キャリアカーバーの評判とは?特徴やメリット・デメリットも解説
転職エージェントは担当者が応募者と企業の間に入り、応募者の転職活動を求人紹介から内定までをトータルでサポートしてくれるサービスですので、初めての転職をする人におすすめです。
転職エージェントのなかにはエージェントに登録後、求職者自ら、もしくはエージェントから紹介された求人に応募する流れとは別に、ヘッドハンティング型の転職サービスも存在します。ヘッドハンティング型は主にハイクラス求人を取り扱う場合が多いです。
国内には大手総合転職エージェントから地域密着型の中小転職エージェント、業界特化型などさまざまな種類がありますが、ハイクラス求人に特化した「キャリアカーバー」という転職エージェントがあります。
ハイクラス求人を希望している人であれば、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。また、転職エージェントの利用前には公式サイト上だけではわからない、利用者のリアルな声も気になるかと思います。
そこで今回は、キャリアカーバーの評判について調査してみました。また、特徴やメリット・デメリットについてもご紹介していますので、登録・利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
キャリアカーバーの特徴
キャリアカーバーは、2012年10月にHRカンパニーと株式会社リクルートエージェントが統合して誕生した株式会社リクルートキャリアが運営するハイクラス転職・求人サービスです。
株式会社リクルートキャリアは他にも、転職サイトの「リクナビNEXT」や新卒就活サイトの「リクナビ」、一般転職向け転職エージェントの「リクルートエージェント」を展開しています。
そんなキャリアカーバーの特徴は以下が挙げられます。
1.登録後は待つだけでスカウトを受け取ることができる
キャリアカーバーでは求職者がプロフィールや職務経歴を登録すると、匿名レジュメとして公開されます。そのレジュメを見た企業が求職者に興味を持つと、担当であるキャリアカーバーのヘッドハンターがスカウトをする、という流れで転職活動を行います。
そのため「良い求人があれば転職を検討する」という人でも登録・利用が可能です。もちろん、転職に前向きな人でも利用可能であり、登録後は公開求人に応募することで転職活動を進められます。
受け身の姿勢で転職活動ができるため長期的な目線で転職活動ができ、希望条件が高くても設定しておくだけで好条件の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
スカウトには通常のスカウトと「一球入魂スカウト」というものがあり、後者のスカウトが届いた場合は求職者の市場価値が高いことを意味します。
2.年収の高い求人を数多く取り扱う
キャリアカーバーは2021年2月現在で60,000件以上の公開求人を保有しており、その全てが年収600万円以上の求人となっています。実際に公開求人の絞り込み検索では年収600万円が下限となっており、なかには年収5,000万円の求人も存在します。
また、非公開求人も取り扱っており、ヘッドハンターごとに保有している非公開求人が異なります。公開求人数と非公開求人を合わせると、かなりの求人数を持っていることがわかります。
3.CEOや執行役員などの求人も保有
キャリアカーバーは社員としての採用を見越した求人も取り扱っていますが、そのほとんどが責任者やマネージャー、部長クラスの求人となっています。なかにはCEOやCOO、取締役など経営ポジションの求人も取り扱っています。
公式サイトの求人検索では「経営ボード」という項目があり、検索してみたところ1,300件以上の求人も確認できました。既に取締役として活躍していた経験がある人でも利用価値が十分に高い転職サービスと言えるでしょう。
キャリアカーバーのメリットとデメリット
次に、キャリアカーバーを利用する求職者のメリット・デメリットについて、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
キャリアカーバーのメリット
キャリアカーバーの利用によって求職者が得られるメリットは以下が挙げられます。
1.ヘッドハンターを選択できる
他の転職エージェントでは登録後の面談でつく担当者がそのまま求人紹介から選考対策などのサポートをするので、求職者側で担当者を誰にするか選ぶことはできません。
しかし、キャリアカーバーへの登録後は、2,200名以上在籍しているリクルート厳選のヘッドハンターの中から、求職者が興味のある求人を保有しているヘッドハンターを自由に選択することができます。
