HPのノートパソコンおすすめ9選!人気2商品を使ってみた
世界展開をしてするパソコンメーカーのHP。法人向けのイメージも強いメーカーですが、個人向けのノートパソコンも充実しています。
今回はHPからノートパソコン2台を借りて、その性能をチェック。使い勝手や選び方を紹介します。
目次
HPとは?
HPは1939年にアメリカのカリフォルニア州で創業し、創業の地は今や「シリコンバレー発祥の地」ともいわれています。社名は会社を作ったヒューレット氏とパッカード氏が由来。
日本では1963年から事業を開始し、1999年から東京でパソコンの生産も行っています。現在、パソコンやプリンター事業を中心に展開しています。
ヒットポイントとか、ホームページとか
— 日本HP PC (@HP_PC_JP) March 4, 2016
「 紛らわしい 」とよく言われます。。。#あなたを一言でまとめると
因みに弊社は、ヒューレット(H)と、パッカード(P)創業のHPです。
始まりはこんなガレージでした。 pic.twitter.com/z5dxZyeAEu
HP製ノートパソコンの特徴は
AppleやMicrosoft、Dellなど群雄割拠のノートパソコンの世界で、HPは有力メーカーとして製品を磨き上げています。そのポイントを紹介します。
優秀デザイン、LINEでサポートも
HPのノートパソコン、ここの部分にこだわりを感じて好き。 pic.twitter.com/Hqe8mx1p8K
— O-TSU[オーツ] (@OtsuTakeru) December 15, 2017
HP製ノートパソコンには、スタイリッシュな見た目や使いやすいデザインのモデルが多く、デザイン性の高さに定評があります。ハイエンド製品はパッケージも含めて高級感があり、こだわりを感じます。
そのほか、LINEでサポートが受けられるといった点も、他の海外メーカーとの差別化となっています。
スマホと連携、データ移動らくらく
HPノートパソコンでしか使えない独自機能に「HP Quick Drop」があります。
Apple製品で使える「AirDrop」のように、パソコンとスマホ間でケーブルをつながずにデータを共有できるソフトウェアです。AirDropとの大きな違いはHPノートパソコンがあれば、スマホ側のOSに縛りがないこと。iPhoneだけでなくAndroidスマホでも使えます。これは普段Androidスマホを使っている人にはうれしいポイントです。
スマホで撮影した動画を、簡単にパソコン側に送信可能。逆にパソコンからスマホへも送れるので、スマホで撮影した写真をパソコンで加工して、スマホに送り返してインスタグラムに投稿する・・・なんて使い方もできます。
アスペクト比3:2のディスプレイが新登場!
2020年12月に発売された「HP Spectre x360 14」は、アスペクト比(横と縦の比率)が3:2のディスプレイを搭載。話題を呼んでいます。
多くのノートパソコンが採用している16:9のディスプレイは、横長のためYouTubeなどでの動画視聴に向いています。ただ、ノートパソコンの用途は多彩。
ウェブ閲覧やメール、ワード・エクセルなどを使う場合、下方向に情報を見ていくことが多く、横長ディスプレイでは窮屈に感じることも。HPの担当者はMoovooの取材に「こうした多くのアプリでは、縦幅に余裕がある3:2のディスプレイの方が使いやすいことが、ユーザー調査で分かったのです」。今後も縦幅に余裕を持たせたモデルを増やしていく見通しだと言います。
筆者のひとこと
実際に私も1週間ほど使い続けてみましたが、3:2ディスプレイは確かに一覧性が高く、テキストを書くときもウェブ閲覧でも、窮屈さを感じることはありませんでした。画面が広くなった分、本体重量は100gほど旧モデルより増していますが、作業効率アップのメリットの方が大きいと感じました。
日本独自のキーボード配列も登場
世界展開しているHPにとって、様々な国で同じノートパソコンを売れることは大きな強み。しかし昨年登場したのが日本独自のキーボードでした。
海外メーカーのノートパソコンには、エンターキーがキーボードの右端にないモデルも多く、ときに打ち間違いの原因に。HPのノートパソコンも同様でした。
しかし文字変換・確定を頻繁に行う日本のユーザーにとって、エンターキーは非常に重要。「何とか使い勝手を向上させたい」と社内で調整を重ねた末、日本向けの新たなキーボードレイアウトが実現したといいます。
