片耳イヤホンだけじゃない。周りの音もしっかり聞こえる両耳イヤホン9選!

赤澤豪将
公開: 2019-08-21
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片耳イヤホンは周りの音を聴きながら作業するには最適のアイテムですが、その反面、ステレオで音楽が聴けなかったり、片耳にばかり負担がかかるので左右の耳で疲労度がばらついてしまったりと欠点もいくつかあります。

今回はそんな片耳イヤホンに変わる周りの音がしっかり拾える両耳イヤホンをご紹介。特殊な形状や仕組みで周りの音をしっかり聞きながら音楽もステレオでしっかり聴けるようにできています。


周りの音がしっかり聞こえる両耳イヤホンの種類

[インナーイヤー型、カナル型]

イヤホンといえばカナル型だったりインナーイヤー型だったり、と色々な種類があります。片耳イヤホンもたいていそれらの方を取り入れており、Amazonで片耳イヤホンと検索してトップに出てくるこの製品なんかはカナル型です。

しかし、今回紹介するイヤホンはカナル型でなければインナーイヤー型でもありません。これらとは全く違う型なのです。さて、どんな型なのでしょうか?

周りの音が聞こえる3つの型

周りの音が聞こえるイヤホンの型で有名なものには3つあります。

・イヤーカフ型
・オープンイヤー型
・骨伝導型

この3つです。

これらの3つの型はそれぞれ特殊な形状、特殊な仕組みをしており、これまで一般的だったイヤホンとは見た目でも、仕組みでも大きな違いがあります。

イヤーカフ型は耳殻にクリップのようにイヤホンを装着したり。
オープンイヤー型は丸い輪っかのようなイヤーピースを耳の穴に装着したり。
骨伝導型はまるで耳とは関係ない場所にイヤホンを装着したり。

様々です。

これまでは周りの音も音楽も聴きたい場合は片耳イヤホンで音楽を片耳でモノラル再生し、もう片方の耳で周りの音を聞くしかありませんでしたが、これでもう大丈夫。
両耳で音楽をステレオ再生で聴きつつ、両耳で周りの音を聞くことができるようになります。

それではイヤーカフ型のイヤホンから見てみましょう。

イヤーカフ型

イヤーカフ型のイヤホンで評判が高いイヤホンはこの2つ。
どちらも同じメーカー、ambieの製品で、片方が有線タイプ、もう片方がワイヤレスタイプとなっています。

イヤーカフは耳殻につけるアクセサリーです。
上の画像はイヤーカフの画像ですが、イヤーカフ型のイヤホンはこのように耳に取り付けることでイヤホンとして使うことができます。

そう。イヤーカフにイヤホン機能つけちゃいましたみたいな。

従来型のイヤホンは耳の穴にできるだけ近づけ、音が出力される場所をできるだけ鼓膜に近づけようとしていました。しかし、イヤーカフ型のイヤホンは耳の縁にクリップのように止めるだけ。

スピーカーの指向性が高く、スピーカーから出力された音が耳の穴へと到達して音が聞こえる仕組みです。
残念ながら音の発生地点から鼓膜に届くまでに距離があるため、重低音が少し聞こえづらいようですが、日常にBGMをというくらいの気分であれば、快適に使えそうです。

有線タイプとワイヤレスタイプの2種類がありますが、一日中つけるということを考えるとワイヤレスタイプがオススメかなと思います。ケーブルがあると意外と煩わしいものですからね。
ワイヤレスなambieで日常にBGMを流しましょう。

ambie:wireless earcuffs

こちらのイヤホンは無線(ワイヤレスタイプ)です。
限定色も含めるお7色のカラーバリエーションがあり、こちらもポケモンモンスターボールカラーというカラーリングがあります。
ワイヤレスイヤホンのため、スマホの位置や場所などを意識することなく、一日中BGMを流しながら日常生活を送ることができるでしょう。

ambie:sound earcuffs

こちらのイヤホンは有線タイプです。
限定色も含めると8色のカラーバリエーションがあり、ポケモンモンスターボールカラーというカラーリングもあります。有線のため、スマホなどのよく使用するデバイスに接続するとケーブルが煩わしくなることもあるかもしれませんが、iPodなどの音楽プレーヤーでの使用で常につけっぱなしという使い方であれば、日常BGM用としてうまく活用できそうです。

