飲む日焼け止めおすすめ10選【塗るタイプとの違い・使い分けも解説】
飲む日焼け止めは塗るタイプと何が違う? 特徴や使い分けを解説
美容情報に敏感な方にとって、おそらくかなり気になっているキーワードのひとつに飲む日焼け止めというものがあります。従来の日焼け止めは、乳液タイプの肌に塗るものが主流。サプリメントのように飲むだけで、同様の効果があるのでしょうか?
本記事では、飲む日焼け止め全般についての解説とともに、塗るタイプとの使い分け、飲む日焼け止めのおすすめ製品を紹介します。
飲む日焼け止めに期待される効果と塗るタイプとの使い分け
手軽さの一方でその作用の仕組みがわかりづらい、飲む日焼け止め。まずはその働きを解説し、塗るタイプとの使い分けを紹介します。その後、飲む日焼け止めを選ぶ際のポイントを紹介しましょう。
飲む日焼け止めの一番の役割は活性酸素の予防
紫外線を浴びると肌は軽いやけどのような状態になります。それを防ぐために、メラニンが作られるのが日焼けの仕組み。白い肌だとダメージが大きくなるので、肌の色を濃く変化させることでダメージを減少させるのです。
また紫外線を浴びることで活性酸素が発生します。活性酸素は、肌のコラーゲンなどのはり・潤い成分を傷つけるため、肌老化を引き起こす原因となります。また、軽いやけど(炎症)を放置しておくと、そこにもメラニンが集中しシミの原因になることがあります。
この紫外線による2つの現象のうち、活性酸素予防と炎症対策にスポットを当てたのが、いわゆる飲む日焼け止めです。メーカーによって原材料は異なりますが、活性酸素予防に効果的といわれる植物のエキスや、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどが配合されています。
塗る日焼け止めの目的は紫外線そのもののカット
お馴染みの塗る日焼け止めの目的は、肌に降り注ぐ紫外線のダメージを緩和し、肌表面や肌内部への影響を減少させることです。紫外線はUVとも呼ばれますが、さらにA、B、Cの3種があります。それぞれ雲や窓ガラスなどの障害物に対する透過性や肌に与える影響が異なります。UV-Cはオゾン層で遮断されるので、地上に降り注ぐ量はかなり少なくなります。塗る日焼け止めは、UV-A、UV-Bに対して効果的な成分を混ぜたものです。
とくに、炎症を引き起こすUV-Bに対する防御性能をSPF 、活性酸素を作り出し肌老化の原因となるUV-Aに対する防御性能をPAで表示します。SPF30、PA+++のように記載されています。
この防御力は時間とともに低下してしまうので、強い日差しの下では適度に塗り直す必要があります。また塗りムラがあるとせっかくの効果がじゅうぶん発揮できません。UVケアに大変有効な塗るタイプの日焼け止めですが、やや手間がかかるのが欠点です。
飲む日焼け止めはUV-A対策のサポートとして活用
飲む日焼け止め、塗る日焼け止めの機能の整理ができたところで、それぞれの役割が見えてきました。活性酸素予防や軽めの炎症対策にメリットのある飲む日焼け止めは、UV-A対策のサポートとして使用するのがよさそうです。炎症対策ならUV-B対策効果も期待できるのでと考えてしまいますが、炎症を防ぐ成分でなく、起きてしまった炎症から肌を守る成分が配合されており、ダメージからの回復が主目的になっています。(ex.資生堂ピュアホワイトのトコトリエノールなど)
紫外線は年間を通して降り注いでいますが、特に強くなる3〜9月を除けば飲む日焼け止めを中心にUV対策を検討することもできそうです。UVカット効果のあるベースメイクや日傘をうまく活用し、さらに内部から活性酸素予防や炎症対策を行うという方法もあるでしょう。
紫外線対策のピークの時期にはやはり塗る日焼け止めがUV対策の中心になります。それでも、肌に残ったダメージの回復をサポートするという目的で飲む日焼け止めを活用することもできます。
飲むだけで効果が期待できる飲む日焼け止めは、とても便利な製品です。塗るタイプと完全に置き換えてしまうのは難しそうですが、上手に組み合わせて紫外線ダメージを減らすことを心がけましょう。
飲む日焼け止め選びのポイント-1
