実際に使ってみた!一眼レフ中古カメラのメリット・デメリット
はじめに
本格的な一眼レフを手軽な値段で始められるということで人気のある、中古カメラ。
しかし、「他の人が使っていた一眼レフを使うのは実際どうなんだろう」「デジタルだから見えないところが不安」「買うなら、きちんとした形で買いたい」という方もいらっしゃるかもしれません。精密な機械だけに、実際の使用感やアフターケアなど、いろいろと気になることがあると思います。
今回は、私が実際に一眼レフ中古カメラを購入してみて、よかった点とよくなかった点をお伝えします。中古カメラ購入の際の参考にしてみてくださいね。
一眼レフ中古カメラのメリット・デメリット
一眼レフ中古カメラのメリット
メリット① 本格的な一眼レフカメラやレンズが、安価で手に入る
こちらが最大のメリットになるかと思います。安いものは1万円代からと手頃な価格で、一眼レフ中古カメラを購入することができます。
メリット② 意外にも長持ちする
良い状態のものを選べば、現役の一眼レフカメラとして使うことが可能です。そして、意外と長持ちします。私は、3年程前に中古で購入した一眼レフやレンズを今でも使用しています。
メリット③ 生産中止のものとも出会える
ありがたいことに、現在生産が中止されている一眼レフカメラとも出会えます。ファンにとってはたまらないですね。
メリット④ いろいろなところで取引をされている
実店舗だけではなくネットやアプリなど、デジカメはいろいろなところで取引されています。amazonやソフマップ、メルカリやジモティーなどにも。安全に取引ができるところを見極める必要がありますが、中古カメラは様々な買い方が可能です。
一眼レフ中古カメラのデメリット
デメリット① 点検が甘い場合もある
点検する人の腕にかかっていると言えます。その道◯年という超人のような方もいらっしゃいますが、残念ながら普通のスタッフさんが行っていることも、見た目の綺麗さや各動作の不具合の有無を確認するだけという場合もあり、購入の時点でその一眼レフカメラの状態を完全に把握することは難しいです。
デメリット② 保証がしっかりしていないこともある
アフターケアがしっかりしていない所も存在します。オークションやアプリなどで一眼レフを購入する場合は注意が必要です。コメ兵やカメラのキタムラなど店舗を持っているところは、保証がしっかりとしている傾向があります。
デメリット③ 種類が限られている
自分の欲しいものに出会える可能性が、中古のものは新品のものに比べて低いです。こまめにチェックする必要があります。
デメリット④ 意外と高くつくことも
不具合が生じて修理に出したら、新品を買った方が安かったということも。ピントが甘い場合は、要注意です。きちんと見極めることが大切です。
メリットもあれば、デメリットもありますね。一眼レフ中古カメラを購入するにあたって大切なことは「見極める力」のようです。
次の項から、その見極め方をお伝えしていきます。
実際に使ってみた!一眼レフ中古カメラ
実際に私が中古で購入した一眼レフカメラとレンズをお知らせします。買ってよかったなと思うものもあれば、失敗したなと思うものも…
ぜひ中古カメラ購入の際に、参考にして頂ければと思います。
購入品1:canon 5D markⅱ 本体
購入場所:メルカリ
当時、ブライダルのカメラマンをしていて、そのサブ機としてフルサイズの一眼レフを購入しました。
値段が2万円と安価だったため、使用年数と使用頻度と投稿者の評価とフォルムの感じをさらっと見ただけで購入しました。(ほぼ衝動買いです)
しかし、実際に一眼レフを使用してみてびっくり。
動作の問題はありませんでしたが、ファインダーを覗いたら曇っていて視界が悪く、ピントも合わせづらいという状況でした。
アフターケアもなかったため、どうすることもできませんでした。
実際にみていないということが、リスクの高いことであると実感しました。
値段が安いというだけで飛びつかず、投稿者の方にもっと質問して確認するべきだったと後悔しました。
購入品2:canon 5D markⅲ 本体
購入場所:コメ兵
前回の失敗を活かして、実店舗に足を運んでみました。
今回は妥協せず、canon 5D markⅲに狙いを定め、金額よりも状態で判断しました。
詳しそうな店員さんを見つけていろいろと質問して、一眼レフカメラ購入に至りました。
その後も、その店員さんには中古品購入の際に数回お世話になっています。
信頼できるお店や店員さんを見つけることも重要なポイントかもしれません。
この一眼レフカメラは、3年程使用していますが今のところトラブルはなしです。
購入品3:Tokina f2.8 16-28mm、EF70-200mm F2.8
