水中ライトおすすめ8選 ダイビングに活躍する1本の選び方

タケダナオヤ
最終更新日: 2024-11-05

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

水中ライトはナイトダイビングはもちろん、昼間でも洞窟や沈船などに潜るときに欠かせない器材。

機種によって光量や照射角、色温度などが異なるため、目的に応じて使い分ける必要があります。

この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、水中ライトの選び方とおすすめ商品を紹介します。

PICK UP
  • TOVATEC
  • フュージョン1050 ‎FUS1050

  • 税込み19,233円(楽天市場)
  • シーンにあわせて照射範囲と光量を調節できる


水中ライトの役割とは?

Underwater Kinetics SL4 eLED MK2 ダイビングライト

水中ライトは、ダイバーが海底や生物を観察し、自分の位置を確認するための器材です。

とくに、ナイト、洞窟、沈船といった特殊な環境下でのダイビングは、水中ライトがなければ視界が制限され、安全が損なわれる可能性があります。

また、水中では太陽の光が吸収されるため、深く潜るほど色が失われます。写真や動画の撮影で、海の中を色鮮やかに記録するには水中ライトが役に立ちます。

水中ライトの種類と特徴

水中ライトの光源には、LED、ハロゲン、HIDがあります。LEDは低消費電力で長寿命、ハロゲンは暖かい色温度、HIDは明るく自然光に近い、といった異なる特徴を持っています。

さらに、ハンディタイプのメインライト、コンパクトなバックアップライト、撮影に適したフォーカスライトなど、多様な種類があります。

いずれの水中ライトもLEDが主流ですが、機種によって光量や照射範囲、色温度などが異なるため、使用する環境や目的に適したライトを選ぶことが大切です。

【ワンポイント:LED水中ライトは明るさの単位が異なる?】
ハロゲンやHIDは明るさを表す目安として消費電力「ワット(W)」を使用しますが、LEDは明るさの単位が異なります。ここからは水中LEDライトを前提に解説を進めていきます。

水中ライトの選び方

Underwater Kinetics SL4 eLED MK2 600ルーメン ダイブライト

水中ライトの選び方で抑えておきたい4つのポイントをご紹介します。

光量と照射範囲で選ぶ

光量はライトの明るさを指し、光束(こうそく)とも呼ばれます。「ルーメン(lm)」という単位で表され、数字が大きくなるほど明るさが増します。

また、水中ライトの照射範囲には、光を集約して照射するスポット光と広い範囲を照射するワイド光があり、より広角な拡散光を照射する機種もあります。

  • スポット光:ナイトダイビングやサーチ、生物観察。バディ同士のサイン。ストロボ撮影時のターゲットライト。
  • ワイド光:撮影時の光源として。ナイトや洞窟で周囲を広く照らしたいとき。
  • 拡散光:広角撮影での光源。
【ワンポイント:はじめての水中ライトを選ぶなら何がいい?】
ダイビング中に複数のライトを携行して使い分けるダイバーもいますが、ビギナーには1本で光量と照射範囲を調節できるタイプがおすすめ。汎用性が高く、さまざまなシーンに対応できます。

