革製の名刺入れ21選!おすすめブランドから名入れ・お手入れまで
名刺入れは革のほかに、合皮・アルミ・プラスチック・布、あるいは木などさまざまな素材が使われています。しかしビジネスパーソンにふさわしいのは、やはりシックな風合いの革製ではないでしょうか。しっかり作り込まれた名刺入れには、オトナの品格が漂い交換相手に信頼感を与えます。
今回は革製(本革)の名刺入れについて、革の種類・色・デザインなど選び方をご紹介します。おすすめのブランド品もピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
目次
革製名刺入れの選び方
動物皮を原材料とした革製品といっても、種類は豊富です。どんな動物の原料皮を使っているのかと、なめしや仕上げ方法などにより特徴が異なります。裁断・縫製といったデザインまで含め、革製名刺入れの基本的な選び方をご紹介します。
原料皮の特徴から選ぶ
革として加工に使われる原料皮の、主な種類と特徴をご紹介します。
牛革
牛革は原皮の流通量が多いため、名刺入れの素材として最もポピュラーです。耐久性があり、繊細な質感によって、上品さも醸し出されます。特に、カーフレザーと呼ばれる生後6カ月以内で4~7kgの子牛皮は、牛革のなかでも高級品です。キメが細かく、ほどよい柔らかさがあります。
馬革
馬革も、名刺入れにはよく使われます。表面がなめらかで柔軟性に優れいるのが特徴です。さらに、大きな馬の臀部から採れるコードバンには光沢があります。コードバンは採取量が少なく希少なため、高級品とされています。傷に弱いので、大切に扱いましょう。
羊革
羊革はキメが細かく、薄くて柔らかいのが魅力です。生後1年未満の子羊の皮をラム、それ以上はシープと呼ばれています。ラムはより手触りが良く高級素材として定評がありますが、やや耐久性に劣ります。
山羊革
大人の山羊皮をゴート・子山羊はキッドスキンと呼ばれています。薄くて軽い・型崩れしにくい・丈夫な点が特徴です。摩擦にも強いため、主に靴やバッグに使われています。
豚革
通気性がよく、凸凹模様が特徴です。摩擦にも強く、小物類のほか靴の中敷きや手袋にも用いられています。輸入に頼らず国内生産がメインとなる、唯一の原料皮です。
その他の革
革となる原料皮は多彩で、ダチョウやアザラシ、カバなどもあります。ほかにもワニ・トカゲ・ヘビといった爬虫類、サメやエイのような魚類の皮も。希少性が高くエキゾチックレザーと総称され、いずれも個性的な風合いが特徴です。
そのなかで代表的なのが、ワニのクロコダイルやアリゲーターです。ウロコ模様で独特の高級感を醸し出し、中でもイリエワニの革は最高級品として扱われています。耐久性が高く使い込むほどにツヤが出てくるので、存分にエイジングを楽しめます。ただし絶滅を危惧し、ワシントン条約で輸入が制限されているうえ高価であるため、いまでは牛革にクロコダイルの型押しをするのが一般的です。
なめしで変わる特徴
革は原料皮の種類や使用する部位だけでなく、なめし方でも革の特徴が違ってきます。
使われるなめし剤により、弾力性・耐熱性・染色性・色調など、特徴が出て革らしさをプラスします。なめし方法は多様にありますが、植物由来成分であるタンニンと塩基性硫酸クロムが主流です。原皮が腐敗したり、乾燥して硬くなったりすることを防ぐために必要な工程。ここで皮から革へと変わります。
タンニンなめし
タンニンなめしは、植物の樹皮などに含まれるタンニンという渋の成分を使う方法です。古来から伝わる技法であり手間がかかりますが、植物タンニンなめしをした革は丈夫になります。伸びが少なく変形させても戻りにくいため、成形しやすいのが特徴です。
クロムなめし
クロムなめしは、塩基性硫酸クロムという化学薬品を使う方法で、100年ほど前に開発された技術です。手間がかからず加工がしやすいので、いまでは革製品の大半で採用されています。クロムなめしの革製品は、柔らかくて耐熱性・保存性・染色性に優れているのが特徴です。
ほかにもタンニンとクロムなめしを組み合わせた合タンや、ほかのなめし剤を使ったものなど、様々ななめし方法があります。
仕上げ加工により風合いに違いも
なめした後の仕上げ加工によって、革の風合いが異なります。主な仕上げ加工をご紹介します。
ヌメ革
タンニンなめしで着色をせずに仕上げたヌメ革の色は、黄~赤茶色で素朴な雰囲気。革本来のナチュラルな風合いを楽しめるとあり人気です。ただし濡れるとシミが目立つほか傷が付きやすいので、使用前に日光に当てたり防水スプレーをかけたりしてケアをすることをおすすめします。
シュリンクレザー
なめしの段階で革を特殊な薬品に浸けて、表面を収縮させたのがシュリンクレザーです。皮が持つ本来の模様が強調され、シボを浮き出させています。ちりめん状の不規則な模様によって独特の風合いが生まれるとともに、革の表面の傷が目立ちにくくなります。
ブライドルレザー
牛革をタンニンでなめした後に、ワックスやオイルを塗り込むことで繊維を引き締めたのがブライドルレザーです。本来は馬具作りに使われていた伝統的な製法。強靭さと美しい光沢が魅力の極上レザーに仕上がります。
