iPadが起動しない!原因・対処法、修理が必要な場合も詳しく解説
iPadを長く使っていると、何をしても反応がなく起動しない不具合が発生することがあります。
このようにiPadが起動しなくなると、「故障かな?」と不安になりますよね。実際に、iPadの不具合の中でも重い症状なので、原因を明らかにして適切に対処する必要があります。
場合によっては修理する必要があり、高額な費用が発生する場合もあるので、まずは自分で直せるかどうか確認してみましょう。
ここからは、iPadが起動しない不具合の原因や対処法を紹介していきます。
iPadが起動しないときの症状
「iPadが起動しない不具合」とは具体的にどのような症状なのでしょうか。
iPadが起動しないときの主な症状は、再起動しようとした際に操作ができなくなるというものです。
例えば、iPadに何かしら異常が発生し電源を落としたときや、充電が切れてしまい、再度起動しようとしても、上手く操作できないことが発生する可能性があります。
この場合、画面が真っ暗なままフリーズしているケースが多いです。
また、場合によっては起動している途中に表示されるAppleロゴの画面でフリーズしたり、赤色や青色の画面になることもあるようです。
他にも、画面を操作している途中でフリーズし、電源が落ちて起動できなくなるケースがあります。
このような起動しない不具合が発生している場合、何かしらの原因が考えられるので、心当たりがないか確認することがおすすめです。
iPadが起動しない場合の対処法
iPadが起動しなくなった場合、まずは充電ケーブルを挿して充電切れが原因でないか確認してください。
充電した状態でも、起動できない場合は次の方法を試してください。
画面が真っ黒でフリーズした場合
画面が真っ黒でフリーズした場合を始めとする、iPadがフリーズして起動できない場合の対処法は、強制再起動です。
起動しない場合はボタンを押しても反応しませんが、強制再起動はこのような場合でも実行できます。
<引用>・Face ID 搭載の iPad:音量を上げるボタンを押してすぐに放し、音量を下げるボタンを押してすぐに放します。上部のボタンをデバイスが再起動するまで押し続けます。・ホームボタン搭載の iPad、iPhone 6s 以前、iPod touch (第 6 世代) 以前:サイドボタン (または上部のボタン) とホームボタンを同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで長押しします。
起動中にフリーズして起動しない場合
iPadの調子が悪いと再起動の途中でフリーズしてしまい、起動できない場合があります。
このような場合、Apple公式では以下のように、iTunesを使いリカバリモードで復旧させることがすすめられています。
<引用>・デバイスをコンピュータに接続して、iTunes を開きます。コンピュータをお持ちでない場合は、コンピュータを借りるか、Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダにご相談ください。・Face ID 搭載の iPad:上部のボタンといずれか片方の音量調節ボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。スライダをドラッグしてデバイスの電源を切ります。上部のボタンを押しながらデバイスをコンピュータに接続します。リカバリモードの画面が表示されるまで、上部のボタンを押し続けてください。・ホームボタン搭載の iPad、iPhone 6s 以前、iPod touch (第 6 世代) 以前:サイドボタン (または上部のボタン) を電源オフスライダが表示されるまで長押しします。スライダをドラッグしてデバイスの電源を切ります。ホームボタンを押しながらデバイスをコンピュータに接続します。リカバリモードの画面が表示されるまで、ホームボタンを押し続けてください。・「復元」か「アップデート」の選択肢が表示されたら、「アップデート」を選択します。iTunes が iOS の再インストールを試みます (データは消去されません)。
iPadが起動しない原因と解消法
iPadが起動しない場合の原因は、大きく分けて「ソフトウェアの異常」と「ハードウェアの異常」の2種類が考えられます。
具体的にどのような異常が原因となっていて、どのように対処すれば良いのか見ていきましょう。
ソフトウェアの異常
ソフトウェアの異常とは、iPadにインストールされているOSやアプリに異常が発生している場合や、iPadの使い方によって発生する異常です。
このソフトウェアの異常もいくつか原因があるので、解消法とあわせて紹介していきます。
OSの異常
iPadでは定期的に新しいOSが配布され、現在のソフトウェアをアップデートできます。
しかし、アップデート内容をインストールしている途中で、電源が落ちたり通信が途切れたりすると、アップデートに失敗することがあります。
このように何らかの原因により、インストールしたソフトウェアに異常があるとバグが発生しやすく、電源を落とした後に起動しないこともあります。
この場合は、OSをインストールし直す必要があります。一度再起動した後、再発を防ぐためになるべく早く対処するのがおすすめです。
iPadの老朽化
iPadは長く使っていると利用している機能が老朽化していき、処理速度が遅くなっていきます。
