〈プロに取材〉浄水器、おすすめ16選 コスパ・用途・機能で比較
毎日の暮らしで欠かせない飲料水。水道水をそのまま利用している方も多いと思いますが、カルキ臭と呼ばれる特有の臭いが苦手という方の中には、浄水器の利用を検討している人もいると思います。
そこでこの記事では、アクアソムリエの資格を持つ水の専門家で「Mill」代表の江口慶太さんを取材。浄水器の選び方について聞きました。編集部おすすめの浄水器も紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
目次
今回取材したのはアクアソムリエの資格を持つ水の専門家!
- Mill
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江口 慶太(えぐち けいた)さん
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ハーブコーディアルを製造し、カフェやエステサロンに卸販売業を営む
「Mill」の代表。水にこだわりたい、という思いから水の知識と味わいに関する資格「アクアソムリエ」を取得。現在は水に関する商材の企画・営業や、水などで割って飲むイギリスの伝統的な飲み物「ハーブコーディアル」のブランドを展開しています。また、アクアソムリエの資格を生かしてウェブメディアで取り上げられたりと、水の知識を活かした活動も行っています。
江口さんは大学で生物科学を専攻し、卒業後は繊維やケミカル系の商社に入社し、浄水器の営業としてキャリアをスタートします。そして、浄水器を販売していく中で、水道水そのままと浄水器を通した水道水(以下、浄水)の味が違うことを痛感し、水の美味しさに気付いていきます。そして、より水について見識を深めたいと思い、アクアソムリエの資格を取得します。
その後、日本アクアソムリエ協会と共に「世界一周水企画」をスタート。世界各地のミネラルウォーターを試飲して味の評価をしたり、採水地の見学などを通して日本以外の水市場に関する知識を得ます。
帰国後はイギリスで出会ったハーブや果物のシロップ「ハーブコーディアル」を水で割って飲む文化を日本でも広めたいと思い起業。
オリジナルで開発した3種類のハーブコーディアルを展開するMillを運営しながら、水に関わる製品の企画営業やウェブメディアに取り上げられるなど、アクアソムリエの資格を活かした活動を展開中です。
日頃から飲んでいるお水について
江口さんは「水は人間が生きていく上で絶対に摂取しなければならないものだからこそ、味を楽しみながら飲んでいる」と言います。水の味にこだわることで、浄水やミネラルウォーターなど日本国内外の多くの選択肢の中から飲みたい水を選ぶ楽しみが増えていきます。
飲用水の種類について
まず、日頃から飲んでいる水は大きく3つに分類できます。
- 水道水
河川や湖沼、地下などから浄水場で水をきれいにして、水道管を通して各家庭に提供されている水です。衛生面の観点から塩素を添加しているので、カルキ臭と呼ばれる臭いが特徴です。また、水道管が錆びていれば鉄分のような味がしたり、湖沼のような水の流れがゆるやかな場所の水ではカビ臭がすることもあります。相対的に都市部の水は汚れなどによって、味も臭いも美味しくない傾向があります。
- 浄水
水道水を浄水器でろ過した水です。水道水から不快に感じる味の成分や臭いを除去してくれるので、より飲みやすい水になります。コスト面でも使い続けやすいので、飲水だけでなくコーヒーやお茶などの嗜好品やお料理にも使いやすいです。
- ミネラルウォーター
採水された土地特有のミネラルを含む天然水をボトリングしたものをいい、原水の味そのものを感じることができます。エビアンやボルヴィックなどは水源地の名前が製品名になっている代表的なミネラルウォーターです。
日本の水はミネラルが少なく軟水なので柔らかな味わいとなりますが、ヨーロッパでは特にカルシウムやマグネシウムといったミネラルを多く含む硬水が多いことから甘みや渋みが出るなど、国や地域によって水の硬度と味わいが異なります。