オープンイヤー型

オープンイヤー型のイヤホンで評判が高いのはSONYのイヤホンでした。
これも有線タイプとワイヤレスタイプの2種類があります。

耳を塞がない音導管設計及び特殊な形状のリングサポーターによって、周囲の音だけでなく広がりのある音を両立させることができました。
上のSTH40Dは有線タイプで、下のXperia Ear Duoはワイヤレスタイプです。

SONY:Xperia Ear Duo(XEA20)

こちらは無線(ワイヤレス)タイプのイヤホンです。
フルワイヤレスとなっており、左右のイヤホンがそれぞれ独立してます。

Xperia Ear Duoは以前Moovooの記事でも紹介させていただきました。
音質や音漏れなどかなり詳しく検証していますので是非ご覧ください。

SONY:STH40D

こちらは有線タイプのイヤホンです。
Xperia Ear Duoよりは小ぶりなデザインとなっています。
Xperia Ear Duoには音声アシスタント機能など、さまざまな機能がついていますが、このSTH40Dにはそのような機能はありません。基本的にコントローラー付きのイヤホンです。

尚、ドライバーユニットの大きさが13.6mmとXoeria Ear Duoよりも大きいです。
ドライバーユニットとは音を発生させる部分のことで、基本的にドライバーユニットが大きいほうが音質は良いです。
特に今回はどちらもSONYの製品ですので、単純にドライバーユニットが大きいSTH40Dのほうが音が良いと考えてよいでしょう。

有線というデメリットはありますが、少しでも音の良さを求めるのであればXperia Ear DuoではなくSTH40Dを選ぶのが良いかもしれません。

ちなみに私は無線のほうがいいのでXperia Ear Duoのほうが欲しいです笑

骨伝導型

上の画像は骨伝導イヤホンの仕組みです。

基本的に音が聞こえるルートは2つあります。
一つは鼓膜の振動から蝸牛へと伝わるルート。
もう一つは頭蓋骨を通して蝸牛へと伝わるルート。

これまでのイヤホンは鼓膜を揺らす仕組みでしたが、これからご紹介する骨伝導イヤホンは、後者の頭蓋骨を揺らして蝸牛に音を伝える仕組みを採用しています。

そのため、鼓膜への音声信号は通常時のまま受け取ることができるため、周りの音を聞きながら、頭蓋骨を通して音楽も聞くことができるという仕組みになっています。

骨伝導嫌型のイヤホンで評判が高いイヤホンはこの5つ。
2つのメーカーからご紹介します。

AfterShokz

このイヤホンはどちらもワイヤレスタイプのイヤホンです。
こめかみの下辺りに振動板を設置して頭蓋骨を振動させることで蝸牛に音を伝えます。

AfterShokz:TREKZ TITANIUMLを実際に使ってみましたが、結構しっかり聞こえます。
骨伝導なのでこめかみ下を挟んで頭蓋骨に振動を伝える必要があり、少しは痛むのかなぁと思っていましたが、そこまで痛むことはありませんでした。

自転車に乗りながら使ってみましたが、頭蓋骨を通して音が入力されるので悪くありません。
自転車に乗るとどうしても風切り音が聞こえてしまいます。
しかし、この風切り音は鼓膜からの入力なので、音が頭蓋骨から蝸牛に入力される骨伝導型には影響しないのです。
スポーツ時はとても活躍しそうなイヤホンだと思いました。