まずは主に配合されている成分が何か、どのような効果が期待できるのかに注目して選びましょう。飲む日焼け止めの有名な原材料としては、ニュートロックスサンとファーンブロック(フェーンブロックという記載されることも)、この2つが主流の成分といってよいでしょう。日本の有名メーカーでは、オルビスがニュートロックスサン、ロート製薬がファーンブロック配合の製品を販売しています。
ニュートロックスサンは、紫外線によって大量発生する活性酸素をコントロールしつつ、肌本来の力を利用して炎症を抑えるように作用します。
ファーンブロックは、中央アメリカに生息するシダ植物から抽出したエキスが原料です。紫外線によるメラニン生成や細胞の損傷を防ぎ、光老化によるシミ、シワの予防や皮膚の赤みなどのダメージの軽減が期待できます。
その他にも抗酸化力のある成分を独自配合した製品も色々と市販されています。自分の体質、好みに合うかどうかを試してから、継続するかどうか検討するのがよいでしょう。
飲む日焼け止め選びのポイント-2
ニュートロクスサン、ファーンブロックとも海外のメーカーが厳重に品質を管理した材料です。日本で販売されている正規品には、メーカーのシールなどが添付されており、品質を保証しています。
あまり聞いたことのないメーカーで格安のものには、メーカー正規材料でなかったり偽物だったりという可能性も排除できません。正規品の保証のあるメーカーの製品から選ぶようにしましょう。
また、中心になる抗酸化成分以外にもメーカーのさまざまな工夫があります。肌の回復力を高めてくれる各種ビタミンが配合されているものや、代謝に効果的といわれる生薬を原料にしたものもあります。
飲む日焼け止めはそれだけで日焼けを完全ブロックするものでなく、紫外線からのダメージ回復をサポートするもの。であれば、その他の配合成分の効果や品質もしっかりチェックして製品を探してみましょう。
飲む日焼け止めおすすめ10選
それではおすすめの飲む日焼け止めを紹介していきましょう。サプリメントの扱いで形状には錠剤や粉末、ドリンクタイプなどがあります。選び方で紹介したように日本製の信頼できる製品であること、その他の美容成分にも着目しつつ自分に合うものを探していきましょう。
検索キーワードとしても注目されている飲む日焼け止めが、ZERO PLUS「WHITE VEIL(ホワイトヴェール)」です。スペインのモンテローダ社が開発した、シトラスとローズマリー由来の成分ニュートロックスサンのポリフェノールの抗酸化力が紫外線による活性酸素の除去に貢献します。
本製品は、モンテローダ社推奨の1日250mgの摂取量を、4粒の服用で摂取できます。そのほかに肌の健康をサポートする植物由来成分やミネラルを配合しています。
ビタミンB2は摂っているつもりでも不足しがちな成分。イルミルド製薬「フィス ホワイト ビタミン サプリメント」は、効率よくビタミンB2を補充してくれるサプリメントです。
ビタミンB2は糖質、脂質の分解に使用されるほかストレスなどの内的要因、紫外線といった外的要因でも分解されていきます。不足すると口内炎や肌荒れといったトラブルが起こりやすくなります。ビタミンB2の長所のひとつに取り溜めが可能な点があります。食事で気をつけるとともに、本製品でしっかり補充し、紫外線に負けない肌をキープしたいものですね。
本製品にはプラセンタやコラーゲン、ヒアルロン酸といった肌にうれしい成分も配合されています。
シダ植物から抽出される特許成分、ファーンブロックを1粒に240mgも配合したのがロート製薬「ヘリオホワイト(24粒)」です。
ファーンブロックは日焼け後の皮膚の炎症を抑え、活性酸素によるダメージ緩和が期待できる成分。塗るタイプの日焼け止めと併用することで、肌のダメージをより効率よく和らげてくれそうです。
ヘリオホワイトには、ビタミンB6、B2、ミネラルなどが豊富なハトムギエキスも配合。健やかな肌を育むサポートをしてくれます。
ヨーロッパ、アメリカで発売されてきたヘリオケアが、アジア人向けに調整されて国内正規品として発売されたのがヘリオケア「ヘリオケア ピュアホワイト ラディアンス max240(60粒)」です。
ヘリオケアは、スペインカンタブリア社の特許成分「ファーンブロック」を配合していることが大きな特徴。今回はアジア人向けにということで、さらにL-シスチンも配合されました。
ファーンブロックは日焼けの赤みを抑え、抗酸化作用があるとされる成分。L-シスチンは爪や髪の元になるケラチンというタンパク質の合成に必要なアミノ酸です。