ミネラルウォーターはペットボトルでも100円前後からと割高になるので、目覚めの一杯やスポーツの際など、こだわりたいシーンでの飲用がおすすめです。
日本独特の水事情
世界の水を巡った江口さんによると日本人はヨーロッパと比べてミネラルウォーターの摂取量が6分の1と低く、浄水を含む水道のお水を飲む人が多いようです。
また、浄水器協会の2017年の調査によると日本の浄水器普及率は36.2%です。
日本国内で最も浄水器を使っているのは千葉県で、続いて東京都、大阪府と都市部が続きます。取水地の水質や人口の多さによる水の汚れが水道水の味に影響し、浄水器の使用率に反映されていることがわかります。
浄水器の基本情報
江口さんは「水道水、浄水、ミネラルウォーターを飲み比べてみて思うのは、日ごろの飲み水は浄水器で十分」と言い、それぞれのライフスタイルによって使い分けることをおすすめしています。
浄水器の効果は水道水をフィルターに通してろ過することで、水道水に含まれる物質除去し、飲みやすく美味しい水にしてくれます。
飲用水に欠かせない浄水器はフィルターと本体の形状によってタイプが分かれています。
フィルターの種類
一般的に市販されている浄水器のフィルターは大きく分けて4種類あります。
- 活性炭
多孔質な凸凹した表面にイオン化した成分を吸着させてくれます。水に溶けてしまった塩素やカルキ臭、カビ臭、発ガン性物質になるトリハロメタンなどの形がない物質を取り除いてくれます。
- ろ過膜
とても細かな穴の空いた膜を通すことで微粒子を取り除きます。中空糸という中が空洞になっている繊維が、サビや濁り、微生物といった形のある不純物を吸着・除去してくれます。
活性炭もろ過膜も水の美味しさのもとになるミネラルは除去しないので、水そのものの味わいは残ります。日本の浄水器の多くはこの2つを組み合わせたフィルターを採用しています。
ろ過膜は圧力をかけないと水がフィルターを通らないため、活性炭よりも浄水に時間がかかります。カルキ臭だけを取り除きたいのであれば活性炭のみ、味や香りにもこだわりたければろ過膜と組み合わさったフィルターを選ぶなど、好みにあわせて選んでください。
- 逆浸透膜
不純物もミネラルもすべて取り除くので、味も香りもしないクセのない水になります。海水の淡水化や医療用・研究用の「純水」を作るために使われる素材です。
高価格帯の商品に使われていることがあり、赤ちゃんの飲み水やミルクに使う水として使うのにおすすめです。
- セラミック
素焼きの食器などと同じような素材で、細かい孔に不純物を吸着させることで水道水をろ過します。他のフィルターに比べて交換期間が長いのが特徴的です。
本体の形状タイプ
浄水器の本体の形状には使い方や取り付け方によって5種類に分類できます。
自分のライフスタイルや浄水器の使うシーンによって適したタイプが異なるので、以下の説明を参考に選んでください。
- ポット型
手で持ち運べる大きさのポット型の容器に、交換式のカートリッジをはめ込んで使います。比較的安価でECサイトや量販店などでも販売されているので、初めて浄水器を使う人にもおすすめです。
ポットの大きさによって浄水できる容量が決まっているので、お料理など水をたくさん使う際には頻繁に水を入れなくてはなりません。
最大のメリットは浄水器をそのまま冷蔵庫に入れて水を冷やしたり、浄水した水を持ち運べることです。ドイツ発の「ブリタ」が代表的なメーカーで、日本国内でも様々な製品が市販されています。
- 蛇口直結型
蛇口の先に直接取り付けるタイプの浄水器です。比較的取り付けが簡単で、ビルトインに比べると安価です。蛇口をひねった分だけ水が使えるのがメリットです。対応している蛇口が限られているので、ご自宅の蛇口の形に取り付けられるかを事前に確認してください。東レの「トレビーノ」や三菱ケミカルの「クリンスイ」などが代表的なブランドです。
- 水栓一体型
蛇口の筒の部分が太くなっていて、その内部にカートリッジを組み込んだタイプです。原水、浄水、シャワーなどをワンタッチで切り替えられる点が便利です。最近の新築マンションなどではじめから設備として取り付けられている場合がありますが、そうでなければ水栓そのものを取り付ける工事が必要です。「タカギ」をはじめ国内メーカー各社から製品を選べます。
