ahamo(アハモ)に申し込みできない6つの理由とは?失敗のない申し込み方法を解説
月々のスマホ料金が生活費を圧迫し、ため息をついている人も多いのではないでしょうか。スマホに熱中していると、通話料やデータ通信料の支払いが想定以上にかさんでしまうこともあるでしょう。
消費者庁が2021年6月に行った「携帯電話の利用状況に関する意識調査」によると、57.7%の消費者が「通話料金の引き下げ」を携帯電話に望んでいます。そのような背景もあり注目を集めているのが、docomoの新料金プラン「ahamo(アハモ)」です。
詳細は後述しますが、ahamoに申し込めば、スマホ料金の大幅な節約が期待できます。ただし、ahamoの申し込みはオンラインに限られているため、契約前につまずいてしまう人もいるかもしれません。
ahamoの申し込みで失敗しないためには、事前に申し込みの手順など必要な情報を把握しておくことが大切です。この記事では、ahamoに申し込みできない6つの理由や、スムーズに申し込みを進める方法をご紹介します。
目次
ahamo(アハモ)に申し込みできない6つの理由とその解決方法とは?
ahamoに申し込みできない理由は、大まかに次の6つです。
- 理由①|docomoとの契約状況に問題がある
- 理由②|支払い方法・クレジットカードに問題がある
- 理由③|MNP手続きに問題がある
- 理由④|dアカウントに問題がある
- 理由⑤|通信環境に問題がある
- 理由⑥|信用状況に問題がある
解決方法も含めて、1つずつ詳しく解説します。
理由①|docomoとの契約状況に問題がある
ahamoに申し込むということは、当然ながらサービス提供会社であるdocomoと契約を交わすことになります。よって、docomoとの契約状況に問題があれば、ahamoの申し込みも同様に円滑に進みません。契約状況に問題がある場合、具体的には次の3つが考えられます。
docomoからahamoに移行できないサービスに加入している
下記いずれかの「データ専用プラン」に契約している端末の場合、ahamoへの移行はできません。
- 5Gデータプラス
- データプラス
- データプラン(スマホ/タブ)
- データプラン(ルーター)
- 2台目プラス
お使いの端末でahamoを申し込むのであれば、上記プランを事前に解約しましょう。詳しくは後述します。
docomoの料金に未払いが残っている
docomoから請求されている料金に未払いがあれば、当然ながらahamoの申し込みは難しくなります。特に分割払い契約での申し込みを行う場合には、支払い能力が審査の重要なポイントとなります。まずは残っている未払いの料金を精算し、改めて手続きしましょう。
ドコモオンラインショップでスマホを購入している
ahamoはdocomoの新料金プランですが、独立したサービスとしてahamo専用のオンラインショップを用意しています。そのためドコモオンラインショップでは、ahamoの申し込みが行えません。
また、ドコモオンラインショップで発売されている機種でも、ahamoでは取扱いがないケースもあります。使用したいスマホ端末の開通(利用開始)手続きを完了しておくことも、ahamoを申し込むための前提条件です。
つまり、「ドコモオンラインショップで購入したスマホがまだ届いていない」という状況ではahamoに申し込めません。スマホが手元に届いてから開通手続きを済ませて、改めて申し込みましょう。
理由②|支払い方法・クレジットカードに問題がある
支払い方法やクレジットカードに次のような問題がある場合も、ahamoへの申し込みが行えません。
デビットカードやプリペイドカードなどで申し込もうとしている
ahamoの支払いにデビットカードを利用する場合、デビットカードの種類によっては申し込めない場合があります。利用可能なデビットカードの種類は公表されていないため、カード会社への確認が必要です。すでにdocomoの契約で利用ができているデビットカードはahamoの支払いにも使える可能性が高いでしょう。
また、ahamoの支払いにプリペイドカードを使える可能性は低いといえます。なぜなら、docomoのプリペイドカードである「dカード プリペイド」が、スマホ料金の支払いに利用できないためです。2022年2月現在、ahamoの公式サイトで「プリペイドカード」という表記は見つかりません。
デビットカードやプリペイドカードでの申し込みを希望している人も、クレジットカードまたは口座振替に変更するのが無難といえるでしょう。
