スキーグローブのおすすめ10選 初心者でもわかる選び方と人気メーカー
スキーグローブは、雪山の寒さや転倒時のケガなどから手を守る手袋です。
五本指、ロブスター、ミトンといったタイプがあり、革やゴアテックスなど、丈夫で保温性に優れた素材を使用しています。
この記事では、スキーアイテムに詳しい編集者が、初心者でも失敗しないスキーグローブの選び方と、ロイシュ・ヘストラ・デサントなど人気メーカーのおすすめ商品を紹介します。
スキーグローブの構造と種類
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まずは、スキーグローブの構造と種類を見てみましょう。
スキーグローブの構造
スキーグローブは、シェル(外側)、インナー(内側)、フィルム(中間層)といった3つの素材を組み合わせた構造で、一般的な防寒用手袋と比べて、より高い保温性と防水性、耐久性を備えています。
外部から手を保護するシェル
シェルはグローブ外側の生地のことです。外部からの水や雪の侵入を防ぎ、保温性を高める役割があります。
耐久性のある革や合成皮革のほか、防水性に優れたポリエステルやナイロンといった素材が使われています。
快適な着け心地を実現するインナー
インナーはグローブ内側の生地のことで、ライナーとも呼ばれます。手に直接触れる部分のため、快適な着け心地が重要です。
保温性が高いフリースや起毛素材など、空気層を多く含み、暖かさを保つ素材が使用されています。
グローブ内をドライに保つフィルム
フィルムはシェルとインナーの間の生地を指し、ゴアテックスなどの防水性と透湿性の高い素材が使用されています。
フィルムのないグローブもありますが、高性能なスキーグローブのほとんどは、フィルムを備えた三層構造になっています。
一体型とセパレート型
スキーグローブには、一体型とセパレート型の2つのタイプがあります。
手にぴったりとフィットする一体型
シェルとインナーが一体化しているため、手にフィットして、高い操作性と保温性を保ちます。
好みに合わせて使い分けられるセパレート型
シェルとインナーが別々のため、気温や天候に合わせて、インナーを交換したり、シェルのみで着用したりと、使い分けが可能です。
また、インナーは取り外して洗濯できるので、清潔に保てます。
スキーグローブの種類
スキーグローブは、その形状から3つのタイプに分けられます。
ストックを握りやすい「5本指タイプ」
5本指タイプは、指先がすべて分かれている、もっとも一般的なスキーグローブです。
指先を動かしやすいため、ストックの操作性を重視するスキーヤーにおすすめ。フィット感も高く、ファスナーの開閉など、細かな作業もスムーズに行えます。
もっとも保温性の高い「ミトンタイプ」
ミトンタイプは、親指を除く4本の指先がすべて繋がっているタイプです。保温性が高く、雪の侵入を防いで手全体を暖かく保てます。
細かな作業には不向きですが、保温性を重視したいスキーヤーにおすすめです。
保温性と操作性を兼ね備えた「ロブスタータイプ」
ロブスタータイプは、スリーフィンガーあるいはトリガータイプとも呼ばれ、親指と人差し指が独立し、残りの指が繋がっているタイプです。
5本指タイプよりも保温性が高く、ミトンタイプよりも操作性に優れています。
スキーグローブのサイズの測り方
スキーグローブは、手の大きさに合ったものを選びましょう。サイズを測る際は、一般的な手袋と同じように「手囲い」を目安にします。
日本手袋工業組合基準によれば、手囲いは以下にように定義されています。
「手囲い」は、左手の生命線の始点と、小指の付け根のシワと手首の付け根のシワを結んだときに手首の付け根のシワのほうから1/3の距離にある点を通って、ぐるりと手のまわりを一周した長さのことを指します。
ただし、指の長さには個人差があるため、メーカーによっては手長サイズ(手の平の付け根から中指先端までの長さ)を表記している場合があります。
そのため、これら2つのサイズを目安に選ぶと良いでしょう。手にフィットしたグローブは、保温性や操作性を高めてくれます。
スキーグローブの選び方
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スキーグローブ選びのポイントを紹介します。
スキーグローブの素材で選ぶ
スキーグローブに使われている素材は、保温性や耐久性、快適性を左右する重要なポイントです。
高い耐久性とフィット感に優れた革製グローブ
グローブのシェルには、さまざまな素材が使われていますが、フィット感を重視するなら革製グローブがおすすめです。丈夫なうえに適度な保温性もあり、使い込むほど手になじんできます。
ほかにも、シェルに合成皮革、ナイロン、ポリエステルなどを使ったグローブもあるので、防水性や保温性を考慮して選ぶと良いでしょう。
防水と透湿を兼ね備えたゴアテックス
快適性を重視するなら、フィルムにゴアテックスを代表とする透湿防水素材を使用した三層構造のグローブがおすすめです。
フィルムは冷たい風を防ぎ、水が染みないようにする役割がある重要な部分で、グローブの保温性に大きく影響します。また、内側の湿気を外に逃がしてドライな状態に保ってくれます。
快適なスキーのためにも、三層構造のグローブを選ぶことをおすすめします。
インナーは保温性の高い素材
インナーは手に直接触れる部分のため、肌触りが良く、保温性の高い素材が良いでしょう。
一般的にポリエステルやフリース、起毛素材などが使われています。
ストックの握りやすさで選ぶ
グローブを着用した際、ストックを握りやすいかどうかも大事なポイントです。
とくにスキー初心者は、ストックを操作しやすい5本指タイプか、親指と人差し指が独立したロブスタータイプがおすすめです。
ミトンタイプなら、内部が五本指に分かれているタイプや、薄くて暖かいインサレート(保温材)を使ったタイプなど、指を動かしやすいものを選ぶと良いでしょう。
便利な機能をチェック
グローブの便利な機能にも注目してみましょう。
落下や紛失を防止するグローブリーシュ
グローブリーシュは、グローブと手首を繋ぐ紐のことです。
リフト乗車中にうっかりグローブを落としてしまうようなトラブルを防ぎ、グローブを外して写真を撮りたいときなどに便利です。
グローブリーシュは単体でも販売しているので、後付けも可能です。
スマホ操作ができるタッチパネル対応グローブ
タッチパネルに対応したグローブなら、着用したたままスマホを操作できます。
休憩中にスマホを使いたいときなど、グローブを外す必要がないので便利です。
快適な滑走をサポートする便利な機能
グローブの甲部分に、カードや鍵などを収納できるジッパー付きポケットが付いたグローブがあります。
寒い日は携帯カイロを入れたり、暖かい日はベンチレーションとして活用できたりと、さまざまな用途に使えます。
ほかにも、ゴーグルの曇りを手軽に拭けるワイパー機能がついたグローブもあります。
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