【毛髪診断士監修】発毛剤と発毛促進剤10選 女性用も紹介

matsumura
公開: 2020-04-12

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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薄毛や脱毛といった髪の悩みを持つ方が気になる「発毛剤」。発毛剤は育毛剤や養毛剤などとは異なり、毛を生やす効果が認められている製品です。

ですが、市販されている発毛剤はどれも配合成分にミノキシジルが使われていて、違いがわかりにくいですよね。今回は毛髪診断士監修のもと、発毛剤を選ぶポイントをご紹介します。


この記事を監修した毛髪の専門家!

取材協力

  • 毛髪診断士
  • 鎌田妹さん

  • 美容師/毛髪診断士/指定認定講師。 髪に悩みを持つ方向けのサロン「INTI新宿店」でデザイナーとして3年間勤務し2020年よりフリーランスの毛髪診断士として独立。 現在はヘアサロン銀座ROOMS内で薄毛に悩む顧客にヘアカットやパーマ、ヘアセットを施すことで、薄毛が目立たなく見えるヘアスタイリングを提供しています。

鎌田さんは19年の美容師とヘアメイクのキャリアの中で、お客さまから毛髪の少なさや薄さ、地肌のトラブルなどの相談が増えてきたと実感したそう。

これらの悩みに応えるため2015年に毛髪診断士の資格を取得しました。その後も認定講師に加えて、毛髪診断士へ指導が行える指定認定講師も取得されています。

銀座ROOMS

現在は銀座にある全室個室のヘアサロン「ROOMS」内にて、薄毛の部分を目立たなくするようなヘアメニューを提供しています。

毛髪診断士の鎌田妹さん

カットやパーマをする上で、鎌田さんのもとに薄毛全般に関する悩みが寄せられるので、発毛剤や育毛剤に関する相談にも対応しています。

その中でも「この発毛剤は効果があるの?」という問い合わせが多く、実際に顧客が製品を持ち込んで一緒に成分を確認したり、使い方についてアドバイスをすることもあります。

今回は、鎌田さんが持つ発毛剤やヘアケアの知識をもとに記事を監修していただきました。

発毛剤と育毛剤の違いを比較

発毛剤と育毛剤の比較

市販されている薄毛対策の商品には、発毛剤や育毛剤など種類があるので、専門的な知識がなければ違いを見分けるのは難しいでしょう。そこで、発毛剤と育毛剤の違いについて比較していきます。

発毛剤と育毛剤は有効成分と効果が違う

発毛剤と育毛剤は、含有されている有効成分と期待できる効果が異なります。

発毛剤は髪を生やす成分を含有していますが、育毛剤には含まれていません。育毛剤は発毛を促進し、これ以上髪が抜けないためにケアをする製品です。

<発毛剤>
有効成分:ミノキシジル
効果:発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防

<育毛剤>
有効成分:センブリエキスやニンジンエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、アデノシンなど
効果:育毛、薄毛・フケ・かゆみ・脱毛の予防、毛生促進、発毛促進など

市販の発毛剤に使われている代表的な有効成分は、ミノキシジルです。AGA治療薬にも含まれていて、日本皮膚科学会では効果を下記のように説明しています。

毛乳頭細胞を刺激して毛母細胞の増殖を促す成長因子を出させる作用があります。

日本皮膚科学会

クリニックで処方されるAGA治療薬には、プロペシア錠やフィナステリド錠という内服薬がありますが、国内で一般的に市販されている外用タイプの発毛剤に配合されていることはほぼありません。

一部の海外製品や個人輸入代行サイトなどで通販購入可能な発毛剤の中に配合されていることがありますが、発毛に関する効果は不明です。

医薬品と医薬部外品で分類が違う

発毛剤と育毛剤は分類が異なります。パッケージに「医薬品」と書かれていれば発毛剤、「医薬部外品」とあれば育毛剤となります。

発毛剤:医薬品(第一類医薬品、第二類医薬品など)
医薬品は病気や疾病の治療、又は予防に使用するものを指します。発毛剤は壮年性脱毛症に対する医薬品分類の商品として販売されています。