防水性能と耐久性で選ぶ

一般的に水などで濡れるケースを想定した家電などの防水性能はIP等級で表されますが、水中ライトの防水性能は「耐水深〇〇m」といった表記が基準になります。

たとえば、耐水深50mという表記があれば、水深50mまでの水圧に耐えられるということ。水中ライトを選ぶ際は、防水性能も大切なポイントです。

さらに、腐食やサビに強い素材やダブルOリングなど、耐久性に優れた水没しにくい構造の水中ライトを選べば、長期間にわたって使用できます。

水中ライトの使用時間で選ぶ

一般的に水中ライトの使用可能な時間は、バッテリー容量の大きさに比例します。

ただし、同じ容量のバッテリーでも、ライトの光量が大きければ使用時間は短くなるため、製品の連続点灯時間を確認しておきましょう。

また、バッテリーには充電式と電池式があります。近年は充電式が主流ですが、使用時間だけでなく、充電時間と充電方法も比較して選ぶとよいでしょう。

入手しやすい電池式ならバッテリー切れに対処しやすいため、電圧の異なる海外ダイビング旅行などに便利です。

撮影に適した色温度で選ぶ

動画や写真の撮影に使う水中ライトを選ぶなら、光量や照射範囲に加え、色温度にも着目しましょう。

色温度は「ケルビン(K)」という単位で表示され、点灯時の色を数値化したものです。

被写体の色をできるだけ忠実に再現したいときは、日中の太陽光に近い発色とされる色温度5,500ケルビンに近い水中ライトを選びましょう。

【ワンポイント:色の演色性とは?】
色合いには演色性「アールエー(Ra)」という指標もあります。自然光に当たったときの色と比較して、どれだけ忠実に再現しているかを数値化したもので、Ra100に近いほど再現性が高いとされています。

水中ライト、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数ある水中ライトの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
PICK UP①
  • TOVATEC
  • フュージョン1050 ‎FUS1050

  • 税込み19,233円(楽天市場)
  • シーンにあわせて照射範囲と光量を調節できる

  • 照射範囲を12度から100度まで調節できるズーム機能に加え、最大1,050ルーメンまで3段階で光量を切り替えられます。

    電池残量を色で確認できるインジケーターと、 バッテリー異常時のガス発生に対応する圧力弁付き。

    充電式の18650リチウムイオン電池のほか、単4型アルカリ乾電池に対応可能です。

最大光量:1,050ルーメン
照射角:12度(スポット)・100度(ワイド)
耐水深:100m
電源:18650リチウムイオン電池・単4型アルカリ乾電池3本
サイズ:直径31×173mm
重さ:273g(陸上)
PICK UP②
  • INON
  • 水中LEDライト LF1000-S

  • 税込み24,840円(Amazon)
  • 単3形電池3本で明るさ1,000ルーメンを実現

  • 高照度パワーLEDを搭載し、一般的な単3形電池3本で最大1,000ルーメンの明るさを実現。加えて、手のひらサイズのコンパクトボディです。

    回転スイッチで2段階の光量切り替えに対応し、LOWモードなら陸上での使用も可能。

    水中撮影で役立つワイドフィルターと2種類の赤フィルターが付属します。

最大光量:1,000ルーメン
照射角:30度(Wフィルター未装着時)・40度(Wフィルター装着時)
耐圧水深:120m
電源:単3型乾電池または充電池3本
サイズ:最大径46.7×132.1mm
重さ:258g(陸上)
PICK UP③
ハンディライト CF-1300P
  • BigBlue
  • ハンディライト CF-1300P

  • 税込み34,650円(楽天市場)
  • 1本で幅広いシーンに対応できる優れた汎用性

  • 照射範囲をスポット7度からワイド37度まで無段階で調光でき、明るさも130ルーメンから1,300ルーメンまで4段階で切り替え可能です。

    生物観察やサーチ、透明度の悪い状況での視界確保、光を使ったサインなど、1本で幅広いシーンに対応

    電源は18650リチウムイオン電池で、最大光量で約2時間使用できます。

最大光量:1,300/650/325/130ルーメン(4段階切り替え)
照射角:7度(スポット)・37度(ワイド)
耐圧水深:100m
電源:18650リチウムイオン電池
サイズ:直径35.5×169.3mm
重さ:245g(陸上)
PICK UP④
  • Fisheye
  • WF Smart Focus 1200FR

