アメックスゴールドのメタルカードが日本で発行されるのはいつ?

黒田瞳
公開: 2021-04-21

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米国で、2018年10月にアメックスゴールドのメタルカードが導入されました。カラーはゴールドとローズゴールドの2色。近々日本でも発行されるのではないかと噂が飛び交っていますが、本当に日本で発行されるのか、発行されるならいつ頃になるのかが気になるところです。

そこで今回は、AMERICAN EXPRESSに直接取材し、アメックスゴールドのメタルカード発行時期について確かめました。米国のアメックスゴールドのメタルカードの詳細も解説しますので、アメックスゴールドの発行を検討されている方はぜひ参考にしてください。


アメックスゴールドのメタルカードとは

米国のアメックスゴールドのメタルカード

アメックスゴールドのメタルカードとは、通常のプラスチック製のアメックスゴールドではなく、素材が金属製のクレジットカードのことです。米国では既にこのメタルカードが発行されているので、まずはそちらについて詳しく解説していきます。

米国ではアメックスゴールドのメタルカードが発行されたのはいつ?

アメックスゴールドのメタルカードは、米国では2018年10月4日に導入されました。

しかし、2021年3月現在、日本ではまだメタルカードの導入はアナウンスされていません。日本でアメックスがメタルカードを発行しているのは、プラチナカードとセンチュリオンのみです。

では、米国で発行されているメタルカードとはどのようなカードなのか、参考のために解説します。

米国では「ゴールド」と「ローズゴールド」の2色から選択できる

米国で発行されているアメックスゴールドのメタルカードは、「ゴールド」「ローズゴールド」の2色です。基本的に、この2枚は年会費やサービス内容、材質に違いはなく、カラーが違うだけです。

特にアメックスゴールドの「ローズゴールド」は、米国では最も美しいカラーのカードデザインとされて消費者の心を虜にしています。

2018年に発行を開始した当初はゴールドのみ発行されていたのが、2019年には期間限定色として新しく「ローズゴールド」が追加。そのとき、このローズゴールドが驚くほどの反響があったことから、ついに2021年2月4日に再復活を果たしたのです。

ちなみに、オンラインで実施されたAmexTrendexの調査によると、5人に3人(約60%)の消費者がクレジットカード選びでカードのデザイン性に関心があると回答しており、さらに39%の消費者がカードのカラーや形状などの見た目が重要であると回答したという結果が報告されています。

稀少なメタル素材であることや、美しいカードデザインという外観的な要素はもちろんですが、実は、その他にも消費者に喜ばれている魅力的な特典があるのです。

例えば、カラー以外の観点で最も注目すべきことは、2019年の期間限定キャンペーンでは、取得から3ヶ月以内に2,000USドル利用した人はメンバーシップ・リワード・ポイント40,000ptが獲得できるという入会特典があったことです。これは、申込みが殺到した大きな要因のひとつだったと推測できます。

Twitterでも、メンバーシップ・リワード40,000pt獲得に関する投稿が確認できます。

「新規申込みの場合は、紹介リンクから申込みをすると40,000pt獲得できる」という旨のツイートです。ちなみに、既にプラスチックのゴールドカードを持っている人は、コンシェルジュに電話で伝えるだけでメタルカードに変更できます。

では、紹介リンクから申込みをしてからどの位で手元に届くのでしょう?2021年の再復活で申込みをしてローズゴールドのメタルカードが届いた人の口コミをご紹介します。

2021年の再復活では、ウェルカムボーナスポイントとして、メタルカードを取得してから6ヵ月以内に対象店舗での利用額が4,000USドル以上になった場合は、メンバーシップ・リワード・ポイントが60,000pt加算されます。

ちなみに、この場合のメンバーシップ・リワード・ポイントの価値は「1pt=1.7cent」程度なので、60,000ptであれば、約1,020USドルほど(日本円で約11万円)に換算されます。

アメックスゴールドのメタルカード限定の特典やメリットについては、後ほど詳しく解説します。

米国メタルカードの年会費は通常のゴールドカードと違う?