- 据え置き式
浄水器本体を置いたり壁にかけて使うタイプです。蛇口や水栓からホースで取水するので大掛かりな工事が不要で、料理など水をたくさん使うシーンに適しています。
カートリッジの交換も約1年と長く使えることと、機種によっては水道水をアルカリイオン水や水素水に変えたりと水の選択肢が多いのがポイントです。家電の「パナソニック」などが販売しています。
- ビルトイン式
アンダーシンクタイプとも呼ばれ、浄水器をキッチンの内部に取り付けることで、浄水したお水を直接蛇口から出すことができます。交換の頻度が一番長く、普通の水道水のような感覚で浄水を使えます。飲用水もお料理もストレスなく浄水を使いたい方におすすめです。しかし、ビルトイン式浄水器の取り付けには工事が必要なので、賃貸のお部屋では勝手に取り付けることができません。また、トラブルが起きた際にも専門の業者による修理や工事が必要です。カートリッジも比較的高価で一般販売されていないので、取り寄せになる場合が多いです。「LIXIL」や「TOTO」といったシステムキッチンを取り扱うメーカーが販売と設置工事を提供しています。
浄水器メーカーの選び方は浄水器協会の会員かどうか
浄水器を製造・販売しているメーカーは多数ありますが、メーカーを選ぶ一つの基準として、一般社団法人 浄水器協会の会員かどうかという点があります。
浄水器協会は、JIS規格(JIS S 3201)に沿った試験方法で浄水器を検査し、合格した機種に対して「適合マーク」を付与しています。適合マークは一定の基準で試験し、規定をクリアしたという証明にもなるので、その浄水器の品質が一定の基準に達している証です。
自分が選んだ浄水器に適合マークが付いているかどうかは、メーカーサイトなどできちんと確認しておきましょう。
コスパは年間にかかる総コストで判断
浄水器にかかる費用は初期費用とランニングコストに分けられます。
初期費用とは浄水器本体を導入する際に発生する、本体価格や取り付け工事のことです。
水栓から取水する据え置き型や水栓一体型、ビルトイン型の取り付けには工事が発生するので費用がかかります。
ランニングコストとは主にカートリッジ(浄水フィルター)の交換や定期的な掃除といったメンテナンス費用を指します。
カートリッジの価格と交換頻度がコスパに直結するので、浄水器を選ぶ際はカートリッジの価格と交換頻度をもとに1年間をトータルで見た費用を比較することをおすすめします。
また、浄水器の本体価格を低く設定して、カートリッジの価格が機能に対してバランスが割高に設定されているメーカーもあります。浄水器本体が安いからコスパが良いとは限らないので注意が必要です。
カートリッジの交換頻度について
カートリッジ内のフィルターで不純物が取り切れなくなった時が交換時期です。
消費者庁のJIS規格によって浄水器の除去対象物質の種類が13項目に定められています。
それぞれの除去対応物質における総ろ過水量と除去率を記載しなくてはなりません。この除去率がクリアできなくなった時点がメーカーの推奨する交換時期となります。
実は浄水器はカートリッジ交換によって収益を出すビジネスモデルなので、メーカーにとってはフィルター交換頻度が高いほど良いという側面もあります。交換時期を過ぎるとろ過機能が突然なくなる、というものでもないので、日々の使用量とあわせて目安として確認しましょう。
水の専門家が愛用!おすすめ浄水器
ここまで、浄水器について聞きましたが、そんな水について豊富な知識を持つ江口さんが実際に使用している、おすすめの浄水器を教えてもらいました。
強力な活性炭でカルキ臭やカビ臭などJIS規格の5項目を除去してくれます。また、用途にあわせてストレートとシャワーの2種類の水流を切り替えできます。装着することで水道から流れる無駄な水をカットしてくれるので、シャワー時には約50%の節水能力を発揮します。
プロのオススメポイント!
