ワード検定とは?試験の種類や将来活かせる職種などを紹介

記助
公開: 2020-08-12

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ビジネスシーンにおいて、いかにパソコン操作スキルを身に付けているかは、企業にとっても求めるべき人材といえます。そして、なかでも就職や転職活動で活かせるものが、ワード検定を取得していることです。

そこで今回は、ワード検定とはどういったもので、試験にはどのような種類があるかを解説していきます。また、あわせてワード検定に合格し資格を取得することで将来活かせる職種は何か、合格するためのおすすめ勉強方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


ワード検定の概要について

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まずは、そもそもワード検定とはどういったものかについて見ていきましょう。

ワード検定の基本情報

ワードでは、下記の試験が実施されています。それぞれの詳細について説明していきます。

・Word文書処理技能認定試験

Word文書処理技能認定試験とは、サーティファイが実施しているもので、文書作成ソフトの代表格であるワードをいかに業務で活かせる能力があるかを測定します。1級から3級までレベル別に分かれており、自分のスキルに合わせて選択可能です。

1級は高度なスキルが求められ、ビジネスシーンで実践的かつレベルの高い文書処理を駆使し、業務を効率化できることが求められます。知識試験と実技試験が実施され、知識試験では選択式の問題に解答するという形式です。一方で実技試験については、指示に従いドキュメントを作成する(docxファイル・dotxファイルなど)という内容となります。

2級に関しては通常のビジネス文書処理の作成できるスキルが求められ、あわせてパソコンやワープロ、ビジネス文書に関して実践的な技能を保持することも資格取得の条件です。1級と同じく2級でも知識試験と実技試験が実施されます。

3級は比較的優しいレベルであり、簡単な文書作成ができることが求められます。また、3級については実技試験のみで、知識試験は実施されません。


・Microsoft Office Specialist

ワード検定のMicrosoft Office Specialistとは、通称mosといわれる種類の試験でエクセルでも実施されています。一般レベルと上級レベル(エキスパート)に分かれていますので、自分に適した難易度を選べるのが特徴。

一般レベルでは、文字サイズのフォント変更・表の作成や編集・作った文書の印刷など、文書作成ソフトであるワードの基本的な操作を理解できているかが重要です。

一方で上級レベルであるエキスパートの場合は、スタイル機能や目次、索引作成といった長文機能をはじめ、さまざまなアプリケーションソフトからデータを取り込むといったスキルが求められます。そのため、ワードにおいて高度な機能をきちんと理解し活用できなければいけません。

・日商PC検定(文書作成)

日商PC検定(文書作成)は、商工会議所の検定試験です。試験はBasicから1級までレベル別に分けられており、それぞれ内容が異なります。下記が各レベルで求められるスキルになりますので、チェックしておきましょう。

日商PC検定(文書作成)各級のレベル
レベル 求められるスキル
1級 必要な情報を入手して目的に沿ったビジネス文書や資料を作成する
2級 情報を整理して分析し、適切なビジネス文書や資料を作成する
3級 既存文書を使いビジネス文書を作成する
Basic 業務に応じてワープロソフトの基本操作ができる

上記で説明したmosと同じく多くの人に知られている資格で、就活時などではビジネスシーンにおいて求められるスキルを取得していると証明できます。また、各レベル別の試験においてBasicは実技のみですが、1級から3級は実技と知識試験が実施されます。

・パソコン検定 文書試験

パソコン検定 文書試験とは、ビジネス文書を作成する能力をはかるものです。試験は1級から3級のレベルに分けられており、いずれも原稿からビジネス文書を作成することが出題内容に設定されています。

・日本語ワープロ検定試験

日本語ワープロ検定試験は、ワープロをいかに効率良く使い日本語文書処理ができるかを測定するという内容です。難易度は初級・1級・準1級・2級・準2級・3級・4級に分けられており、比較的難易度は優しいのが特徴。

・文書処理能力検定(ワープロ)

文書処理能力検定(ワープロ)は、ワープロの操作能力を問われる試験です。学生が受験することも少なくない資格試験で、パソコンのタイピングスキルを身に付けたい方に人気があります。

いかに速く正確にワープロを使いさまざまな処理ができるかを求められるため、資格取得をすることでビジネスシーンで活躍できる能力を有しているとアピールできます。

・ビジネス文書実務検定試験

ビジネス文書実務検定試験はビジネス文書に関する知識を身に付けているかをはかる試験です。1級から4級に分けられており、ビジネス文書部門と速度部門があります。資格を取得することで実社会にて役立つスキルを有しているとアピールすることが可能です。


各試験は文書作成や実技、筆記試験などで合否を判定されます。試験は一般・上級をはじめ、Basicや1級・2級・3級などに分かれており、それぞれ試験ごとに異なりますのでチェックしておいてください。

受験料について

試験を受けるには受験料がかかります。各試験の受験料については下記です。

・Word文書処理技能認定試験

Word文書処理技能認定試験は、受験資格が定められていませんのでどなたでも受講できます。下記が受講料金です。

【1級】:税込み8,100円
【2級】:税込み7,000円
【3級】:税込み5,900円



・Microsoft Office Specialist

Microsoft Office Specialist(mos)は、受験資格が定められていないため誰でも受験できますが、小学生以下の場合は試験当日に保護者の同意が必要です。下記が、各試験の受験料になります。

