【AGA皮膚科医監修】飲み薬タイプの育毛剤を効果や副作用で比較
髪の毛が薄くなったり細くなってきたら使いたい育毛剤。しかし塗る育毛剤と比べて、飲む育毛剤はどんな成分を使っていて、どういった効果があるのか気になりますよね。
そこで今回は、飲む育毛剤を使ってみたい方へ向けて、飲み薬タイプの育毛剤の成分やメリット・デメリットなどについて解説します。
AGA治療専門医であるゴリラクリニック総院長の稲見医師に伺った、育毛剤を使うポイントもご紹介しますので、育毛剤をお探しの方はぜひ参考にしてください。
目次
AGA治療の専門医師
- 医師/ゴリラクリニック総院長
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稲見文彦(いなみふみひこ)総院長
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東邦大学医学部卒業後、大手美容整形外科で10年以上医師として勤務し、ゴリラクリニックの総院長に就任。AGA治療に加えてスキンケアや脱毛など医療の観点からメンズ美容に関する治療を提供しています。テレビや雑誌などのメディア出演も多く、男性の悩みに関する情報発信を積極的に展開しています。
今回は、男性型脱毛症(以下、AGA)を長年見続けてきた稲見医師に、飲み薬タイプの育毛剤を使う意義や効果、副作用について取材しました。
稲見医師は10年以上の美容整形外科のキャリアの中で、男性も見た目を気にする時代になり、髪や肌の悩みに応える美容クリニックが必要だと感じ「ゴリラクリニック」の総院長に就任します。
クリニックではAGAに悩む患者に向けて、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルといった内服薬の処方や、成長因子製剤の注入療法などの幅広いAGA治療を提供しており、稲見医師も多数の患者を抱えるAGAのエキスパートです。
AGA治療の専門医としてたくさんの患者を見てきた経験から、飲む育毛剤や髪の悩みケアの進め方についての意見もいただきました。ぜひ、最後まで読んでみてください。
飲み薬タイプの育毛剤って何?
まずは、脱毛の仕組みと育毛剤の製品分類などについて、稲見医師に確認していきます。
脱毛症と発毛剤について
日本人の男性型脱毛症の発生率は30代で1割以上と言われ、年齢を重ねるとともにAGA発症率が増加します。
―稲見医師にお伺いします。なぜ薄毛や脱毛になってしまうのでしょうか?
AGAの原因としては、遺伝子が関与していると言われています。血縁者の中に薄毛や脱毛の人がいる場合、その方自身もAGAを発症するリスクを持っている可能性が高いです。
遺伝性のAGAならば20代後半から30代で発症することが多く、40代で明らかになります。生活習慣も関与していると考えられていて、喫煙や偏った食生活は頭髪に悪影響を及ぼします。
―AGAの仕組みについて教えてください。
AGAを引き起こす原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンの一種です。
DHTの作用で髪の毛が太くなる前に抜けてしまい、細くて柔らかい毛が多くなってしまいます。
ヘアサイクルが乱れることで、新しい毛が生えてくる量よりも抜ける量が多くなり、薄毛や脱毛につながるのです。
育毛剤と発毛剤やAGA治療薬の違いについて
製品分類の違い
―育毛剤と発毛剤はどう違うのでしょうか?
育毛や発毛という言葉は医師でも混同して使っていることが多いのですが、簡単にいえば下記のように言えます。
育毛剤=医薬部外品=薬局で買える製品
発毛剤=第一類医薬品=病院で処方してもらったり、薬剤師から購入する製品
AGA治療薬=医療用医薬品=病院で処方してもらう製品
育毛剤は厚生労働省に認められた有効成分が含まれている「医薬部外品」です。ドラッグストアやECサイトなどで購入できます。
発毛剤はミノキシジルという一般医薬品の成分が含まれている「第一類医薬品」です。ドラッグストアや薬局などで、薬剤師に相談と指示を受けた上で購入することができます。
AGA治療薬はクリニックで処方される医療用の「医薬品」です。
日本国内ではフィナステリドという成分を含んだプロペシア®と、デュタステリドという成分を含んだザガーロという製品が発売されていますが、どちらも医師の診察を受けてから処方されるお薬になります。
有効成分と効果の違い
―育毛剤と発毛剤の成分は違いますか?