中空糸が入っていないので濁りが取れないのがデメリットですが、カルキ臭のもととなる塩素や、発がん性物質であるトリハロメタンなど計5項目を除去できる良質な活性炭が入っているので、高性能だなと思いますし、美味しい水も飲めます。
また、小さくておしゃれなデザインなので、調理作業中でも手や調理機器にあたったり邪魔になることなく、夫婦で気に入って2年以上使い続けています。
〈編集部PICK UP!〉ポット型浄水器おすすめ4選
日用品店やECサイトなどで一般的に市販されているポット型浄水器の中から、定番ブランドの製品や人気商品を紹介します。
世界で高いシェアを誇るドイツのブランド「ブリタ」のポット型浄水器です。カートリッジは約2ヶ月使用でき、蓋にある液晶表示で交換時期を教えてくれます。
筆者もブリタのマレーラを使っていますが、一番の魅力は水道水と比べて、浄水したお水の味が美味しく感じられることです。液晶の交換時期がくると味がどんどん水道水になるので、その味の差を感じ続けられていることもリピートしている理由のひとつです。
ブリタのカートリッジには日本仕様と並行輸入品があり、どちらもECサイトなどで購入可能です。しかし、並行輸入品は日本の水質にあわせたものでなく、JIS規格の浄水機能を保証するものではありません。水質にこだわるならば、ブリタジャパンが販売する日本仕様と記載されたものを選ぶとよいでしょう。
浄水器ブランド「クリンスイ」シリーズの高機能モデルのポット型浄水器です。取っ手付きなので持ちやすく、コンパクトなランドフォルムなので冷蔵庫のドアポケットにもスッキリと収納できます。
リザーバー部分は取り外せるのでお手入れも楽々。食卓にそのまま置いても違和感がありません。
家電のパナソニックが展開するポット型浄水器です。2.0Lと大容量ながらもスリムな形なので、冷蔵庫のドアポケットにも収納できます。本体は耐熱素材なので蓋まで食洗機に入れて洗えるのでお手入れも簡単です。
カートリッジには浄水フィルターに加えてミネラル層があることで、浄水しながらカルシウムを溶解させてミネラル浄水をつくることができます。日本の名水にも選ばれた六甲山系の水質に近い硬度60~90mg/Lになり、飲んで美味しいお水にかえてくれます。
蓋にはダイヤル式でカートリッジ交換目安があるのは便利です。
他社製品に比べて浄水時間が約12分なのは長めに感じるかもしれません。
ポーランド発の浄水器ブランド「ダフィ」のポット型浄水器です。フタには水圧で開く「スマートフィル」という弁が付いているので、手がふさがっている時でも簡単に注水できます。
上部にカレンダー表示があるので、カートリッジの交換時期が視覚的にわかって便利です。
ブリタのポット式浄水器の上位モデルです。フタに注水する「フリップトップ」がついていることで、わざわざフタを開けることなく親指一つで水道水を入れらます。
部品や継ぎ目が少なく、全体的にカーブを多用したデザインになっているので、汚れがつきにくくなっています。キッチンで使っていると水で濡れて水垢や茶色い汚れがちょっとした溝に溜まってしまいます。そうした衛生面のお手入れが少なくて済むのは使っていて嬉しいポイントです。
スリムな形状で冷蔵庫に入れて置けるので、浄水を飲用水として冷やしておけます。
蛇口直結型浄水器おすすめ4選
蛇口の先に取り付ける「蛇口直結型」浄水器のおすすめを選びました。水栓が細身のタイプに適合するタイプですので、ご自宅の水栓に取り付けできるか事前に確認してください。
パナソニックが展開する蛇口直結一体型浄水器の中で、価格帯が手頃なモデルです。上位機種と比べてフィルターの機能は一般的ですが、それでも除去対象物質を19物質取り除いた浄水が作れます。
ポイントはカートリッジの浄水機能が1年続くのでランニングコストが低く抑えられることです。交換の手間とカートリッジの購入費用を減らすことができます。
水の切り替えレバーで原水ストレートやシャワーにワンタッチで切り替えられるので、調理の際にも洗いと調理用の水にと使い分けできます。
クリンスイ MONOシリーズは必要最低限の機能に高性能フィルターを組み合わせることでコスパの良いモデルと言えます。カートリッジの交換目安は3ヶ月と少し短めです。
本体も水栓に似たメタリックな質感なので、取り付けた際に違和感がありません。カートリッジに浄水の出口がついているので、交換のたびに水の出口が新しくなるので衛生的です。また、カートリッジにはフィルターが見える小窓があるので、使い続けることでフィルターが汚れていく様子が確認できます。
東レ・トレビーノの「カセッティシリーズ」はカートリッジに浄水の出口があるのが特徴です。カートリッジの交換時期を大型液晶でデジタル表示してくれます。
浄水がシャワーなので野菜を洗う時も水にこだわりたい、といった、浄水の使用範囲が広い方におすすめです。
原水は50度までのお湯が使えるので、食器洗いなど、いつもの蛇口と同じように使えます。原水シャワーの穴が0.4mmと小さいので水の強さを保ちながら、水の使用量を節約できます。
