シャープ「ヘルシオ ホットクック」をレビュー カレーやパスタのレシピも紹介
シャープの自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」は、独自のまぜ技ユニットを搭載し、かき混ぜながらの放置調理が可能なため、仕事や育児に忙しい子育て世帯を中心に人気を集めています。
購入を検討している方の中には、「本当に使いこなせるのか」「どんな料理が作れるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、ホットクックを実際に購入してレビューをしました。カレーやパスタを実際に調理したレシピや、便利なポイントなどを紹介するのでぜひ参考にしてください。
ホットクックとは?
「ホットクック」は、シャープ株式会社が展開している自動調理鍋です。材料を入れてスイッチを押すだけで、さまざまな料理を自動的に調理する調理家電です。
お料理が得意ではない方や、家事の時間がとれない多忙な方々にとって、手間をかけずにおいしい料理を準備をできる点が便利です。
ホットクックを実際にレビュー
ホットクックには、調理する容量に応じた3つのタイプがあり、今回は筆者が実際に購入した「KN-HW24G」についてレビューします。
KN-HW24Gは、現在販売されているホットクックの中で最も調理容量が大きいタイプで調理容量は2.4Lです。メーカーによると、カレーなら2~6人分を自動調理できるそうです。
カラーは今回使用するホワイトのほか、レッドとプレミアムブラックの3色が展開されています。
ホットクックの特徴
ホットクックのまぜ技ユニット部分。取り外して洗うことができる=記事中の画像はすべて筆者撮影
ホットクックの一番の特徴は、食材をかき混ぜながら加熱できる点にあります。独自の「まぜ技ユニット」を使用することで、食材を均一にかき混ぜながら、ムラなく熱を加えることができます。
まぜ技ユニットには2本のアームが付いていて、ふだんは畳まれています。
調理時はこのように、ふたの部分に装着します。
ふたを閉めるとアームが下がり、加熱の進行にあわせて、回転しながら食材をかき混ぜてくれます。
電気鍋は一般に、加熱中に混ぜる機能がないものが多く、炒めものなどは不得意とされてきました。
ホットクックにはまぜ技ユニットが付いているので、炒めものを作ったり、具材をかき混ぜながら煮物やカレーを仕上げることができます。
また、まぜ技ユニットは「つぶす」動作もできるため、じゃがいもを切って入れれば加熱とつぶしを行い、ポテトサラダやコロッケの具を作ることも可能。さらに、卵を入れれば自動的に溶きほぐし、オムレツを作ることもできます。
下ごしらえのためのボウルや菜箸など洗い物も減るため、調理の手間や時間を大幅にカットすることができるのも魅力のひとつです。
ホットクックでどんな料理が作れるの?
ホットクックには、煮物やスープ、麺類やお菓子など多彩なジャンルのレシピが登録されており、材料や手順が詳しく記載されたレシピ本が付属しています。
レシピ本を参照しながら材料を準備すれば、あとはスイッチを押すだけで仕上がりまでホットクックが自動調理してくれます。
また、購入後にホットクックをWiFiに接続しておけば、SHARPの専用サイトより新しいレシピをダウンロードして、ホットクックに登録し、調理することもできますよ。
さらに、「手動で調理する」メニューもあり、加熱方法・加熱時間・まぜる/まぜないなどの条件を細かく指定して調理することもできます。
ホットクックは、どんな人におすすめ?