外用の育毛剤にはt-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカンなどの有効成分が含まれていて、これらの成分は頭皮の血行改善を促したり栄養を与えたりする効果があります。
発毛剤については、日本国内で市販されている製品の有効成分は殆どがミノキシジルです。
―育毛剤と発毛剤の効果はどう違うのでしょうか?
育毛剤は健康な方の抜け毛予防には効果がありますが、AGAの治療効果を期待することはできません。
発毛剤に含まれるミノキシジルの作用によって、血行促進や毛乳頭細胞の分裂を促す効果があると言われています。また、ミノキシジルは円形脱毛症の治療にも用いられることがあります。
プロペシアやザガーロといった内服薬は、脱毛ホルモンを抑制する効果があります。
メリットとデメリットの違い
―育毛剤と発毛剤のメリット・デメリットを教えて下さい
育毛剤のメリットとしては、お店やオンラインなどで手軽に買えて、価格も比較的安価である点が挙げられます。
デメリットとしては、基本的に抜け毛予防として健常者が使う製品なのでAGAの治療効果は期待できず、AGA診療ガイドラインでも「行っても良い」とされるレベルである点ですね。
発毛剤やAGA治療薬のメリットとしてはAGA診療ガイドラインで「行うことを強く勧める」とされていて、治療効果が大いに期待できるという点です。
一方で副作用が生じる可能性や、医師の診察を要することがあるのがデメリットと言えるでしょう。
飲む育毛剤の特徴
ここまでは稲見医師に育毛剤と発毛剤の違いについて全般的に伺いましたが、以下では飲むタイプの育毛剤について詳しく説明します。
一般的な育毛剤はローションタイプで、液体を直接頭髪の気になる部分に塗布します。一方、飲む育毛剤は髪の毛や身体に働きかける成分を取り込むことで育毛効果を期待する製品です。
塗るタイプと異なり髪に直接つけるものではないので、朝のヘアスタイリングに影響しない、育毛剤特有の匂いを気にしなくていい、という利点があります。
代表的な成分の特徴と効果
飲むタイプの育毛剤に含まれている成分は、塗るタイプの育毛剤とは異なります。
そこで続いて、飲む育毛剤やサプリメントに含まれている代表的な成分の効果や副作用についてご紹介します。
発毛促進剤内服薬の主な成分
・カンゾウ末:炎症やアレルギーをおさえる作用があります。
・セファランチン:末梢血管を拡張する作用があり、毛髪の成長を促進してくれます。
・パントテン酸カルシウム:毛髪や皮膚の栄養状態を整えてくれます。
・リボフラビン(ビタミンB2):皮膚、爪、毛髪の成長を促進します。
・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6):皮脂腺の働きを整えて、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれます。
育毛効果を謳うサプリメントの主な成分
・ノコギリヤシ:ヤシ科の植物で果実から抽出した成分が泌尿器系疾患に効果があると言われています。
抗男性ホルモン作用によって、脱毛ホルモンと呼ばれるDHTを阻害する効果が期待できます。
・亜鉛:たんぱく質やDNAを合成するために必須の栄養素です。味覚・嗅覚を保ったり、傷の治癒にも重要な働きをしています。
亜鉛が不足することで亜鉛欠乏症につながり、脱毛の原因にもなります。
・ケラチン:角質層や毛髪、爪などの組織を構成するたんぱく質です。
外用としての加水分解ケラチンは、毛髪の水分量が増加する保湿作用が認められていす。
・イソフラボン:大豆由来の抽出物で「エストロゲン」に似た化学構造をもっていることから、女性ホルモンに似た作用があると言われています。
皮膚に対する抗老化作用や保湿効果があります。
・イヌリン:菊芋というキク科の植物から抽出される成分で、糖の吸収を緩やかにするサプリメントに使われています。
細胞の成長を促す働きがあるとされている「IGF-1」を増加させる作用があり、毛母細胞の活性化につながることが期待されています。
