USBメモリーの容量別目安と気をつけたい容量詐欺
USBメモリーの最大量
2TB of _____. https://t.co/5qjExP7Cjy pic.twitter.com/v0h24e48Wf
— Kingston Technology (@kingstontech) 2017年5月7日
現在世界最大のUSBメモリーは、2017年にKingston Technologyから発売された2TBのものになります。
確かにパソコン界ではすでに14TBのHDDが発売されているため、比較すればまだまだという感じかもしれないですが、日常の仕事で使用している筆者のパソコンがTBもいっていない現状を考えると、2TBでも十分すごい!という容量でしょう。
ただし、発売時の価格はなんと20万越えですから、パソコンを買った方が安いのではと考えてしまう庶民的な考えも否めません。
4Kの動画を70時間ほど保存できるというスペックを備えているため、プロ仕様と言えます。一般的な使用ではここまでの容量は必要ないでしょう。
USBメモリー容量の用途別目安
USBを使用する理由としては様々ありますが、写真、動画、音楽ファイルと数がわかりやすい用途別に目安を見ていきます。
USBメモリーに写真を入れる際の目安
プロの高画質なデジカメはまた別として、一般的なカメラでは1,200万画素程度あれば十分とされているため、800~1,200万画素の写真を撮影すると仮定して考えてみます。
1GBでも200枚以上は入る計算ですが、1,000枚くらい保存したいということであれば8GB、1万枚で64GBと大まかな目安で問題ないでしょう。
USBメモリーに動画を入れる際の目安
動画となるとかなりの容量が必要となります。
通常のHD動画を基準とすると、フルHD動画は約倍、4K動画は約5倍の容量を必要とします。
例えばHD動画で1時間20分の動画を保存するには16GBになりますが、4K動画の場合64GB程度必要です。
映画をたくさん保存したいという場合は、かなりの容量が無いと難しいということがわかります。
HD動画でも10時間分の動画をおさめたい場合は、128GBが必要です。
USBメモリーに音楽ファイルを入れる際の目安
音楽の曲の場合、mp3形式が主流です。このmp3形式でどのくらいの曲が入るかの目安です。
1曲4分と考えると1GBでも200曲以上入ります。4GBで1,000曲弱、32GBで7000曲以上という感じです。
CDアルバム1枚は、大体14~15曲入っていることが多いようなので、1GBでも10枚以上おさめられるということがわかります。
ただし、曲の長さや収録曲数は様々ですので、あくまでも目安としてお考え下さい。
16GBのUSBメモリー目安
実際に16GBのUSBメモリーにはどのくらい入るのかという視点で見てみましょう。
800万画素の写真なら約2,000枚、ハイビジョン撮影の動画なら40時間弱、mp3形式の曲なら3,500曲以上となりますが、やはりファイル形式によってかなりの開きがあるので、各ファイルの大きさで確認することをおすすめします。
USBメモリーの容量は足りているはずなのに保存できない!
USBメモリーの容量がおかしいなどせっかく適した容量のUSBを持っているのに、当初の容量より減っているということはありませんか?
また、容量が足りているはずなのにエラーメッセージが出て保存できないというケースもあります。
何度も使用しているうちに容量が減ってしまうという現象もありますが、たいていは戻すことができます。
フォーマットしたら容量が減っている!
USBメモリーフォーマットしたら容量減った(>(∞)<)ビックリした。無事治ったけど ( ̄(oo) ̄)
— じぇんとる・ぽーく(豚じぃでアニキ?) (@Gentle_PORK) 2014年2月15日
USBメモリーをフォーマットしたら、容量が減ってしまったという現象がありますが、この場合Windowsのディスク管理で戻すことが可能です。
設定画面でディスク管理を検索すると、ハードディスク パーティションの作成とフォーマットと出てきます。こちらを表示させ、USBメモリーの中にできてしまっているパーティションをなくします。
パーティションを削除したあと、再度フォーマットすれば、購入時の容量に戻るはずです。
USBメモリーの容量制限にひっかかる
16GBのUSBメモリーを買う。ファイルを移動しようとしたら大きいファイルだから移動出来ない旨のエラーが出たので、調べたら初期状態は4GB制限のあるFAT32でフォーマットらしいので、大容量も扱えるexFATにし直す。移動出来るようになったが付属の暗号化ソフトが消えた。(笑)
— しらはまのみや (@shirahamanomiya) 2015年11月13日
大容量のUSBメモリーなのに、「〇〇は大きすぎて対象のファイルシステムに入りません」というエラーが出て保存できないというケースがありますが、これもシステムを変更することで可能になります。
このシステム変更はUSBメモリーをフォーマットしなければならないため、先に別の場所にすべてのファイルを保存しておいてください。
エクスプローラーなどを開き、USBメモリーの上で右クリックするとフォーマットが出てきます。
この際、エラーが出ている原因がシステムだとすると、「FAT32」が規定となっているはずですので、これをNTFSまたはexFATに変更します。
これにより、4GBまでの容量制限が解除されます。
ただし、NTFSは、そのままUSBメモリーを外してしまうとデータが消えるというデメリットがあるため、毎回安全な取り外しを行うよう注意が必要です。
中にははじめから容量不足のメモリー詐欺もあるので注意!
容量詐欺の疑いがあるUSBメモリー届いたよ pic.twitter.com/LbuGnrdbNd
— S/H (@SedisnimorfH) 2015年4月25日
日本の有名メーカーのUSBメモリーと比較して、驚くほど安い商品がネットなどで販売されていますが、中にはメモリー容量を多く表示して実は中身は少ないということも多々あるようです。例えば、32GBを購入したのに、実際は4GBしかないといったものです。
特に名の知られていない海外製品などは、要注意です。
ネットで購入する際は、しっかりと口コミなどをチェックして問題なさそうなものを選択しましょう。
まとめ
USBメモリーの容量は様々ですが、自分の用途に合ったコスパの高いものを選びたいですね。
基本はパソコンのHDDなどベースがあるというケースがほとんどでしょうから、必要な容量よりも少し大きめくらいの感覚でよいのではないでしょうか。
エラーなどの問題にも冷静に対処すれば長く使用できるので、一つは持っておきたいグッズです。
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