
〈2023年〉パンケーキとホットケーキの違いは?スイーツ専門家が解説
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。
今や国民食と言ってもいいくらい、多くの人に愛されているパンケーキ。そして、おやつの定番として昔から馴染みのあるホットケーキ。材料や作り方に差がなく、どちらも味と見た目が似ていることから、何が違うのか疑問を感じる人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、スイーツコンシェルジュである私「はなとも」が、パンケーキとホットケーキの違いについて詳しく解説します。知識が増えれば、これまでよりもっと楽しんで食べられるはずですよ!
目次
パンケーキとホットケーキ、呼び方の違い
早速結論から言うと、パンケーキとホットケーキは呼び方が違うだけでどちらも同じものです。使われる材料も、小麦粉、卵、牛乳、砂糖、ベーキングパウダーで、これといって違いはありません。
原材料や調理法が同じでも、「ホットケーキ」というのは日本独自の呼び方で、世界的には「パンケーキ」という名称が一般的なものになります。大きな意味でホットケーキはパンケーキの一種といえるでしょう。
ただ、現在、様々なお店でパンケーキとホットケーキを食べてみると、生地や味わいの傾向には差も見られます。この点は、このあと解説します。

ポイント解説
ちなみに、パンケーキミックスとホットケーキミックスを販売している森永製菓では、「ホットケーキは甘く分厚いもので、パンケーキは甘さがないもの」という見解が出されています。(参考:ミックス粉の違い/森永製菓)
パンケーキとは?|おやつにも主食にも
パンケーキの「パン」は、フライパンなど、底が平らで取っ手の付いた鍋のことで、パンケーキはそれらの調理器具で焼いたケーキの名称です。形状は円形が一般的で、ワッフルやクレープなどもパンケーキの部類に入ります。
アメリカやイギリスなど、海外では薄いパンケーキが一般的です。日本ではよくデザートとして食べられますが、砂糖の量を減らし甘さを抑えたものは、朝食やランチに卵やベーコンと一緒に食べることもあります。生地が薄く、おやつにも主食にもなるのがパンケーキ、という印象です。
日本のパンケーキブームはいつから
日本のパンケーキブームの始まりは、2008年に鎌倉・七里ヶ浜にオープンしたオーストラリア発のbills(ビルズ)、2010年に東京・原宿にオープンしたハワイ発のEggs ’n Things(エッグスンシングス)の上陸が大きいと考えられています。
Eggs ’n Things(エッグスンシングス)は、行列のできるパンケーキ店として数々のメディアで紹介され、開店当時の週末は1~2時間待ちが当たり前。フルーツとクリームがたっぷり盛られた超フォトジェニックなビジュアルが、若い世代に大ヒットしました。

ポイント解説
2009年以降は、原宿と表参道にパンケーキ専門店が続々とオープンし、令和になった今でも、その人気は未だに衰えることなく続いています。
最近はスフレパンケーキが主流
2010年頃までは薄焼きパンケーキを提供するお店が多かったのですが、現在は厚みのあるスフレパンケーキが主流になっています。
スフレパンケーキとは、卵の卵白を泡立てたもの(メレンゲ)を生地と混ぜ合わせ、オーブンやフライパンで焼いたもの。口に含むとすっと消えてしまうような、しゅわしゅわととろける食感が特徴です。その丸っとした可愛らしいビジュアルも相まって、インスタ映えスイーツとも呼ばれています。
ホットケーキとは?|日本で呼び名が変化
パンケーキが日本に伝わり、呼び名が変わっていくなかで、焼き立てを食べることから「hot cake(温かいケーキ)」という呼称になったと言われています。パンケーキに比べると甘さが強く、より厚みを持つケーキを指すことが多いです。
ちなみに日本では、毎年1月25日を「ホットケーキの日」として定めています。(参考:ホットケーキの日/森永製菓)これは、1902年1月25日に、北海道の旭川気象台で氷点下41.0度の日本最低気温が記録されたことから、「寒い日は温かいホットケーキで温まろう!」という願いを込めて森永製菓が制定しました。
はじめはデパートの食堂で
海外から、パンケーキが日本に伝わったのは明治時代。当時は「薄餅」として紹介されたのがホットケーキの始まりです。その後、1923年(大正12年)に、東京・日本橋のデパート内の食堂で、「薄餅」を「ハットケーキ」という名前で販売したことで、日本ではじめて一般市民に食されるようになりました。