ほかには、ワックスを塗った後にガラスで表面を削り艶を出すグレージング、熱と圧力で模様を施す型押しなどがあります。また、使われる仕上げ剤によっても光沢・耐水性・強度が変わるのが、仕上げ加工の特徴です。
ビジネスシーンには落ち着いたカラーがおすすめ
店頭にはカラフルな革製の名刺入れが並んでいます。定番のブラックをはじめ、素材の持ち味を活かしたダークブラウン・知的な雰囲気を醸し出すダークブルーがおすすめです。いずれも落ち着いた色調で、ビジネスシーンに最もふさわしいといえます。
ただし女性の場合は、フォーマルでありながらも優美さが感じられるワインレッドやキャメルなどは、個性がほどよく引き立てられるので有力候補になります。
「マチ」の種類とカードポケットをチェックする
革製名刺入れの最大の魅力は、本革の肌触りや耐久性、上品さにあります。加えてビジネスツールとしての、機能性にも目を配らなければなりません。
名刺入れの機能として重要なのは、第一に収納力。何枚の名刺を収納できるのか、事前にチェックしておく必要があります。必要となる名刺の収納枚数は、業界や職種によって異なりますが、少なくとも20〜30枚、頻繁に名刺交換をするなら50枚程を目安にしましょう。ここでチェックするのが「マチ」の形です。マチによって、収納枚数が変わります。からです。
通しマチ:底の部分にマチがあり、開口部から底まで同じ幅になっています。名刺の量に応じて幅が伸び縮みするので、最も収納力が高いタイプです。
笹マチ:底の部分にはマチがなく、通しマチのタイプほどの収納力はありません。マチは内側に折り込まれ、開口部を広げるとV字形になります。畳むと薄くなるので、見た目がスマートです。
風琴マチ:アコーデオンのようにマチが外向きに折り込まれているので、薄くてスマートでありながら名刺の出し入れでマチが邪魔になりません。
名刺入れの機能としては、収納スペースのほかにカードポケットがあるかどうかも重要なポイント。自分の名刺と相手からいただいた名刺が、ごちゃ混ぜにならないように区分できると便利です。
名前やイニシャルを刻印できるモデルもおすすめ
革製名刺入れには、名前やイニシャルを刻印できる名入れ対応のモデルも少なくありません。その多くは無料、またはわずかな費用でサービスを受けられます。たとえリーズナブルな名刺入れであっても、名前やイニシャルが入っているだけで愛着が生まれ大切な一品に。プレゼントにもおすすめです。
英国の定番ハイブランド革製名刺入れおすすめ3選
ここからは、革製名刺入れのおすすめブランドとおすすめモデルをご紹介します。
まずは英国御三家と呼ばれる、エッティンガー・ホワイトハウスコックス・グレンロイヤルの3つです。
エッティンガーは、1934年に創業した老舗ブランドです。植物タンニンでなめした、最高品質のブライドルレザーを使用しています。1996年には英国王室御用達の栄誉を授かり、品質の高さは折り紙つきです。
ホワイトハウスコックスは1875年、馬具のメーカーとして創業しました。これまで馬具・ベルト・鞄・小物などのレザーグッズを手がけています。革の品質はもとより、デザイン性が高く評価されています。
グレンロイヤルは、1979年にスコットランドで誕生したレザーグッズブランドです。ブライドルレザーを素材として、バッグ・財布・小物などを作り続けています。スコットランドの職人技がさえるハンドメイドの名刺入れは、カラーバリエーションも豊富です。
イタリアの厳選ハイブランド革製名刺入れおすすめ5選
続いては、革製品の本場イタリアブランドの名刺入れをご紹介します。フィレンツェを州都にもつトスカーナ州では何世紀も前から皮革産業が盛んで、いまも多数の「なめし業者」が切磋琢磨しながら革の製造に取り組んでいます。
- IL BISONTE(イルビゾンテ)
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カードケース
- 税込み8,800円
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上質なカーフスキンを使ったシンプルな名刺入れ
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厳選されたカーフレザーを、植物タンニンでなめして使用。収納スペースのほかにカードポケットが2つあって、収納力は十分です。革に自信があるからこそ、ベーシックなデザイン。
1970年、フィレンツェで革小物店として創業したイルビゾンテ。熟練した職人によるハンドメイドは革も柔らかく手に馴染み、使うほどに色味が深くなります。流行に左右されないイルビゾンテの革製品は、広い世代から支持されています。
フェリージは、1973年に創業した高級ブランドです。トスカーナ地方に古くから伝わる技法で製造された皮革によって、確固たる地位を築きました。伝統を重んじながらも洗練されたデザインで、多くの人々から注目を浴びています。
