マイケル・ペイジの評判とは?特徴やメリット・デメリットも解説
転職活動には転職サイトと転職エージェントを使う方法がメジャーであり、前者はひとりで転職活動を行わなければならない分、自分のペースで転職活動を進めることができます。
転職エージェントは担当者が応募者と企業の間に入り、応募者の転職活動を求人紹介から内定までトータルでサポートしてくれるサービスです。
「転職活動が初めてであり、何から始めていいのかわからない」「転職経験はあるけれどもキャリアアップを目指した転職がしたい」という転職未経験者から経験者まで利用価値があります。
国内の転職エージェントのなかには、大手総合転職エージェントから地域密着型の中小転職エージェント、業界特化型などさまざまな種類がありますが、外資系や日系グローバル企業の求人に特化した「マイケル・ペイジ」という転職エージェントがあります。
外資系への転職を希望している人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。転職エージェントを利用するにあたって、事前に公式サイト上だけではわからない、利用者のリアルな声も気になるかと思います。
そこで今回は、マイケル・ペイジの評判について調査してみました。また、特徴やメリット・デメリットについてもご紹介していますので、登録・利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
マイケル・ペイジの特徴
マイケル・ペイジは、1976年にイギリスで設立された外資系の転職エージェントです。現在では世界36の国にて拠点を持ち、日本には2001年に東京オフィスが設立されました。
雇用形態は正社員、契約社員、派遣社員まで扱い、いずれの雇用形態でもグローバル人材の転職支援に特化しています。
そんなマイケル・ペイジの特徴は以下が挙げられます。
1.外資系求人や日系グローバル企業の採用支援に実績あり
海外拠点数の多さや、設立から40年以上求職者の支援に携わってきた実績やノウハウを活かした転職サポートが可能です。
また、外資系転職エージェントということもあり採用支援は1,400社以上、バイリンガルのコンサルタントは国内の外資系企業から日本進出を希望している外資系ベンチャー企業などにもコネクションがあります。
そして、マイケル・ペイジは「Recruitment International Asia Awards Japan」にて「IT & テクノロジー」「経理 & 財務」部門で最優秀賞を受賞しており、実績の高さが伺えます。
2013年には大企業からベンチャー企業までの国内企業に対して、グローバル人材に関する採用支援を開始。今後も国内企業に対してのアプローチも盛んになることが予想されます。
2.外資系・日系の求人両方の転職者支援が可能
マイケル・ペイジは外資系の求人に強いエージェントですが、国内企業の求人も持ち合わせています。実際にマイケル・ペイジの公式サイトからは、外資系求人及び国内企業の求人を検索することができます。
・役職名
・勤務地
・業界
・分野
で求人を絞り込むことができ、無料登録をすると求人に応募することができます。
外資系の求人が多く、求人票も英語で記載されているものが多いので、最低でもビジネス英語レベルのスキルを持ち合わせていることが必要になるでしょう。
3.コンサルタントが一貫したサポートを行う
転職エージェントには、コンサルタントと求人を管理する法人営業を分業している転職エージェントと、担当者がコンサルタントと法人営業を兼務している転職エージェントの2種類があります。
前者は企業内部で効率化が図れるのですが、求職者の質問内容によっては法人営業に一旦確認をする工程が発生してしまい、レスポンスが遅くなってしまうというデメリットが挙げられます。
マイケル・ペイジは後者であり、求職者のサポートと法人営業を一貫して行うので、面談時に求職者からでた質問に関してすぐに回答ができます。また、求人はコンサルタント自身で扱っているので、コンサルタントが感じた職場の雰囲気や社風などの生の情報を聞くことができます。
また、専門業界・職種でチームを分けているので、業界の動向やその他情報に関して「知見不足であり、満足するサポートが受けられなかった」というケースも避けることができます。
マイケル・ペイジのメリットとデメリット
次に、マイケル・ペイジを利用する求職者のメリット・デメリットについて、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
マイケル・ペイジのメリット
マイケル・ペイジの利用によって求職者が得られるメリットは以下が挙げられます。
1.ありとあらゆる求人の取り扱い
マイケル・ペイジはさまざまな業界や業種、役職の求人を取り扱っており、特に「IT」や「営業」そして「経理・財務」という分野に強みを持っています。
また利用者の年代層も20代から50代まで幅広く対応しています。