クレジットカード情報が間違っている
クレジットカードでahamoに申し込む場合、入力するカード情報を間違えないよう注意が必要です。カード番号や名義が間違っていると、クレジットカードの認証に失敗します。
ahamoの申し込みはオンラインのみでの受付のため、エラーが出てしまった場合、その理由を自身で確認しなければなりません。クレジットカード認証時にエラーとなる場合、まずは入力した情報が正しいかどうか再確認しましょう。
ahamoの契約者本人と異なる名義人のクレジットカードは利用できない点にも注意が必要です。
クレジットカードに3Dセキュアが登録されていない
クレジットカードでahamoに申し込む場合、「3Dセキュア2.0」による本人認証が求められます。3Dセキュア2.0とは、入力されたクレジットカード情報をもとに、カード会社側で厳正な本人認証を行うサービスです。
お使いのクレジットカードの種類によっては、まだ3Dセキュア2.0に対応していないことが考えられます。カード会社に確認し、非対応の場合は別のクレジットカードに変更しましょう。
3Dセキュア2.0対応のクレジットカードの場合、カード会社の公式サイトでパスワードの登録が必要です。登録方法はカード会社により異なるため、こちらも確認しましょう。
クレジットカードが利用できなくなっている
クレジットカードが何らかの理由で利用できなくなっていると、カード会社からahamoに通知が送られます。その場合、該当するクレジットカードではahamoの申し込みが行えません。
支払い滞納や限度額超過などの問題がないかどうかカード会社に確認し、問題を解決してから再度申し込みを行うか、別の支払い方法に変更しましょう。
理由③|MNP手続きに問題がある
docomo以外のキャリアからahamoを新規で申し込む場合、「MNP(Mobile Number Portability)」の手続きを行う人が多いでしょう。MNPとは、スマホのキャリアを変更しても同じ電話番号を使い続けられる仕組みのことです。
MNP手続きに問題があると、ahamoの申し込みが行えない場合があるため注意しましょう。MNP手続きで問題が発生するとすれば、次のような要因が考えられます。
MNP元での名義とahamo申し込みでの名義が違う
MNP手続きにおける名義人は、ahamoの契約名義人と同一でなければなりません。異なる名義人でMNPの手続きを行ってしまった場合は、元の情報を修正するか、MNPを用いず新規で契約する必要があります。
MNP番号の有効期限を超過している
MNP予約番号の有効期限は、手続きを行った日を含めて15日間しかありません。よって、MNPの手続きを行ってから15日間を経過してしまうと、MNPを利用したahamoの申し込みが行えないため注意が必要です。
先ほども解説した通り、ahamoの申し込みを行う時点でスマホの開通手続きが完了している必要があります。新規でahamoを申し込む場合は、開通の完了予定日も考慮してMNPの手続きを行いましょう。そしてMNPの手続きが完了したら、できる限り速やかにahamoの申し込みを行うことも大切です。
理由④|dアカウントに問題がある
お使いのdアカウントに問題があると、ahamoの申し込みを行えない場合があります。ahamoの申し込みができないときは、次の2つに当てはまっていないかどうか確認しましょう。
dアカウントやdポイントクラブの会員でない
ahamoの申し込みには、dアカウントやdポイントクラブのアカウントが必要です。dアカウントやdポイントクラブの会員でない人は、会員登録を行ってから手続きを進めましょう。
すでにahamoに申し込みor契約済のdアカウントで契約しようとしている
1つのdアカウントで契約できるのは、1回線のみに限られます。そのため、すでにahamoの申し込み・契約が済んでいるdアカウントで再度ahamoに申し込むことはできません。
仮に2つ以上の回線が必要だとしても、別途dアカウントを取得して契約する必要があるため注意しましょう。
理由⑤|通信環境に問題がある
ahamoの申し込みはオンラインに限られているため、通信環境に大きく影響を受けます。申し込みを行う環境が次の2つに当てはまっていないかどうか確認しましょう。
通信が不安定で契約が完遂できない
ahamoに限らず、通信が不安定な環境では接続のタイムアウトが発生しやすく、契約を正常に完遂できません。電波の届きづらい環境にいる場合は、良好な通信環境の場所に移動しましょう。
