
【使用レビューあり】電熱べストのおすすめ10選!寒い夜もこれで安心
暑い夏には小型ファンの付いた冷却服が必要とされるように、寒い冬にはヒーターがついた電熱ベストが必要です。重ね着するよりも素早く体を温められるので、一度使ったら手放せません。
そこで本稿では、実際に電熱ベストを使ってみたレビューと、おすすめ商品を10着紹介します。
是非参考にしてみてください。
電熱ベストとは?
電熱ベストとは、服の生地に電熱線が内臓されたベストのことです。ヒーターベスト、ヒートべスト、暖房ベストなど様々な名称で販売されていますが、どれも基本的な原理は同じです。
小型ファンで外気を取り込んで体感温度を下げる冷却服とは逆に、電熱線を加熱して衣服を温めるので、釣りやゴルフ、キャンプといったアウトドアだけでなく、長時間冷気にさらされる方におすすめです。
電熱ベストの選び方
多くのメーカーが電熱ベストを販売していますが、どれも同じというワケではありません。意外な注意点があるので購入ボタンを押す前に確認しましょう。
モバイルバッテリーの有無を確認しよう
電熱ベストはモバイルバッテリーから給電して使います。そのため、ベストやジャケット自体にモバイルバッテリーが付属しているものと、別売りのものがあります。
安いと思って購入したらモバイルバッテリーは別売りだった、というケースは珍しくありませんから注意しましょう。
また、付属のモバイルバッテリーが専用タイプの電熱ベストもあります。この場合は、充電器もメーカー指定品を使う必要があるので汎用品は使えません。指定電圧以外のものを使った場合、事故が起きる可能性があるので必ずメーカーの指示に従ってください。
以上の点から、まずはバッテリーの仕様についてチェックしてください。
男女兼用。フリーサイズには、サイズ調整できるものもある!
電熱ベストは基本的にメンズとレディースに分かれておらず兼用ですが、サイズ差はあります。一般的な衣類同様にS・M・Lサイズなどに分かれているものとフリーサイズの2タイプがあります。
そしてフリーサイズのベストは、さらにボタンやファスナーでサイズ調整できるベストとそうでないものに分かれます。
購入前にサイズを確認し、自分の体格に合わせた電熱ベストを選んでください。
洗濯方法は?ヒーターとバッテリーが取り外せるか確認を
全ての電熱ベストはバッテリー部分を取り外すことができますが、ヒーターが繊維に埋め込まれているものとユニット化されているものがあります。
ユニット化されているものは、バッテリーとヒーターを取り外せば通常の衣類と同じように洗濯機を使えますが、ヒーターが一体化しているものは手洗いする必要があります。
洗濯の手間が面倒、という人はヒーターとバッテリーの両方を取り外せる電熱ベストを選びましょう。
信頼のあるメーカーで選ぶ方法
最後がメーカーから選ぶコツです。ネット通販、特にAmazonにおいて電熱ベストを調べると数多くのブランドが見つかります。
しかしその多くは無名のブランドであり、個人が中国に製造を委託してAmazon販売していると思われる製品が数多く見受けられます。
個人が製造委託して販売している製品と、何十年もモノづくりをしてきた日本のメーカーの製品を比較すれば、その信頼性は歴然といえるでしょう。個人ブランドは楽天やAmazonなど個人が参入できる市場において数が多く、価格が安いので目立ってしまうのです。
そこで実績のあるメーカーの製品から選ぶ、というやり方をおすすめします。
THANKOの電熱ヒーター内蔵ベストのレビュー
実際に筆者(レトロ)が電熱ベストを着用してみました。レビューするのは、THANKO(タンコー)の電熱ヒーター内蔵ベストです。

こちらの電熱ベストはモバイルバッテリーが付属していないので、スマホ充電用にカバンに入れて持ち歩いている、アンカーのモバイルバッテリーを使ってみました。
ベストの外に付いているポケットからUSBケーブルが出ているので、接続して収納します。