  • 税込み26,532円(Amazon)
  • サーチから撮影まで幅広く使える多機能ライト

  • 最大1,200ルーメンまで3段階の調光ができる、コンパクトな充電式水中ライト。撮影にも使いやすい照射角60°のワイド光を備えています。

    カメラの内蔵フラッシュに連動して、ストロボのような白色瞬間光を照射するEFモードを搭載。

    光に敏感な生物の撮影に役立つ、レッド光の切り替えも可能です。

最大光量:1,200ルーメン
照射角:60度(ワイド光)・90度(レッド光)
耐水深:100m
電源:21700リチウムイオン電池
サイズ:直径34×148mm
重さ:195g(陸上)
PICK UP⑤
  • INON
  • 水中LEDライト LE600h-W

  • 税込み17,650円(Amazon)
  • 撮影に適した再現性の高いLEDチップを搭載

  • 最大光量600ルーメンとワイドな照射角75度は、撮影用ライトのほか、ナイトや洞窟で広範囲を照らすダイビングライトにもぴったり。

    演色性と色温度の高いLEDチップを搭載しているため、色の再現性に優れているとメーカーはうたっています。

    電源は入手しやすい単3形電池。充電池も使用可能です。

最大光量:600ルーメン
照射角:75度(フィルタ―未装着)
耐水深:120m
電源:単3形電池(充電池対応)
サイズ:直径33.7×193.6mm
重さ:217.5g(陸上)
PICK UP⑥
  • Aqua Lung
  • シーフレアライト

  • 税込み17,980円(Amazon)
  • ナイトダイビングに便利なディフレクター付き

  • アルマイト仕上げのボディに操作性と耐久性に優れたチタン製スイッチボタンを採用し、すばやく3段階の光量変更が可能です。

    ナイトダイビングなど暗い水中でもバディ同士の確認に便利な、交換可能な4色のビームディフレクター付き

    扱いやすいリストストラップが標準装備されているため、紛失リスクを軽減できます。

最大光量:1,300ルーメン
照射角:8度
耐水深:150m
電源:USB充電式
サイズ:直径49×長さ150mm
重さ:350g(陸上)
PICK UP⑦
  • Tovatec
  • ダッシュ 2.0 DASH2.0

  • 税込み15,052円(Amazon)
  • バックアップライトに適したコンパクトサイズ

  • 全長104mmの軽量コンパクトボディながら、照射角9度のスポット光で最大400ルーメンの光量があります。

    明るさは2段階で調光でき、SOS点灯に切り替えが可能。BCのポケットにすっきり収まるため、ナイトダイビングのバックアップライトにもぴったり。

    収納に便利な丈夫なパッド入りのケース付きです。

最大光量:400ルーメン
照射角:9度
耐圧水深:100m
電源:14500リチウムイオン電池
サイズ:直径20×104mm
重さ:43g(陸上)
PICK UP⑧
  • INON
  • 水中LEDライト LE330h

  • 税込み12,416円(Amazon)
  • 高い防水性と信頼性を備えた水陸両用ライト

  • ナイトダイビングやサーチなどに適した、最大光量330ルーメン、照射角30度の水陸両用ライト

    メーカーによると、色再現性が高いLEDチップのため、ストロボ使用時のターゲットライトに使用すれば、色味の違和感が少ない撮影が可能とのことです。

    ワイドフィルタ―と光に敏感な生物の観察や撮影に便利な赤フィルタ―が付属します。

最大光量:330ルーメン
照射角:30度(Wフィルター未装着時)・60度(Wフィルター装着時)
耐圧水深:120m
電源:単3型乾電池または充電池3本
サイズ:最大径33.7×197.5mm
重さ:212.5g(陸上)

人気サイトの売れ筋ランキングはこちら

その他のダイビングアイテムの記事はこちら

Moovooライター
タケダナオヤ
元ダイビングインストラクターの経歴をもつMoovoo専属ライター。その昔、夏はバイクレース、冬はアルペンスキーに夢中でしたが、交通事故をきっかけにこれらを卒業。その後、リハビリで始めたダイビングにハマりインストラクターに。ところが今度は潜水病を発症して引退。現在はリンゴ農園のお手伝いをしながら、執筆活動に励んでいます。モットーは「何とかすれば、何とかなる!」です。

  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!