・カプサイシン:唐辛子から抽出された成分で、皮膚を刺激する作用や胃の機能を促進する作用が認められていることから、発毛刺激剤としても古くから用いられています。
トウガラシから抽出したエキスを頭皮に塗ると、血行が改善し、育毛効果があるという実験結果も出ています。
・パルティノライド:ヨーロッパで薬用ハーブとして重用されている「ナツシロギク」の成分で、発熱、頭痛、便秘、下痢、分娩困難、めまいに利用されてきました。
毛母細胞を活性化させる作用が期待されていますが、偏頭痛以外の症状に有用であることを示すエビデンスは十分にはありません。
成分の副作用
医薬品と比べると、医薬部外品や食品に該当するサプリメントの成分には副作用のリスクが低いものが使われています。
しかし、各成分には何らかの作用があり、どれも大量に摂取することで副作用の懸念が出てきます。
服用していて体調に異変を感じたり、トラブルが起きた際には、すみやかに専門機関や医師に相談しましょう。
各成分の代表的な副作用を紹介します。
・ノコギリヤシ:胃の不快感など、軽度の副作用が認められる可能性がありますが、適正用量内であれば健康危害はほとんど生じていないようです。
・亜鉛:過剰に摂取した場合には吐き気、嘔吐、食欲不振、胃痙攣、下痢や頭痛などの徴候が見られることがあります。
・ケラチン:羊毛由来の加水分解ケラチンであればアレルギー反応は殆どありません。
・イソフラボン:大豆由来の成分には毒性がないとされていますが、詳細な安全性試験データが不足しているため詳細は不明です。
・イヌリン:皮膚への刺激性はほとんどないとされていますが、動物実験では微弱なアレルギー反応が報告されているので、皮膚感作が起こる可能性があります。
・カプサイシン:エタノールを抽出溶媒としている場合は東京都健康安全センターのネガティブリストに該当する成分になるため、配合量に基準が設けられています。
・パルテノライド:口腔内の潰瘍や皮膚の炎症が起こることがあります。
市販の飲む育毛剤
第一類医薬品にカテゴライズされる発毛剤は、市販品ではリアップに代表されるような塗るタイプしかありません。
飲むタイプに限定すると、日本国内ではハツモールという第二類医薬品に分類される発毛剤が市販されています。AGA治療で用いられる発毛剤よりも効果は穏やかですが、フケが原因の脱毛症に効果があります。
ハツモール・内服錠は、国内唯一の経口タイプの市販の発毛促進剤です。
脱毛症に働きかける有効成分を配合した医薬品で、毛乳頭内部の血行を促進することで、栄養状態を改善して体の内側から毛根部を正常な状態に整えることで発毛を促進します。
特に、皮脂の分泌異常によるフケが原因の粃糠性脱毛症と呼ばれる脱毛症に作用してくれます。
分類:第二類医薬品
成分:カンゾウ末、イノシトールヘキサニコチン酸エステル、セファランチン、アリメマジン酒石酸塩、パントテン酸カルシウム、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、アスコルビン酸、ニコチン酸アミド
内容量:60錠(1日6錠)
育毛ケアを目的とした男性向けサプリメント
男性ホルモンに働きかけたり、髪の成長をサポートしてくれる成分を含んだ育毛目的のサプリメントもあります。
脱毛ホルモンの阻害効果が期待できるノコギリヤシや、毛髪を含む身体の細胞の成長に必要な亜鉛を含んだサプリメントなど、目的にあわせたサプリメントを選びましょう。
髪の悩みケアブランド「スカルプD」のノコギリヤシサプリメントです。
熱をかけない処理でやさしく抽出したノコギリヤシ成分を使用しています。1粒にノコギリヤシ果実の抽出物を340mgも配合することで、ボリュームケアを目的とした成分をぎゅっと凝縮して摂取できます。
ノコギリヤシの成分をシンプルに摂りたい人におすすめです。
分類:健康食品
成分:ノコギリヤシ果実抽出物、ゼラチン、グリセリン、カラメル色素
内容量:30錠(1日1錠)
