり、万が一の事態が発生した際に有効な手段です。
まずは強制初期化がどのようなものか押さえておきましょう。
そもそも初期化って?
初期化とはiPadをリセットし、iPadが工場から出荷されたときの状態に戻すことです。新品と同じ状態になるため、iPadを売却したいときや深刻な不具合が発生したときに有効です。
一般的に初期化するときは、iPadの設定画面から操作を行い手動で初期化を行います。
強制初期化を試す状況とは?
強制初期化はもしもの事態が発生した場合の対処法なので、普段から利用することはありません。そのため、間違って初期化してしまわないように、実行する方法は少し複雑になっています。
重要なことは、その「もしもの場合」が発生したときに、適切な対処を行えるようにしておくことです。
iPadを強制初期化する方法を見ていきましょう。
深刻な不具合が発生した場合
iPadに不具合が発生し、再起動・強制再起動を試しても改善されない場合は、初期化をしてリセットするのがおすすめです。
しかし「画面が真っ暗になる」といった深刻な不具合が発生していると、iPadを操作して初期化を行えません。このような場合は、パソコンなどを利用すれば強制初期化できます。
もちろん、修理が必要なほどの不具合がiPadに生じているときには使えませんが、一度強制初期化を試してみると良いでしょう。
紛失した場合
iPadの強制初期化は、手元にiPadがなくても適切な手順を踏めば遠隔操作で可能です。
例えば、iPadを紛失した場合や盗難に遭った場合が該当します。iPadにSNSを入れている場合や連絡先を登録している場合は大変危険です。
他にも仕事で利用するデータをiPadに保存している場合、iPadを紛失すると重大な情報漏えいが発生してしまいかねません。
このようなときにiPadの強制初期化を遠隔で操作すれば、重要なデータは消えてしまいますが、漏えいして悪用されることは防げます。
パスコードを忘れた場合
iPadのセキュリティのためにパスコードを設定している人は多いですが、万が一忘れてしまい10回以上間違えるとiPadが使えなくなります。
つまり、パスコードを忘れてしまった場合は、適切な方法で初期化を行ってリセットしなければ再度使えるようにはならないので注意してください。
処分したいけど操作ができない場合
iPadが故障したり、調子が悪かったりすればiPadの買い替えを考える方も多いでしょう。そこで古いiPadを処分するときは、初期化しなければなりません。
iPadにデータが残っている状態で処分してしまうと、方法によっては個人情報を取得され悪用される可能性があります。
もし故障して操作ができず、通常の初期化が行えない場合は強制初期化を行うしかありません。
強制初期化の方法
iPadはそのときの状況によって適切な方法で初期化をしなければなりません。また、強制初期化の方法を覚えておけば、もしものときにも迅速に対応できるようになります。
強制初期化の方法には大きく分けて4つあるため、どのようにして初期化を行えば良いか見ていきましょう。
「データを消去する」設定にする
iPadの設定で「パスコードを10回以上間違えるとデータを削除する」という「データを消去」という内容があります。
これは自分以外の誰かがiPadを不正に操作することを防ぐための機能であり、この設定をオンにした状態で10回以上パスコードを間違えると強制的に初期化を行えます。
しかし、強制初期化が必要なタイミングでは、不具合が発生しており画面を操作できないこともあるため、あまり有効な方法ではありません。
リカバリーモードを使う
最も基本的なiPadの強制初期化の方法は、パソコンとiTunesを利用する「リカバリーモード」です。
リカバリーモードを実行するためには、iPad・USBケーブル・パソコンが必要です。また、パソコンにはiTunesをダウンロードしておいてください。
まずはiPadとパソコンをUSBケーブルで接続し、iPadのホームボタンと上部ボタン(スリープボタン)を10秒以上長押しします。
そうするとiPadの画面にiTunesのロゴが表示されるため、パソコンのiTunes画面で操作をしてください。
概要の項目からiPadの復元を行うとデバイスのデータが消え、最新のOSがインストールされるようになります。
このインストールが完了すると、工場出荷時の状態に戻り再起動されます。
iCloudを使う(別のiOS端末を使う)
iPadは他のiOS端末があればパソコンなしでも強制初期化を行えます。(パソコンがある場合もできます。)
iOSではiCloudというサービスを提供しており、端末のApple IDがあれば「iPadを探す」という機能を使って遠隔操作で強制初期化が可能です。
この機能を使って強制初期化をするためには、事前にiPadの「iPadを探す」機能をオンにしておかなければなりません。
iCloudで「iPadを探す」機能を使い、該当するiPadを選択し「iPadを消去」を選択すると、強制的に初期化できます。
Appleストアにお願いする
パソコンや他のiOS端末を持っていない人であれば、Appleストアに初期化を依頼すれば、確実に初期化の操作を行ってくれます。
もし初期化の方法に不安がある方や、初期化する道具がない人はAppleストアを使ってみてください。
強制初期化する前の注意点
強制初期化は正しい手順に沿って行えば簡単に実施できますが、注意点もあるためよく押さえておきましょう。
アクティベーションロックが有効になっている
「iPadを探す」という機能がオンになっていると、強制初期化をして再起動する際に、元の端末のApple IDとパスワードを求められる「アクティベーションロック」がオンになります。
この状態であれば、Apple IDとパスワードを入力しない限りiPadは利用できません。
リカバリーモードで強制初期化をした場合でも、iPadの「iPadを探す」が有効になっているとApple IDとパスワードが求められるため注意してください。
バックアップを取る必要がある
強制初期化はiPad内の全てのデータが工場出荷時と同じ状態になるため、全てのデータが消えてしまいます。
そのため、iCloudなどを利用して必ずバックアップを取るようにしてください。iCloudにバックアップデータがあれば簡単に復元できます。
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まとめ
iPadの強制初期化はほとんど使いませんが、何か問題が発生した際に必要な操作です。特に不具合が発生したときではなく、iPadに保存されている個人情報を守るためにも必要です。
しかし、iPadの強制初期化を行うと全てのデータが消えてしまうため、初期化後も継続して利用する場合は、事前にバックアップをしっかり取るようにしてください。
iPadの調子が悪くなってきたら小まめにバックアップを取っておくと安心です。
バックアップの期間が短ければ、初期化をした場合に失われるデータを最小限にできます。
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