役職に関しては、マネージャーポジションの求人が多いのでキャリアアップ・年収アップを目指した転職活動をすることができます。年収は最高で3,000万円以上の求人もあり、公式サイトには転職成功者のモデルとしても紹介されています。
2.専門チームよるサポートで初めての転職者も安心
マイケル・ペイジでは専門チームによるキャリアコンサルティングを受けることができますので、初めて転職活動を行う求職者でも安心して利用が可能です。
サポート内容には、応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削や面接対策をはじめ、内定獲得後の条件交渉や退職に関するアドバイスまでトータルでサポートをします。
求職者の希望やニーズを把握した上で、数百万人にも及ぶ求職者データや企業データを参考に、客観的なアドバイスを受けながら転職活動を進めることができます。
3.非公開求人にも応募可能
マイケル・ペイジの公式サイトではご紹介したように求人をさまざまな条件から絞って検索することができますが、同社は非公開求人も取り扱っています。
非公開求人とは「他社に採用活動を知られたくない」「コンサルタントとのヒアリングを通して本当にマッチした人材を紹介してほしい」などの理由から一般には公開されていない求人を指します。
非公開求人数についても、公式サイト上には記載がないので具体的な件数は不明ですが、役職の高い求人を多く取り扱っていることからも、公開求人より多く持ち合わせていることが予測できます。
そのため、優良求人を押さえておきたい、自分にピンポイントでマッチしている求人を紹介してもらいたいと考えている人にとっておすすめできる転職エージェントです。
マイケル・ペイジのデメリット
メリットがある一方、デメリットもありますので、両者を総合的に判断して利用可否を決めましょう。マイケル・ペイジのデメリットは以下が挙げられます。
1.英語が必須な求人が多い
マイケル・ペイジは外資系求人を多く取り扱っており、経験やスキルを求められるものが多く存在します。また、各求人では即戦力を求められていることからも、登録時に入力したスキルや希望によっては求人を紹介してもらえない可能性もあります。
特に外資系企業は、自走能力の高い人材を求めている傾向が多いので、ポテンシャルを重視した未経験の採用はほとんどの企業で行っておらず、突出した経験・スキルを持っていない人は紹介件数が少なくなってしまいます。
そのため、自分の経験・スキルに自信がない人には積極的におすすめができません。
2.東京に求人が集中している
マイケルペイジは東京にしか拠点がありません。また、公式サイトの求人検索でも東京の求人が多く見つかり、その他の地方の求人については比較的少なめです。
現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの転職相談となっていますが、地方での転職を実現したい人は、地方でも取り扱い求人の多い大手総合転職エージェントを複数併用するなどの方法が挙げられます。
3.コンサルタントとの相性が合わない可能性がある
外国人コンサルタントが求職者の対応をすることもあるので、日本人求職者の微妙なニュアンスなどを汲み取ることができない可能性があります。
チーム制でのサポートを売りとしていますが、コンサルタントとの相性は転職の成功可否に関わる重要なポイントですので、少しでも合わないと感じた場合には担当の変更をしてもらうことをおすすめします。
マイケル・ペイジの利用の流れ
マイケル・ペイジの利用の流れは以下の通りです。
1.WEB上で無料登録
公式サイトで求人検索後、応募したい求人の「応募」をクリックすると画面が遷移しますので、個人情報を入力した後に履歴書を添付し送信することで求人への応募が完了します。
送付した履歴書をコンサルタントが確認し、求人紹介が可能な場合には連絡が届きますので待ちましょう。
2.面談
紹介できる求人が有り次第、マイケル・ペイジのコンサルタントから連絡が来るので面談日程を調整します。
面談では求職者の経験・スキルのヒアリングはもちろん、応募求人の詳細や他にもコンサルタントが応募可能と判断した求人についての紹介を受けることができます。
3.求人紹介・応募
コンサルタントからの求人紹介について、必ず応募しなければならないというわけではないので、求人内容に魅力を感じない場合には応募を断ることができます。
応募前には紹介された求人に関して、不明点などがあればマイケル・ペイジのコンサルタントに質問して疑問を全て解消した状態で応募するようにしましょう。
4.選考
選考は書類選考からのスタートとなります。書類選考前にはキャリアコンサルタントによる応募書類の添削や、面接に関するアドバイスを受けることができます。
特に、応募書類の作成が初めてな人はコンサルタントのサポートを受けることによって採用確率をあげることができます。
5.内定・入社
内定を獲得次第、入社日や年収などの条件交渉も担当のコンサルタントが代行してくれます。
希望条件に相違はないか、転職に関して悩みはないかなど、不安がある場合はこの時点で解決しておきましょう。
マイケル・ペイジの評判