自毛での発毛や育毛を専門とする企業「リーブ21」の、亜鉛を含んだサプリメントです。
皮膚や粘膜、髪の毛の健康維持に働きかけて、タンパク質や核酸の代謝に関与する亜鉛に、抗酸化作用のあるビタミンEとセレンをプラスすることで、育毛しやすい健康な身体を目指します。
亜鉛に加えて、ビタミンEとセレンを効率的に摂取したい方におすすめです。
分類:栄養機能食品
成分:亜鉛酵母、還元麦芽糖水飴、デンプン、セレン酵母、ビタミンE含有植物油、結晶セルロース、ステアリン酸Ca、微粒二酸化ケイ素、加工でん粉
内容量:60粒(1日2錠)
スカルプDのサプリメントの中でも、亜鉛をメインとした成分が配合されている商品です。
亜鉛に加えてケラチン加水分解物粉末が含まれていて、髪の主成分であるケラチンというタンパク質をそのまま摂取できます。
メーカーでは、亜鉛に加えてマグロやレバーに含まれるビタミンBや鶏むね肉のタンパク質を摂ることをおすすめしています。
分類:健康食品
成分:亜鉛含有酵母、還元麦芽糖水飴、ケラチン加水分解物、難消化性デキストリン、黒胡椒抽出物、結晶セルロース、クエン酸、ビタミンC、ショ糖脂肪酸エステル、微粒酸化ケイ素
内容量:120粒(1日2粒)
育毛剤のポリピュアEXで培われた科学研究に基づいて開発されたサプリメントです。
育毛剤開発の中で髪の毛が抜ける原因や髪が育つ因子に着目し、髪の悩みを抱える世代が必要とするビタミン12種類、ミネラル9種類、アミノ酸3種類に加えノコギリヤシなどの50種類の成分を1粒に含んでいます。
また、特に不足しがちな6つの栄養素については、栄養機能食品における摂取目安量の上限値を配合することで、一度にしっかりと栄養が摂取できます。
分類:栄養機能食品
成分:亜鉛・鉄・銅・パントテン酸・ビオチン・ビタミンB12、亜鉛酵母、ノコギリヤシ、ナツシロギク、菊芋、めかぶ、シベリアカラマツ、黒マカ、黒酢、黒大豆ポリフェノール、ラクトビオン酸、イミダゾールペプチド、ケラチン加水分解物、プロアニジンB2
内容量:90粒(1日3錠)
男性向けのDHC Men’sブランドの育毛サプリメントです。
特許を取得した艶やコシを育む成分「マリンモイスト」を300mg配合。ボリュームをカバーしてくれるエルカンプーレエキス末、ビワ葉エキス末、本わさびエキス末が密度をサポートしてくれることで、薄さやに対して身だしなみを整えてくれます。
ノコギリヤシや亜鉛も含んでいるので、頭髪の見た目も含めて複合的に育毛ケアをしたい方におすすめです。
分類:健康食品
成分:エルカンプーレエキス末、キチン分解物、コラーゲンペプチド、黒大豆エキス末、黒ゴマエキス末、桑の実エキス末、ソクハクヨウエキス末、桑の葉エキス末、ベニバナエキス末、ヒハツエキス、ビワ葉エキス末、還元麦芽糖水飴、本わさびエキス末、亜鉛酵母、デキストリン、ノコギリヤシエキス、セルロース、アラビアガム、ステアリン酸Ca、微粒二酸化ケイ素
内容量:90粒(1日3錠)
育毛ケアを目的とした女性向けサプリメント
育毛サプリというと男性向けの製品が多く、パッケージも女性が使うにはインパクトの強いデザインになる傾向があります。
以下では女性向けのブランドや、性別問わず使いやすい育毛サプリを紹介します。
女性用コスメやサプリメントを多く展開するDHC の育毛サプリメントです。
加齢とともに頭髪がさみしく感じられる部分にアプローチする、14種類の成分を配合しています。じゃがいもやめかぶ、高麗人参といった馴染みのある食べ物やハーブから成分を抽出することで、長い期間でも飲み続けられる安心感に配慮しています。
亜鉛や菊芋といった育毛に働きかける成分も含まれています。
分類:健康食品
成分:ジャガイモ末、菊芋末、女貞子エキス末、カンレンソウエキス末、ナツシロギク末、メカブ末、タモギタケエキス末、高麗人参エキス末、コンブ末、豚レバーペプチド、カキエキス末、クコエキス末、亜鉛酵母、パントテン酸Ca、デキストリン、ステアリン酸Ca、二酸化ケイ素、ゼラチン、着色料
