日本酒化粧水おすすめ11選。手作りや注意点まで網羅!
古くから愛されてきた日本酒。飲むのはもちろん、スキンケア用途でも非常に優秀なアイテムとして昨今人気です。
そもそも日本酒がブームになった際、日本酒を作る杜氏の手がキレイだという点から、日本酒スキンケアに関しても注目を集めるようになりました。実際、私も多くの杜氏の方とお話をしてきましたが、つるつるの優しい手をしている方が非常に多かったです。
そんな日本酒でのスキンケア。販売されているものはもちろん、自作できることをご存知ですか?
今回は、手軽に利用できる人気スキンケア商品から、こだわりの自作日本酒化粧水、そして日本酒化粧水を使用する際の注意点まで、幅広く紹介していきます。
目次
▲日本酒好きになって15年、好きが高じて全国の酒蔵訪問旅行を趣味にしているフリーライター。美味しい、珍しい日本酒の紹介・楽しい飲み方を提案していければと思います。
日本酒化粧水で期待できる効果とは?
大人気の日本酒化粧水ですが、なぜこんなにも高い人気を誇っているのでしょうか?
馴染みある原料でありながら、目新しい。この理由だけでは、長く息が続く人気は出ないものですよね。ここでは、日本酒化粧水が人気となっている理由の一つ、「期待できる効果」にスポットを当てていきます。
高い保湿効果が期待できる
日本酒化粧水を使用することで期待できる効果、一番にあげられるのが「高い保湿力」です。
日本酒はお米ときれいな水を原料にした、非常にシンプルなお酒。ただ、熟成されていく過程でさまざまな成分が生まれ、この成分がお肌への高い保湿効果を発揮してくれるのです。中でも注目したいのが「アミノ酸」。
スポーツ飲料などに含まれていることが多いアミノ酸ですが、実は肌にとっても非常に有効な働きを持った成分でもあります。
アミノ酸のスキンケア効果として期待できるのが、表皮の水分量を補い、乾燥を防ぐ効果。実際に研究論文として報告もされているので、アミノ酸を多く含んだ日本酒化粧水も、高い保湿効果を期待することができるでしょう。
コメヌカも併せて使いたい
日本酒を使用した化粧水で、しっかりと保湿をすることが可能!
となれば、他にも日本酒やお米に関するスキンケア商品がないかな…?なんて気になってきますよね。そこでおすすめしたいのが、コメヌカを毎日のスキンケアに取り入れること。日本酒だけではなく、コメヌカも古くから日本の女性に愛されてきたスキンケア商品です。
昔は、ガーゼなどでコメヌカを包んだものをお湯につけ、顔や体を優しくこすっていくことで石鹸代わりに使用されていました。固形石鹸よりもより自然派の洗浄剤ともいえますね。コメヌカそのものに適度な油分やビタミンが含まれているので、しっとりとした洗い上がりを楽しむことができますよ。
現在ではコメヌカそのものを使用しなくても、既製品として販売されているものもあります。せっかく日本酒化粧水を使うのなら、コメヌカも併せて使用してみてはいかがでしょうか?
日本酒化粧水の選び方と注意点
スキンケア商品を選ぶ際の基準、何に一番気をつけるべきかといえば、やはり自身の肌との相性です。どれだけ保湿力が高くてシワに有効だといわれているものでも、自身の肌が極端な脂性肌だった場合はニキビを誘発することになりかねません。悩みを解消することも大切ですが、自身の肌タイプを無視してはいけませんよ。
私自身、毛穴が気になるからと、引き締めタイプの化粧水を使って肌が赤くなった経験があります。まずは自身の肌タイプにあったものをチョイスし、後に悩み解消のための成分を確認する方法がおすすめです。
気になる選び方と、気を付けておくべき注意点について見ていきましょう。
乾燥肌の方は保湿重視の化粧水を!