ホットクックは「BabyTech® Awards 2023 育児家事向け家電 部門」で大賞を受賞*するなど、現在、子育てをしているご家庭にファンが多く、育児の便利グッズとして紹介されることも多い家電です。
ほかにも、「忙しいけれど、なるべく自炊したいひとり暮らしの方」や、「火を使う調理が難しいご家庭」にもおすすめです。
筆者の知り合いの40代の方は、ガス火を使った調理が少し心配になってきた両親へのプレゼントに、火を使わず安全に調理できるホットクックを選んでいましたよ。
ホットクックのレシピを紹介
ここからは、ホットクックを使って作れるおすすめのレシピを3つご紹介します。
バターチキンカレー
筆者撮影
忙しい日の夕飯も、これさえあればOK!トマト缶をベースに作るバターチキンカレーのレシピです。骨付きの手羽元が、ほろほろとやわらかく仕上がります。
【作り方】
1. ホットクックの内鍋に玉ねぎのみじん切り、トマト水煮缶、水、コンソメ、鶏手羽元、カレーフレークを入れる。
【作り方】
1. ホットクックの内鍋に玉ねぎのみじん切り、トマト水煮缶、水、コンソメ、鶏手羽元、カレーフレークを入れる。
2. ホットクックに内鍋とまぜ技ユニットをセットし、「メニュー番号:63 ビーフカレー」のキーで調理をスタートさせる。
3. アラームが鳴り、加熱が終わったら蓋を開け、バターと生クリームを追加して蓋を閉め、5分置いて完成。
バターと生クリームのコクがチキンによく合うカレーです。トマトベースでカレールーは少なめの量にしているため、辛さはマイルド。
ふだんは甘口のルーで作らないと辛くて食べられない小学生の子どもが、中辛のルーで作ったこちらのカレーを「おいしい!」とおかわりしていました。
ツナの和風パスタ
筆者撮影
包丁を使わずに作れるワンポットパスタは、さっと準備したいランチにぴったり。今回つくったツナの和風パスタは、白だしとツナのうまみがパスタにしみこんで、ほっとするおいしさです。コンビニエンスストアやスーパーに売っている冷凍のほうれん草を加えれば、野菜も摂取できますよ!
【作り方】
1. ホットクックの内鍋に半分に折ったパスタとオリーブオイルを入れ、よく混ぜる。
2. 水、白だし、ツナ缶、おろしにんにくを加えたら、ホットクックに内鍋とまぜ技ユニットをセットし、「メニュー番号:89 シーフードのクリームパスタ」のキーで調理をスタートさせる。
3. アラームが鳴ったら蓋を開け、冷凍ほうれん草を追加し、「加熱の延長(決定キー)→5分」で再スタートする。
4. 延長加熱が終わったら、蓋を開けて器に盛り、ちぎった海苔をかけて完成。
パスタはもっちりとした仕上がり。ツナと白だしにおろしにんにくの風味がよく合い、食べごたえがあります。ほうれん草と海苔のアクセントもいいですね。作業時間は5分もかからないので、キッチンに立つ時間や気力がないときでも作れるのが嬉しいですね。
ごぼうのきんぴら
筆者撮影
スーパーで販売している冷凍野菜を使った、小さなおかずのレシピです。野菜の下ごしらえが不要で、短時間で作れまるごぼうのきんぴらです。食事の直前に「あと1品ほしい!」となった時にも便利ですよ。
【作り方】
1. ホットクックの内鍋に冷凍ささがきごぼう、砂糖、醤油、ごま油を入れる。
2. ホットクックの操作画面で、「手動で作る→炒め→まぜあり→炒め時間2分」でスタートする。
3. 炒め時間が終わり、アラームが鳴ったら蓋を開け、白ごまを加えて全体を混ぜて完成。
関連商品紹介
ホットクックと一緒に使うと便利なグッズをご紹介します。
1.シリコンや樹脂製のキッチンツール
ホットクックの内鍋はフッ素樹脂コーティングされているので、金属製のヘラやお玉を使うと傷がついてしまいます。鍋当たりのやわらかい、シリコンや木、樹脂製のものを使うようにしましょう。
無印良品のシリコーン調理スプーンは、適度にしなって鍋肌にフィットするので、料理を混ぜたり、盛り付け時に無駄なくすくえるのでおすすめです。
2.湯せん調理OKな袋
ホットクックでは温度を指定した低温調理ができ、サラダチキンなどがおいしく手作りできます。
低温調理の際は耐熱性のある袋に食材を入れる必要があるため、アイラップのような耐熱温度が100度以上の袋があると便利ですよ。
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