ヘッドハンターは得意な業種・職種や経験年数から選択でき「自己PR」でヘッドハンターの経歴もチェックできるので、一般的な転職エージェントを利用した際に起こりうる「担当者との相性が合わない」「担当者の知見・スキル不足」といった状況をあらかじめ避けることができます。
また、ハイクラス求人を扱っていることからも、ヘッドハンターの質は非常に高いと言えるでしょう。
2.求人が全国対応
求人対象地域に関しても全国対応であり、各地方の求人は公開求人だけで1,000件以上確認ができるので、全国に満遍なく求人を保有していることがわかります。そのため、地方の求職者や地元で求人を探しているという人でも安心して利用ができます。
また、海外の求人も公開求人だけで600件以上を保有していますので、グローバル志向の人も利用できる点がメリットと言えます。
3.大企業の求人も数多く保有
キャリアカーバーの「厳選求人一覧」を見てみると、誰もが聞いたことのある大企業の求人なども募集していることがわかります。そのため、ネームバリューのある大企業に転職したいというキャリア志向の人こそキャリアカーバーを利用するべきと言えるでしょう。
また、キャリアカーバーの求人の掲載期間は全体的に短く、すぐに募集を終了してしまうことが多いので、公開求人及びブログ形式にて不定期で紹介されている厳選求人には、気になったらすぐに応募することをおすすめします。
キャリアカーバーのデメリット
メリットがある一方、デメリットもありますので、両者を総合的に判断して利用可否を決めましょう。キャリアカーバーのデメリットは以下が挙げられます。
1.若手の利用は求人を紹介されない可能性が高い
キャリアカーバーの取り扱い求人は即戦力を求めるハイクラス求人が中心ですので、利用できる年代も30代から50代の求職者が主に該当します。そのため、20代の求職者は登録をしてもスカウトが来ず、求人へ応募しても書類選考で落ちてしまう可能性が高いです。
一方、同社の「転職事例」には20代の転職成功者の事例が掲載されていますが、20代の求職者は他の転職エージェントを利用して転職活動をするべきと言えます。
年収の目安としては、現職での年収が絞り込み検索の下限である600万円以上になりますので、これを超えている場合は20代でも一度登録してみる価値はあります。
2.選考対策までサポートしていない
他の転職エージェントでは一般的である書類添削や模擬面接などの対策について、キャリアカーバーでは求職者へこれらのサポートはしていません。
一方、求人票からではわからない、職場の雰囲気などは担当となったヘッドハンターから聞き出すことができ、内定後の条件交渉なども行ってくれます。面接前や入社前には不明点を全てクリアにしたうえで面接・入社をすることが望ましいです。
3.転職活動が長期戦となる可能性が高い
キャリアカーバーを利用した転職活動の進め方について、登録後は積極的に公募の求人に応募するというより「スカウトを待つ」という受け身の姿勢で進めるサービスです。
そのため、数週間や1ヶ月などの短い期間で転職活動を考えている場合はキャリアカーバーはおすすめできません。
ハイクラス求人という特性上、一刻も早く転職をするのではなく、希望条件にあった求人を的確に見極めてミスマッチがないように腰を据えて転職活動を進めるべきと言えるでしょう。
キャリアカーバーの利用の流れ
キャリアカーバーの利用の流れは以下の通りです。
1.WEB上で無料登録
公式サイトで「会員登録(無料)」もしくは「Facebookで登録」をクリックすると、画面が遷移しますので、メールアドレスなどの個人情報を入力していきます。
2.レジュメ登録
個人情報の登録後は学歴や語学スキル、年収などを含む職務経歴を記載していきます。これがそのまま匿名レジュメとしてキャリアカーバー上に公開されるので、しっかりと記載することを心がけましょう。
3.スカウトを待つ、求人に応募
レジュメを登録したらヘッドハンターからのスカウトを待つか、公募求人に応募することで転職活動を進めることができます。
4.選考
応募企業が決まり次第、書類選考からのスタートとなります。
5.内定・入社
内定を獲得次第、入社日の交渉や退職時のアドバイス、年収などの条件交渉も担当のヘッドハンターが代行してくれます。
条件に相違はないか、転職に関して悩みなどはないかなど、不安がある場合は遠慮なくヘッドハンターに相談しましょう。
キャリアカーバーの評判