ボッテガ・ヴェネタは、1966年に誕生した高級ブランド。ディテールへの強いこだわりと精度の高さなど、卓越した職人技で高い評価を受けています。滑らかな革紐を用いて編み込まれたイントレチャートという技法は、ブランドの代名詞になっています。
- Orobianco(オロビアンコ)
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名刺入れ
- 税込み14,300円
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表面加工が施された上品な名刺入れ
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独特な色ムラのある使い込まれたような質感が特徴。ネイビーのほか、ブラウンとブラックも選べます。凹凸濃淡のある仕上がりが上品で、使い込むほどに味わいが出てきます。
オロビアンコは、1996年に誕生したバッグ発祥のブランドです。素材とパーツをオリジナルで製作するという、昨今では稀有な存在。創業以来、わずか十数年で世界にその名を知られるようになりました。
ベルルッティは、イタリア人の靴職人がフランスで開業した高級ブランド。100年以上の歴史を誇り、その愛用者にはパブロ・ピカソやアンディ・ウォーホールも名を連ねていました。現在は、革靴のほかにバッグや小物を扱い、世界中のセレブからも注目されています。
コスパ優秀な国産ブランド革製名刺入れおすすめ5選
品質の高さでは海外のハイブランドに引けをとらない日本ブランドの名刺入れをご紹介します。国産ブランドの多くは、流通や宣伝に余計な経費をかけないため、総じてリーズナブルなモデルがラインナップされています。
- GANZO( ガンゾ)
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シンブライドル
- 税込み23,100円(楽天市場)
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デザインに曲線を取り入れた、ハイエンドなモデル
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表版は上質な英国のブライドルレザー、内装はイタリア産のオイルを含んだヌメ革を使用しています。収納スペースにはジャバラ状の通しマチを採用し、約30枚の名刺が収納可能。
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楽天ブラックフライデー開催中!楽天市場で見る
ガンゾは、上質なメンズ革製品を作り続けている国産ブランドの代表選手。コードバンやブライドルレザーを使った良質の革製品を取り揃えています。いずれも、エイジングが楽しみなアイテムです。
ココマイスターは、2009年に創業した革製品専門ブランド。ブライドルレザーやコードバンなど、ハードな皮革の加工で高い評価を得ています。ビジネスパーソンを念頭に置いた商品ラインナップに注目です。
ポーターは、創業85年の歴史をもつ鞄メーカー・吉田カバンの主力ブランドです。品質には定評があり、同時にインラインアイテムにこだわらないさまざまな分野の企業とコラボレーションをして話題になっています。
キプリスは革の品質・縫製技術とデザイン・価格という三拍子が揃ったブランドです。1995年の創業以来「ものづくりの原点は素材にある」という信条のもと、多くのファンを獲得しています。ほかのハイブランドの同クラスのモデルと比べると、割安感があります。
アニアリは、1997年に誕生した国産ブランドです。しなやかで軽い色彩豊かな革を開発し、細部にまでこだわったオリジナルの金具を使用しています。ムダな装飾をなくし革のツヤと色味にこだわったモデルは、幅広い世代に支持されています。
最高級のラグジュアリーブランド革製名刺入れおすすめ3選
ブランドの多くは、その知名度だけでなく、品質の評価も高いです。世界的に有名なラグジュアリーブランドのなかから、高品質な革製名刺入れをご紹介します。
1884年、イタリアで高級宝飾店として開業したブルガリは、いまでは香水・時計・バッグ・小物を販売。さらにはホテルもオープンするなど、幅広い分野でライフスタイルを提案しています。ブルガリの名刺入れなら、スマートな使い心地と存在感に満足できます。
グッチは、イタリア発祥のラグジュアリーブランド。いわずと知れた有名ブランドですが、名刺入れにはさりげなくブランドイメージを取り入れたデザインが少なくありません。ビジネスシーンにマッチした高級な名刺入れを探している方におすすめです。
- LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)
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アンヴェロップ・カルトドゥヴィジット
- 税込み71,800円(Yahoo!)
