【専門店に聞いた】高機能ワークチェアのおすすめ4選と正しい座り方・選び方解説

深田 陽介, 伊藤僚範, 山下奈緒子
2021-08-31

テレワークが浸透した昨今。長時間椅子に座ると、肩がこったり腰を痛めたり体が不調になる方も多いのではないでしょうか。
高機能・高価なワークチェアを使うことで、体への負担を減らして楽に作業することができます。ワークチェアを扱う専門店「WORKAHOLIC (ワーカホリック)」で、ビジネスパーソンの困りごとを熟知しているチェアコンシェルジュの伊藤僚範さんに、ワークチェアの正しい座り方と選び方、人気の椅子を教えてもらいました。


WORKAHOLIC チェアコンシェルジュ
伊藤僚範
WORKAHOLIC(東京・馬喰町)のチェアコンシェルジュ歴7年。作業内容や体の困りごとを聞きながら、その人にぴったりのワークチェア選びのサポートをしています。同店は国内外17ブランド、約70脚のワークチェアを取りそろえています。
毎日使う椅子ですが、人の体の仕組みを理解して正しく座るにはタメになることばかりでした。
興味のある方はぜひ上の本編の動画をご覧ください。

・動画の目次
0:22 WORKAHOLIC・チェアコンシェルジュとは
1:18 正しい椅子の座り方
5:41 オフィスチェアの選び方
9:35 オススメの椅子4選(8万円~10万円台)

ワークチェアの正しい座り方のポイント

座る姿勢と座面の位置をチェック

まず、しっかり深く座ります。背もたれを後ろに傾けると、背中の重みがしっかりと背もたれに預けられて、背中に背もたれが沿った形でサポートしてくれるので、座っていても全然体に力が入っていない状態になります。

人間は、頭が最も重く、体重の約10%で4-6kg(ボウリングの球と同じ重さ)といわれています。頭が体の真上に来ている状態ほど体全体で支えることができ、前かがみの姿勢などになると頭を支えるために他の部分に負荷がかかってしまいます。

座面の長さは、ふくらはぎと座面の先端の間に指が2,3本入るくらいがちょうどいいです。
シートの高さは机の高さによって上下を調節していきます。いい状態というのは、床に対して太ももが平行になっていて、ズボンの真ん中のラインがまっすぐな状態。そうすると、太ももとお尻で支えているので、お尻の負担が和らぎます。

アームレスト(肘かけ)で肩こり対策

腕を支えるアームレストと肘の間にできている隙間を埋めるように、アームレストを上げます。この時に肩が上がると、肩こりが起こりやすくなるので、肩が上がらない高さに調節します。すると、腕の重みはアームレストに乗っているので、肩の力が抜けやすくなります。

この状態で腕を伸ばす必要のない位置にキーボードを持ってくると、背もたれに体を預けやすくなります。腕を伸ばしてしまうと、背中が丸まったり、頭や肩の位置が変わり負荷の原因となります。いかに背もたれのS字カーブに体を預けられるかが大事です。

よくある事務机の高さは70㎝くらいです。アームレストと机の天板が同じ高さだと、このままの姿勢でキーボードを触れます。机の方が高い場合は、椅子の高さを上げます。

この時、高機能なワークチェアだと、高さや向きを自由に動かすことができ、写真のように机に近づきやすくできますね。アームレストが固定の椅子だと、机に当たってしまい、良い塩梅にできないことも多いと思います。

フットレスト(足置き)は補助的に使おう

フットレスト

椅子の高さを上げたことで、太ももと地面が平行ではなくなった場合は、足を置くフットレストを使って調節します。足が浮いたり、つま先立ちのような状態にならないようにしましょう。

こうして、全体としては座っていても立っている時のように腰から背中のカーブを維持できて、体の横に肘があり、背骨の上に頭が乗っている状態だと、長時間の作業でも負担がかかりにくいです。

ワークチェアの選び方

座る部分と背面の素材について

続いて、ワークチェアの選び方についてです。まず、大前提として伊藤さんが教えてくれたのは、「ワークチェアは個人の体格や感触の好みがあるので、何か1つが正解というのはない」ということです。その上で違いを見ていきます。

