ラッシュガードは、マリンスポーツやプールなどの水遊びの際に便利なウェアです。

すり傷や日焼けの防止に役立ち、大きいサイズも揃っているため体型カバーにぴったり。

この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、メンズ用ラッシュガードの選び方とおすすめブランドの商品を紹介します。

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ラッシュガードとは？

ラッシュガードとは、海、川、プールといった水辺で広く着用されている、水着の上から着用できるウェア。

普段着のように着れるTシャツタイプや、素肌の上からゆったり羽織れるパーカータイプ、ボードショーツの下に履けるレギンスタイプなど、多くの種類があります。

目的や用途にあったラッシュガードを選ぶことで、より快適に水辺でのアクティビティを楽しめます。

ラッシュガードの役割と必要性

ラッシュガードには、次のような役割があります。

• 日焼け防止

紫外線をカットして、日焼けによる肌へのダメージを軽減します。UVカットウェアとしても使用できるため、日差しの強い野外でも役立ちます。

• すり傷防止

すり傷をはじめ、クラゲやガヤなどの有害な海洋生物から肌を保護します。

• 体の保温

冷たい水から体を保護し、体温の急激な低下を防ぎます。水から出た後、濡れた水着の上から着られるため、冷えた体の暖を取るのにもぴったりです。

• 摩擦防止

マリンスポーツなどでウエットスーツの下にラッシュガードを着れば、ウエットずれと呼ばれる、縫い目や生地で肌が擦れて赤く腫れる状態を防げます。

• 体型カバー

水着の上にラッシュガードを着ることで、体型カバーに役立ちます。肌を露出したくない方にもおすすめです。

このように、ラッシュガードは水辺のアクティビティを、より快適に楽しむために必要なアイテムと言えるでしょう。

ラッシュガードの選び方

ラッシュガードを選ぶ際のポイントを見てみましょう。

ラッシュガードのデザインから選ぶ

ラッシュガードにはたくさんのデザインがあります。主なタイプを見てみましょう。

• Tシャツタイプ

Tシャツタイプのラッシュガードは水中でも動きやすく、幅広いシーンに対応できます。襟はモックネックとクルーネック、袖はラグラン袖が多く長袖と半袖から選べます。

• ファスナータイプ

濡れた状態でも着たり脱いだりしやすい、前面にファスナーが付いたラッシュガード。スクール水着に採用されることも多く、海やプールでの水遊びにおすすめです。長袖と半袖があります。

• パーカータイプ

フロントファスナーで、素肌の上から羽織れるフードの付いたラッシュガード。水中で泳ぐには不向きですが、ビーチやプールサイドでの日焼け予防や保温対策、体型カバーに役立ちます。手の甲までカバーできるサムホールや、ファスナーポケットが付いたタイプもあります。

• レギンスタイプ

下半身の日焼け防止や保護・保温に適しています。くるぶしまでの10分丈レギンスタイプのほか、土踏まずを引っ掛けるトレンカタイプなどがあります。

ラッシュガードのサイズ選び

ラッシュガードはデザインによってフィット感が異なるため、サイズ選びは大切なポイントです。

とくにマリンスポーツなどに適したタイトフィットのラッシュガードは、サイズが小さいと息苦しく、サイズが大きいと水の抵抗が増えて動きにくくなることがあるので、注意が必要です。

日焼け防止や水遊びで使用したい方は、普段着のように着れるレギュラーフィット、体型をカバーしたい方はルーズフィットのラッシュガードを選ぶと良いでしょう。

また、締めつけ感が苦手で、あえて大きいサイズを選ぶ方も少なくありませんが、フィット感やシルエットを考慮して選ぶことをおすすめします。

各メーカーのサイズチャートを確認し、快適さとパフォーマンスのために、自分の体型にあったサイズを選びましょう。

ラッシュガードのUVカット率で選ぶ

ラッシュガードの紫外線保護指数（UPF値）にも注目しましょう。

紫外線保護指数とは、繊維製品が紫外線をどの程度遮へいできるかを数値化したもので、UPF15からUPF50＋まで9段階で表します。

最高値がUPF50＋で、何もしない状態に比べて50倍の遮へい能力があるとされています。高いUPF値のラッシュガードを選ぶことで、日焼け予防がより期待できます。

ラッシュガードの素材と保温性

ラッシュガードの素材は伸縮性に優れたナイロンや、ポリエステルとポリウレタンの合成繊維などが多く用いられ、なかには撥水加工や耐塩素加工を施した素材があります。

起毛素材を内側に貼り合わせた保温性の高いラッシュガードもあり、ウエットスーツのインナーなどにおすすめです。

ラッシュガードの素材は速乾性に優れていますが、濡れたままのラッシュガードを着ていると体温がどんどん奪われてしまいます。とくに天気の悪い日や気温の低いときは、水から出たら、すみやかに乾いた衣服に着替えることをおすすめします。

このほか、カラーや柄、ブランドロゴといったファッション性も、ラッシュガードを選ぶ際の大切なエッセンス。水辺のアクティビティをより快適に楽しくする、おしゃれで機能的な一着を選んでください。

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