育毛剤:医薬部外品
抜け毛の予防や育毛など、人体に対する作用が緩和なものが医薬部外品になります。

購入できる方法と場所が違う

白衣を着た男性

発毛剤は第一類医薬品になるので、購入できる場所に条件があります。薬剤師からいくつかの質問事項や注意事項の説明を受けた上で購入することができます。

発毛剤…基本は薬剤師のいる薬局やドラッグストアといった販売店で、薬剤師に相談・指導のもと購入しなくてはなりません。
育毛剤…ドラッグストアやECサイト、アマゾン、楽天市場などで購入できます。流通経路や販売に関する規制はありません。

発毛剤の選び方のポイント

発毛剤の公式サイトを指差す毛髪診断士の鎌田さん

発毛剤と育毛剤の違いはわかったものの、発毛剤だけでも製品がいくつかあります。ここでは、発毛剤の中で特徴を比較するポイントをご紹介します。

自分にあう成分量で選ぶ

有効成分であるミノキシジルは、内容量に対して男性用は5%まで、女性用は1%までと成分中の分量が決められています。この規定量に近い製品を選びたくなりますが、含有量だけでなく自分の症状にあった製品を選ぶことが大切です。個人差があるので、副作用のリスクも考え薬剤師と相談して選びましょう。

使用にあたっては、用法や容量を守って使うことが重要です。1回分の量がきちんとノズルに溜まったことを目で確認してください。また容器を垂直に立てて使うと、液だれしにくく頭皮へきちんと塗布できます。液だれはノズルの太さや毛髪の量なども関係しますが、正しく使うことを意識しましょう。

※ノズルの形状は製品ごとに異なります。使い方については、各製品の使用方法を確認してください。

実店舗かオンラインか?

発毛剤を購入する場合、基本的には薬剤師のいる販売店での対面販売に限られます。しかし、他の人の視線が気になってお店での購入に抵抗を感じる人もいるでしょう。その場合は、ロート製薬、アンファー、アートネーチャーが発毛剤のオンライン販売に対応しています。

オンライン上で薬剤師と問診票をやり取りした上で発送される仕組みなので、周囲に知られることなく購入できます。ただし、問診票の結果によっては購入できないケースもあります。

口コミやレビューは参考になるか?

発毛剤をはじめ、第1類医薬品の口コミを掲載することは法律で禁止されています。それに伴い、アマゾンと楽天市場では医薬品のレビューは投稿できず、表示が禁止されています。

発毛剤は安い買い物ではないですし、髪の悩みを抱えているなら本当に生えるのか、その製品の効果について口コミやレビューで知りたいと思いますが、そうしたことは薬剤師に相談しましょう。

男性向け発毛剤

これらの発毛剤の基本情報を踏まえて、日本国内で市販されている男性用発毛剤をご紹介します。

おすすめ①
  • 大正製薬
  • リアップX5プラスローション 60mL

  • 税込み7,752円
  • 頭皮に清涼感を与えるメントール

  • 壮年性脱毛症による発毛と抜け毛の進行を予防する、人気の男性用発毛剤です。1999年の発売から市販発毛剤として根強い人気のあるリアップシリーズのひとつで、濃度5%のミノキシジルを配合しています。

    ほかにも皮脂の過剰分泌や酸化を抑える成分を配合し、メントールが頭皮に清涼感を与えながら頭皮のかゆみを抑えてくれます。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール、セタノール、1,3-ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノール
内容量:60ml

おすすめ②
  • ロート製薬
  • リグロEX5(シャンプー付)

  • 税込み7,700円
  • やわらかなノズルヘッドで優しい使用感

  • 防腐剤と酸化防止剤を使っていない発毛剤です。しっとりとした使い心地が特徴で、ミノキシジルは5%配合されています。

    しっとりとした液剤が頭皮に密着します。ノズルは柔らかい素材でできていて、ヘッド全体で広範囲に塗布できる使い心地にもこだわっています。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:セタノール、1,3-ブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノール
内容量:60ml