そして家でも手軽に作れるようにと、1931年(昭和6年)にホーム食品から「ホットケーキの素」が発売され、ホットケーキという名前が一般家庭に浸透していきました。
今はフルーツやクリームを添えるのが人気
ホットケーキといえば、蜂蜜とシロップをかけて食べるイメージですが、現在はパンケーキと同様に、フルーツやクリームと一緒に食べる傾向が強くなっています。
お店によっては、厚さ5cmを超えるものもあるほど。味はそこまで変わりませんが、いわゆる映えるスイーツとして年々変化しています。

ポイント解説
昭和レトロな喫茶店のホットケーキは、「どこか特別な気持ちにさせてくれる!」と、再び人気が高まっているのも事実。最近流行りのスタイルと、いつまでも変わらないホットケーキ、どちらも魅力的なので甲乙つけがたいですよね。
続いては、筆者が選ぶミックス粉3選
手軽にパンケーキやホットケーキが楽しめる魅力的なミックス粉。必要な材料がセットで販売されていて、自宅で焼きたてのパンケーキ&ホットケーキが楽しめます。
今回は、筆者がおすすめするミックス粉を3つ厳選してご紹介します。お気に入りのミックス粉で、おやつタイムを楽しんでください。

おすすめポイント
ホテルニューオータニ総料理長監修のもと作られたオリジナルのホットケーキミックス。卵1個に牛乳150ml、そこにミックス粉1袋(200g)を混ぜ合わせて焼き上げます。ふっくらしっとりした生地が特徴で、なによりもバターの豊かな香りがたまりません。ひとくち食べるだけで、ホットケーキの新たなおいしさに驚くはず。付属のメープルシロップをかけて食べるとデザート感覚で楽しむことができ、まるでホテルの朝食のような贅沢気分に浸れます。いつもとは違った高級感のあるホットケーキを食べたい方におすすめです。

「ホテルニューオータニ ホットケーキ」の作り方を説明する公式動画がこちら

おすすめポイント
ふわふわスフレパンケーキが作れる森永のパンケーキミックス。卵、牛乳、ミックス粉を混ぜ合わせ、フライパンで焼き上げれば完成。注意点は、粘り気の強い生地ができたらすぐに焼くこと。時間が経つと膨らみにくくなるので注意が必要です。またスプーンなどを使って、生地を積み上げるようにのせて焼き上げるのもポイント。厚みがありながらもとろけるような食感に仕上がります。自宅でカフェ気分を味わいたい方にぴったりの商品です。
「ふわふわパンケーキ」の作り方を説明する公式動画がこちら

おすすめポイント
北海道産の原料を100%使用した、よつ葉のバターミルクパンケーキミックス。バターミルクパウダー配合なので、しっとりした軽い口どけが特徴です。香料、保存料、安定剤は不使用。1袋(450g)で約12枚分作れます。フルーツや生クリームを合わせてデザート系に、卵やベーコンと合わせれば食事系にと、自分好みの味わいで楽しめます。素材本来の味を楽しみたい方におすすめです。

