ロバートウォルターズの評判とは?特徴やメリット・デメリットも解説
転職エージェントは担当者が応募者と企業の間に入り、応募者の転職活動を求人紹介から内定までをトータルでサポートしてくれるサービスです。
「転職活動が初めてであり、何から始めていいのかわからない」という求職者にもおすすめですが「転職経験はあるけれどもキャリアアップを目指した転職がしたい」という目的が明確な求職者も利用価値があります。
国内の転職エージェントのなかには、大手総合転職エージェントから地域密着型の中小転職エージェント、業界特化型などさまざまな種類がありますが、グローバル求人に特化した「ロバートウォルターズ」という転職エージェントがあります。
外資系への転職を希望している人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。転職エージェントを利用するにあたって、事前に公式サイト上だけではわからない、利用者のリアルな声も気になるかと思います。
そこで今回は、ロバートウォルターズの評判について調査してみました。また、特徴やメリット・デメリットについてもご紹介していますので、登録・利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
ロバートウォルターズの特徴
ロバートウォルターズは、1985年にイギリスで設立された外資系の転職エージェントです。現在では世界31の国にて拠点を持ち、日本には2000年に上陸、2007年には大阪支社も設立されました。
主に取り扱う雇用形態は正社員、契約社員、派遣までさまざまであり、いずれの雇用形態でもグローバル人材の転職支援に特化しています。
そんなロバートウォルターズの特徴は以下が挙げられます。
1.ヘッドハンティング型のサービスも展開
ロバートウォルターズは転職エージェントとしてのサービスも展開していますが、ハイクラスの求人も多く取り扱うため、ヘッドハンティング型のサービスも行っています。
転職におけるヘッドハントとは、一般的な転職市場には出てこない優秀な人材や経営層の人材などに対してエージェント側から声をかけ、人材を獲得する手法になります。
ロバートウォルターズでは両方のサービスを行っているため、求職者の転職志望度に合わせた利用が可能です。
具体的に「今すぐに転職したい」という人は転職エージェントのサービスを受けられ「今は転職をする気はないが、良い求人があったら転職したい」人はヘッドハンティングのサービスを利用し、受け身の転職活動をすることが可能です。
もちろん、どちらの場合でも公式サイト上で公開されている求人に応募することができます。ヘッドハンティング型の場合は希望条件が高くても登録しておくだけで好条件の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。しかし、受け身の転職活動となることからも、長期戦となる可能性が高い点に注意が必要です。
2.グローバル求人に特化
ロバートウォルターズは外資系で全世界にネットワークを持っていることからも、保有求人のほとんどが外資系や日系グローバル企業の求人です。
公開求人を見てみると求人詳細が英語で記載されているものも多く、日本語で記載されていても条件に「ビジネス英語必須」などの記載があるので、2カ国語以上が使いこなせることが最低条件と言えるでしょう。
外資系や日系グローバル企業に関する「給与調査」や「採用動向レポート」も発行していることから、コネクションの強さが伺えます。
3.数多くの受賞歴や知名度有り
ロバートウォルターズは「スペシャリスト・リクルートメント・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」や「ベストカンパニー Great Place To Work® 2020」をはじめとした数多くの受賞歴があり、大阪支社ができた2007年から現在まで、国内だけでも累計20以上の賞を受賞しています。
他にも、日本経済新聞やウォール・ストリート・ジャーナルを筆頭に数多くのメディアに掲載されていることからも、同社の地名度が伺えます。
また、公式サイトではスペシャルインタビューとして芸能人やスポーツ選手とのインタビューを掲載。転職に関わるマインド面などに役立つ内容が記載されています。
ロバートウォルターズのメリットとデメリット
次に、ロバートウォルターズを利用する求職者のメリット・デメリットについて、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
ロバートウォルターズのメリット
ロバートウォルターズの利用によって求職者が得られるメリットは以下が挙げられます。
1.外資系の求人に絞って求人を探せる
ロバートウォルターズは保有求人がほとんど外資系や日系グローバル企業の求人であり、業界・業種も薬剤師や医師、弁護士や税理士などの士業を含む専門職を除き、ありとあらゆる種類の求人を取り扱っています。
そのため、公式サイトの求人検索でもさまざまな求人を検索することができます。公式サイト上で検索できる公開求人数は1,200件ほどありますが、同社は非公開求人も取り扱っているので優良企業の求人を狙いたいのであれば、登録をしてキャリアコンサルタントと面談することをおすすめします。