またWi-Fiをはじめとした無線LANを利用している場合は、他の電波の干渉によって通信が不安定になることもあります。通信が不安定なときは、電子レンジのように電磁波を出す機器が影響していないかどうか確認しましょう。
インターネット環境がない状態から契約しようとしている
ahamoの契約をきっかけに初めてスマホを購入する人の場合、身の周りにインターネット環境がないことも考えられます。その場合は、家族や知人のインターネット環境を借りるか、フリーWi-Fiが利用できる環境に行きましょう。
ドコモショップの店頭では、「ahamo WEBお申込みサポート」や「ahamo WEBお手続きサポート」を利用できます。有料サービスですが、店内のインターネット環境でスタッフのサポートを受けながら、ahamoの申し込みが可能です。
理由⑥|信用状況に問題がある
ahamoに限らず、回線の契約の際には名義人の信用状況による審査が行われます。たとえば、下記のいずれかに該当する場合、信用状況に問題があると判断されやすいでしょう。
こうした人は、支払いの滞納や早期の解約を懸念されて、契約できないこともあります。信用状況は容易に回復できるものではないため、すぐにahamoを申し込むことは難しいでしょう。信用状況をそれ以上悪化させないよう注意し、回復してから再挑戦することをおすすめします。
ahamo申し込み時に出るエラーコードの一覧
ahamoの申し込み時に問題が発生すると、さまざまなエラーコードが表示されることがあります。主なエラーコードを一覧表にしたので、参考にしてください。
エラーコード |
考えられる原因 |
解決方法 |
---|---|---|
30416 |
Webでの手続き制限を申し込んでいる |
ドコモショップまたはドコモインフォメーションセンター(0120-800-000)で、Webサイトの手続き制限を廃止する |
30826 |
一括請求やファミリー割引など、グループの代表回線を契約済み |
申込書を郵送して代表回線を変更する/既存のサービスを廃止する |
36954 |
カード名義または生年月日が既存の契約情報と一致していない |
カード名義または生年月日の入力に誤りがないか確認する |
72066 |
開通手続きが完了していない |
開通手続きを完了してから再度試す |
72140 |
「spモード(iモード契約可)」の契約になっている |
ドコモオンラインショップで「spモード」に変更してから再度試す |
D110 |
開通済みの状態で開通手続きを行った/通信環境が悪い |
開通手続きの実施有無・通信環境を確認する |
DR-AL02-B57-400-S011092 |
同一のdアカウントがすでに申し込み中 |
別のdアカウントで再度試す |
DR-AL05-C23-200-05 |
申し込みがキャンセルとなった |
名義の不一致がないか確認する |
DR-AL05-C23-200-18 |
開通手続きで何らかの問題が生じている |
ドコモオンラインショップの「購入履歴」から開通手続きを試す |
DR-AL05-C23-401-I010001 |
入力情報に誤りがある |
「受付番号」「購入お手続き時に入力いただいた連絡先電話番号」「ネットワーク暗証番号」のいずれかに誤りがないか確認する |
DR-AL02-B57-400-I108005 |
MNP予約番号の入力に誤りがある/MNP予約番号の有効期限が10日未満となっている |
MNP予約番号に問題がないか確認する/MNP予約番号を再度取得する |
DR-AL02-B57-400-I188013 |
商品お届け予定日を、MNP予約番号の有効期限よりも後に指定している |
商品お届け予定日がMNP有効期限よりも前の日程となるよう変更する |
DR-AL02-B57-400-S011089 |
別回線で契約済みのdアカウントを指定している |
別のdアカウントで再度試す |
DR-CR03-B11-200-10EN |
dポイントクラブの会員でない |
dポイントクラブ入会の手続きを行う |
DR-CR08-B1-200-10F3 |
ワンタイムパスワードの再送ができない状態になっている |
時間を空けて再度試す |
DR-GC08-B11-200-S102000C |
クレジットカードの認証に失敗した/利用できないクレジットカードで申し込んでいる |