座る部分がメッシュかクッションかで体の支え方が違います。メッシュは生地1枚をピンと張っている状態。そこにお尻を沈ませて体を安定させています。

クッションは生地の下に土台のフレームがあるので、メッシュに比べて沈み込むのではなくしっかり支えてくれる感覚があります。

背面もメッシュの場合、体重をかけると、戻ってこようとする力が働くのでフィット感があります。クッションはフレームがあるので、支え方がしっかりしています。腰はコルセットのようなサポート感があります。
メッシュの方は通気性が良い、という特長もあります。

アームレストとヘッドレストを選択

次に選ぶポイントはアームレストと頭を乗せるヘッドレストがあるか、どれくらい調節機能がついているかです。両方とも+αのオプションで、使い方によって必要かどうかが変わってきます。

アームレストがなくても、机に腕を乗せてキーボードを操作する方が使いやすいという方もいます。
ヘッドレストは、どういう椅子の使い方をするかで変わります。作業のみだとヘッドレストはなくても大丈夫です。写真のような使い方で、頭を乗せて休みたい、考え事をしたいといった場合はヘッドレストがあると便利です。

ワークチェア4選(8万円~10万円代)

それでは、ワーカホリックでお客さんに選ばれている人気のワークチェア4選を教えていただきます。
今回は、高級椅子の中でも購入が多い価格帯として、8万円~10万円代の椅子をご紹介頂きました。

PICK UP①
  • ハーマンミラー
  • セイルチェア

  • 税込み83,600円
  • 自宅にぴったりのデザイン性

  • 背もたれがすっきりしていて、高機能ワークチェア特有のの重厚感は控えめ。リビングと仕事場が兼用で見た目が気になる、という方にぴったりです。

背もたれが樹脂でできていて、見た目の印象より柔らかいです。中心部分はがしっかりしているので、体の軸はしっかり支えてくれて、動いたときには圧迫感がないのがいいところです。

PICK UP②
  • エルゴヒューマン
  • エルゴヒューマン プロ オットマン

  • 税込み132,000円
  • 足を伸ばして休息できるワークチェア

  • 人間工学に基づいた高い機能を持ち、背中や腰のサポート部分を細かく調整できます。エルゴヒューマン プロに足を休めるオットマンがついたモデルです。

腰を支えるランバーサポートが独立式で、後ろから押すように支えてくれます。背もたれと肘置きの高さや座面の奥行きの調節など、細かいところの調節ができるのも特長です。
リラックスして使いたい時には、足を伸ばして置けるオットマンもついています。

PICK UP③
  • スチールケース
  • リープ

  • 税込み173,919円(楽天)
  • クッション素材で優しく包み込む

  • クッション素材で優しく包み込むようにお尻や腰を支えます。腰の強度をお好みで調節できます。頭を支えるヘッドレストがついたタイプです。

クッションなので通気性はあまりよくないですが、座った時に包まれるような感じが好きな方はこの椅子を選ぶことが多いです。アームレストは高さだけでなく、スライドさせることもできて自由に動かせます。腰の支え方もS字カーブの強度を調節できます。

PICK UP④
  • オカムラ
  • バロン

  • 183,590円(公式サイト)
  • 小柄な方にも選ばれているオフィスチェア

  • アームレストが左右に大きく動くので、肩幅の狭い小柄な方も楽に腕を乗せることができます。男女問わず選ばれているチェアです。

アームレストが内側にかなり回転するので、内側に肘を置けることが使いやすい一つの理由です。リクライニングの倒れる角度を調節できるので、使いやすい角度をしっかりとつくることができます。大きなヘッドレストは高さ以外に前後にも動かすことができるので、首元を支えながら作業姿勢をとることもできます。これらの機能を駆使すると、かなりフィットした姿勢をつくれます

WORKAHOLICの訪問方法は?

WORKAHOLICは完全予約制です。チェアコンシェルジュのサポートを受けながら、執務環境やそれぞれの体に合った最適なワークチェア選びをしていきます。
同店での購入にはチェアコンシェルジュサービスは必須で、2021年9月1日以降の予約からは有料(8月31日までは無料)となります。料金は、2時間のチェアコンシェルジュサービスで3300円(ドリンク、ノベルティ付)。2名まで同料金で、3名以上は応相談です。予約は専用番号(03-6550-9730)へ。受付時間は平日12:00~19:30、土日11:00~19:30(木曜祝日定休日)です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。高機能ワークチェアを販売しているワーカホリックのチェアコンシェルジュ、伊藤さんに正しい使い方からチェア4選まで教えていただきました。
自分にぴったりのチェア選びに、ぜひ参考にしてみてください。

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