日本酒化粧水はそれ自体の保湿効果も期待できるもの。
しかし、乾燥肌さんが日本酒化粧水を選ぶのなら、日本酒以外の保湿成分に関しても注目しておいた方がよいでしょう。保湿成分と肌にも相性があるので、自身の肌にピッタリな保湿成分を見つけられるとよいですね。
おすすめのテクスチャは少しとろみがあるもの。肌への水分残留時間が長いので、後につけるクリームが浸透するまで肌を守ってくれますよ。
脂性肌さんはさっぱりしたテクスチャで
皮脂の分泌が活発な脂性肌さんは、皮脂を落ち着かせるためにもさっぱりとした化粧水を贅沢に使うのがおすすめ。しっかりと肌に水分を与えることで、皮脂の過剰分泌を抑える効果も期待できるでしょう。
併せてニキビが気になるようなら、グリチルリチン酸、ビタミンC誘導体などが配合されている化粧水もおすすめですね。
シミ・肌荒れ対策には?
自身の肌タイプを確認したうえで、シミなど悩みに即した成分を確認して選んでみましょう。シミやそばかす対策をしたいのなら、日本酒成分や酒粕成分が多く配合されているものがおすすめですね。
肌荒れに関しては、セラミドでしょうか?ただし一言で肌荒れといっても、人によって、そして肌タイプによって出てくる症状は異なります。ひどい肌荒れの場合は化粧水に頼るよりも、お医者様に見てもらうことが一番でしょう。
肌荒れをしないように予防したい。このような場合はやはりバリア機能を高めるといわれている、セラミドが多くふくまれた化粧水をチョイスしておきましょう。
においがきついと感じる場合も
日本酒ベースの化粧水であるだけに香りが日本酒そのものであることも珍しくありません。
私は日本酒が大好きなので、朝から贅沢な気分でバシャバシャ使っていますが、苦手な方の場合は香りだけで酔ってしまうことも。日本酒化粧水を使ってみたいけれど、日本酒そのものは苦手という方もまだまだ多いでしょう。
したがって購入を考えている場合は、日本酒の香りをしっかりと選定する必要があります。
また、敏感肌さんが日本酒化粧水を使う場合は、最初に必ずパッチテストを行ってください。日本酒を使った化粧水である以上、アルコールフリーな化粧水ばかりではありません。アルコールが入った化粧水で肌が赤くなった、こんな経験がある方は特に注意してくださいね。
酒蔵メーカーが開発した日本酒化粧水7選
では早速おすすめの日本酒化粧水についても見ていきましょう。最初は日本酒の良さを知り尽くしている、酒蔵メーカーが開発した日本酒化粧水を紹介していきます!
ドラッグストアで手軽に購入でき、大容量なのでバシャバシャ使えるものとして高い人気を誇っているのがこちら。日本酒メーカーとしても名高い菊正宗から販売されている、日本酒化粧水です。
ライン使いができるように、日本酒乳液も同じく大容量ボトルで購入できますよ。また新しく洗顔料やメイク落としも登場しています。ちなみに香りはまさしく日本酒の香り!といった感じなので、お酒に弱い人は苦手に感じてしまうかも。
ほまれ化粧水
そもそもは肌トラブルに悩んでいた酒蔵の女将が、自身のために使っていた秘蔵の日本酒を再現したこちらの商品。日本酒の良さを知り尽くし、酒蔵に近い人だからこそできた、日本酒のポテンシャルを最大まで引き出した贅沢な化粧水です。日本酒だけではなくハーブを配合しているので、日本酒の香りが苦手な方でも使いやすい1本ですよ。
ほまれプレミアム化粧水
こちらはほとんど日本酒じゃない?と言いたくなる90%の配合量!大正7年創業の歴史ある酒蔵のプロたちが厳選した日本酒や、香りの高さや美しさから「バラの女王」とも呼ばれるダマスクローズの精油を採用するなど、微細なところまでこだわりぬかれた化粧水です。
また、肌のハリを生み出すシンハイカンや、保湿効果の高いプロテオグリカン、優れた抗酸化力のピグノジェノール、ふっくら保湿効果がある米セラミドなどエイジングケアにも特化!香料、着色料、防腐剤、鉱物油、動物油、フェノキシエタノールの6つの無添加にもこだわっています。ほまれ化粧水よりもっとリッチな保湿感が欲しい方はこちらがおすすめです。
日本酒の発酵製品が持つ力をお肌で試してみましょう!
菊正宗と同じく、日本を代表する日本酒メーカーである日本盛からも日本酒化粧水が発売されています!