おすすめ③
  • アートネイチャー
  • ラボモ ヘアグロウ ミノキシ5

  • 税込み6,960円
  • 髪の毛を生やすことにフォーカスした製品

  • 50年以上、髪の悩みに向き合ってきたアートネイチャーが開発したシンプルな成分の発毛剤です。男性型脱毛症において、有効成分が髪を生やしながら、抜け毛の進行を防いでくれます。

    髪の毛を生やすことにフォーカスし、ミノキシジルに2種類の保湿剤を配合。頭皮を柔らかくしっとりと保ちながら、発毛成分を毛根に届けます。公式オンラインストアで、薬剤師と問診票をやり取りして購入できるのも便利です。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:エタノール、1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調整剤
内容量:60ml

おすすめ④
  • アンファー (ANGFA)
  • スカルプD メディカルミノキ5

  • 税込み7,800円
  • 頭皮にやさしいクッションラバーのついたヘッド

  • 5%のミノキシジルと、保湿成分のグリセリンを含有しています。しっとり感のある使い心地が特徴です。

    4本以上をまとめ買いすると、提携AGAクリニックでの初診料の補償や診察費のサポートがあるなど、独自のサービスが特徴。アンファーの公式オンラインストアでも、薬剤師の確認の上で購入できます。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:グリセリン、1,3-ブチレングリコール、エタノール、リン酸
内容量:60ml

おすすめ⑤
  • 佐藤製薬
  • アロゲイン5

  • 税込み6,980円
  • 無香料でベタつきのない使用感

  • ミノキシジルを5%配合し、ベタつきの原因となる成分を配合していないので、使用感がさっぱりしています。防腐剤と酸化防止剤は無添加です。

    香料も不使用なため匂いが気になりません。発毛剤を使っていることがわかりにくい、というメリットもあります。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、pH 調整剤
内容量:60ml

おすすめ⑥
  • 大正製薬
  • 【第1類医薬品】リアップジェット 100mL

  • 税込み4,180円
  • ジェット式エアゾールを頭皮に噴射

  • 発毛成分ミノキシジルを1%配合したジェット式発毛剤です。直接塗布するタイプと異なり、ジェット式エアゾールで爽やかな使用感があります。3種類の有効成分が頭皮環境を整えます。

    いきなりミノキシジル5%の発毛剤を使うことに抵抗感があったり、副作用などのリスクに懸念がある人は、まず1%のリアップジェットから試してみましょう。

分類:第1類医薬品
有効成分:ミノキシジル 1%
成分:パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール、カミツレ油、1.3-ブチレングリコール、クエン酸、 エタノール、DME
内容量:100mL

おすすめ⑦
  • 日本調剤
  • 【第1類医薬品】ミノキシジルローション5%「JG」 60ml

  • 税込み5,500円
  • ジェネリックの発毛剤

  • 日本調剤と日本ジェネリックがタッグを組んで開発した、ジェネリック発毛剤です。メーカーの発毛剤と比べて安い価格が魅力です。

    直営の薬局でしか購入できないので販売経路は限られますが、調剤薬局なので、薬局が開いている時間帯であれば確実に薬剤師が在籍しています。常用している薬との飲み合わせなどを含めて相談できます。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 5%
成分:エタノール、1、3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、pH調節剤
内容量:60ml

発毛促進剤

発毛の効果が認められているミノキシジルやフィナステリドではないものの、発毛に働きかける有効成分を含む「発毛促進剤」があります。

第一類医薬品…リスクの高いもの
第二類医薬品…リスクが比較的高いもの
第三類医薬品…リスクが比較的低いもの

発毛促進剤は第二類、または第三類医薬品に分類されています。薬剤師への相談は義務ではないものの、薬剤師または登録販売者からの情報提供が推奨されています。ドラッグストアやオンラインでも取り扱いがあります。