外資系や日系グローバル企業への転職に特化したマイケル・ペイジですが、実際の評判はどうなのか調査をしましたのでぜひ参考にしてみてください。
マイケル・ペイジの良い評判
まずは、マイケル・ペイジの良い評判をいくつかご紹介します。
外人転職エージェントのコネクションを新規開拓したけど、結局マイケルペイジとロバートウォルターズでいいやんってなった…
— くまこ😴👴弱小投資家 (@kumako35) May 24, 2018
求人の質もそうだけど、役員とか採用担当者とダイレクトの繋がりあったりするから、フィードバックまでのスピードが全然違うみたい。
いい会社だとスピード大事だもんなぁ…
求人の質が良く、フィードバックまでのスピードが早いという内容です。求職者にとってレスポンスが早いというのは大きなメリットになります。
転職活動に際して自分の英語力を確かめてほしい場合は、外資系のエージェントに登録すると英語力チェックしてくれますよ。
— ウロク@人材×企画 (@uroku) February 13, 2020
外資系のエージェントだとマイケルペイジとかロバートウォルターズ、ヘイズ、エンワールドあたりが大手です。
英語力チェックも行ってくれるという内容です。現職では英語を使って仕事してきたけれども、自分の市場価値がどれほどであるのかをコンサルタントが判断してくれますので、登録・面談をしてみるのが良いでしょう。
マイケル・ペイジの悪い評判
次に、マイケル・ペイジの悪い評判についてもいくつかご紹介していきます。
外資系の転職エージェントは手当たり次第転職志望者に絡んで不要になったらすぐポイ捨てみたいな風潮ある。マイケルペイジとかComputer Futuresとかな。技術のことろくにわからないし #Twitter転職 #転職
— リコピン🧞♂️🍅 (@rcpn_9) May 13, 2019
マイケル・ペイジのサポートに関する内容です。サポートに関しては求職者側から積極的にアプローチする必要がありそうです。また、外資系企業ということもあり、ドライな印象を受けるという声も調査したところわかりました。
朗報
— フルカナデシュヴァルツハピネスカズ界の肉欲&暗黒神ふもっふ (@ds_9999) June 27, 2019
ニートのオレ、日系コンサルの幹部になる。
マイケルペイジという会社が、転職希望者のレジュメもろくに見ずにバラマキメールを送っていることがよくわかる。#転職#転職エージェント#マイケルペイジ pic.twitter.com/JJ7Kjk65FZ
マイケル・ペイジからのメールが求職者の登録情報を読んでいないという内容です。ツイートには実際の画像も掲載されています。もしオファーが来たとしても自分でマッチするかどうかを見極めることが重要です。
マイケルペイジのサイト、初めて使ったけど怖すぎ。1クリックでいきなり転職希望先へレジュメが飛んでった。。。適当な会社でテストしといてよかった。英文履歴まだ作ってないし。。。こっわ、文化の違いか?!
— dachika (@dachika0815) May 7, 2012
興味のある求人にいきなりレジュメが飛んでしまったという内容です。公式サイトの登録ボタンが「応募」のみとなっているので、会員登録の流れに戸惑う人もいるかもしれません。
まとめ
これまでマイケル・ペイジの特徴やメリット・デメリット、実際の評判などをご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。
・マイケル・ペイジは外資系や日系グローバル企業の求人に特化した転職サービスであり、求められる経験・スキルは高め。
・英語が堪能な求職者や、年収アップを目指したい求職者におすすめ。
・首都圏に求人が集中しているので、地方での転職を希望している人は他の転職エージェントとの併用も考えるべき。
・評判については賛否両論だが、スピード感や求人の質は良好。外資系転職エージェントなのでサポートを受ける場合は求職者側からアプローチすること。
マイケル・ペイジはご紹介したように年収の高い求人が中心ですので、以下のような人は満足するサポートを受けられない可能性があります。
・キャリアに自信がない人
・英語に自信がない人
・突出したスキルがない人
・地方での転職を希望している人
もし、これらの条件に当てはまっている人はマイケル・ペイジを利用するよりも、国内求人や地方求人の取り扱いが多い「リクルートエージェント」を利用すると効果的です。
リクルートエージェントは取扱求人も全業界・全職種を取り揃えているので、さまざまな転職者の属性にも対応することが可能です。
また、コロナ禍では求人数を多く保有するためにも、他の転職エージェントを併用して転職活動を進めていくことが重要です。
以下にマイケル・ペイジとリクルートエージェントのリンクを掲載しておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
- マイケル・ペイジ・インターナショナル・ジャパン株式会社
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