ランスタッドの評判とは?特徴やメリット・デメリットも解説

荒井 幹
公開: 2021-02-22

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転職エージェントとは、書類選考から内定までの転職活動をひとりで行う転職サイトと違い、担当者が求職者と企業の間に入り、求人紹介から内定までトータルで求職者をサポートしてくれるサービスです。

国内には大手から中小転職エージェント、業界特化型などさまざまな転職エージェントがあるなかで、元々は人材派遣事業を展開する外資系企業がルーツである「ランスタッド」という転職エージェントがあります。派遣社員を経験していた人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

どんな転職エージェントでも利用前には公式サイト上の転職成功事例だけではわからない、利用者のリアルな声も気になるかと思います。

そこで今回は、ランスタッドの評判について調査してみました。また、特徴やメリット・デメリットについてもご紹介していますので、登録・利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

ランスタッドの特徴

1980年に日本法人が誕生したランスタッドですが、正社員の転職エージェントとしてのサービスだけではなく「派遣や紹介予定派遣の支援」「キャリア研修」「人材コンサルティング支援」など、さまざまな事業を展開しています。

そんなランスタッドの特徴は以下が挙げられます。

1.元々はオランダの人材派遣企業
ランスタッドの母体は、1960年にオランダで発足したランスタッド・エヌ・ヴィーという総合人材サービス企業であり、世界38の国と地域で展開している規模の大きさが特徴です。

日本国内でも136拠点というリクルートエージェントやマイナビエージェントよりも多くの拠点を展開しており、さまざまな地域の求職者に対応しています。

人材派遣事業が主力事業ですが、そこで培ってきた実績やノウハウも活かして人材紹介事業にも取り組んでいます。年間で20万人以上の転職支援実績を誇るので、初めての人でも安心して利用できるでしょう。

2.業界専任のコンサルタントが転職をサポート
ランスタッドには業界やエリアで専任の、業界知識が豊富なコンサルタントが求職者をサポートします。公式サイトには以下の業界に知見を持ったコンサルタントのプロフィールが紹介されています。

・製造・エンジニアリング業界
・BtoC業界(セールス、マーケティング、ラグジュアリーブランドなど)
・ライフサイエンス業界(製薬、医療機器など)
・IT・テクノロジー業界
・管理部門

専門性が高く業界知識も豊富なので「担当のコンサルタントの知見が少なく、満足いくサポートを受けられない」という可能性が少なく、業界の最新情報や動向を交えた転職サポートを受けることができます。

もちろん、上記以外の業界の求人も豊富に取り扱っており、公式サイトでは、さまざまな業界の求人を絞り込み検索することができます。拠点数とマンパワー、両方のリソースがあるからこその対応力が体現されていると言えるでしょう。

3.外資系の求人が豊富
外資系企業が母体であるということもあり、ランスタッドの取扱求人には外資系の求人が比較的多く含まれております。そのため、30代以降のキャリアアップを目指した転職やエグゼクティブポジションの求人を狙っている人にもおすすめできる転職エージェントです。

さらに、同社は非公開求人も扱っています。公式サイトで検索できる求人数は8,000件ほど(2021年2月現在)ですが、非公開求人の割合は全体の80%を占めていますので、多くの求人を保有していることもわかります。

非公開求人はコンサルタントとの面談後に紹介される求人となりますので、ミスマッチが少なく、優良求人が多いことが特徴です。ハイキャリアの優良求人を押さえておきたい人は一度コンサルタントに相談してみましょう。

また、年収の幅も広く年収400万円〜3,000万円のハイクラス求人まで取り扱いがあります。ランスタッド経由で転職をして年収が大幅に上がったという人もいますので、現在の年収が低く悩んでいる人は利用を検討してみても良いかもしれません。

ランスタッドのメリットとデメリット

次に、ランスタッドを利用する求職者のメリット・デメリットについて、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。

ランスタッドのメリット

ランスタッドのメリットは以下が挙げられます。

1.コンサルタントのサポートが手厚い
コンサルタントは業界の知見に優れたエキスパートですので、求職者は的確なアドバイスを受けることができます。また、転職活動中における選考対策(履歴書・職務経歴書の書類添削、面接対策)も受けることができ、条件交渉や内定後のフォローもしてくれます。

通常、他社転職エージェントの場合は面接は求職者ひとりで受けるのが一般的ですが、ランスタッドの場合は担当のコンサルタントが同行してくれます。これにより、求職者の精神的な安心はもちろん、言い足りなかった内容などを先方に伝えることも可能です。

2.労働・雇用・転職に関するコラムが充実
ランスタッドの公式サイトには、就職・転職に関するコラムをまとめた「キャリアHUB」、国内はもちろん海外の労働市場に関するニュースをまとめた「ワークトレンド360」というコラムが掲載されています。

キャリアHUBは「WEB面接の心構え」といった転職活動に必須の情報や「時短レシピ」「仕事中に使える英語フレーズ」など、暮らしや仕事でも役立つ情報がブログ形式で掲載されています。

一方、ワークトレンド360は厚生労働省の引用データを元にした所見をまとめたものや、有効求人倍率など、経済よりのニュースが多く掲載されており、転職市場がどうなっているのかなどの情報を手に入れることができます。

3.拠点が多く地方の人でも利用しやすい
ランスタッドはご紹介した通り国内では136拠点を展開しているので、地方の人でもアクセスが良いという点はメリットのひとつです。求人についてはやはり首都圏や大阪、福岡などの大都市に求人が多く集中していますが、全国的に満遍なく求人の取り扱いがあることも確認ができます。