クレジットカード情報の入力に誤りがないか確認する/別のクレジットカードを試す |
DR-GC08-B229-200-S102000W |
3Dセキュア未登録のクレジットカードを使用している |
3Dセキュアを登録する/別のクレジットカードを試す |
E-010 |
dアカウントにドコモの携帯電話番号が未登録 |
dアカウントにドコモの携帯電話番号を登録する |
ahamo(アハモ)に申し込みする前にしておきたい4つの事前準備
ahamoの申し込みで失敗しないために、下記4つの事前準備をしておきましょう。
- 事前準備①|docomoとの契約状況を整理
- 事前準備②|docomo関係で必要なサービスに加入
- 事前準備③|ahamo対応端末の準備
- 事前準備④|契約に必要なものを全て準備
それぞれ詳しく解説します。
事前準備①|docomoとの契約状況を整理
すでにdocomoと契約中の人は、場合によっては一部サービスの解約・変更が必要です。どのサービスを解約・変更する必要があるのか、下表を見て整理することをおすすめします。解約・変更の必要がないサービスでも、未払いがある場合は必ず精算しておきましょう。
サービス名 |
必要な事前準備 |
---|---|
5Gデータプラス |
解約する/「ギガライト」などの音声対応プランに変更する |
イマドコサーチ |
解約する |
シェアパック |
・シェアパック代表回線のユーザーがahamoへプラン変更する場合、事前に代表回線を変更する |
請求書支払い |
「口座振替によるお支払い」または「クレジットカードによるお支払い(定期クレジット)」に変更する |
請求書送付先住所 |
「一括請求の代表回線」「単独回線でのご請求」のユーザーが請求書送付先を「契約者住所と異なる住所」にしている場合、事前に「契約者住所と同じ」設定に変更する |
料金明細サービス |
「料金明細サービス」の確認方法が「郵送でのご確認(Web+郵送含む)」となっている場合、「Webでのご利用」に変更する |
なお下記のサービスは、ahamoの契約時に自動解約となります。
事前準備②|docomo関係で必要なサービスに加入
契約済みサービスの解約・変更だけでなく、決められたサービスへの加入も必要です。下記で未加入のものがあれば、事前に加入しましょう。
dアカウントの登録やdポイントクラブへの入会を申し込み時に案内されますが、事前に進めておくとスムーズでしょう。
dアカウントの作成は、dアカウントの専用サイトから「メールアドレスの登録」と「ID・パスワード・基本情報・携帯電話番号の登録」の2ステップを行えば完了です。
dポイントクラブへの入会は、登録したdアカウントでログインし、「会員情報の確認・変更」画面から入会手続きを行います。
eビリングは過去4ヵ月~当月分の利用状況や料金明細などを、Web上でいつでも確認できるサービスです。同じくdアカウントにログインし、「ドコモオンライン手続き」から登録を行います。
事前準備③|ahamo対応端末の準備
開通作業を行うためには、ahamoに対応した端末の準備が必須です。お使いの端末がahamoに対応しているかどうか確認し、非対応の場合は対応端末を調達しておきましょう。対応端末の確認は申し込み時にも行えますが、事前にチェックしておくとスムーズでしょう。
なお端末の購入時には、さまざまな割引やポイント還元が適用できる場合もあります。詳しくは後ほどご紹介します。
事前準備④|契約に必要なものを全て準備
ahamoの契約には、前述したものに加えて下記の2つ(場合によっては3つ)が必要です。
ただしすでにdocomoと契約済みの人であれば、これらの情報は引き継がれるため、新たに準備する必要はありません。MNPを用いる場合は、MNP予約番号を取得するタイミングに注意しましょう。また、各種キャンペーン(後述)を適用する場合は、事前のエントリーをおすすめします。
ahamo(アハモ)への失敗のない申し込み方法3ステップ
ahamoの申し込みや申し込み後の手続きに失敗しない方法として、次の3ステップを実施するのがおすすめです。
- 申し込み手順①|契約・申し込みを実行する
- 申し込み手順②|データを自分で移行する
- 申し込み手順③|ahamoの開通手続きを行う
各ステップについて、詳しく解説します。
申し込み手順①|契約・申し込みを実行する
前章で挙げた全ての準備が整ったら、申し込みを進めましょう。大まかな申し込み方法は、以下の5ステップです。
[1] ahamo公式サイトにアクセスします。