年齢化粧品でも有名なFUJIFILMから発売されている飲む日焼け止めが、富士フイルム「ヘルスケア ラボラトリーアスタリフト サプリメント ホワイトシールド(30日分)」です。
化粧品にも使われているアスタキサンチンは、抗酸化作用に優れており、肌を紫外線による活性酸素からガードする働きが期待できます。また肌の乾燥も和らげ保湿効果を高めてくれるのもアスタキサンチンの働き。この効果で本製品は「機能性表示食品」の認定を受けています。
比較的飲みやすいと思われるソフトカプセルの製品ですが、7日分のお試しもあるので(本品は30日分)そちらから始めてみてもよいかも。
富士フイルム ヘルスケア ラボラトリーから発売されている飲む日焼け止め「 アスタリフト ドリンク ホワイトシールド(50ml/10本セット)」です。
紫外線によって作られる活性酸素の除去に役立つ、抗酸化作用のあるアスタキサンチンをナノ化し、より吸収しやすくしたところが本製品のポイント。身体の内側から紫外線によるダメージの緩和をサポートしてくれます。
さらにビタミンCを1,200mg、低分子ピュアコラーゲンを1,000mgと美容にうれしい成分がたっぷり。よくふって貴重な成分を余すことなくいただきましょう。
シトラスの果実とローズマリーから抽出されたエキスを原料に作られた特許成分ニュートロックスサン。さまざまな飲む日焼け止めで利用されている成分に独自工夫を加えたのがオルビス(ORBIS)「サンピリオド(20粒)」です。その工夫とは、熱帯地方のシダ植物から作られたPLエキスとビタミンCをそれぞれ100mgずつ配合した、サマーブロックコンプレックスという組み合わせです。
1日2粒をお出かけ前に飲むだけのかんたん服用。小粒なので持ち歩きも便利です。
乾燥によるくすみや紫外線の刺激に弱い肌の方を内側からサポートするのが、koloha「ホワイトドロップ(60粒)」です。
本製品には、シトラスとローズマリーから抽出された特許成分ニュートロックスサンを1袋に3,900mg配合。60粒入りですから、1粒あたりだと65mg配合されていることになります。
太陽に負けないために、レッドオレンジエキス、ブライトニングパイン(セラミド原料)、ビタミンC、L-シスチン、リコピンなど18種類もの植物由来の成分を配合しました。
健康や美容に関心のある方なら見逃せない成分がまとめて配合された、贅沢なサプリメントです。
飲む日焼け止めは外出しない日でも継続した服用が求められるタイプが主流です。必要なときだけの飲用でOKというちょっと変わった製品がnoUV(ノーブ)「noUV(10粒)」です。
本製品の特徴は熱帯のシダから抽出されたPLエキス(ポリポディウム・レウコトモス)。ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB12、クロセチン、リコピン、ビタミンD、ルテインの7種の美容成分が含まれており、肌の内部から紫外線の刺激をケアします。
必要なときに1〜3粒の服用が目安。1箱10錠入りなのでややコスパは高めですが、連続使用必須ではないのでお財布にも安心です。
パイナップル果実抽出物とビタミンEを配合した飲む日焼け止めがファイン「UV気にならないサプリ30日分(30粒)」です。1日1粒が服用量の目安で30粒入りなので約1カ月分。コスパのよさに驚いてしまいます。
パイナップルから抽出したパイナップルセラミドは、肌の乾燥を防ぎバリア機能を高める効果が期待される成分。ビタミンEは活性酸素を抑制する抗酸化作用が期待できる成分。この2つの効果で肌への紫外線ダメージの軽減が期待できる、というサプリメントです。
比較的購入しやすい価格なのでちょっと試してみたくなりますね。
携帯しやすさや飲みやすさも選択の材料に
飲む日焼け止めはまだまだ多くのメーカーから発売されています。ここでは紹介できなかった有名メーカーのサプリメントもあるので、いろいろ試してみるのもよいでしょう。
飲む日焼け止めは、製品によって1日の服用量も異なります。粒タイプのサプリメントのなかには、1粒が大きめで服用しづらいと感じる製品もあるかもしれません。評判や期待できる効果と合わせて、使いやすさも検討して自分向けの製品を見つけましょう。
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