ウィスキーベースのカクテルおすすめレシピ!実際に作ってみた
ウィスキーベースのカクテルと言えばウィスキー・ソーダ=「ハイボール」が身近ですが、その他にも飲み方はたくさんあります。
カフェバー店員経験のある筆者が、お家で簡単に作れるおすすめウィスキーカクテルを実際に作って撮影、他にも人気のレシピや、バーで使えるウィスキーカクテルの豆知識をご紹介しています!
ウィスキーベースのカクテルとは
ウィスキーは蒸留酒の一つで、カクテルとは「お酒+何か」を混ぜたミックスドリンクのこと。つまり、ウィスキー+水で飲む水割りも、ウィスキーベースのカクテルと呼べてしまうんですね。
少しこだわっているバーに行けば、スタンダードな飲み方以外にもジュースや牛乳、赤ワインや梅酒を組み合わせたものなど様々なオリジナルウィスキーカクテルを味わうことができますよ。
ウィスキーのカクテルタイプとは?
カクテルは飲み方によって大きく2種類に分類されますが、ウィスキーの場合も同様です。
1 ショートカクテル
カクテルグラスなど小さめのグラスに入った時間をかけずに飲むカクテルのこと。氷を入れず、比較的アルコール度数が高いウィスキーがベースなことが多いです。
2 ロングカクテル
タンブラーグラスなどに氷を入れて、ゆっくり時間をかけて飲むカクテルのこと。ショートと違いアルコール度数は低めなことが多く、ホットウィスキーカクテルもこちらに分類されます。
自宅でウィスキーベースのカクテルを作ってみた
ウィスキーベースのカクテルは、特殊な材料が必要だったり作り方にコツがいるから面倒そうと思われがちです。
今回はスーパーやコンビニで変える少ない材料で、初心者にもおすすめのウィスキーカクテルレシピを実際に作ってみました!
ミントジュレップ
■ 材料
ウィスキー(できればバーボンウィスキーがベストですが、今回はニッカウィスキー使用)
砂糖
ミントの葉
水、または炭酸水
① グラスにミントの葉数枚と砂糖、ミネラルウォーター少量を入れる
② バースプーン(今回は普通のスプーンです)でミントを潰しながら砂糖を溶かす
③ クラッシュドアイスをグラスいっぱいに入れる
④ ウィスキーを注ぎ、よくステア(かき混ぜること)して、ミントの葉を飾ってできあがり
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 弱い~普通 |
クラッシュドアイスが見た目にも涼しく夏にぴったりのウィスキーカクテル。ミントを多めに入れ、ミネラルウォーターをソーダやジンジャーエールに変えるとより爽快感のあるお味になりますよ。
カウボーイ
■ 材料
ウィスキー(できればバーボンウィスキーがベストですが、今回はニッカウィスキー使用)
砂糖
牛乳
① 氷の入ったグラスにウィスキーを注ぐ
② 牛乳を注ぐ
③ 好みで砂糖を入れ、砂糖が溶けるようにステアしてできあがり
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 甘口 |
アルコール度数 | 弱い~普通 |
牛乳を使った珍しいウィスキーカクテル、カウボーイ。カルーアミルクやデザート系の甘いカクテルが好きな方にはおすすめです。砂糖を溶かすのが面倒ならガムシロップを入れても◎
氷無し&生クリームを使って作るさらに濃厚なバージョンもあるので、ぜひお好みで試してみて下さいね。
家でウィスキーカクテルを作る場合のポイント
ウィスキーベースのカクテルのレシピは、大抵が特定の産地のウィスキー(アイリッシュウィスキー、バーボンウィスキーなど)まで指定してあるものです。ウィスキーは産地によって製法も味わいも変わるため、本物の味にこだりたい方はレシピ指定のウィスキーを揃えるのがベスト。
反対に、まずは試しに作ってみたい、自分の好みの味で飲みたいという方は、個人的にはウィスキーの種類や分量にそこまで縛られなくても良いと思います。自由にウィスキーカクテル作りを楽しんでみて下さいね。
ウィスキーベースのカクテルおすすめレシピ
デザートのように甘いものから大人の苦味が効いたフレーバーのものまで、人気&知名度高めのウィスキーカクテルレシピを一覧にしました。
手軽に材料が揃えられたり、アルコール度数が低めで個人的にクセがあまりないと感じるものを初心者向け、その反対を上級者向けとしています。
初心者向けウィスキーカクテルレシピ
<アイリッシュ・コーヒー>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 甘口 |
アルコール度数 | 弱い~普通 |
