実践、キャンプ・パッキング!移動手段ごとのコツや便利なギアも紹介【natsuとキャンプに行こう! #1】

黒岩 ヨシコ
公開: 2019-07-16

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

大阪府出身女子ソロキャンパー、natsuさんのYoutubeチャンネル『natsucamp』とmoovooのコラボ企画!隔週火曜日にアウトドアのコンテンツを配信します。
今回の動画は、キャンプのパッキングになつさんがチャレンジしています。

楽しいキャンプに行く前に、一仕事なのがリュックや車へのパッキング。記事では、移動手段ごとのパッキングのコツや、キャンプパッキングに便利なおすすめギアなどもご紹介します!


第1回 実践、キャンプ・パッキング!移動手段ごとのコツや便利なギアも紹介 ◀︎今回
第2回 「丸山県民サンビーチ」でのキャンプレポート(2019年7月30日 配信予定)

natsucamp YouTubeにてソロキャンプの様子や簡単アウトドア飯レシピ紹介、 食べ飲みグルメ動画など公開中。主な使用テントはサーカスTC。無類の酒好きで、自身で日本酒の会を立ち上げ会長を務める。夢は無人島でサバイバルキャンプ。

キャンプのパッキングとは?

パッキングを終えたnatsuさん

パッキングとはキャンプや登山などの道具をリュックや収納コンテナに詰めて「荷造り」をすること。キャンプの場合、モノが多い方が現地での利便性は上がりますが、その分徒歩での移動が困難になってしまいます。

徒歩キャンプにおけるパッキングの極意は、いかに「軽量・コンパクト」「取り出しやすく」するか。パッキングのやり方を工夫して、キャンプに必要な道具を快適に持っていくことができるというのがポイントなんです。

natsuさん流・キャンプパッキング

キャンプパッキングをはじめるnatsuさん

natsuさんが動画で披露してくれたのは、電車に乗って遠征する場合のキャンプ・パッキング。本格的な登山や雪山キャンプというわけではなく、キャンプ場で過ごすのでそこまでシビアに荷物を厳選する必要が無いということでした。

「何回かやってるんだけど毎回違うんですよ」ということで、今回はゆるキャンパー向けのなつさん流キャンプ・パッキングをご紹介します。

キャンプ道具をパッキングしていくのは、58Lのリュック(ザック)と、機内持ち込みサイズのキャリーバッグの二つです。

重いものはキャリーバッグへパッキング

キャリーバッグへパッキングするnatsuさん

基本的に重たいキャンプ道具はキャスターが付いたキャリーバッグの方へパッキングします。

折り畳みテーブル、タープ用のポール、アンコウスタンドなどのキャンプ道具を縦にパッキングしていき、レジャーシートなど薄いものをサイドポケットへ。

キャリーバッグのパッキングが完成

チェアやタープ、焚火道具など、順調にパッキングしていっても意外と余裕があります。「けっこう隙間があるのでそこにメイク道具を入れてもいいかな」となつさん。

女性の場合意外とやっかいな化粧道具などの小物は、大きなキャンプグッズの隙間を埋めるようにパッキングするのが得策ですね。

軽いけどかさばるものはリュック(ザック)へパッキング

リュックへパッキングするnatsuさん

布ものや、軽いけど意外とかさばるようなキャンプ道具はリュックの方へ。

シュラフ、テント、マットなど軽いものをできるだけ底の方へパッキングするのもコツで、背負った時の身体への負荷が軽くなります。クーラーボックスは取り出しやすいよう、最後に入れていました。

リュックにランタンをぶら下げるnatsuさん

徒歩キャンプの場合持てる荷物が限られているので、外ポケットやサイドベルトを活用するのもポイント!

natsuさんは洋服や雨ガッパなどは外ポケットへ、ランタンなど掛けられるキャンプ道具はサイドベルトにぶら下げてパッキングしているのだとか。

natsuさん流・ゆるキャンプパッキングのポイント

リュックを背負うnatsuさん

キャンプ・パッキング完成!リュックの重量を計ってみたところ約9.7kgでした。

natsuさん曰く「15kgまでにリュックのパッキング荷物を抑えておけばそんなに辛くないはず」ということ。もっとシビアなキャンプをする方はテクニックを駆使してパッキングしているかと思いますが、今回は女子のゆるキャンプなので好きなものを好きなように詰めていったのだとか。

しかし、この荷物量なら大きなキャリーバッグ一つで行けば良いのでは?とツッコまれそうなところ…「でもこういうの(リュック)を背負ってキャンプに行きたいんですよ!」と自ら主張していました。

確かに、キャンプへのモチベーションを上げるのは大切、パッキングの楽しみの一つでもありますよね!

