ASUSの代名詞!VivoBookの特徴とモデル別スペック
VivoBookシリーズは安価で軽い、ASUS(エイスース)ノートパソコンの代表格の一つです。
ここでは他シリーズとの比較やモデル別の詳細から、VivoBookの特徴を整理していきます。
目次
ASUSのVivoBookの特徴
VivoBookはノートパソコン市場の中で、低価格・軽量を売りにしているエントリー向けのシリーズ。
家電量販店やPCストアで激安特価のポップが貼ってあったり、チラシに大きく価格が出ていることがよくあるノートパソコンです。
安価な上、軽くて薄く、持ち運びに便利という特徴があり、大学生や社会人が外出先で使用するサブPCとして非常に人気があります。11.6型のオーソドックスなモデルは、ASUSのノートパソコン販売台数および売上金額に大きく貢献しているモデルです。
ASUSのVivoBookは同メーカーの「zenbook」と何が違う?
zenbookはVivoBookの上位互換に位置している、同じASUSから発売されているノートパソコンです。
VivoBookと同じくらい薄型軽量で、かつデザインにもこだわっています。ストレージ、メインメモリの容量や、CPU、画面解像度のスペックが大幅に強化されているのに加え、zenbookのハイエンドモデルであればグラフィックボードの「GeForce GTX1050 Ti」が装備されているモデルもあり、動作コストが非常にかかる動画編集作業も難なくできるほどの高スペックです。
ただしVivoBookに比べると高価です。最も安価な13.3型のzenbookでも約8万円必要なのに対して、VivoBookだと3万円台から購入することが可能です。
VivoBookは2台持ち用のサブPCに適したモデルで、zenbookはこれ一台で家でも外出先でも使用できるハイスペックモデルとして適しているでしょう。
ASUSのVivoBookシリーズを見てみよう!
ここからはVivoBookをモデル別に見ていきましょう。同じVivoBookシリーズの中でも価格やサイズ、性能面でピンからキリまであります。
持ち運びに便利な「11.6型」モデル
ASUSの中でも最もポピュラーで親しみやすいノートパソコンです。11.6型は一番小さいタイプで、携帯性に優れています。価格も抑えられていて、安価で軽量なVivoBookらしさがあります。
ASUS VivoBook E200HA
重量が0.98kgしかなく、1kg未満という超軽量ノートパソコン。3万円台で購入でき、ASUSのノートパソコンの中で最も安価なモデルに位置しています。
持ってみると分かるのですが、持ち運ぶのに苦にならない重さです。薄さも17.5mmと非常に薄く、携帯性に優れています。約9.5時間駆動するので外出先で十分に活躍してくれます。
ストレージは32GB。eMMC(embedded Multi Media Card)と呼ばれるタイプを使用していていて、SSDと比べると転送速度は遅いですが消費電力が少ないのが特徴。
解像度は1366x768、CPUは「Atom x5-Z8350」、メインメモリは4GB搭載されており、ブラウザを開きながらいくつかソフトを立ち上げても問題なく動作します。
ASUS VivoBook E203NA
こちらも重量0.98kgと超軽量で、かつ16.9mmとさらに薄くなっているE200HAの後継モデル。3万円台で購入でき、ASUSの最安価モデルの一つです。
最長約7.6時間の駆動時間でE200HAと比べると若干短いですが、それでも外出先で使う分には十分な時間です。
ストレージは32GBと64GBのタイプに分かれているので注意が必要です。自分に合った方を選びましょう。
解像度はこちらも1366x768、CPUは「Celeron N3350」、メインメモリは4GB搭載されており、こちらもE200HAと同じような使い方が可能。
基本的にE200HAと同じようなスペックですが、画面が180°まで開けるのが最も異なる点です。タブレットのように持ちたい場合や周囲の人に画面を見せたいときに役立ちます。
大画面で作業しやすい「15.6型」モデル
携帯性は11.6型に劣りますが、大きな画面で作業しやすいのが特徴なモデルです。
ASUS VivoBook X541UA
重量約2kg、薄さ27.6mmと、11.6型より大きい分重さも厚さもあるモデルです。価格は約6万円。
ストレージがSSD256GBなので高容量かつ高速に動きます。DVDドライブが付いているのが11.6型との大きな違いですね。
ただし解像度は11.6型と同じ1366x768なので、大画面の恩恵を受けにくいところも。
ストレージがSSD256GB、CPUは「Core i3 6006U」でメインメモリ4GB、こちらも簡単な作業をする上で十分なスペックがあります。
ASUS VivoBook 15 X542UA
重量約2.3kg、薄さ23.2mmと、X541UAに比べて重いけど薄いモデル。価格は約7万円。
カラーバリエーションにレッドがあるのは特徴の一つです。
解像度がフルHD(1920x1080)なので大画面の恩恵を十分に受けられます。ノングレア加工なので目に優しく、長時間の作業に適しています。しかしストレージはSSD128GBでX541UAの半分になっています。
CPUは「Core i3 8130U」でメインメモリ4GB、他のスペックもX541UAとほぼ同じです。
ASUS VivoBook 15 X542UN
重量約2.3kg、薄さ23.2mmなのはX542UAと同じですが、価格が約12万円するVivoBookのハイエンドモデル。
解像度はフルHDで、VivoBookで唯一ノートパソコン向けグラフィックボードの「GeForce MX150」を搭載しており、動画編集はもちろん動作の軽いゲームもプレイすることが可能です。
ストレージは128GBのSSDと1TBのHDDのデュアルストレージ。WindowsOSはもちろん普段良く使うソフトやドキュメント類をSSDに格納することで、HDDの3倍速で読み込みできます。
CPUは「Core i5 8250U」、メインメモリは8GBと、メインPCでも十分に耐えられるパフォーマンスを発揮してくれます。
ASUSの新シリーズ「VivoBook Slim」とは?