対応している業界や業種は「IT」や「営業」そして「経理・財務」という分野に特に強みを持っており、扱う求人数もこれらの業界・業種は多いです。
2.キャリアアップ・年収アップを目指した転職活動が可能
ロバートウォルターズでの求人に多いポジションはディレクターやマネージャーなど、マネジメントに関連するものが多く見受けられます。求められる条件について難易度が高くなりますが、その分キャリアアップができると言えるでしょう。
また、求人は高価格帯のものばかりであり、最大年収2,300万円以上の求人も確認できます。そのため、年収アップを目的とした転職活動においてもおすすめと言えます。
3.書類選考の通過率が高い
ロバートウォルターズは外資系の転職、グローバル人材に特化しているので、求人と求職者のスキルがマッチすれば、手厚いサポートを受けることができます。
また、公式サイトには職務経歴書の書き方はもちろん、英文履歴書や英文レジュメに関するサポートも行っています。
コンサルタントは全員バイリンガルですので、外資系企業に採用されるための知識やスキルを持ち合わせており、丁寧なサポートの裏付けとなっていることがわかります。
ロバートウォルターズのデメリット
メリットがある一方、デメリットもありますので、両者を総合的に判断して利用可否を決めましょう。ロバートウォルターズのデメリットは以下が挙げられます。
1.若手の利用は求人を紹介されない可能性が高い
ロバートウォルターズの取り扱い求人は外資系求人を取り扱っており、即戦力を求められていることからも、登録時に入力したスキルや希望によっては求人を紹介してもらえない可能性もあります。
実際に、公式サイトの登録フォームの注意書きにも「誰でも求人を紹介できるわけではない」という旨の記載が確認できます。
特に、経験の少ない20代の人や職務経歴がない人は突出したスキルがない限り、求人紹介を断られてしまう可能性があるということを念頭に入れておかなければいけません。
2.2カ国語以上の言語スキルが必要
ロバートウォルターズの取り扱い求人について、そのほとんどがビジネス英語レベル以上の言語スキルを求められます。
そのため、言語スキルが不足している場合は紹介可能な求人が大きく減ってしまう可能性があります。もし、言語スキルに自信がない、という求職者は他のエージェントも併用することをおすすめします。
3.東京に求人が集中している
東京と大阪の2拠点が有りますが、求人の多くは東京に集中しています。公開求人の検索で地域を絞り込むことができますが、全体の求人数が1,200件であるのに対し関東の求人は1,000件以上、関西の求人は100件ほどとなっています。
この数字からわかるように首都圏の求人が圧倒的に多いことがわかります。そのため、地方に住んでいる人や地方での転職を実現したいという人が、少ない求人に応募するので倍率が上がってしまうというデメリットがあります。
対応策として、地方でも取り扱い求人の多い大手総合転職エージェントを複数併用するなどの方法が挙げられます。
ロバートウォルターズの利用の流れ
ロバートウォルターズの利用の流れは以下の通りです。
1.WEB上で無料登録
公式サイトの「応募フォームはこちら」をクリックすると画面が遷移しますので、以下の情報を入力していきます。
・個人情報
・現在の職種
・勤務している業界
・希望雇用形態
・希望勤務地
・紹介者の名前
最後に職務経歴書を添付して送信することで登録が完了します。
2.面談
紹介できる求人が有り次第、ロバートウォルターズのキャリアコンサルタントから連絡が来るので面談日程を調整します。
面談では希望やスキルなどのヒアリングはもちろん「今後どうなっていきたいか」のキャリアプランも一緒に考え、最適な進路を決定する手助けをしてくれます。
3.求人紹介・応募
キャリアコンサルタントから求人紹介を受けます。紹介されたからといって必ず応募しなければいけないわけではありません。
紹介時に求人票だけではわからない職場の雰囲気や人間関係、詳細な仕事内容が聞けるので、少しでも不明点があったら応募前に解決しておきましょう。
4.選考
応募企業が決まり次第、書類選考からのスタートとなります。書類選考前にはキャリアコンサルタントによる書類添削や、面接に関するアドバイスを受けることができます。
特に、英文履歴書や英文レジュメの作成経験が初めて、もしくは少ない人が多いと思うので、こちらのサポートを受けることは必須と言えるでしょう。
5.内定・入社
内定を獲得次第、入社日の交渉や年収などの条件交渉も担当のキャリアコンサルタントが代行してくれます。
希望条件に相違はないか、転職に関して悩みはないかなど、不安がある場合は遠慮なく問い合わせて解決しておくことをおすすめします。
ロバートウォルターズの評判
外資系求人を多く取り扱い、グローバル人材に特化したロバートウォルターズですが、実際の評判はどうなのか調査をしましたのでぜひ参考にしてみてください。
ロバートウォルターズの良い評判
まずは、ロバートウォルターズの良い評判をいくつかご紹介します。
ふいに広告を見つけたので重要情報をシェアします!