[2] 契約形態を選択します。下記の5つから自身に合った形態を選び、「次へ」をクリックしましょう。
[3] 選択した契約形態ごとに、それぞれ必要な情報を入力・設定します。
■「docomoを契約中の方」を選択した場合
dアカウントの有無を尋ねられます。
「持っている」を選択して「ログインして次へ」をクリックしましょう。
■「docomoを契約していない方」を選択した場合
「他社からの乗り換え(MNP)」か「新規契約」かを尋ねられるため、該当するものを選択しましょう。こちらでは例として、「他社からの乗り換え(MNP)」を選択し、「SIMのみを購入」する場合の手順を紹介します。
かけ放題オプションを選択し、毎月の支払金額シミュレーションを確認して「次へ」をクリックします。
ahamo契約前の確認として、使用中の端末が対応機種かどうかを調べられます。不安な人は「対応端末を確認して手続きへ」を選択しましょう。
他社キャリアや端末種別から使用中の機種を絞り込んで検索できるため、お持ちの機種を簡単に見つけられるでしょう。
対応機種でなかった場合はもちろん、対応している場合も確認結果画面から「端末も合わせて購入」に切り替えられるので、必要に応じてahamo対応機種の購入をスムーズに行えます。
ahamo対応端末を購入する必要がない場合は、「このまま契約手続きを進める」をクリックします。
[4] dアカウントの確認画面で「持っていない」にチェックし、メールアドレスの登録を進めましょう。なお、キャリアメールアドレスは使用できないので注意してください。
[5] 料金プランを選択する場合、ahamoのプランは1つだけのため、表示されている基本プランをチェックすれば問題ありません。
申し込み手順②|データを自分で移行する
端末やSIMの購入手続きを行った場合は、購入品が届くのを待ちましょう。購入品到着後、SIMの交換が必要な場合は、端末にSIMを取り付けてください。
端末やSIMがそろったら、旧スマホからデータを移行します。ahamoの場合はオンラインでの申し込みとなるため、データ移行の際もdocomoによるサポートを受けられず、基本的に自分で行わなければなりません。
データ移行方法はお使いの端末により異なるため、各メーカーサイトを確認して行いましょう。主に移行が必要なのは次のデータです。
スマホの各メーカーはこうしたデータの一括移行をサポートしているため、手作業で移行する必要はありません。ただしメーカーによってデータ移行の方法が異なるため、確認してから作業を行いましょう。
申し込み手順③|ahamoの開通手続きを行う
データ移行が完了したら、ahamoの開通手続きをオンラインで行います。開通手続きの手順は下記の通りです。
どうしても上手くいかないときは実店舗で有償サポートを受ける
これまでスマホや携帯電話の契約は店頭で行ってきた人にとって、自分自身で手続きを進めるahamoの申し込みはハードルが高いかもしれません。どうしても手続きが上手くいかないときは、ドコモショップ店頭での有料サービスを利用しましょう。
店頭サービスといっても、従来の回線契約のように来店して手続きを進められるわけではない点に注意が必要です。あくまで契約者のスマホからahamoサイトにアクセスし、スタッフのサポートを受けながらオンラインで手続きを行います。
ahamoの契約(申し込み)手続きであれば「ahamo WEBお申込みサポート」、ahamo契約後の各種手続きであれば「ahamo WEBお手続きサポート」を利用できます。いずれも3,300円(税込)で、スタッフからのサポートを受けながら手続きを進めることが可能です。
docomoのahamo(アハモ)に申し込む際の6つの注意点
ahamoの申し込みができないときの解決方法を解説してきましたが、ここではその他の注意点として下記の6つをご紹介します。
- 注意点①|適用されなくなるdocomoの割引制度がある
- 注意点②|基本的にキャリアのメールアドレスが利用できない
- 注意点③|留守番電話や転送サービスが利用できない
- 注意点④|キャリア決済が一部利用できなくなる
- 注意点⑤|利用できないスマホがある
- 注意点⑥|実店舗・窓口でのサポートがほぼ受けられない
人によってはないと困るサービスもあるかもしれません。Twitterに寄せられたユーザーの口コミも交えながら、注意点を見ていきましょう。
注意点①|適用されなくなるdocomoの割引制度がある