キャンプ・パッキングのコツ<車編>

車でキャンプへ行く場合、電車の時とはまた違ったパッキング技が必要です。それは「車載」、車に荷物を詰め込むことです。

たくさんの荷物が運べる分あれもこれもとモノが増えてしまう車キャンプのパッキングでは、できる限り隙間なく積み重ね、且つ取り出しやすいことが重要です。

ベテランキャンパーたちが実践している車キャンプのパッキングのコツは以下の通りなので、ぜひ参考にしてみて下さい。

① コンテナをフル活用する

車キャンプでのパッキングの場合、バッグよりも同じ形のコンテナや収納ボックス、カゴなどを利用した方が積み込むときにも取り出すときにも便利です。その上、自宅でもコンテナのまま収納しておくことができるので、パッキング作業だけじゃなく片付けも楽になるんです。

② 行動の順番を意識する

キャンプでの行動順を意識してパッキングしておくと現地での活動がぐっとスムーズになります。例えば、調理→飲食→片付け→就寝など、場面ごとにまとめてパッキングしておけばモノ探しに無駄な労力を使わなくて済みますよ!

③ クーラーボックスは一番手前に入れる

キャンプへ向かう途中で食材や飲み物を買い足す場合、クーラーボックスは一番手前に入れておくのがコツ。重たいからって一番下に詰め込んでしまうと、取り出すのが一苦労になってしまうので注意して下さいね。

④ 後方視界を確保する

できるだけ荷物を詰め込みたいのは分かりますが、キャンプ場まで長時間運転という場合も多いはず。後方確認できる上部のスペースはしっかり確保するようにしましょう。

キャンプ・パッキングのコツ<バイク編>

バイクでのキャンプ、キャンプツーリングのパッキングで何より重要なのは振動・雨風でも荷崩れしないようにしっかりと固定すること。走行中にパッキングした荷物が落ちてしまったなんてことになると事故にもなりかねないので、「固定」には充分気を遣ってください。

その上バイクの場合、できるだけコンパクトにパッキングする以外にも総重量などを考える必要があります。加えて、バイクは見た目のカッコよさも大切!本格的なキャンプギアをスマートに詰むためにはかなり上級なパッキングテクニックが必要になるでしょう。

キャンプツーリングでの主なコツは以下の通りです。

① 荷物を厳選する

車と違って積載量が限られているバイクの場合、より厳選したギアにする必要があります。キャンプの目的を絞って、そのためには使わないだろうというものはそぎ落としてパッキングしていくのがコツです。

② 滑り止めシートを利用する

リアシートに直接荷物をパッキングしてしまうと、ロープやネットで固定していても走行中にずれてきてしまうことも。滑り止めシートをかませてから積み込むと激しいライドでもずれる心配なく走行の邪魔をしません。

③ ジップロック・圧縮袋をフル活用する

キャンプツーリングのポイントは小分けにしてパッキングすること。例えば絆創膏・薬なども箱から出して小さなジップロックに入れれば、それだけで省スペースに!ジップロック・圧縮袋なら雨にぬれても安心なのもメリットです。

④ 左右のバランスに注意する

バイクの場合、左右であまりに荷物の重量が異なるとバランスが崩れて操縦しづらくなることも。左右バランスよく、且つ重たいものはできる限り車体近くにパッキングするのが操縦性を保つコツです。

パッキングに便利なおすすめキャンプギア

「ギア」とは、キャンプで使うグッズのことを言います。

キャンプパッキングをできるだけコンパクトにしたい場合、先にご紹介した工夫面もそうですが、そもそも持っていくモノ自体の大きさや重量も重要になってきますよね。そこで、パッキングしやすいおすすめキャンプギアをご紹介します!