菊正宗が日本酒の存在感を前面に押し出した商品だとしたら、日本盛は日本酒に期待できる効果だけを押し出したという感じでしょうか?ダマスクバラエキスを配合するなど、ちょっとした贅沢感が特徴的ですね。香りにも日本酒を感じることはほとんどないので、日本酒の香りが苦手な方におすすめできるでしょう。
日本酒の化粧水の中でも、特にさっぱりとした使い心地が人気の化粧水がこちらの純米酒すっぴん。パシャパシャっとした軽い付け心地ながら、乾燥しらずの優秀な化粧水として徐々に人気が高まっています。
使い心地の良さは、酒造に眠っている500本以上の日本酒の中から、成分的に化粧水に合ったものを厳選したからこそ!日本酒そのものなので香りは強め。ケアだけではなく日本酒そのものが好きな方に特におすすめです。
白鶴酒造こだわりの大吟醸酒「翔雲」をベースに作られた化粧水です。日本酒をベースに使っているだけでも贅沢なのに、大吟醸を使っているとなればお酒好きなら思わず目を引く一品ではないでしょうか。
保湿成分としてコラーゲンやヒアルロン酸を配合。グリチルリチル酸やハト麦エキスなど、肌の悩みにアプローチしてくれる成分も入っていますよ。パラベン不使用・無着色・無香料・弱酸性なので敏感肌の方にもおすすめ。
こちらも大吟醸を使った日本酒化粧水。無着色・無香料・防腐剤無添加なので、敏感肌の方や天然素材にこだわる自然派志向の方におすすめです。
大吟醸を使っているだけで注目度アップですが、驚くことに大吟醸を作る際に出る生の酒粕も採用されているのだとか。
お酒に含まれる保湿効果も期待できますが、酒粕はほかにも美白効果が期待できるといわれています。より肌の悩みを克服するために、ぜひとも一度は使ってみたい商品ではないでしょうか。
「良い製品は良い水から生まれる」という白瀧酒造の信念にもあるように、こちらの化粧水は雪国 越後湯沢に降り積もった雪が40~50年かけて地中に染み込んだ、とても清冽な地下水を使用しています。
また、厳選されたお米から抽出されたコメ発酵液を採用。コメ発酵液には、天然のアミノ酸が豊富に含まれています。その分子はコラーゲンの約3000分の1という小ささ。そのため素早くお肌になじみ、角質層にたっぷりと水分を与えます。
口コミ評価の高い日本酒化粧水3選
配合成分なども気になりますが、やはり参考になるのは実際に使った方の感想ですよね。続いては、メーカーにこだわらず実際に使った方の口コミ評価が高い化粧水を見ていきましょう。
日本酒由来の発酵成分と酒粕を贅沢に使用した化粧水。また、肌の保湿バランスを整える乳酸菌由来成分「ラ・フローラ」も配合。テクスチャーはほんのりとろみがありますが、基本的にさらりとしているので、どんな肌タイプの方でも使いやすい1本です。
大容量の日本酒化粧水と同じく、ポンプ式なので衛生的に使える点も魅力的。ほんのり酒粕由来の香りに癒される化粧水ですね。合成香料、色素、鉱物油、パラベンなどは使用していないので、お肌に優しく使っていただけます。
サラリとしたテクスチャーでベタつかず、ふっくら潤います。しっかりペタッとするものではないので、さっぱりが好きな方にオススメです。乾燥・敏感肌ですが痒みなどはありませんでした、約10日ほど使用したら肌のトーンが微妙に上がって透明感がでました。ほんのり日本酒の香りがするのですが、私はその点も好きです。お手頃で、量もしっかり。さっぱりなので首につけても髪がくっつきません…という点でも使い勝手もいいです。酒粕系のスキンケア用品が好きな方には一度は試して頂きたい商品です。珍しくしっかり使い切れそうなのでリピート予定です。
日本酒だけではなく酒粕エキスも配合。よりきめ細やかな肌を目指したい方にぴったりですね。上記までで紹介してきた化粧水との一番大きな違いは、パッケージングです。
日本酒を思わせないシンプルでありながらおしゃれなボトルなので、初めて日本酒化粧水を使ってみる方でも手を伸ばしやすいのではないでしょうか。無香料、無添加など自然を大切にしているブランドでもあるので、化粧水の香りは日本酒、または酒粕の香りがそのまま残っています。