■ 材料
アイリッシュウイスキー 30ml
砂糖 1tsp.(ティースプーン1杯のこと)
ホットコーヒー 適量
生クリーム 適量
■ 作り方
① 温めたグラスに砂糖を入れる
② 熱いコーヒーを注ぎ、ウィスキーを入れて生クリームを乗せる
■ 由来・豆知識
かつてアイルランドでは、旅客飛行艇が水上給油する間、乗客たちは凍えながら待たなければなりませんでした。彼らの冷えた身体を温めるために考案されたのがアイリッシュ・コーヒーです。
自宅で簡単にできておしゃれなホットカクテルの定番。寒い時期に温まる甘いウィスキーカクテルです。
<マミーテイラー>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 甘口 |
アルコール度数 | 普通 |
■ 材料
スコッチウィスキー 45ml
フレッシュレモンジュース 20ml
ジンジャーエール 適量
■ 作り方
① 氷を入れたタンブラーグラスにレモンジュースとスコッチウィスキーを注ぐ
② 上から良く冷えたジンジャーエールを注ぐ
■ 由来・豆知識
別名「スコッチ・バック」とも言われるウィスキーカクテル、マミーテイラー。ちなみに、スコッチをジンにすると有名なカクテル「マミーズ・シスター(=ジン・バック)」になります。
ジンジャーエールとレモンの清涼感が飽きない爽やかな味わい。
<ウイスキー・レモネード>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 普通 |
■ 材料
ブラックニッカクリア 45ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 5ml
ウィルキンソンタンサン 50ml
1/2カットレモン 1ケ
■ 作り方
① グラスにレモンを絞り、実ごと入れる
② ソーダ以外の材料をシェイクしてグラスに注ぐ
③ 氷を入れ、ソーダを注ぎ軽くステアする
■ 由来・豆知識
クセのないブラックニッカクリアを使ったウィスキー・レモネードのレシピ。夏はミントを浮かべてさっぱりと、冬の寒い時期にはホット・ウィスキー・レモネードにして、はちみつを入れるのもおすすめです!
ブラックニッカ以外のウィスキーでも違った味わいが楽しめるので、ぜひ色々と試してみて下さい。
中級者向けウィスキーカクテルレシピ
<ニューヨーク>
カクテルタイプ | ショート |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | やや強い |
■ 材料
バーボンウィスキー 45ml
ライムジュース 15ml
グレナデンシロップ 2.5ml(1/2tsp.)
砂糖 1tsp.
オレンジピール 一振り
■ 作り方
① オレンジピール以外の材料をシェイクし、グラスに注ぐ
② オレンジピールを絞りかける
■ 由来・豆知識
ニューヨークの日の出のようなオレンジが色鮮やかなその名もニューヨーク。名前の通りアメリカンウィスキーを使って作ります。
甘酸っぱいミディアムテイストと、美しい見た目に女性にもファンが多いウィスキーカクテルです。
<セント・アンドリューズ>
カクテルタイプ | ショート |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 普通 |
■ 材料
スコッチウィスキー グラスの1/3
ドランブイ グラスの1/3
オレンジジュース グラスの1/3
■ 作り方
① 全ての材料をシェイクし、グラスに注ぐ
■ 由来・豆知識
ゴルフ発祥の地である、スコットランドのセント・アンドリュースが由来のウィスキーカクテル。ハーブが香るリキュール・ドランブイを使って作ります。
ドランブイのスパイシーで独特の風味を、オレンジジュースが飲みやすくしてくれる1杯。
<エッグ・ノッグ>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 甘口 |
アルコール度数 | 普通 |
■ 材料
プレミアムバーボン 30ml
ホワイトラム 15ml
生クリーム 15ml
卵 1個
砂糖 適量
■ 作り方
① 全ての材料をシェイクし、氷入りのグラスに注ぐ
■ 由来・豆知識
エッグ・ノッグは、北米ではクリスマスの時期の定番ドリンクです。一般的に多いレシピはウィスキーと生クリームの代わりにホットミルクを使い、最後にラム酒やブランデーを少しだけ垂らすというもので、海外版甘酒のような甘く濃厚な味わい。
ぜひウィスキーでも試しみていただきたいカクテルレシピです!