おすすめ①
  • 田村治照堂
  • ハツモール・ヘアーグロアーS 170mL

  • 税込み3,800円
  • 男女兼用で使える発毛促進剤

  • 女性ホルモンのエストラジオール安息香酸エステルを含む9種類の有効成分が、薄毛や抜け毛を予防。頭皮の過剰な皮脂分泌を正常に整えて、毛細血管の働きを活性化してくれます。

分類:第二類医薬品
有効成分:エストラジオール安息香酸エステル(女性ホルモン)
成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩、ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、 パントテン酸カルシウム、 サリチル酸、 ヒドロコルチゾン、 レゾルシン、 ヒノキチオール、l-メントール、トウガラシチンキ、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ph調整剤、香料、エタノール
内容量:170mL

おすすめ②
  • 田村治照堂
  • ハツモール・内服錠 60錠

  • 税込み2,000円
  • フケが原因の薄毛に。飲み薬タイプ

  • 市販されている飲み薬タイプの発毛促進剤です。生薬とビタミンを配合することで、発毛を促進します。毛乳頭内部の血行を促進し、毛根部を正常な状態に整えることで発毛を促進します。

    粃糠性脱毛症と呼ばれる、フケが原因の脱毛症にも使えます。

分類:第二類医薬品
成分:カンゾウ末、イノシトールヘキサニコチン酸エステル、セファランチン、アリメマジン酒石酸塩、パントテン酸カルシウム、チアミン塩化物塩酸塩、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩、アスコルビン酸、ニコチン酸アミド
内容量:60錠(1日6錠)

おすすめ③
  • 第一三共ヘルスケア
  • カロヤン プログレ EX O

  • 税込み4,400円
  • 頭皮のベタつきやニオイが気になる方に

  • 発毛促進とスカルプケアを兼ね備えています。カルプロニウム塩化物を2%を配合した、頭皮や毛根の血行を促進する発毛促進剤です。

分類:第三類医薬品
有効成分:カルプロニウム塩化物水和物
成分:チクセツニンジンチンキ、カシュウチンキ、ピリドキシン塩酸塩、ヒノキチオール、パントテニールエチルエーテル、l-メントール、ヒドロキシプロピルキトサン液、エタノール、pH調節剤、黄色5号
内容量:120mL

女性用の発毛剤

女性向けに開発された発毛剤は少ないですが、大正製薬から女性用の商品が発売されています。

女性用
  • 大正製薬
  • 女性用発毛剤【第1類医薬品】リアップリジェンヌ 60mL

  • 税込み5,170円
  • 女性の髪の悩みに

  • 女性用発毛剤で規定されているミノキシジル1%を配合しながら、頭皮環境を整える成分もプラス。女性に嬉しいヒアルロン酸も入っています。

    市販されている女性用の発毛剤は国内ではリジェンヌのみ(※2020年4月現在)です。

分類:第一類医薬品
有効成分:ミノキシジル 1%
成分:パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、l-メントール、1.3-ブチレングリコール、クエン酸、エタノール、ヒアルロン酸Na
内容量:60ml

毛髪診断士が実感!発毛剤あるあるQ&A

毛髪診断士の鎌田さんが今まで受けた髪の悩みに関する相談の中から、発毛剤選びの参考になるケースを紹介します。

Q. 有効成分を含んだ発毛剤は使う価値があるのでしょうか?

A.日本皮膚科学会の「男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、推奨度A(行うよう強く勧める)はミノキシジル(医薬品)外用(男女)、フィナステリド(医薬品)及びデュタステリドの内服(男)。推奨度C1(行っても良い)はカロプロニウム塩化物(医薬品)でした。
また、有効のエビデンスが無い、あるいは無効であるエビデンスがあるD(行うべきではない)には、ミノキシジル内服(男女)、フィナステリド・デュタステリドの女性の内服は共にD判定です。

