ダイビングで使えるカメラおすすめ10選 防水コンデジから水中ハウジングまで
ダイビングで使えるカメラがあれば、海の中で見た魚たちや水中の景観を写真や動画にして保存でき、SNSで共有も可能です。
とはいえ、防水コンデジやアクションカメラ、本格的なハウジングセットなど、たくさんの種類があり、何を選べばいいか迷ってしまいます。
この記事では元ダイビングインストラクターの筆者が、ダイビングで使えるカメラの選び方とおすすめ商品を紹介します。
目次
ダイビングで使えるカメラの種類

まずは、ダイビングで使えるカメラの種類を見てみましょう。
手軽に使えて、持ち運びに便利な防水コンデジ

防水コンデジは、防水性能を備えたコンパクトデジタルカメラを指します。
耐圧水深内であれば、ハウジング不要で水中撮影が可能。レンズが本体と一体化しているため手軽に使用でき、軽量で持ち運びにも便利です。
水中撮影のホワイトバランスに対応した「水中モード」を搭載している機種もあります。
【こんな方におすすめ】
- シュノーケルやスキンダイビングで手軽に水中写真を撮りたい方。
- 水中だけでなく登山やキャンプなどのアウトドアシーンでも使いたい方。
水中での自撮り撮影ができるアクションカメラ

多くのアクションカメラには防水性能が備わっているため、水中でも撮影が可能です。
アクションカメラ本体の防水性能は、電気製品の防水・防じん性能を表す「IPコード」で表され、その数値が高いほど優れた防水性能を発揮します。
クリエイティブな映像が撮れる、360度撮影に対応したアクションカメラもあります。
【こんな方におすすめ】
- シュノーケルやスキンダイビングで動きのある動画を撮りたい方。
- サーフィンやスノーボードなど、さまざまなアクションスポーツでも撮影したい方。
深い水深でも撮影できる水中ハウジング

Photo by iStock
水中ハウジングは、防水機能のないカメラを水中で使用するための防水ケース。
ただし、防水コンデジやアクションカメラでも、深い水深で使用する場合はハウジングを使用します。
コンデジから一眼カメラまで、さまざまな機種に対応していますが、すべて専用設計のため機種は限定されます。
また、カメラ本体のレンズ交換に対応したハウジングもあり、水中ストロボや水中ライトといったアクセサリーも豊富です。
【こんな方におすすめ】
- 本格的なダイビングで水中撮影を楽しみたい方。
- マクロからワイドまで、プロのような水中撮影に挑戦してみたい方。
結論から言えば、スマホでも専用ハウジングを使えば水中カメラとして使用可能です。ただし、万が一水没してしまったときのダメージが大きいうえに、画角や操作性など水中撮影には不向きな点が多いため、リスクを十分に理解したうえで使用することが必要です。
ダイビングで使える水中カメラの選び方

ダイビングで使えるカメラを選ぶ際に、確認しておきたいポイントを見てみましょう。
カメラやハウジングの耐圧水深で選ぶ
水中カメラやハウジングには、機種ごとに水深〇mまでという耐圧水深が定められています。
耐圧水深はその製品が正常に機能する最大水深を指し、この値を超えると製品は水圧によって水没または故障する可能性があります。
本格的なダイビングで使用するなら、IPコードだけでなく耐圧水深の表記のある製品を選び、耐圧水深を超えない範囲で使用しましょう。
カメラの操作性とメンテナンス性で選ぶ
水中では視界が限られるうえ、グローブを着用している場合もあります。カメラの操作に手間取ると、安全管理がおろそかになる可能性があります。
そのため、簡単で直感的に操作できるカメラやハウジングを選ぶことが大切です。
大きなボタンやダイヤル、分かりやすい表示や設定方法を採用している機種を選びましょう。
また、水中カメラやハウジングを長く愛用したいなら、使用前と使用後のメンテンナンスが必須。
スペアのOリングやメーカー指定のグリス、シリカゲルなどがセットになった、専用のメンテナンスキットが揃っている機種がおすすめです。
カメラのアクセサリーと拡張性で選ぶ
各種アクセサリーが使用できる、拡張性に優れた水中カメラやハウジングなら、ワンランク上の水中撮影が可能になります。
水中カメラのアクセサリーには、次のようなものがあります。
水中では光が吸収され、深く潜るほど色が失われます。本当の色を再現するなら水中ライトやストロボが不可欠です。内蔵フラッシュも使用できますが、浮遊物が写り込みやすいため外部タイプをおすすめします。
コンバージョンレンズ
カメラ本体やハウジングに取り付けて、被写体に応じた撮影が行えます。広角のワイドタイプと、小さな生物を撮影できるマクロタイプがあります。
カラーフィルタ―
ハウジングのレンズ部分に取り付け、光が吸収されることで画像全体が青みがかってしまう「青かぶり」という現象を軽減します。
ファインダー
ハウジングに装着して液晶モニターが見やすくします。
ストラップ類
スナッピーコイルやフロートストラップなどを取り付け、落下や紛失を防ぎます。
ご紹介したアクセサリーはほんの一部ですが、実際の撮影シーンをイメージし、どのようなアクセサリーが適しているか確認しておくと良いでしょう。
〈編集部PICK UP!〉防水コンデジのおすすめ5選
まずは、防水コンデジの人気商品の中から、編集部が注目した商品を紹介します。
耐圧水深:15m
サイズ:幅113.9×奥行32.7×高さ65.8mm
重さ:222g(本体のみ)
耐圧水深:14m
サイズ:幅122.5×奥行29.5×高さ61.5mm(操作部材、突起部を除く)
重さ:194g(電池、SDメモリーカード含む)
耐圧水深:15m
サイズ:約幅103.2×奥行52.4×高さ66.7mm
重さ:約176g(本体のみ)
耐圧水深:10m
サイズ:幅71.8×奥行33.6×高さ50.8mm
重さ:約121g(バッテリー除く)
耐圧水深:10m
サイズ:幅46×奥行33.1×高さ114mm
重さ:180g
〈編集部PICK UP!〉水中ハウジングのおすすめ5選
次に、水中ハウジングの人気アイテムの中から、編集部イチオシの商品を紹介します。
耐圧水深:45m
サイズ:幅157×奥行81×高さ122mm
重さ:484g
耐圧水深:55m
サイズ:約幅165×奥行61×高さ93mm
重さ:約412g
耐圧水深:60m
サイズ:記載未確認
重さ:記載未確認
耐圧水深:50m
サイズ:幅154.6×奥行83.6×高さ84.2mm
重さ:134g
耐圧水深:40m
サイズ:約幅155.3×奥行125×高さ127.5mm
重さ:約655g
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