据え置き型&備え付け浄水器おすすめ3選
据え置き型や水栓一体型、ビルトイン型といった浄水器は、ファミリーで家族の人数が多かったりお料理にも浄水を使うなど、お水を大容量で使う家庭に向いています。また、いろいろな種類の水がつくれたり、ポット型にはない独自の機能をそなえた製品など特色が多いのも特徴です。据え置き型はスペースをとったり、ビルトイン型は設置の工事が必要な場合もあるので事前に確認してください。
パナソニックの据え置き型浄水器はアルカリイオン水がつくれるモデルが多く、その中でも作れる水の種類を5つに絞ることで機能と価格のバランスが取れたモデルです。キッチンに置いて違和感のないスタイリッシュなデザインも特徴です。
浄水を電解することでつくられるアルカリイオン水は還元水素水とも呼ばれ、メーカーによると胃の不快感やお通じといった胃腸の働きを助ける効果があるそうです。節水構造が捨て水などのムダなお水を削減してくれるので節水効果もあります。
アメリカ発の浄水器ブランド「eSpring」の据え置き型浄水器です。蛇口にバルブを取り付けてホースを通して取水するので、大掛かりな工事が要りません。
シンクに本体を置くスペースが必要ですが、スリムな円筒形の形で比較的コンパクトな大きさです。
システムキッチンなど水回りの設備を展開する「リクシル」の水栓一体型浄水器です。浄水カートリッジと水栓が一体となっているので、ポットや機械を置く必要がなく、キッチンを広々と使うことができます。
浄水シャワーがあるので野菜を洗ったり、ホースを伸ばしてシンクの掃除をしたりと、機能的な水栓としての使い勝手の良さも魅力的です。
設置の際にはカウンター下の作業が不要な上面施工仕様になっていますが、取り付け工事を別途手配することをおすすめします。
技あり!変化型浄水器のおすすめ3選
ここまでは一般的な浄水器を紹介してきましたが、ボトル一体型やカートリッジをそのまま浄水器にしてしまうなど、アイディア浄水器も存在するのでチェックしてみてください。
アメリカ・シカゴ発の世界30カ国で販売されているユニークな水筒型のポータブル浄水器です。高速で浄水できるろ過機能を持っています。
著名なデザイナー、カリム・ラシッド氏がデザインしたスタイリッシュでおしゃれなボトルは、有害物質であるBPAを含んでいないので安心して使えます。
ボトルを繰り返し洗って使うことで、ペットボトルの消費量を減らせるので節約とエコにつながります。
筆者も一時期使っていたことがありますが、素敵なデザインと出先で水道水を浄水にできる手軽さが気に入っていました。
ポット型浄水器で有名なブリタから発売されている、ユニークなカラフェ型の浄水器です。ガラスのような透明度のボトルはリビングなど生活空間に置いてあってもさまになります。
フィルターは薄い円盤状になっていて活性炭が残留塩素などを除去しながら、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を残した浄水がつくれます。
ビルトイン型浄水器メーカー「キッツ」が新しい発想で開発したカートリッジ型浄水器です。蛇口直結型の手軽さと据置型の高い浄水能力を両立していて、2年で本体やホースも丸ごと取り替えるので清潔に使い続けることができます。コンパクトな円形状でシンクでも邪魔にならず、本体もピンクやブルーなど6色から選べます。
カートリッジがそのまま浄水器になっているので、カートリッジ交換の際のゴミや処理の手間が省けます。2年間と長期間使用できるのでランニングコストも抑えられるのが魅力です。
蛇口に適したアダプターにホースを差し込むだけの簡単設置なので工事も不要です。
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水の専門家・江口さんの裏技!
浄水器はランニングコストが気になりますが、江口さんによると「カートリッジのセール頻度をチェックすることでコスパが異なる」そうです。
江口さんのおすすめは「東レ トレビーノ®」シリーズ。家電量販店やホームセンター、Amazon、楽天市場などでも時々セールになっているので、そうした際にまとめ買いすることでカートリッジをお得に購入できます。
本体の価格はもとより、長期間使い続けるのであればカートリッジも通常価格で見るよりはセール価格で比較すると実際のランニングコストが割り出せますよ。
浄水器で水道水を飲みやすく調理しやすい水に
今回は、水のプロである江口さんに浄水器の選び方のポイントを聞くことで、形状やカートリッジによって用途やランニングコストが変わってくることがわかりました。
毎日飲む水を浄水にすることで味わいを良くしながら、節約につなげることもできます。
今まで水にこだわっていなかった人も、日頃からミネラルウォーターを飲んでいる人も、改めて浄水器をチェックしてみてはいかがですか?
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