ahamoの契約を行うと、docomoで適用されていた割引・特典の大半が適用されなくなります。適用されなくなる主なものは、以下の通りです。
ただし、家族単位で適用される割引の場合、家族の1人がahamoに切り替えても割引額を維持できるケースもあります。たとえば、家庭内で契約している回線数に応じてスマホ料金が割引される「みんなドコモ割」では、ahamoの場合も回線数のカウントは変わらないため割引額は変わりません。
注意点②|基本的にキャリアのメールアドレスが利用できない
ahamoの契約を行うと、基本的にキャリアのメールアドレスを利用できなくなるため注意が必要です。概要と対処法を確認しましょう。
ahamoではキャリアメールが提供されない
ahamoでは、キャリアメールを提供していません。また、通常のahamoの申し込み手続きのみ行う場合、他社のキャリアメールはもちろん、docomoで使用していたメールアドレスやメールデータも削除され、復旧できなくなります。
キャリアメールを登録情報として設定していたサービスは、事前にメールアドレス情報の変更が必要です。
「ドコモメール持ち運び」サービスの利用で対処できる
docomoユーザーでキャリアメールを使い続けたい人は、「ドコモメール持ち運び」サービスの利用により対処できます。ドコモメール持ち運びサービスとは、その名の通りドコモメールをahamoや他社キャリアなどに引き継いで利用できるサービスです。元のメールデータもそのまま維持されます。
ただし、ドコモメール持ち運びサービスの利用には、月額330円(税込)の利用料金が発生します。そもそもキャリアメールが必要かどうか判断した上で、利用を決めるとよいでしょう。
また、docomoからahamoにプラン変更を行う場合、ドコモメール持ち運びサービスはプラン変更手続きと同時にしか申し込みできません。プラン変更後は申し込みできず、無効となったメールアドレスやメールデータの復旧もできないため注意が必要です。
注意点③|留守番電話や転送サービスが利用できない
ahamoは、留守番電話や転送サービスなどをサポートしていません。オプション機能としての提供もないため、スマホが圏外や電源OFFのときに着信があった場合、用件を知りたければ履歴を見てかけ直す必要があります。
現在のキャリアで電話を受けられないときに対処できる機能を頻繁に利用している人は、使いづらいと感じるかもしれません。
注意点④|キャリア決済が一部利用できなくなる
「d払い」や「ドコモ払い」など、docomoのキャリア決済の多くは、ahamoに移行した後も利用できます。ただし、一部利用できなくなるものも存在するため注意が必要です。
たとえば、dメニュー内コンテンツで課金した分をスマホ料金とまとめて支払える「spモード コンテンツ決済サービス」は、ahamoでは使用できません。自動解約となるため、該当コンテンツを使い続けたい場合には、事前にデータの引継ぎが必要です。
注意点⑤|利用できないスマホがある
スマホの種類によっては、ahamoを利用できないこともあるため注意しましょう。また、基本的にSIMロックの解除が必須ですので、進めておきましょう。
大手携帯電話会社は、自社で販売したスマホで回線契約が結ばれた際、その端末を他社の回線で利用できなくする「SIMロック」を行っています。スマホを購入した携帯電話会社に依頼することで、ロックを解除してもらえます。
なお、SIMロックを解除してもahamoでは対応していないスマホもあるため、メーカーへ事前に確認しておくと安心です。
また、docomoのスマホであっても、2013年以前発売の古い機種はahamo非対応です。2014年以降発売の機種でも、「arrows Be F-05J」「AQUOS EVER SH-02J」など、ahamo非対応の機種は少なくありません。同じスマホメーカーでも型番によって使用の可否が分かれることもあるので注意が必要です。
注意点⑥|実店舗・窓口でのサポートがほぼ受けられない
ahamoの申し込みは原則オンラインです。一部有料のサポートもありますが、契約後のトラブル対応は基本的に自身でWebを活用して行う必要があります。
実店舗・窓口でのサポートがほぼ受けられないのは不便だと感じる日人もいるかもしれません。しかし裏を返せば、実店舗・窓口でのサポートを最小限(有料のみ)にしているからこそ、ahamoは割安のサービスを提供できるともいえるでしょう。
docomoのahamo(アハモ)の斬新な特徴とは?