ハイクラス求人を豊富に取り揃え、優秀なヘッドハンターが多いキャリアカーバーですが、実際の評判はどうなのか調査をしましたのでぜひ参考にしてみてください。
キャリアカーバーの良い評判
まずは、キャリアカーバーの良い評判をいくつかご紹介します。
でもキャリアカーバー自体は悪くなさそうな感じ。私の直近のキャリアが響きやすいのかも知れないから必ずしも媒体の力かはわからないけど、数ヵ月前のビズリーチよりは高めのオファーが入ってきている感触。
— Annie (@le_chat_bleu) July 4, 2020
質の高いオファーがよく来るという内容です。求職者自身のスキルが高いことも考えられますが、キャリアカーバーと同じようなサービスである「ビズリーチ」よりも良いスカウトがきているようです。
ハイクラスで転職を成功させるなら、ビズリーチとキャリアカーバーに登録するのがいいと思う。エージェントが、ハイクラス転職に慣れている人が多く、サポートも充実してる。案件が多く、条件にあった職が探しやすい。有名なDODAは若者向けで、希望にあってない職でも取り敢えず見たい人にはオススメ。
— せい (@PhD_sei) April 21, 2020
複数のサービスを紹介していますが、キャリアカーバーのエージェント(ヘッドハンター)の質が良いという内容です。担当者の質によっても転職の成功可否は変わりますので、安心できる担当者がつくというのは求職者にとって大きなメリットです。
最近ハイクラス向けの転職エージェント、キャリアカーバーに登録してみた。
— ユウ社長🇺🇸米国株投資家🌈 (@Yu_College) February 9, 2020
ステマなしでキャリアカーバー先輩は次々と非常にいい案件を紹介してくれました。
エージェントもとても優秀。
一度試してみるといいかもです。😊
エージェント(ヘッドハンター)が優秀であるという内容です。取り扱い求人もハイクラスなものが多いため、ヘッドハンターのサポートも比例して高いということがわかります。
キャリアカーバーの悪い評判
次に、キャリアカーバーの悪い評判についてもいくつかご紹介していきます。
#キャリアカーバー に久々にログインしましたが、質の低いスカウトメールが多すぎて萎えてしまいました。1 to 1で求職者にスカウトを送って欲しい。うちにはこんなに案件ありまっせ〜という実績社名を羅列されてもユーザーは動かないです。昔はもっと、プライベート性があった気がしたけどなぁ。#転職
— やまちの|4時半朝活とライフログ (@yamachino3) January 5, 2020
質の低いスカウトメールが多いという内容です。スカウトメールが来ることである程度求職者自身の市場価値が把握できるので、多いことはそれだけ市場価値が高いということを指します。しかし、他の転職サイトのように一斉送信でスカウトが送られる可能性もあるので、スカウトの内容は慎重に吟味した方が良いでしょう。
いつも思うんだけど、キャリアカーバーの一球入魂スカウトって謎だな。書いてある内容普通のと一緒で何も魅力感じないんだよね。中身読む気もしない。
— 経理モブ (@cappakun555) October 8, 2020
一球入魂スカウトが他の内容と変わらない、という内容です。一球入魂スカウトは通常のスカウトよりも特別な、限られた人にしか送られないスカウトですが、魅力を感じないスカウトもなかにはあるようです。
まとめ
これまでキャリアカーバーの特徴やメリット・デメリット、実際の評判などをご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。
・キャリアカーバーはハイクラス求人に特化したリクルートキャリアが運営する転職サービス。
・公開求人数、非公開求人ともに多く、全国の求人を満遍なく取り扱っている。
・基本的にはヘッドハンターからのスカウトを待つ受け身の転職活動のスタイルが特徴。
・評判については賛否両論だが、スカウトについてはよく吟味して不明点などがあればヘッドハンターに確認すること。
キャリアカーバーはご紹介したようにハイクラス求人が中心ですので、自分のキャリアに自信がないという人は、他にも大手総合転職エージェントと併用して転職活動を進めていくことが重要です。
例えば、リクルートエージェントのような大手総合転職エージェントであれば20代の人でも安心して利用ができるでしょう。
以下にリンクを掲載しておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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