他の家電製品と同様に、利用できる期間が限られていますが、iPadを酷使すると老朽化の進行は早くなります。
このように、iPadの処理速度が低下し、キャパシティを超えるような操作を行うと、画面がフリーズし電源が落ちてしまい、そのまま起動しなくなるケースがあります。
このような場合は、iPadの負担を軽減するためにも、本体に保存されている不要なデータを消すことがおすすめです。
本体に保存されているデータ量が多すぎると、処理を圧迫してしまい限界に達しやすくなります。
画像や音声データだけでなく、サイトを閲覧した履歴なども本体に保存されているため、細かいところまで確認して削除してください。
このように、本体に保存されているデータ量を減らすことで、起動しない不具合を防げますが、それでも動きが遅く不具合が発生するようであれば、買い替えを検討しましょう。
ハードウェアの異常
ハードウェアの異常とは、iPad本体の部品や基板に異常が発生していることであり、基本的には修理・交換するしか解決方法はありません。
iPadの寿命は早くて2年、一般的に3年から4年といわれています。4年以上使っているiPadであればバッテリーなどが老朽化し、パフォーマンスが落ちてしまうでしょう。
また、新品に近いiPadでも、落下させることで内部の基板が損傷し、不具合が発生するようになる可能性もあります。
このように老朽化や損傷によって不具合が発生しやすい状況であれば、起動しない不具合を始めとする異常が多くなってきます。
iPadの充電の減りが早く、まだ同じ端末を使い続けたい場合は、本体の修理ではなくバッテリーのみを交換すれば、費用を抑えて起動しない不具合を解消できます。
iPadが起動しない場合の修理について
さまざまな方法を試してもiPadが起動しない場合は、修理するしかありません。
公式サービスで修理すると数万円かかるので注意してください。
修理する方法
修理する方法は大きく分けて下記の3種類あります。
・Appleストアで修理してもらう
・街の修理屋で修理してもらう
・自分で修理する
Appleストア
Appleストアで修理すると、費用は高額になりますが、最も確実な方法です。基本的にAppleストアにiPadを持ち込みますが、時間に余裕がある場合は配送修理も対応しています。
街の修理屋
iPadはAppleストア以外でも修理専門店で修理を依頼することができます。正規の修理方法よりも安く済みますが、確実性は低くなるので注意してください。
<h4>自分で修理
自分で修理できれば最も費用を抑えられます。しかし、失敗する可能性が高く起動しない場合の修理には専門的な知識が必要です。
修理費用の相場
修理費用の相場ですが、街の修理屋の場合は店舗によって大きく異なります。安い店だと20,000円ほどですが、10,000円前後で対応してくれる場合もあります。
自分で修理する場合は特に費用はかかりません。もしバッテリーを交換するのであれば、バッテリーの費用で5,000円ほどかかります。
Appleストアで修理した場合の修理費用は以下の通りです。
iPadのモデル | 修理料金 | AppleCare+ サービス料 |
---|---|---|
iPad mini、iPad mini 2 | ¥21,800 | ¥4,400 |
iPad mini3、iPad mini4、 iPad mini5 | ¥32,400 | ¥4,400 |
iPad 2、 iPad Air、 iPad (第5世代)、 iPad (第6世代) | ¥27,800 | ¥4,400 |
iPad Air 2、 iPad (第4世代) | ¥32,400 | ¥4,400 |
iPad Pro 9.7 インチ、 iPad Air 3 | ¥42,400 | ¥4,400 |
iPad Pro 10.5 インチ | ¥50,200 | ¥4,400 |
iPad Pro 11 インチ | ¥57,400 | ¥4,400 |
iPad Pro 12.9 インチ、 iPad Pro 12.9 インチ (第2世代) | ¥68,800 | ¥4,400 |
iPad Pro 12.9 インチ (第3世代) | ¥74,800 | ¥4,400 |
修理を依頼するときの注意点
iPadを修理に出す際には、事前にバックアップを必ず行ってください。修理の内容によっては基板が直ってもデータが消える可能性はゼロではありません。
また、Apple公式以外の修理方法は他にもリスクがあるので注意しましょう。
対応していない場合がある
iPadの基板修理は、対応している店舗は少ないです。そのため、近所に修理できる店舗がなく、Appleストアで修理した方が早い場合が多いです。
Appleのサポートを受けられなくなる
Apple製品は公式ストア以外で修理した場合、以降Appleの修理を含むサポートを受けられなくなります。
そのため、街の修理屋や自分で修理して失敗しても、Appleストアで修理できなくなるので注意してください。
まとめ
iPadは長く使えば使うほど「起動しなくなる」といった不具合が発生しやすくなるので注意してください。
起動しない不具合が発生している場合は、本体が故障していることも考えられるので、復旧したら適切な処置を行うことが大切です。
iPadを安全な方法で修理する場合の費用は高額なので、普段からiPadに負担をかけないように丁寧な使い方をしてください。
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