キーボードのホームポジションに手を置いたとき、ユーザーの体がノートパソコンの真正面に来るようにも改善され、使いやすさが向上しています。
HPのノートパソコンの選び方
HP製ノートパソコンはラインアップが幅広くあります。使い道にあったモデルを選びましょう。
Chromebookは手軽なタブレット感覚
Chromebook(クロームブック)とは、Googleが開発した「Chrome OS」を搭載したノートパソコンを指します。その最大の特徴は低スペックでも軽快に動作して、商品価格が抑えられること。さらに起動が10秒以内に瞬時で済むなど、タブレット感覚で手軽に使えるのが魅力です。
HPは同じクロームブックでも、そうした低価格な商品から、こだわりのハイエンドモデルまで幅広く展開しています。中でもChromebook x360 13cは、インテルの第10世代Coreプロセッサーを搭載。さらに多彩な機能が「全部盛り」で、メインパソコンとして使えるポテンシャルを備えています。
本体は厚さ1.67cmとスリム。筆者も実際に持ち歩きましたが、ビジネスバッグにもスッと無理なく入ります。
ディスプレイ部分は逆方向にたたむことも可能で、立たせてみんなで同じ画面見やすくしたり、完全に折りたたんでタブレットのように使うことも。ただ重量は約1.36キロあるので、両手で持ちあげて使うのは困難。主には机に置くといった使い方になります。
4G/LTEを搭載し、データ通信を契約しておけばネットワークに手軽に接続可能。拡張ポートはUSBポートを三つ(Type-A×1、Type-C×2)備え、広い画面で作業をしたいときは外部ディスプレイをつなげることもできます。
そのほかクロームブックでは珍しい、実用性の高い機能も備わっています。
- のぞき見を防げるプライバシースクリーン搭載
- 指紋認証に対応
- 内蔵カメラを物理的にオフにできるスイッチ
一方で、クロームブック特有の制限として、使えるのはChromeやGmail、YouTubeなどGoogle Playアプリに限られます。WindowsやMacほど多彩なソフトを使うことができない点は注意が必要です。
筆者のひとこと
原稿執筆やデータ整理にGoogle SpreadsheetやGoogle Documentを頻繁に使うのですが、自宅のデスクトップパソコン以上にサクサク動く印象。動画編集など特にマシンパワーが要る作業をしたい人、Google Playアプリ以外を使いたい人には向きませんが、手が届きやすい「爆速パソコン」が欲しい人は要注目です。
ハイエンドモデルなら動画編集もサクサク
次に使ってみたSpectre x360 14はハイエンドWindows機です。インテルの最新CPU・第11世代Coreプロセッサーを搭載し、高性能の証しであるインテルEvoプラットフォームに対応。マシンパワーのいるフルHD画質での動画編集もこなせる「できるヤツ」です。
ディスプレイサイズは13.5インチ。アスペクト比が3:2のため、従来の13インチと比べて縦方向に最大20%表示領域が拡大しています。
やはりディスプレイを反対方向にたためるコンバーチブル構造のため、プレゼンなどにも使いやすい。また、本体のすみずみまで高級感あるデザインも魅力です。筆者は本体の角にUSB-Cポートがあることに驚きました。充電ケーブルが差し込みやすいという実用性も兼ね備えています。
有機ELディスプレイにはブルーライトカット機能もあり、長時間の作業で目が疲れにくいのもうれしいポイントです。そのほか以下の充実した機能を搭載しています。
- Wi-Fi6搭載で高速ネット接続
- 最大15時間のバッテリー駆動 45分の充電で7時間使える
- 描き心地が向上したアクティブペンを同梱
ほかにも豊富なモデル、まずは初心者向け
- HP
-
Stream 11-ak0000(型番:1W4Z2PA-AAAA)
-
ライトユースに最適なモバイルノート
-
Windows 10 Home (64bit)、インテル Celeron N4020、メモリ4GB、ストレージ64GB eMMC フラッシュメモリ。
スペックにはそれほどこだわらず、とにかく安くてコンパクトなノートパソコンを探しているという人におすすめの1台です。HPの中でも本体が約1kgと特に軽いので、ディスプレイのサイズも13.3インチと小型ですが、手元に置いておくにはぴったりです。
- HP
-
15s-eq1000シリーズ エントリープラスモデル(15s-eq1004AU)
-
低価格ながらグラフィックに重点
-