上級者向けウィスキーカクテルレシピ
<ゴッド・ファーザー>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 強い |
■ 材料
スコッチウィスキー グラスの3/4
アマレット グラスの1/4
■ 作り方
① 氷を入れたグラスに全ての材料を入れ、軽くかき混ぜる
■ 由来・豆知識
映画「ゴッド・ファーザー」の公開まもなく誕生したのがこちら。コクの深いアーモンド風味と、杏のリキュールアマレットの独特の甘みを感じる、味わい深い濃厚なウィスキーカクテルです。
<マンハッタン>
カクテルタイプ | ショート |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 強い |
■ 材料
プレミアムバーボン グラスの3/4
スイートベルモット グラスの1/4
アンゴスチュラアロマティックビターズ 1ダッシュ(1ml)
■ 作り方
① 全ての材料をステアし、グラスに注ぐ
② レッドチェリーを飾る
■ 由来・豆知識
「カクテルの女王」と呼ばれ、世界で最も有名なカクテルの一つがマンハッタン。由来には諸説あり、ニューヨークのマンハッタン・クラブのパーティでウィスキーとスイートベルモットを組み合わせたところ好評で、以来広まったという話もあります。
<オールド・ファッションド>
カクテルタイプ | ロング |
---|---|
テイスト | 中口 |
アルコール度数 | 強い |
■ 材料
プレミアムバーボン 45ml
角砂糖 1個
アンゴスチュラアロマティックビターズ 1ダッシュ(1ml)
■ 作り方
① グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラビターズを振りかける
② 氷を加え、ウィスキーを注ぐ
③ カットしたオレンジ、レモンピール、レッドチェリー、マドラーを添える
■ 由来・豆知識
19世紀半ばに誕生した古典的なウィスキーカクテル、オールド・ファッションド。レシピのバリエーションが多く、フルーツや砂糖の甘みを調整して自分なりの味を愉しむ人も多いんです。
番外編ウィスキーベース?のカクテルレシピ
<ボイラーメーカー>
■ 材料
バーボンウィスキー 適量
ビール 適量
■ 作り方
① ショットグラスにウィスキーを入れる
② ビールが入ったジョッキにウィスキーごとショットグラスを沈める
■ 由来・豆知識
ビールとウィスキーをちゃんぽんするボイラー・メーカーは、ウィスキーベースとは少し言い難いのですが飲み物ですが、飲み会やパーティの場では人気があります。
アメリカのボイラー技士が少量で早く酔うために飲みかけのビールにバーボンをついだのがはじまりだとか、その言葉通り飲むとボイラーのように体が熱くなるからだとか、由来も諸説あり。ちなみに、ストレートウィスキーのチェイサーとしてビールを飲むだけでもボイラー・メーカーと呼ばれることもあります。
ビールとウィスキーさえあれば簡単にできるので、とにかくてっとり早く酔いたい方、一度試してみてはいかがでしょうか!
まとめ
ウィスキーベースのカクテルについてまとめてご紹介しました。家で作って楽しむ他にも、バーで飲むときなど由来や豆知識を知っておくと会話のネタとして使えるので、ぜひ覚えていってくださいね。
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