ナンガ オーロラライト 450DX レギュラー

□サイズ 最大長210cm×最大肩幅80cm
□収納サイズ φ14×30cm
□重量 865g
□素材 表地:20dnオーロラテックス(R)、裏地:20dnナイロンタフタ
□価格 42,120円

国産のダウンシュラフメーカー・ナンガから発売しているオーロラシリーズ。表生地が完全防水になっているのが特徴で、水や湿気に弱いというダウンのデメリットを解消してくれます。

こちらは3シーズン対応にも関わらず非常に軽量で小さく収納できるので、キャンプのパッキングをコンパクトにしたい方にはぴったり!なつさんも動画でおすすめしていた、イチオシキャンプギアです。

ogawa(オガワ) テント ドーム ステイシーネスト[2~3人用]

□サイズ 寝室150cm×220cm、前室幅110cm、張り上げ最大長300cm×高さ130×幅230
□収納サイズ 20×20×42cm
□重量 幕体/約1.9kg、ポール/約1.2kg
□素材 フライ:シリコン撥水加工ポリエステル20d(耐水圧1800mm)、内幕:ポリエステルリップストップ68d、グランドシート:シリコン撥水加工ナイロンリップストップ30d(耐水圧1800mm)、ポール:7001アルミ合金
□価格 62,640円

老舗アウトドアブランドogawaの人気商品「ステイシーネスト」。動画でご紹介していたのは「ピコラ」という1~2名用サイズなのでソロキャンパー向きですが、こちらはソロはもちろんカップルキャンプでもゆったり使える便利なサイズです。

前室と寝室のサイズ感がちょうどよく、軽量&コンパクトな作りなので荷物を減らしたいバイクでのキャンプツーリングにもおすすめできます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) インフレータブルマット

□サイズ 約幅580×奥行1880×厚さ25mm
□収納サイズ 約外径120×長さ590mmm
□重量 約900g
□素材 表地:ポリエステル(PVC加工)、内材:ポリウレタンフォーム、バルブ:ABS樹脂
□価格 2,323円

お馴染みのアウトドアブランド・キャプテンスタッグのインフレータブルマット。インフレータブルマットとは寝袋の下に敷いて寝心地をよくするためのもので、使わない時には空気を抜いて小さく持ち歩きができるため、キャンプのパッキング上級者にとっては欠かせないアイテムと言えます。

こちらはバルブを開けると自動で空気が入って膨らむタイプ。お手頃価格でもしっかり2.5cmのウレタンが入っているので、あるのとないのとではキャンプの夜の心地よさが格段に変わりますよ!

Solo Stove ソロストーブ

□サイズ 高さ約14.5cm、直径約10.8cm
□収納サイズ 高さ約10cm
□重量 約255g
□素材 ステンレススチール(SUS304)、ニクロムワイヤー
□価格 8,640円

アメリカ発祥のブランドで、日本のキャンプでも多くの支持を集めているソロストーブ。クッカーやカップを乗せた調理以外にも焚火としても使える点や、小枝や割りばしなどの自然燃料を使えるエコな点がアウトドアにぴったりなんです。

こちらは最小サイズですが、高さ約23cmのグループキャンプ用サイズもあり。なつさんのように手持ちのクッカーにスタッキングしてしまえば場所もとらず、パッキングにも持ってこいのおすすめキャンプギアです。

まとめ

徒歩キャンプでリュックとキャリーバッグにパッキングするケースと、車やバイクにパッキングするケースのコツをご紹介しました。

現地での快適さももちろんですが、移動中や帰宅後の片付けも楽になるような上級キャンプ・パッキング目指して、ぜひ参考にしてみて下さいね。

※商品価格はいずれも2019年7月時点のもの

ライター/Webデザイナー
黒岩 ヨシコ
インテリアショップ&カフェバー店員経験を活かした多ジャンルライター。兼、フリーランスWebデザイナー。インテリア・食べ物・植物には凝り性。たくさんの動物と共に育った千葉の田舎民です。

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