【Office 365&2019】
[一般価格]1科目:税込み10,780円
[学生価格] 税込み8,580円

【Office 2016】
上級
[一般価格]1科目:税込み12,980円
[学生価格] 税込み10,780円

一般
[一般価格]1科目:税込み10,780円
[学生価格] 税込み8,580円

【Office 2013】
上級・一般
[一般価格]1科目:税込み10,780円
[学生価格] 税込み8,580円


・日商PC検定(文書作成)

日商PC検定(文書作成)は、誰でも受験できる人気の資格。商工会議所ネット試験施行機関から会場を選択でき、その数は全国およそ2,000箇所に及びます。下記が日商PC検定(文書作成)の受験料です。

【1級】税込み10,480円
【2級】税込み7,330円
【3級】税込み5,240円
【Basic】税込み4,200円

・パソコン検定 文書試験

パソコン検定 文書試験は国籍・性別・年齢を問わず誰でも受験可能です。会場によっては複数級の試験を受験することができない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。下記がパソコン検定 文書試験の受験料になります。

【1級】税込み5,000円
【2級】税込み4,000円
【3級】税込み3,000円


・日本語ワープロ検定試験

受験資格の制限がなく、料金も比較的安いため多くの人が受けやすい試験です。日本語ワープロ検定試験の受験料は、下記になります。

【4級】税込み1,500円
【3級】税込み2,000円
【準2級】税込み2,300円
【2級】税込み2,500円
【準1級】税込み2,800円
【1級】税込み3,000円
【初段】税込み5,000円

・文書処理能力検定(ワープロ)

文書処理能力検定(ワープロ)は制限なく誰でも受験可能で、協会が指定している全国各地の専門学校で試験が実施されています。下記が受験料となりますのでご確認ください。

【1級】税込み 5,200円
【2級】税込み4,200円
【3級】税込み3,200円
【4級】税込み2,200円


・ビジネス文書実務検定試験

ビジネス文書実務検定試験は、ビジネス文書部門と速度部門があります。ビジネス文書部門は各級で受験料が変わりますが、速度部門は各級ともに同じです。


「ビジネス文書部門」

【1級】税込み1,200円
【2級】税込み1,100円
【3級】税込み900円
【4級】税込み700円

「速度部門」

【各級】税込み800円

ワード検定に合格するためのおすすめ勉強法

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ワード検定に合格するためのおすすめ勉強方法は、過去問を多く解くことです。ワードの検定試験にはさまざまな種類がありますが、どれにおいても過去問を解くことは知識やスキルアップに繋がります。

独学やスクールで受講するなど、自分に合った方法で学習に取り組みましょう。また、学習に取り組むうえで、ワードは文字を入力するだけではないことへの理解も重要です。根本的なこととしてワードで文字を正確に入力できることは重要ですが、ビジネスシーンでは文字だけでなく写真や図を挿入する、表を作成するスキルも求められます。

そのため、仮に過去問を解くために参考書を購入する際は、何を学びたいか、どういった能力を身に付けたいかを事前に決め、目的に合ったものを選んでください。

また、今ではネット上で検索をすると過去問のPDFが検索できます。そちらも参考にしつつ、勉強に励んでみてはいかがでしょうか。

ワード検定に合格することによるメリット

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さまざまな種類があるワード検定に合格することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。勉強意欲が高まる要素でもありますので、頭に入れておくことをおすすめします。

就活・転職時に活かせる

まず、ワード検定の各種資格を取得することで、就職や転職活動で活かせます。なかでもmosについてはビジネスシーンで活用できるスキルを取得していると証明できますので、履歴書に記載することでアピールできるでしょう。

また、各ワード検定の資格を取得していることでパソコンスキルを証明できますので、実務に就いた際、即戦力になり得ることを示せます。

日本だけでなく世界で通用するスキル

ワードは日本だけでなく世界的に活用されているソフトです。そのため、国際的なパソコン資格であることから、今後ビジネスシーンで活躍するうえで必須の能力といっても過言ではありません。

IT社会がどんどん進む世の中において、パソコンスキルを習得しておくことは働くために重要です。今後、さらにビジネスでパソコン操作ができる人材を求められますので、資格を取得しておくと社会で生き抜くことにも繋がります。

そして、ワードはMicrosoftが提供しているソフトであるため、「Microsoftの国際資格取得」はブランド力もある魅力的なものとなります。

まとめ

ビジネスシーンにおいてワードを活用することは非常に多いため、各資格を取得しておくと自分自身の価値を高めることに繋がるでしょう。また、実際に働く際に効率良く業務を進められるのはもちろん、就職・転職時に企業へ自分をアピールでき、有能な人材であることを証明できます。

ワードの検定といってもさまざまな種類がありますので、自分のレベルや身に付けたいスキルに応じて選択してください。

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筋トレ大好きマルチライター
記助
大学時代、陸上競技部の副キャプテンを務め、スポーツクラブで働いた経験もあるのでフィットネス関連の話題が得意です。執筆歴は約6年でフィットネス以外にも、さまざまなジャンルにて執筆しています。今までの経験を活かして、価値ある情報を提供できたらと思います。自己ベストは5000m14分58秒、ベンチプレスは100kg。ライティング事業を手がける5リッチ合同会社の専業ライター。

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