米国のアメックスゴールドカードの通常年会費は、195USドル(日本円で約21,000円)。一方で、メタルカードの場合は年会費が250USドル(日本円で約27,000円)となっています。

つまり、メタルカードは通常のゴールドカードより55USドル(日本円で約6,000円)高いということです。

それでも、入会特典のメンバーシップ・リワード・ポイント60,000pt(約1,020USドル=約11万円)獲得を考えると、少なくとも初年度の年会費分は軽々と元が取れます。

アメックスゴールドのメタルカードならではのメリット

入会特典についてさきほどお伝えしましたが、アメックスゴールドのメタルカードならではのメリットについて、さらに詳しく解説します。

優越感に浸れる希少性と上質感

まず、何と言ってもアメックスゴールドのメタルカードの魅力は、持っていること自体が稀少であることと、上質感あるカードデザインです。

米国のメタルカードは、従来のゴールドカードの表面に描かれていた模様が消えており、カード番号等の刻印が表面ではなく全て裏面に記載されているため、非常にシンプルなデザインになっています。

また、通常のアメックスゴールドと同様、コンタクトレス決済に対応しています。

プラチナカードの年会費と比較して10万円以上安い

日本でも、アメックスプラチナカードにはメタル素材が採用されています。そのためメタルカードがほしい場合はアメックスプラチナを発行する方法がありますが、しかしアメックスプラチナカードの年会費は143,000円(税込)とかなりお高め。

それだけの年会費を払う価値があるかどうかは使い方によるため、よく検討する必要があるでしょう。

一方で、アメックスゴールドカードの年会費は31,900円(税込)。仮に日本でメタルカードが発行されて米国と同様の割合で年会費が高くなったとしても、プラチナカードの年会費と比較して10万円もの差になります。

ダイニング特典に優れたメタルカード限定のサービス

米国のアメックスゴールドのメタルカードは、ダイニング関連のサービスがパワーアップしており、下記のようなメタルカード限定の特典サービスを受けることができます。

  • ✔ ダイニングクレジットを毎月10USドル(年間最大120USドル)が獲得できて、所定の飲食店での食事やテイクアウト、デリバリーサービスなどで利用できる(Shake Shack、Cheesecake Factory、Ruth's Chris Steakなどで利用可能)
  • ✔ Uberアカウントにカードを追加すると、毎月10USドルのUberCash(年間最大120USドル)が獲得できて、Uberの乗車サービスやUber Eats所定の飲食店のサービス利用ができる
  • ✔月額サブスクサービスの「Uber Eats Pass(月額9.99ドル)」が会員は最大12か月間無料で限定特典サービスを利用できる

EatsPassの特典サービスは、所定のスーパーマーケットで買い物した場合は無制限で配送料無料

その他、15ドルを超える注文は5%割引、対象となる食料品を30ドル以上買い物した場合は配送無料などのサービスがあり、年間最大119USドルのクレジットが獲得できます。

また、上記のようにレストランやスーパーマーケットでのカード利用はポイント4倍になることがツイートされていますが、ダイニング関連のみならず、その他に旅行などについてもお得なポイントプログラムがあります。

詳しくは下記をご参照ください。

  • ✔ スーパーマーケットでカードを利用すると1ドル=4ポイントでポイント4倍にUP(年間最大25,000ドルの購入まで)
  • ✔ テイクアウトやデリバリーサービスを含む飲食店利用でポイント4倍にUP(1ドル=4ポイント)
  • ✔ 航空会社またはamextravel.comで直接予約した場合の航空運賃はポイント3倍
  • ✔ 100USドルのホテルクレジットが獲得できて、ホテルコレクションの一部のホテルに滞在すると、対象となる食事、スパ、リゾートのアクティビティが利用できる
  • ✔ 対象のレンタカーを利用した場合、紛失または損傷に対する二次レンタルの補償が受けられるレンタカー保険がついている
  • ✔ カードを利用して購入した対象商品には、損傷、紛失、または盗難に対して、購入してから最大90日間の補償がついている。また、最大1年間の延長補償が受けられる