Windows 10 Home (64bit)、AMD Athlon™ Silver 3050U モバイル・プロセッサー + Radeon™ グラフィックス、メモリ8GB、ストレージ256GB SSD。
ディスプレイサイズが15.6インチワイドとHPのノートパソコンの中では大きめなので、映画などを楽しみたいという方におすすめです。Office互換ソフトのWPS Office Standard Edition(ダウンロード版)を使用することができるので、ちょっとした書類作成も便利です。
大学生におすすめの軽量HPノートパソコン
必要な機能はしっかり付いていて、持ち運びのしやすい軽量なモデルを厳選しました。事務処理などビジネスユースにもおすすめです。
- HP
-
Spectre x360 13(型番:1A938PA-AAAB)
-
13インチコンバーチブルノート
-
Windows 10 Home (64bit)、インテル Core i7-1065G7、メモリ16GB、ストレージ512GB SSD+インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ 32GB。
本体の重量が1.24kgと軽量なのに、最大22時間の駆動時間に加え、天面加圧試験500kg /f をクリアしたタフなボディで、仕事中の持ち運びには最適です。さらにメモリやストレージも大容量でタブレットとしても使用できる2in1ですから、申し分ありません。
- HP
-
ENVY x360 13 セラミックホワイト 9AJ77PA-AAAB
-
2 in 1コンバーチブル
-
Windows 10 Home (64bit)、AMD Ryzen 5 3500U、メモリ8GB、ストレージ 256GB SSD、ディスプレイ: 13.3インチワイド、WPS Office付き。
重さが約1.28kgで、タブレットとしても使用できる2in1タイプのノートパソコンなので、持ち運びが簡単です。バッテリーも最大14時間駆動できます。同シリーズではCPUのAMD Ryzenが3~7まであり、OfficeがMicrosoftかWPSかで価格が変わってきます。
ビジネスにおすすめのHPノートパソコン
ワンランク上のビジネスにおすすめの高性能なノートパソコンを厳選しました。
- HP
-
Pavilion 15-cs3000 Windows10 Microsoft Office付き フォグブルー 2J145PA-AAAB
-
高いグラフィックス性能
-
Windows 10 Home (64bit)、インテル Core i7-1065G7、メモリ16GB、ストレージ256GB SSD、NVIDIA GeForce MX250 グラフィックス。
GeForceのグラフィックボードが搭載されているので、クリエイティブな仕事におすすめです。こちらのフォグブルーは他社にも無い独特の色合いで、ノートパソコンにデザイン性を求める方にもぴったりです。
ディスプレイ13.3インチ、重量約1.25kgの軽量ボディですが、G6と比較するとベゼルがさらに狭小化して見やすくなっているのが特徴です。また、ZoomやTeamsもボタン一つで起動できるProgrammable Keyが搭載されているので、テレワークにもおすすめです。
ゲームにおすすめのHPノートパソコン
HPではゲーミングPCを数多くリリースしています。おすすめのモデルをご紹介します。
- HP
-
OMEN by HP 15-dh0000 7LH06PA-AAAE
-
144Hzの駆動速度
-
Windows 10 Pro (64bit)、インテル Core i7-9750H、メモリ16GB、ストレージ 512GB SSD+ 1TB HDD、NVIDIA GeForce RTX 2060グラフィックス。
ゲーミングに大切な高速化はもちろんのこと、合計5経路の強力な冷却システムで本体の熱によるダメージを防ぎます。Bang & Olufsenのオーディオテクノロジーを採用しているため、クリアなサウンドを楽しむことができます。
まとめ
実機もお借りしながら、HPのノートパソコンを幅広く紹介しました。細部までこだわったデザイン性の高さや、さまざまな機能を意欲的に取り入れていく姿勢が、商品の魅力を高めています。これまで手に取ったことのない人も、ぜひチェックしてみてください。
関連記事はこちら
PC関連の記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_