推奨度Aのミノキシジルとフィナステリドは効果が確認されるまでに厳しい審査が行われる、FDA(米国食品医薬品局)に認可されています。費用がかかる点や結果に個人差はありますが、使う価値はあるのではないでしょうか。専門の医師に相談の上、使用の判断をしてください。

Q. 男性用を使うと女性にはより効くらしいですが……

A.男性脱毛症と女性型脱毛症は異なり、有効成分と含有量が異なります。男性脱毛症の治療薬で女性は服用してはいけないものもありますので注意が必要です。男性は男性用、女性は女性用の商品を使用しましょう。

また、妊娠中やその可能性のある女性が触れてもいけないとされているプロペシア(フィナステリド)が配合された外用薬なども、インターネットで購入が出来てしまいます。使用可能で有効な成分を日本皮膚科学会のガイドラインや、厚生労働省オフィシャルホームページなどを参考にして、安全に使用することが大切です。

Q. 海外製品や個人輸入品は効き目があると聞きました

A.個人輸入などで有効成分の含有量が高い商品を使っている方もいるでしょう。しかし濃度の濃い外用薬などは、副作用が出たケースもあります。安全性が確証されていなかったり、日本人の肌には合わなかったりとリスクがあるので注意が必要です。

医療機関が処方したり薬剤師が販売したりするものは、リスクについての説明があります。

Q. 発毛剤の有効成分には副作用があると聞きました

A.外用のミノキシジルは動悸や頭痛、かゆみや炎症などの報告があります。アレルギーをお持ちの方、高血圧・低血圧・心臓又は腎臓に障害のある方や甲状腺機能障害の方は医師、薬剤師に相談の上で購入しましょう。

有効成分をよく理解し、用法、容量を守り正しく使用しましょう。

Q. どのくらいの期間で効果が出ますか?

A.毛髪には「毛周期(ヘアサイクル)」と呼ばれる毛髪が生えて抜け落ちるまでの寿命があり、成長期・後退期・休止期に分けられます。健康な毛髪ならば男性で3~5年、女性で4~6年でヘアサイクルが一周します。

今ある髪の毛のおよそ8~9割が、新しい毛髪を作って伸びる「成長期」にあるとされています。長く伸びる毛髪ならば1ヶ月で1 〜1.5cm伸びますが、壮年性脱毛症などでヘアサイクルが乱れると成長期が短くなり、3ヶ月も経たずに抜けてしまうケースもあります。

成長期を長くし、目に見える毛髪として認識出来る長さ(5〜10㎝)になるまでは、少なくとも半年〜1年は使い続ける必要があります。

Q. 発毛剤を使い続ける自信がありません

A.よくあるケースだと、1日2回の用法に対して回数が減ってしまい使用を止めてしまう人がいます。朝はスタイリングがあるから使いたくない。夜は眠くて使い忘れてしまった。そうしていくうちに、1日1回になり、毎日の使用が数日おきになり、段々と使わなくなってしまうようです。発毛剤は薬のチカラで髪の毛を生やしているので、使用を止めてしまうと薬の成分がなくなりもとの状態に戻ってしまいます。

また薬や個人差により1〜2か月程は「初期脱毛」と呼ばれる脱毛が見らることがありますが、おさまると太く長い毛髪が見られるようになります。初期脱毛の期間は不安になりなったり、使用を中止する人もいますが、自己判断せずに医師や薬剤師に相談してから判断してください。

髪の増え方や結果には個人差がありますが、効果や副作用を考慮して長く続けられる製品を選ぶことを検討しましょう。体調に異常な変化がみられなければ、医師やメーカーが推奨する期間は使い続けることをおすすめします。

マーケター/ライター
matsumura
インテリア会社や駅ナカ商業施設のマーケティングを経験後、5年間シンガポールで現地メディアの編集に従事。日本へ帰国してからはフリーランスのマーケター&ライターとして活動しながら、事業会社での経験を活かしモノ系取材記事を中心に執筆中。趣味は旅行で、海外22カ国53都市を訪れ、国内も離島や僻地を中心に巡っています。

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