ahamoには、5つの斬新な特徴があります。
- docomoの従来プランよりも大幅に安い料金
- 5分以内なら国内へ何度電話をかけても無料
- MVNOよりも快適な通信品質
- 20GBを超えても最低限のことは追加料金なしでできる
- 20GB全てを海外ローミングに使える
以下で詳しく見ていきましょう。
docomoの従来プランよりも大幅に安い料金
何といっても、docomoの従来プランよりも大幅に安い料金がahamo最大の魅力です。たとえば、docomoの「ギガホ プレミア」が月額7,205円(税込)※1※2であるのに対して、ahamoは月額2,970円(税込)。実に2倍以上もの料金差があることがわかります。
※1 「定期契約なし」・各種割引適用前の場合
※2 ~60GBまでの月額料金。~3GBの場合は5,555円(税込)
ahamoを利用することで、月々数千円の節約が可能になるケースもあります。
5分以内なら国内へ何度電話をかけても無料
これだけのコストパフォーマンスにもかかわらず、ahamoでは国内通話が5分間無料です。1回につき5分以内の連絡なら、国内へ何度電話をかけても通話料金が発生しません。
5分を超えた後は30秒あたり22円(税込)かかりますが、長時間の通話が少なく多少の超過で済む人であれば、現在の料金プランと比べて通話料金を大幅に節約できる可能性があります。ただし、特番や番号案内、衛星電話などは5分無料が適用されないため注意が必要です。
MVNOよりも快適な通信品質
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、キャリアの通信回線を借りて、通信料の安いサービスを提供する事業者のことです。格安SIMを用いた低価格プランを実現していますが、回線の利用状況によっては通信速度が低下することがあります。
一方でahamoはdocomoの5G/4G(LTE)ネットワークを利用できます。そのため回線の混雑による通信速度の低下は比較的起こりにくいでしょう。
20GBを超えても最低限のことは追加料金なしでできる
ahamoのデータ容量は20GBとなっており、使い切ると通信速度が1Mbpsに制限されます。一般的なデータプランの場合、超過後の最大速度は128kbpsになることが多いため、比較するとahamoのほうが制限後も約8倍の通信速度を実現しています。
動画のスムーズな視聴は難しいものの、Webサイトを閲覧したり音楽を聴いたりする分には問題なく使えるでしょう。20GBを超えても、追加料金なしで最低限利用できる点も魅力です。
20GB全てを海外ローミングに使える
前述した20GBのデータ容量を、全て海外ローミングに使うことも可能です。つまり海外にいるときでも、docomoと提携しているキャリアの管轄エリアであれば、20GBまでのデータ通信が国内同様に行えます。
ただし、連続して使えるのは15日以内という制限があるため注意しましょう。また、国内での利用分と合算して20GBに達した場合も速度制限がかかります。
docomoのahamo(アハモ)に申し込むメリットがある人とは?