ちなみに、2018年と2019年に発行した人は「Airline Incident Credit」という100ドルの航空料金クレジットが獲得できていましたが、2021年2月4日以降の再復活では、この特典サービスはなくなりました。

それ以前にアメックスゴールドのメタルカードを発行している人は、2021年12月31日まで航空料金クレジット特典を利用できるようです。

アメックスゴールドのメタルカードの特典サービスやポイント、レート、料金などの詳細については公式書類が公開されており、下記から参照できます。

アメックスゴールドのメタルカードならではのデメリット

クレジットカードの端末機

魅力的なメリットが多い米国のメタルカードですが、プラスチック製のクレジットカードにはないデメリットも存在します。発行を検討するにあたって、こちらもチェックしておきましょう。

プラスチックの3倍以上の重さ

カードの重量は、プラスチック製クレジットカードが約5グラムであるのに対し、アメックスゴールドのメタルカードはその約3倍で約15グラムです。

財布に入れて持ち歩くことを考えたとき、この差を大きいと考えるかどうかは人によるでしょう。普段から最小限のカードや現金しか持ち歩かない場合は気になるかもしれませんし、複数枚のカードを財布に入れているなら大きな差には感じないかもしれません。

ちなみに、アメックスプラチナのメタルカードの重量は約18g。アメックスプラチナのメタルカードと比較すると、約3グラム軽い計算です。アメックスプラチナのメタルカードとアメックスゴールドのメタルカードは、同じメタルカードでも違いがあることが分かりますね。

古い決済端末では使えない可能性がある

メタルカードは最新のクレジットカードなので、地方などのかなり古い端末を使っているお店では使えない可能性も考えられます。

地方の中でも地方都市ではない田舎で暮らしている人は、仮にメタルカードが発行されるときが来たとしても、生活範囲で利用頻度が多いお店の決済端末が対応しているか注意しなければなりません。

解約したらアメックスへ返却しないといけない

アメックスのメタルカードは、解約した際はアメックスに返却する必要があります。メタルカードは、あくまでも貸与物として扱われるためです。金属製なので、当然ながら基本的にハサミなどで切って処分することもできません。

プラチナのメタルカードも解約後は返却することになっているので、仮にアメックスゴールドのメタルカードが導入されたとしても同様に解約するときは返却が必要になるでしょう。解約に少し手間がかかってしまう煩わしさは免れなさそうです。

日本でアメックスゴールドのメタルカードが発行されるのはいつ?

日本の景色の象徴富士山と桜

日本でのアメックスゴールドのメタルカード発行時期については、ネット上でさまざまな意見が飛び交っています。しかし、どの情報も憶測の域を出ないものばかり。

そこで今回は、AMERICAN EXPRESSの広報担当者に取材して、事実確認をしました。その結果、2021年3月時点では特に導入の予定はないことが判明したのです。

将来的に日本に導入されるかどうかも現時点では検討されておらず、何も決まっていないのが真実ということでした。

そのため、どうしてもすぐにメタルカードが欲しいという人は、アメックスプラチナカードを利用する選択肢しかありません。

ただ一方で、日本にアメックスゴールドのメタルカードが導入される可能性が将来的に100%ないとも言い切れません。あくまでも、現時点では導入の検討自体がされていないだけなので、将来的に状況が変わる可能性は十分にあります。

まとめ

結論としては、アメックスゴールドのメタルカードが日本で発行されることは現時点では予定されていません。しかし、アメックスゴールドはメタルカードでなくても持っているだけで価値のあるカードです。

たとえメタルカードが日本には導入されなかったとしても、アメックスゴールドは海外では身分証明書代わりにもなると言われるほど、世界的なブランド力を誇るステータス性が高いカードです。まずは、通常のゴールドカードから始めてみてはいかがでしょうか。

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