〈編集部PICK UP〉ミックス粉、人気メーカーの売れ筋商品

Moovoo編集部
数あるミックス粉の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- SoooooS.カンパニー
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Smile& ほっとけーち×5個
- 税込み1,240円(楽天市場)
-
厳選素材で作られたやさしい甘さのシンプルおやつ
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厳選した国産小麦ときび糖を使った、シンプルなミックス粉です。生後9か月頃の赤ちゃんから食べられるよう、硫酸アルミニウムカリウムフリーのベーキングパウダーが使用されています。
国産のさとうきび糖を使った、自然でひかえめな甘さです。牛乳や豆乳の量を調節すれば、卵を使わずにおいしいホットケーキを作ることも。好みに合わせて調節しやすいので、蒸しパン・クッキーなどのアレンジレシピにも活用できます。
外観 |
商品名 |
特長 |
内容量 |
原材料 |
カロリー |
賞味期限 |
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【筆者おすすめ】永谷園 ホテルニューオータニ ホットケーキミックス バニラタイプ |
ホットケーキミックス/400g(4枚分×2回分)、メープルタイプシロップ/25g×4袋 |
ホットケーキミックス/小麦粉(国内製造)・砂糖・ぶどう糖・脱脂粉乳・食塩・ベーキングパウダー・香料・着色料(ビタミンB2)・(一部に卵・乳成分・小麦を含む)、メープルタイプシロップ/水あめ・砂糖混合ぶどう糖果糖液糖・砂糖・食塩・着色料(カラメル)・香料 |
ミックス200g当たり/738kcal |
18か月 |
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【筆者おすすめ】森永製菓 森永 ふわふわパンケーキミックス |
パンケーキミックス/160g(80g×2袋)、パウダーシュガー/10g(5g×2袋) |
パンケーキミックス/小麦粉(国内製造)・砂糖・米でん粉・粉末油脂(植物油脂、水あめ)・小麦でん粉・もち米でん粉・ホエイパウダー(乳成分を含む)・食塩・加工デンプン・ベーキングパウダー・乳化剤(大豆由来)・香料・カゼインNa・増粘多糖類、パウダーシュガー/砂糖(国内製造)・デキストリン |
ミックス80g当たり/325kcal |
記載未確認 |
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【筆者おすすめ】よつ葉乳業 よつ葉のバターミルクパンケーキミックス |
450g |
小麦粉(北海道産)・砂糖(北海道産)・バターミルクパウダー(北海道産)・食塩・ベーキングパウダー |
ミックス100g当たり/366kcal |
10か月 |
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日清製粉ウェルナ ホットケーキミックス 極もち 国内麦小麦粉100%使用×2個 |
もっちり食感とリッチな見た目 |
540g(180g×3袋) |
小麦粉(国内製造)、砂糖、でん粉、ぶどう糖、植物油脂、食塩、卵白粉/加工でん粉、ベーキングパウダー、乳化剤、増粘多糖類、香料、着色料(クチナシ)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む) |
ミックス180g当たり/669kcal |
パッケージに記載 |
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SoooooS.カンパニー Smile& ほっとけーち×5個 |
厳選素材で作られたやさしい甘さのシンプルおやつ |
100g(直径12cm×3枚分) |
小麦粉(小麦/北海道産)、砂糖(国産きび糖)、食塩、膨張剤(アルミニウムフリー) |
ミックス100g当たり/360kcal |
製造から365日 |
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HAPSEED 北海道小麦のパンケーキミックス×5個 |
5種類のフレーバーを楽しめるモチフワ食感 |
180g(直径25cm×約4枚分) |
プレーン/小麦粉、砂糖、バターミルクパウダー、コンスターチ、膨張剤、塩、乳化剤、バニラビーンズ、(原材料の一部に乳、大豆を含む) |
記載未確認 |
商品到着後30日 |
ミックス粉の人気売れ筋ランキング
まとめ
パンケーキとホットケーキの違いや呼び方の由来についてご紹介しました。普段から何気なく食べていたパンケーキとホットケーキに、長い歴史や意味合いがあるのには驚きましたね。知識が深まれば、さらにおいしく感じるはずです。その日の気分でパンケーキやホットケーキを食べてみてくださいね!