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高級感と上品さを兼ね備えた、極上の革製名刺入れ
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ルイヴィトンのエピシリーズです。マチがありカードポケットもついていますが、スリムでスマート。型押しされたブランドロゴは目立ちすぎることもなく、オトナの風格を感じさせます。
ルイ・ヴィトンは鞄職人だった創業者の時代から数えて、約200年の歴史がある企業です。モノグラム・キャンバスは、ルイ・ヴィトンの代表的なシグネチャーですが、じつはそれ以外にもさまざまなデザインがあります。シンプルなエピシリーズの名刺入れは、ビジネスシーンにぴったりです。
名入れ対応のブランド革製名刺入れおすすめ3選
名刺入れは、ビジネスパーソンにとってかけがえのない相棒です。自分の名前やイニシャルが刻印されていれば、仕事に対するモチベーションも上がります。名入れサービスがあるブランド&モデルのものを3商品ご紹介します。販売チャネルによってサービスの内容が異なる場合もありますので、商品ページでご確認をお願いいたします。
ポール・スミスは、英国の伝統的なスタイルをベースにモダンなシルエットや、大胆なカラーリングとプリントで遊び心を施したデザインが持ち味のブランド。ひねりのあるクラシックは、比較的若い世代に人気です。
- BRITISH GREEN(ブリティッシュグリーン)
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ブライドルレザー名刺入れ
- 税込み5,500円
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メッセージも刻めるブライドルレザーの名刺入れ
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上質なブライドルレザーを外側と内側の両面に使用した、クオリティの高い名刺入れ。名刺の収納枚数は約80枚で、機能性も申し分ありません。名入れは10文字までです。
ブリティッシュグリーンは、小物やウェアなどのメンズファッションを主軸とした日本のブランドです。英国の老舗なめし業者から上質なブライドルレザーを取り寄せ、トラディショナルな革小物をプロデュースしています。
フライングホースは、馬革を中心とした上質な皮革製品をコレクションする日本のブランドです。なかでも名刺入れは、国内屈指のなめし業者が製造したコードバンを使用し、人気を博しています。
レディースにおすすめの革製名刺入れおすすめ2選
メンズ名刺入れでは違和感があっても、レディースなら好印象を与えるカラーもあります。間違いのないブランド&モデルをご紹介します。
ジルスチュアートは、1993年に米国で生まれたブランドです。キュート・プリティ・セクシーをコンセプトに、コスメティックやファッションを含めて、さまざまな分野でブランドを展開。若い女性を中心に幅広い支持を受けています。
- PRADA(プラダ)
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サファイアーノ メタル カードケース
- 税込み79,040円
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ラグジュアリーブランドでオトナの女性を演出!
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鮮やかな色彩と型押しレザーが高級感を漂わせています。通しマチになっているため、収納力は抜群。スナップ付きなので、名刺がこぼれ出る心配もありません。華やかな女性にはピッタリ!