— マリ@子連れ旅ブロガー@西日本 (@makiro77) December 13, 2020
2015年から来日したブラジル人夫(ポル語ネイティブ、英語ビジネス、
日本語日常からビジネスの間)
去年末、日系エージェントで転職活動
前の年収プラス100万で探してたところロバートウォルターズか声をかけてくれ年収2倍になりました😵 pic.twitter.com/EDkIRVnDl5
ロバートウォルターズの紹介により年収が2倍になったという内容です。元々年収100万プラスで探していたということもこの後のツイートからわかるのですが、非常に好条件で転職を成功させたことが伺えます。
外資系ならロバートウォルターズかマイケルペイジが大手エージェントでおすすめでしたよ☺
— くまこ😴👴弱小投資家 (@kumako35) February 5, 2019
TOEICはあまり見られなくてエージェントと会話できてれば点数気にしてないみたいでした♪
ロバートウォルターズを実際に使用してみて良かったという内容です。ツイート内容からTOEICなどの資格がなくても、エージェントと英語のやりとりがスムーズにできれば問題ないことがわかります。
グローバル食品企業に興味あれば、下記サイトの登録がおすすめです。
— らび@Foodie|食品開発×トレンド☕️ (@Rabi_Foodie) June 2, 2020
・LinkedIn (SNS)
・JAC
・ビズリーチ
・ロバートウォルターズ
LinkedIn はオファー沢山来るが質も様々。JACは食品系多くて良い。ビズリーチは質がイマイチ。ロバートウォルターズは給与水準高く、ニッチな職種多いのでベスト。
ロバートウォルターズの紹介求人に関する内容です。ツイート内容から給与水準が高い、ニッチな市場の求人を取り扱っていることがわかります。
ロバートウォルターズの悪い評判
次に、ロバートウォルターズの悪い評判についてもいくつかご紹介していきます。
某有名転職エージェントに、「あなたの経歴だとちょっとこの業界は...(意訳)」「え!?この会社の一次通ったんですか!?」「老婆心ながら申し上げますが...弊社が紹介した先は他社経由で受けないでください!(意訳、受けていないのに)」みたいな対応されたので、ちょっと印象が悪い。
— うるおいちゃん (@Uruoi_ururu) January 3, 2021
求職者が許可していないのにロバートウォルターズの担当者が勝手に履歴書を提出してしまったという内容です。登録をすることによって履歴書を送られてしまう可能性はあるので、不安であれば応募前に一言伝えて欲しいと依頼するのもひとつの方法です。
ロバートウォルターズは酷い。ブラックとか平気で押し付けてきて今すぐ返事しろとかクソ野郎!!!!がおがおがるるるひふるふーーーー🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬
— ⭐︎ベルたま⭐️ (@tamapooh7) January 1, 2019
ロバートウォルターズの紹介求人がブラック企業であったという内容です。ブラック企業の基準は人によって異なりますが、明らかなブラック企業であった場合には紹介されても応募を断るようにしましょう。
まとめ
これまでロバートウォルターズの特徴やメリット・デメリット、実際の評判などをご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。
・ロバートウォルターズは外資系やグローバル人材に特化した転職サービス。
・2カ国語以上の言語スキルを持つ求職者や、キャリアアップを目指したい求職者におすすめ。
・首都圏に求人が集中しているので、地方での転職を希望している人は他の転職エージェントとの併用も考えるべき。
・評判については賛否両論だが、ブラック企業を紹介されたり担当者と合わないと感じた場合にはコンサルタントの変更をして対策すること。
ロバートウォルターズはご紹介したように外資系やグローバル人材の求人が中心ですので、以下のような人は満足するサポートを受けられない可能性があります。
・キャリアに自信がない人
・若年層(20代)の人
・言語スキルが堪能ではない人
・地方での転職を希望している人
もし、これらの条件に当てはまっている人はロバートウォルターズを利用するよりも、国内求人や地方の求人の取り扱いが多い「リクルートエージェント」を利用すると効果的です。
取扱求人も全業界・全職種を取り揃えているので「希望求人が見つからない」という可能性を減らすこともできます。
また、コロナ禍では求人数を多く保有するためにも、他社転職エージェントを併用して転職活動を進めていくことが重要です。
リクルートエージェントは転職実績No.1の実力を誇る転職エージェントですので、求職者であれば登録必須の転職エージェントと言えるでしょう。
以下にロバートウォルターズとリクルートエージェントのリンクを掲載しておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
- ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
-
ロバートウォルターズ
- 登録・利用は無料
-
グローバル人材の転職に特化した転職エージェント
-
外資系や日系グローバル企業の転職に特化し、ハイクラス求人を多く取り扱う転職エージェントです。ありとあらゆる業界・業種の求人を保有しているので、英語が堪能でキャリアアップを目指している人におすすめの転職エージェントです。
- 株式会社リクルートキャリア
-
リクルートエージェント
- 登録・利用は無料
-
日本最大級の転職エージェント
-
日本国内屈指の求人数を誇り、転職成功実績もNo.1。全国対応であり、圧倒的なブランド力もあるので、転職者であれば1度は利用したい転職エージェントです。
関連記事はこちら
スキルの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_