成分が少ない!こういうのを求めていました。水に純米酒に麹、以上。という感じです。添加物もいくつか入っていますが、安全安心で名高いものだけです。純米酒のアルコール効果で防腐剤不使用なのかな?でもアルコール臭さはあまり感じません。純米酒、麹にはセラミドが入っているといいますし、成分表にはなくてもセラミドによる保湿効果が期待できると思います。香りは甘酒ですね。しっとりします。
通販生活が出しているこちらの化粧水は、同じ原料からつくった日本酒原酒のもろみに比べて約6倍ものアミノ酸を含んでいるのが特徴です。アルコールをほとんど作らない酵母なので、アルコール特有のぴりぴり感もなく、さらに角質層内の水分増加率が高いので、長時間しっとりが続きます。
また、お米の原料であるグルコシルセラミドやキダチアロエ葉エキスなど5種類の潤い成分が、保湿効果をより高めてくれます。ほかの日本酒メーカーには作りたくても作れないレアな化粧水といえますね。
今までに使った化粧水の中で一番!!しっとりとしたつけ心地。シミが薄くなってきた気がする。すごく気に入りました。
湯船に日本酒をそのまま入れるのもおすすめ
女性にとってスキンケアの時間は癒しの時間。しかし、いつもゆっくりとスキンケアを楽しめるわけでもありませんよね?
仕事や家事、育児が忙しくて自分のことは後回し!なんてことも多いでしょう。ゆっくりとスキンケアをする時間があったら寝ていたい。でもお肌の状態も気になる!なんて方におすすめしたいのが「日本酒風呂」です。
やり方はとっても簡単で、普段通りの湯船にコップ1杯~2杯の日本酒を入れるだけ。この際に入れる日本酒にも特に制限はありません。香りを楽しみたければ吟醸酒、保湿効果を期待するなら純米酒といった程度でしょうか。
スキンケアはもちろん、体を温める効果もあるので疲れているときに試してみるのがおすすめですよ。
入浴剤としてお風呂に入れれば湯冷めしにくい、という効果も得られるこちらの清酒。ロングセラーであるだけにさまざまな使い方で楽しまれている方が多いようです。
お風呂上りに体用のローションとして、化粧水をつける前のスキコンとして、化粧水としてなど使い方はさまざま。もちろん飲むこともできるので、使い方はあなた次第ですよ。40年近く愛されてきた実力を感じてみましょう!
日本酒化粧水は作れる?手作り&簡単なアレンジ
最後はもっと自分好みの化粧水を作りたい!という方のために、日本酒化粧水の作り方を解説していきます。
非常に簡単、手軽なので思いついた時にすぐ行動することができますよ。手元にあまり好みでなかった日本酒がある場合など、ぜひ試してみてくださいね。
とっても簡単ですよね!肌が極端に弱い方でなければ、日本酒をそのまま化粧水代わりに肌につけることも可能です。上記の方法ではアルコールが気になる…こんな方は、一度日本酒を煮切ってアルコールを飛ばしてから作ることも可能。
グリセリンの代わりにヒアルロン酸、ビタミンパウダーを加えて、より保湿効果や悩みに特化した化粧水にするのもよいでしょう。
また手作りならではのアレンジ方法、オーガニックなアイテムが好きな方はゆずの種やドクダミ、はちみつをプラスする方法もおすすめです。意外なところでは納豆や梅干、お酢でも化粧水が作れるようですよ!
まとめ
今回は日本酒そのものではなく、日本酒を配合した化粧水に関して紹介してきました。
おいしく飲むだけではなく、肌ケアにも使えると考えれば万能選手のようなお酒ですよね。ただ、どんなものでも人によって好き嫌い、合う合わないはあります。一つの情報として、日本酒化粧水にも注目してみてくださいね。
化粧水ジプシーな方は、一度試してみるのもおすすめですよ。
※価格はいずれもAmazonの2021年1月時点のものです。
関連記事はこちら
ビューティの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_