転職エージェントによっては、地方の求人が全くない場合もあるので、地方の人がランスタッドを利用することで地元の求人が見つけやすくなるのは嬉しいポイントです。

ランスタッドのデメリット

メリットがある一方で、デメリットもありますので、両者を総合的に判断して利用可否を決めましょう。ランスタッドのデメリットは以下が挙げられます。

1.若年層の転職には不向き
ランスタッドには、比較的高年収の求人が多いため、実績が少ない人が利用したとしても満足のいくサービスを受けられない可能性があります。

実際にランスタッドの公式サイトには以下のような記載があります。

※ご経験、ご希望、求人状況によっては、コンサルティングや求人紹介など、現時点でのサービス提供が難しい場合がございます。ご了承ください。

実際に公式サイトにて「第二新卒」のキーワードで検索したところ、60件ほどしか検索結果に表示されませんでした。こちらは公開求人の件数ですが、非公開求人を考慮しても若年層向けの求人件数は少ないと予測ができます。

2.ハズレのコンサルタントに当たってしまう可能性がある
ランスタッドに限った内容ではありませんが、コンサルタントによっては若手が担当となり、業界や転職市場に関する知見が少ない可能性もあります。

また、経験が十分であってもコンサルタントも人ですので、相性が合わない場合も考えられます。

コンサルタントとの相性は転職の成功を左右する重要なポイントですので、担当者に違和感を感じたら担当変更の旨を伝えることをおすすめします。

3.ブラック企業を紹介される可能性がある
ブラック企業の基準は人によって異なりますが、紹介された求人について少しでも気になることがあればコンサルタントに確認するか、求職者自身で評判を調査する必要があります。

ランスタッドのような大規模な転職エージェントは取り扱い求人数も多い分、ブラック企業の求人も紛れている可能性もあります。そのため、求人票上の条件が良いからという理由だけで応募するのは控えた方が無難です。

ランスタッドの利用の流れ

ランスタッドの利用の流れは以下の通りです。

1.無料登録
「ランスタッドに無料登録」をクリックし、必要情報を入力していきます。職務経歴書がある人はこの段階で提出することができます。入力を完了したらランスタッドの担当者からの返信を待ちます。

2.コンサルタントとの面談
面談日程の調整をし、実際にコンサルタントとの面談になります。現在は対面、リモートによる面談のどちらかを選択できます。求職者のスキル・経験や希望をヒアリングし、今後どのようなキャリアプランが良いのかを一緒になって考えてくれます。

3.求人紹介
求職者の希望に合わせた求人がコンサルタントより提案されます。紹介された求人に必ず応募しなければいけない、というわけではないので受けるかどうかはよく吟味して決めるようにしましょう。

企業にはコンサルタントを通じて応募します。その際に、企業に合わせた職務経歴書にして内定率を上げるためのアドバイスがコンサルタントよりもらえます。

4.書類選考・面接
書類選考では、職務経歴書とともにコンサルタントが企業に対して推薦状を提出します。これにより、求職者の魅力がよりアピールできます。

書類選考の通過後は面接となります。面接前には対策として、応募先企業の雰囲気や質問内容などを事前に教えてもらえますのでぜひ参考にしたいところです。

5.内定・入社
内定を獲得した後はスムーズな入社手続きができるように、退職についてもサポートを受けることができます。また内定先の企業に対し、ひとりでは言い出しづらい年収や待遇などの交渉もコンサルタントが代行してくれます。

入社後も業界の最新情報を入手できたり、入社した企業での悩みや不安などについて気軽に相談ができる体制を整えているので安心です。

ランスタッドの評判

人材派遣をはじめとしたサービスが世界的に有名なランスタッドですが、実際の評判はどうなのか、調査をしましたのでぜひ参考にしてみてください。

ランスタッドの良い評判

まずは、ランスタッドの良い評判をいくつかご紹介します。

対面でなくても充実したサポートを受けることができたという内容です。電話面談は顔が見えないので、求職者側の微妙なニュアンスが伝わりづらいですが、ランスタッドのコンサルタントはそれでもサポートが的確であることが伺えます。

スピーディに対応してもらったということがわかる内容です。ツイートのように、ランスタッドではコンサルタントと法人営業(求人管理担当)が同じであるので、情報の食い違いがなく、生の情報を聞くことができます。

ランスタッドの営業(担当者)の人が親身に話を聞いてくれたという内容です。特に、初めて転職をする人はわからないことも多いなか、親身に聞いてくれる担当者がいると非常に安心して転職活動を進められるのではないでしょうか。

ランスタッドの悪い評判

コンサルタントの対応が悪かったという内容です。求職者にとって不愉快な対応をしてくるコンサルタントはすぐに担当変更をしましょう。本人に伝えるのに抵抗がある場合はお問い合わせなどから連絡することをおすすめします。

まとめ

これまでランスタッドの特徴やメリット・デメリット、実際の評判などをご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。

・ランスタッドは外資系の転職エージェントであり、全国に拠点があるので地方の人でも利用しやすいが、比較的ハイクラス求人が多め。
・年収は400万円〜3,000万円まで幅広く取り扱っており、30代以降のキャリアアップに利用するのがおすすめ。
・評判については賛否両論。コンサルタントと相性が合わないと感じたら担当者の変更をすること。

今日のコロナ禍で求人数が減少するなか、優良求人を確保して転職活動を成功させるには転職エージェントの複数利用がマストと言っても過言ではありません。

ランスタッドもさまざまな業界の求人を取り扱っていますが、同業界・異業界への転職を問わず、リクルートエージェントのような大手総合転職エージェントも併用すると相乗効果が期待できるのでおすすめです。

以下リンクを掲載しておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

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webライター
荒井 幹
海外営業、左官工、webディレクターを経て現在はフリーランス。3年ほど前から自身で就職・転職系のメディア運営を手がける。得意ジャンルは転職、ファッション、英語など。趣味はシーシャとダンス。
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