プラダは、イタリアを代表するファッションブランドです。名刺入れは、赤やピンク系などの華やかなモデルが充実しています。ブランドロゴのあしらい方もさまざまなので、好みとTPOにマッチしたアイテムを選べます。
革製名刺入れのお手入れ
革製名刺入れは、購入してからもエイジングという大きな楽しみがあります。使い込むほどに風合いが増し、愛着が生まれてくる品です。長期間、手入れをしないでいると、だんだん色つやがなくなり光沢も失われてしますのでお手入れを行いましょう。
お手入れの基本と手順
お手入れに必要なのは、ブラシ・クリーム・防水スプレーの3点セット。それに着古したTシャツなど、柔らかい布を用意すればOKです。
手順は、次のように5つのステップを踏みます。
【ステップ1 】ブラシをかけて、ホコリと汚れを取り去る
ブラシで、革の表面についたホコリや汚れを払います。柔らかい毛先で革の表面をなでるように、やさしくブラッシングするのがポイントです。このステップを軽視する人が少なくありませんが、ホコリが残ったままの状態でクリームを塗ると、汚れがたまってしまいます。
【ステップ2 】布の乾拭きで、細かいホコリや汚れを拭い取る
ブラッシングで取りきれなかった細かいホコリや汚れを、布で取り除きます。
【ステップ3 】クリームを塗布し、布で乾拭きする
無色透明の油分の少ないクリーム、または水性クリームを薄く塗ります。布に少量のクリームを取って、全体にのばしてください。内側の革も塗り忘れないようにします。
クリームを塗布するときのコツは、一度にたくさんのクリームを塗らないことです。まれに革とクリームの相性が悪く、シミになることがあります。目立たないところに試し塗りをして、シミにならないか確認してみましょう。数分して乾いたら、布で磨くように乾拭きします。
【ステップ4 】ブラシをかけて、縫い目などに残ったクリームを取り除く
縫い目やシボ(皺)などに残ったクリームを取り除くため、再びブラッシングをしてください。つや出しの効果もあり、これで革製名刺入れは生き返ります。しばらく、クリームが馴染むのを待ちましょう。
【ステップ5 】防水スプレーをかける
メンテナンスが終わったら、防水スプレーをかけます。革は水分を吸うと、繊維が硬くなって型崩れを起こしやすくなるため水は大敵です。
スプレーは、20〜30㎝離れたところから色ムラがでないように全体にまんべんなく吹きかけてください。
革製名刺入れのお手入れは、人の肌と同じように乾燥から守ることが大きな目的です。こまめにお手入れをすれば長持ちするのはもちろん、色つやと光沢がよみがえり、その輝きは持つ人の印象もよくするでしょう。持ち物には、持ち主の人柄があらわれることを忘れないでください。
革製名刺入れのお手入れにおすすめのアイテム
最後に、革製名刺入れのお手入れに最適なアイテムを紹介します。
レザーケアでトップブランドの、コロニルの製品です。プロの職人にも愛用者が多く、品質に定評があります。
- Collonil(コロニル)
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1909シュプリームクリームデラックス 100ml
- 税込み1,680円
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栄養・保湿効果抜群!皮革用クリームの定番
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皮革への浸透力が高い天然オイルを配合した、最高級の栄養クリーム。皮革内部にゆきわたることで皮革繊維に潤いを与え、しっとりとしたツヤが生まれます。フッ化炭素樹脂も配合され、撥水効果もアリ!
クリームに配合されている天然オイルの主な成分は、シダーウッドオイルとラノリンです。シダーウッドオイルは針葉樹から抽出したオイルで、革に栄養を与えます。一方ラノリンは、動物の皮脂腺から分泌されるオイル。主に保湿の役割を果たします。
フッ化炭素樹脂は、テフロン加工のフライパンなどに使われるコーティング成分です。防水スプレーなどにも含まれています。ちなみに、この製品には有機溶剤は使われていません。有機溶剤は、革の汚れ落としに効果があるものの、色落ち・コーティングが剥がれるなど革にダメージを与える場合もあります。
- Collonil(コロニル)
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馬毛ブラシ
- 税込み1,950円
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革小物の汚れ落とし&仕上げに最適な馬毛製ブラシ
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弾力性に富んだ馬毛を豊富に使用したブラシ。 値段はリーズナブルで、サイズや質感も手頃です。はじめてブラシを買うならコレで決まり!
皮革製品用のブラシには、馬毛・豚毛・山羊毛・化繊毛など種類がありますが、名刺入れのお手入れには馬毛がおすすめです。
馬毛ブラシは豚毛や化繊毛のブラシに比べて毛先が細く柔らかいため、革の奥深くまで届きます。適度な弾力があり、革の表面のブラッシングにも適しています。
防水スプレーは、大きく分けてシリコン系とフッ素系に分類されます。シリコン系は、表面に皮膜をつくって水が浸透しないようにする仕組みです。表面をコーティングするので即効性はありますが、通気性が失われて革が劣化する恐れもあります。
一方フッ素系は、革の繊維にフッ素樹脂を浸透さて撥水させます。通気性が保たれるため、革の劣化を回避。ただし、撥水効果はシリコン系に比べると低いのが弱点です。フッ素系なので、繰り返し使用することをおすすめします。
まとめ
品質に強いこだわりをもったハイブランドのモデルをご紹介しました。予算に合わせて、あなたに最適な名刺入れを見つけてください。お気に入りの名刺入れを手に入れて、できるビジネスパーソンを目指しましょう。
※時に記載がない場合、価格はいずれもAmazonのものです。
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