2018年10月24日、ASUSはVivoBookの新しいシリーズとして「VivoBook Slim」を発表しました。
最大の特徴は「狭額縁ベゼル」です。ベゼルとは液晶ディスプレイ横の枠のことです。このベゼルを極限まで狭額縁化することで、11.6インチより少しだけ大きいくらいのサイズ感で、13.3インチの画面サイズを実現しています。
最近はベゼルの狭額縁化もノートPC小型化の課題の一つとされているので、狭額ベゼルはモダンな雰囲気を漂わせます。
これまでも他メーカーから狭額ベゼルのノートパソコンは(主にハイエンドモデルで)登場していましたが、そこにASUSも参入してきました。
ASUSのVivoBook Slimはどんなモデルがある?
VivoBook Slimにもいくつかのモデルがあります。順番に見ていきましょう。VivoBook SlimにはS13、S14、S15の3種類あります。S14は一時期ビックカメラが独占販売していました。
ASUS VivoBook S13 S330UA-8130
ベゼル幅約6mmの狭額ベゼルディスプレイが特徴の、Slimシリーズのエントリーモデルです。価格は約7万円。
画面サイズは13.3インチでフルHD、重量が1.25kgで薄さ17.9mm、VivoBookらしい薄型軽量でシンプルかつスタイリッシュなデザインになっています。カラーバリエーションに女性向けカラーのローズゴールドがあるのも特徴的。
唯一残念な点がインカメラが付いていないこと。購入を検討する場合は注意が必要です。
ストレージはSSD128GB、CPUは「Core i3-8130U」でメインメモリは4GB、11.6インチより大きい画面サイズや解像度がほしい方向けの仕様ですね。
ASUS VivoBook S13 S330UA-8250
S330UAは8130と8250の2種類あり、8250の方がより高性能です。その分高価で価格は約9万円です。
ストレージがSSD256GB、CPUが「Core i5 8250U」、メインメモリ8GBと全て8130よりもハイスペックです。ただしグラフィック機能はどちらも同じCPU内臓ボードなのであまり期待できません。
少しでも高性能なノートパソコンがほしい場合はこちらかなという印象です。
ASUS VivoBook S14 S430UA
VivoBook Slimシリーズのハイスペックモデル。価格は約12万円。
画面サイズは14インチでフルHD。ノングレア加工なので目が疲れにくい設計になっています。
重量は1.5kg、薄さは18mmとS330UAよりは重いですが、それでも十分持ち運びに便利と言えるレベル。
ストレージは1TBのHDDですが、その他に16GBのOptaneと呼ばれるHDDキャッシュメモリが内蔵されており、読み書き時間を大幅に短縮してくれます。
CPUは「Core i3 8130U」でメインメモリは4GB。メモリ容量が少し弱い気がしますが防滴仕様なのは嬉しいところです。
ASUS VivoBook S15 S530UA
VivoBook Slimシリーズで最も大きい15.6インチディスプレイのモデル。価格は約10万円。
重量は約1.8kgとS330UAの約1.5倍なのに対し、薄さは18mmでS330UAと違いがほとんどありません。
15.6インチでも狭額ベゼルなので通常のVivoBookの15.6インチよりも一回りほど小さく、より持ち運びに便利になっています。
ストレージはHDD1TB。S430UAと同じくOptaneが搭載されているので読み書き速度をサポートしてくれます。Optaneの容量は8GBで、S430UAの2分の1になっています。
CPUは「Core i5 8250U」でメインメモリは8GB。サイズ以外はこれといった特徴はありません。大画面の狭額ベゼルディスプレイがほしい方向けという印象です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ASUSの中でもVivoBookはエントリーモデルに位置していますが、よく見ていくと高性能でメインPCでも十分に活躍してくれそうなモデルもありました。
ASUSの性能やデザインにピンと来るものがあったら購入を検討してみるものありですね。
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