購入場所:コメ兵
こちらも上の店員さんにお世話になりました。
コメ兵は一眼レフもレンズも品揃えが充実しており、選ぶのも楽しいです。
一眼レフカメラの交換用のレンズ(広角・望遠)を購入しました。二つとも新品で購入するより、10万円程安かったです。
良い状態のものを購入したおかげで、こちらもトラブルはなしです。
購入品4:EF85mm F1.8
購入場所:カメラのキタムラ
写真の現像をするために行ったときに、出会ってしまいました。
カメラのキタムラは、品数はそれほど多くありませんが、しっかりと管理されていることがわかりました。
アフターケアもしっかりとしていましたが、状態がよかったためこちらも利用せず終わりました。
以上が、私の経験談になります。
ネットより実店舗で購入した方が良かったということが私の結論です。
実際に目でみて触って確認すれば、一眼レフもレンズも中古でも問題なく使うことができました。
一眼レフ中古カメラを購入するときに注意する点
中古で一眼レフやレンズを購入するときに、どんなことに気をつけていたのかをお伝えします。
一眼レフ本体編
① 一眼レフ本体の傷
見た目の問題ではなく、一眼レフの扱い方をこれで判断します。傷が多いほど使用していた人が大切に扱っていなかったという証拠で、目に見えない内部にもそれが影響していることもあると考えます。ですので、一眼レフ本体の傷が多い場合は購入を避けることをおすすめします。
② シャッター回数
一眼レフは機種ごとで、可能なシャッター数が決まっています。その回数を過ぎれば、いつ壊れてもおかしくない状態であるということになります。中古カメラ販売店では表記されていることも多いですが、確認が難しい場合には問い合わせてみましょう。
③ ファインダー内の確認
ファインダー内にゴミやカビがついている可能性があります。実際に一眼レフを持ちファインダーを覗いてみて、その有無を確かめましょう。
④ ピントがあうかどうか
私が購入の際に失敗したポイントになります。性能の高い一眼レフも、ピントが合わなければ写真が撮れません。購入前に試写させてもらいピントのずれがないか確認する
ことをおすすめします。
⑤ 保証の期間
レンズにも共通して言えることですが、万が一のためにアフターケアがしっかりしているところを選ぶことが大切です。
レンズ編
① カビ・傷・塵などはないか
レンズの汚れは、撮影した画像に写ってしまいます。一眼レフ本体がきれいでも、レンズが汚れていては台無しです。購入前にカビや傷、塵などがないことを確認しましょう。
② くもりがないか
レンズにはコーティングが施してあることがほとんどですが、それが剥がれているとくもりが現れる場合があります。
③ レンズマウントの傷
表面だけではなく、一眼レフ本体につける側の確認も重要です。マウントに傷があり不具合を生じることもあります。実際に一眼レフにつけて使用してみることが大切です。
④ 動作に不具合はないか
ピント合わせやオートフォーカスなどの不具合がないか確認しましょう。
初心者必見。今おすすめの一眼レフカメラ5選
今おすすめの一眼レフカメラをご紹介します。もしも中古カメラでこの一眼レフを見かけたら、ぜひチェックしてみてください。
Canon EOS Kiss X9
Canonの入門機としても名が高いこちらのカメラ。本格派の一眼レフです。軽くて持ち運びも便利なところが、おすすめです。
Nikon D3500
ニコンの一眼レフ入門機。見た目は本格的ですが、ガイドモードなど初心者にもうれしい機能を持っています。
SONY α6400
こちらは、ミラーレス機になります。高速・高機能なAFが魅力です。
OLYMPUS PEN E-PL9
こちらもミラーレス機になります。アートフィルターなど女の子がワクワクする機能がいっぱいです。パソコンがなくてもカメラ内でおしゃれな写真を仕上げることができます。
PENTAX K-70
アウトドアといえば、PENTAX。一眼レフだと故障などの心配がよくあげられますが、この機種はどんな天気でも大丈夫な頼もしい一台です。
おわりに
一眼レフ中古カメラについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
たくさんのお店があり、たくさんの情報が飛び交っていますが、一番大切なのは自分の目でみて判断することです。妥協しないで選ぶことが、成功のコツです。
中古カメラはちょっと…と思うのではなく、是非お店に足を運んでいろいろなカメラに触れてみてください。
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