ベストの胸部にスイッチがあります。
デフォルト状態だと白ですが、設定温度によって青から赤へと変化します。

接続にスイッチを入れてみました。下記のように、ワンタッチで温度設定を切替えられます。

このようにボタンを押すたびに青から赤へと変化します。、脱がなくても温度調整が可能です。
この操作方法は大抵の電熱ベストに共通しているので、特別なやり方を覚える必要はありません。非常に快適ですね。
おすすめの電熱ベスト
ここからは、おすすめの電熱ベストを10着紹介します。是非参考にしてみてください。
レビューで使った電熱ベストです。肩にボタン、脇腹にファスナーがついており、フリーサイズながら体格に合わせて調整できます。汎用のモバイルバッテリーが使えますし、操作も簡単なので誰でも着用できるでしょう。
ヒーターが取り外せないので、USBについているカバーを付けて手洗いしなくてはいけませんが、インナーとして着用すればめったに汚れることはありません。シーズンの終わりに洗濯する程度で済むでしょう。
2つめは、電動工具など様々な分野で有名なRYOBI(リョービ)社の電熱ベストです。リョービと言うと、かつてはリールなど釣り具ブランドとして有名でしたが、現在は株式会社上州屋へ事業譲渡しています。もちろん本製品は寒い冬の釣りのお供に最適です。
またフリーサイズではなく、S・M・Lに分かれているので体格に合わせてちょうどよいサイズが選べるのは良いところです。価格がやや高めに感じられるかもしれませんが、これはモバイルバッテリー付きだからです。
こちらもドリルなど電動工具で有名なマキタの暖房ベストです。サイズが分かれているだけでなく、ジャケットタイプとベストタイプを選べますし、さらにバッテリーホルダーの有無も分かれています。
そして特筆すべきは、洗濯機や乾燥機が使える点です。もちろんバッテリーやホルダーを外す必要はありますが、通常の衣類と一緒に洗濯できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
工具メーカーの製品らしく、非常にカスタマイズ性が高い電熱ベストです。
サイズがMから5Lまで5段階に分かれているので、自分に合ったサイズを選べます。
さらにカラーをブラック・カモフラブラック・ネイビー・カモフラネイビーの4種類から選べます。多くの電熱ベストがフリーサイズで1色しかないのに比べると選択の幅が広いと言えるでしょう。
また、バッテリー用ポケットとは別に、スマホ用ポケットもついているので非常に機能的です。
ユニフォーム事業が有名な、SUN-S(サンエス) の電熱ベストです。冷却服や防炎服をはじめとして快適に作業できる作業服を販売しており、サイズもMから5Lまで揃っているので安心です。
雷神ウォームベストもその一つで、背中に装着する2つの発熱体を取り外せるのが特徴です。省エネ仕様なので長時間の使用に耐えますが、同時に低温やけどを防ぐため3時間でいったんスイッチがオフになる機能も付いています。
作業服を扱うシンメン株式会社が展開する、S-HEATシリーズの電熱ベストです。色はブラックとネイビーの2色で、サイズはLとLLから選べます。表地と裏地の色が異なっているのが特徴で、ファッショナブルですね。
発熱体(ヒーター)は取り付け・取り外しが簡単ですし洗濯が楽です。インバーター機能付きなのでヒーターの持続時間も長いです。
バイカー向けのジャケットやプロテクターなどで有名な、コミネのエレクトリックライニングベストです。これまで紹介してきた電熱ベストと異なり非常にコンパクトな作りとなっているのは、ライダースーツの着用が前提となっているためです。
バイカーにとって冬は寒さとの戦いです。この電熱ベストを使えば、背中から肩まで暖かいので冬のツーリングでも安心です。
引き続き、コミネの電熱ベストです。こちらのなじみのある形状は、エレクトリックライニングベストに比べて布地が大きく上半身全体を温めるタイプです。ポリエステル生地が多い電熱ベストの中でも、コットンを採用しているのは珍しいといえるでしょう。おかげで肌触りがよいです。
モバイルバッテリーは付属していませんが、2.1Aの汎用モバイルバッテリーなら使用できます。
様々な家庭用電気器具を扱うプロモートの電熱ベストです。
ナノメタルファイバーヒーターを採用しており約8秒で40℃まで温まるので即暖性の高さゆえか、電圧7.4Vの専用バッテリーと充電器を使います。大抵のモバイルバッテリーが5V程度なのでやや出力が高いといえるでしょう。
バッテリーと充電器については、本品に付属しているので別に購入する必要はありません。
オフィスウェアからシューズまで幅広く働く人に快適なワーキングウェアを販売している、AITOZ (アイトス)の電熱ベストです。数量限定生産のため公式サイトでは販売終了となっていますが、Amazonなら3Lのみまだ手に入ります。
丸めて持ち運べるので収納性に優れ、オフィスのパソコンやコンセントからUSB充電できます。
まとめ
以上、レビューを交えて合計10着の電熱ベストを紹介しました。
最近は作業服メーカーにも関わらず、大人気を誇るワークマンも電熱ベストをリリースしており、冷却服と合わせて大分認知が広がってきました。ちなみにワークマンの電熱ベストの通販は瞬時に売り切れてしまい、販売店で在庫を探さなくてはいけない状態です。
電熱ベストはドンキホーテやホームセンターなどでも入手できますが、やはりネットの品揃えには勝てませんし、なによりも工具メーカーや作業着・ユニフォームメーカーの日本製電熱ベストは信頼性が段違いです。
安心して着られるメーカーの製品を強くおすすめします。
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