ahamoに申し込むメリットがあるのは、次のような特徴を持つ人です。
- スマホとネットを使いこなせる人
- 1~2人で暮らしている人
- 容量使い放題のネット接続と併用する人
- 海外旅行や海外出張の多い人
1つずつ解説します。
スマホとネットを使いこなせる人
繰り返しになりますが、ahamoの申し込みは原則オンラインです。店頭での有料サービスを利用しても、契約後に発生したトラブルは基本的に自己解決しなければなりません。よってahamoのメリットを得るためには、スマホやネットをある程度使いこなせる必要があります。
トラブルを自己解決できるだけのリテラシーがある人なら、ahamoのデメリットはクローズアップされにくいといえます。結果として、スマホ料金の節約というメリットを十分に享受できるでしょう。
1~2人で暮らしている人
docomoを家族単位で利用している場合、ahamoに移行するとファミリー割引の特典が利用できなくなることがあります。家族単位でスマホ料金を計算したときに、ahamoへの切り替えが必ず節約につながるとは限りません。
逆にいえば、1~2人程度の少人数でdocomoを利用している場合、こうしたデメリットが生じにくいといえます。そのため、ahamoに移行することで大幅なスマホ料金の節約が期待できます。
容量使い放題のネット接続と併用する人
20GBはモバイルのデータ容量としては比較的大きいものの、Wi-Fi環境のない場所での動画視聴や、通信量の多いゲームを頻繁にする人だと使い切ってしまうことも考えられます。そのようなとき、追加料金を支払ってデータ容量を増やすのでは、結局のところスマホ料金の節約にはつながりません。
ahamo回線と自宅や職場などのWi-Fiをはじめとしたネット回線を併用できる人なら、20GBのデータ容量では足りない分をカバーできます。Wi-Fi環境のない場所では、ahamoの回線をデータ容量を気にせず使いやすくなり、より快適に利用できるでしょう。
海外旅行や海外出張の多い人
前述の通り、ahamoは20GBのデータ容量を全て海外ローミングに使えます。海外旅行や海外出張の多い人であれば、海外ローミングの有効活用により通信手段確保のコストを抑えることが可能です。15日を超える長期滞在の場合は別の手段が必要となるものの、海外でも15日間の通信手段をカバーできるのは大きいでしょう。
docomoのahamo(アハモ)で利用できるお得なキャンペーン
最後に、ahamoを申し込む際に利用できるお得なキャンペーンを2つご紹介します。docomoからahamoへの移行は対象外ですが、他社からの乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてください。なお、以下のキャンペーン情報は2022年2月時点で実施されているものです。
他社からのMNPで10,000ポイントがもらえる
MNPを用いて他社からahamoに乗り換える場合、dポイントを10,000ポイントもらえる特典があります。以前は7,000ポイントでしたが、3,000ポイントも増えました。
この特典の適用には事前にエントリーが必要なため、契約当日中までに忘れずに手続きしておきましょう。ただし、ahamoの契約時に端末を購入した場合、「iPhone11」「Xperia 1 Ⅱ SO-51A」以外の機種だと特典対象外となるため注意が必要です。
ドコモオンラインショップでの端末購入で割引やポイント還元
ドコモオンラインショップで特定機種の端末を購入する場合に、「購入時割引」または「ポイント還元」のいずれかを受けられる特典もあります。特典の内容は対象機種ごとに細かく決められているため、一覧表にまとめました。
条件 |
対象機種 |
特典の内容 |
---|---|---|
乗り換え(MNP) |
arrows ケータイ F-03L |
22,000円割引 |
乗り換え(MNP) |
Xperia Ace II SO-41B |
16,500円割引 |
乗り換え(MNP) |
iPhone SE |
購入時に利用者が30歳以下の場合、20,000ポイント進呈 |
他社4G回線から乗り換え(MNP) |
arrows Be4 F-41A |
15,000ポイント進呈 |
機種変更 |
arrows Be4 F-41A |
11,000円割引 |
新規契約 |
Xperia Ace II SO-41B |
購入時に利用者が15歳以下の場合、11,000ポイント進呈 |
※2022年1月現在
なお、dポイント進呈特典の場合、ポイント還元時にdポイントクラブかドコモビジネスメンバーズ会員であることが特典受け取りの条件です。また、dポイントには有効期限があるので注意しましょう。より詳しい情報や最新の情報については、公式サイトをご確認ください。
ahamoに申し込みできないときは手続き方法を細部まで確認しましょう
今回は、ahamoに申し込みできない6つの理由や、失敗のない申し込み方法などをご紹介しました。
ahamoに申し込みできない場合、その理由としてはdocomoとの契約状況や支払方法の指定、MNP手続き上の問題などさまざまなものが考えられます。ahamoはオンラインでの申し込みに特化しているため、手続きが難しい側面があるのも事実です。
しかし、ahamoを有効活用すればスマホ料金の節約をはじめ多くのメリットが得られます。この記事を参考に、ahamoの申し込みをぜひ成功させてください。
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