AIRはTITANIUMの後継機種なのです。しかし、大幅なアップデートはなく、多少軽くなったとか、形状が多少細くなったとか、カラーリングが変わったとか、Bluetoothが4.1から4.2になったとか、そんな程度です。

カラーとかできるだけ最新がいい!とかそういったこだわりがないのであれば、TITANIUMLでいいのかなぁというのが個人的な感想です。

AfterShokz:TREKZ TITANIUML

カラーリングが明るめなのが特徴です。
派手好きな方はいいかもしれません。
Airよりも5000円ほど安く購入できるのは大きな強みです。

AfterShokz:TREKZ AIR

カラーリングは暗めです。
ツルもTITANIUMLよりも細くなり、より耳のラインに装用になっています。
TITANIUMLは発色が良い色だったので、日常使いには少し抵抗がある方もいらっしゃったかもしれませんが、Airのほうはおとなしめの色で、フォーマルなファッションにも合いそうです。
TITANIUMLよりも5000円ほど高いですが、6gの軽量と、Bluetooth4.2の恩恵に預かりたい方はこちらがいいでしょう。

earsopen

こちらはクラウドファンディングで注目されていた骨伝導イヤホンです。
これまでの骨伝導イヤホンはこめかみ下に振動を入力することで蝸牛へと音を伝えるという仕組みでした。
しかし、earsopenは耳たぶ付近にイヤホンをはさみ、ここから振動を蝸牛へと伝えるという仕組みになっています。

最近ではWR-5という新しい形状の製品も登場。
WR-3やBT-5では耳に垂れ下がるイヤリングのような見た目でしたが、WR-5からは耳掛け式となり、耳の裏から音を入力する仕組みになっています。

メガネをかけるユーザーはWR-3,BT-5のような耳たぶ付近に書ける方式のほうが向いていそうですね。
スポーツをするときに使いたいというユーザーは耳にかけることができるWR-5のほうが、しっかりと装着できるので、向いていそうです。

earsopen:WR-3

こちらは有線タイプのイヤホンです。
画像のように耳の下部に引っ掛けて使います。
ここまでに紹介した骨伝導イヤホンとはことなるアプローチで、私自身様々な骨伝導イヤホンを見てきましたが、このようなスタイルのものは初めて見ました。

音声出力部分の大きさ的にはAfterShokz:TREKZ TITANIUMLとあまり変わらない大きさではありますが、つける部分が耳の下部で、しかもイヤリングのように垂れ下がるようなスタイルで装着するため、結構目立ちます。

遠くから見たらパット見とても大きなイヤリングをしているように見えないこともないです。

earsopen:BT-5

こちらは無線(ワイヤレス)タイプのイヤホンです。
WR-3のワイヤレスバージョンです。

ネックバンド式で、イヤホンを使わないときは、首からかけてぶら下げて置くことができます。

earsopen:WR-5

WR-3の新製品で、これまで耳の下部にぶら下げていましたが、この製品は耳の裏側に装着するようになりました。
WR-3よりも低音を強化しており、より音楽がしっかり聞こえるように進化しています。

見た目的にもスタイリッシュになり、個人的にはかっこよくなったかなぁと思います。
耳かけ式で激しい動作にも対応したので、よりスポーツでも使いやすくなったようです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

これまでは周りの音を聞きつつ音楽を聞くには片耳イヤホンという手法しかありませんでした。
しかし、片耳イヤホンだと片耳ばかり音疲れしてしまったり、モノラル再生しかできなかったり、片側の環境音が聞こえづらかったりと様々な弊害がありました。

今回ご紹介した9つの製品は3つの型があり、どれも両耳で音楽をステレオ再生しつつ、周りの環境音を聞くこともできるという優れもの。
試して見る価値はあるのではないかと思います。

日常生活にBGMをつける新デバイス。
これからの毎日を彩豊なものにしてくれること間違いありません。
是非使ってみてください。


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