内容量:180錠(1日6錠)
美容と健康関連商品を展開する「美彩-BISAI-」の薄毛で悩む人向けのサプリメントです。
ノコギリヤシをはじめとして、菊芋やイソフラボン、カプサイシンなどを配合することで、内側から髪と体の健康をサポートしてくれます。
天然成分を使って国内工場で製造されているので、安心感があります。定期購入を利用すれば1日あたり132円という価格は飲み続けやすいですね。
分類:健康補助食品
成分:ノコギリヤシエキス末、還元麦芽糖水飴、デキストリン、菊芋、コラーゲンペプチド、根昆布末、大豆抽出物、高麗人参抽出物、粉末セルロース、L-アルギニン、ビタミンC、L-リジン塩酸塩、ナイアシン、二酸化ケイ酸、ステアリン酸Ca、バントテン酸、L-ロイシン、L-バリン、L-イソロイシン、緑茶抽出物、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12
内容量:90粒(1日3錠)
女性用育毛剤「マイナチュレ」の育毛ケアを目的としたサプリメントです。
毛髪保護に働きかける18種のアミノ酸と、毛髪の原料となるシスチンや髪の毛を丈夫にしてくれるタウリン、毛髪を構成するタンパク質のケラチンといった毛髪や頭皮をケアする成分が含まれています。
また、美容や健康をサポートする成分として109種類の植物酵素エキスや乳酸菌を含有することで、体内環境を整えて、毛髪に働きかける成分の効果を向上させてくれます。
分類:栄養機能食品
成分:ビール酵母、ミレットエキス粉末、亜鉛含有酵母、コラーゲンペプチド、ケラチン加水分解物、デキストリン、 植物醗酵エキス、ヒハツ抽出物、ツバキ種子抽出物、黒梅エキス末、ビオチン含有酵母、クロム含有酵母、セレン含有酵母、粉末油脂、有胞子性乳酸菌、マルトデキストリン、銅含有酵母、ヒアルロン酸ナトリウム、プルラン、シスチン、タウリン、メチオニン、ビタミンC、シクロデキストリン、貝カルシウム、ビタミンB6、フラボノイド色素、葉酸、ビタミンB12
内容量:90粒(1日3錠)
医師のアドバイス!髪の悩みケアの進め方
―育毛剤には副作用やトラブルなどの使用上のリスクはありますか?
育毛剤は発毛剤よりも低リスクと言われています。ただしAGAに対する効果はあまり期待できません。
発毛剤やAGA治療薬の副作用がどうしても心配なのであれば、よりローリスクの育毛剤を使ってもいいでしょう。しかし、発毛効果については育毛剤はローリターンであることを受け入れなければいけません。
―飲むタイプの育毛剤は効果があるのでしょうか?
育毛効果を検証されているのは、あくまで外用(塗るタイプ)の育毛剤です。内服タイプの育毛剤については十分な検証が行われていないため、効果があるともないとも言えません。
―育毛剤は使ったほうがいいのでしょうか?
正直申し上げて、育毛剤に奇跡を期待するのはナンセンスです。
繰り返しますが、育毛剤はAGAの治療効果を期待することはできません。あくまでAGAではない方が抜け毛予防のために使用するものと考えましょう。
究極的な話、「リスクを取るか薄毛を取るか」を考えるべきです。
20代であれば、スカルプケアや育毛剤を使用するのもよいでしょう。しかし、AGAは20歳代後半から発症することが多いため、生え際や頭頂部に不安を感じたらただちに病院を受診することをおすすめします。
飲み薬タイプの育毛剤は併用がおすすめ
今回はAGAの専門家である稲見医師に育毛剤について基本情報を聞きました。
また、飲むタイプの育毛剤についても成分や効果、副作用について幅広くご紹介しましたが、内服タイプについては薄毛治療には直接結びつかないものもあるので、発毛剤や塗布する育毛剤と併せて使用するのがおすすめです。
この記事で紹介した情報を参考に、自分に適しているのは塗るタイプか飲むタイプか、若しくは併用した方がいいのかを判断して、より目的にあった育毛剤を選んでください。
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