
USBフラッシュメモリとは?正しい選び方やおすすめモデルを紹介
USBフラッシュメモリがあると、USB端子のあるデバイス間でのデータ移動が楽になります。
例えば職場でやるべきデータを自宅に持ち帰り、自宅のパソコンでデータの編集が出来るようになったります。
USBメモリは半導体にデータを記録するため、振動や衝撃に強く、小型・軽量なので簡単に持ち運びが出来ます。
そんな便利なUSBメモリですが、どのような種類があるのでしょうか?
また、USBメモリを選ぶ際、どのくらいの容量を選べば良いか迷う方も多いかと思います。
今回の記事では、USBメモリの種類や選び方を紹介していきます。
USBフラッシュメモリとは
USBフラッシュメモリとは、正式な名前はUSBフラッシュドライブ(USB flash drive)です。
日本国内ではUSBメモリや、単に略してUSBとも呼ばれています。
一番多いUSBメモリの大きさは長さ数センチメートル、幅と厚さはUSBのA端子よりも若干大きい程度です。
USBメモリが普及され始めた当初は、USBのA端子を使いパソコンとデータをやり取りするタイプが多かったですが、スマートフォン・タブレットの普及によりmicro B端子(小さいチップのような充電端子)やUSB TYPE-C(ニンテンドースイッチや新型MacBookなどの充電端子)を持つUSBメモリも販売されるようになって来ています。
持ち運びがしやすいという利点を活かすためにも、個人的な意見ではありますが常に容量を使わないように使用することで、利便性が更に高まると感じています。
(移動が終わり次第すぐに中のデータを消去する使い方)
外付けHDDなどの記憶補助装置の中でも、USBメモリは持ち運んで使用することが多いため、どうしても外的なダメージを受けやすいです。
また、USBメモリ内部のフラッシュメモリはデータの書き込みを行う度に徐々に劣化していってしまいます。
USBメモリのデータを読み書き出来る回数には上限があるため、いつかは寿命を迎えてしまいます。
もちろん使い方は千差万別なので何が一番良い使い方だと断言することは出来ませんが、大事なデータが物理的な衝撃で消えてしまっても困らないよう、USBメモリにだけ保存するデータというものは作らないようにすると良いでしょう。
USBフラッシュメモリの種類
USBメモリには様々な種類があります。
オーソドックスにキャップでUSB端子を保護するタイプだけでなく、USB端子を回転させて本体内部に収納出来るタイプや、本体に付いているレバーをスライドさせて端子部分を出し入れ出来るものもあります。
とても小さいサイズで、ノートパソコンやタブレットに付けたまま持ち運びが出来るようなものも販売されています。
基本的にはどの種類を選んでも持ち運び時などの「使用感」に差が出るだけであり、「性能面」で差が出ることはありません。
(性能面の選び方はこの後紹介しています)
まずはUSBメモリの種類を使いやすいと思うタイプから選んでおき、その後に使用用途によるUSBメモリの性能をチェックすると良いでしょう。
使用感にこだわりが無い場合は、性能面だけをチェックして購入するようにすると良いでしょう。
USBフラッシュメモリの選び方
USBメモリを選ぶ際、性能面で基準になって来る点は大きく2点です。
データ容量
データ通信速度
セキュリティなど付加機能の有無
以上の3点をチェックするようにしておきましょう。
用途別データ容量の選び方
USBメモリのデータ容量の選び方は持ち運びしたいデータの容量によります。
ウィンドウズのパソコンであれば、持ち運びしたいデータを右クリック・「プロパティ」からそのデータのファイルサイズが分かります。
容量が大きければ大きいほどUSBメモリの価格も高くなってしまうため、移動させたいファイルの容量に応じてUSBメモリ本体の容量も選ぶようにすると良いでしょう。
USBメモリの容量は1GBの小さいものから100GB以上の大容量のものまで、用途に合わせて選ぶことが可能です。
ひとつのファイルサイズが1MB未満であるWordやExcelの書類データの保存であれば、USBメモリは容量の小さいい4GB~8GBほどで充分に保存可能です。
よく写真を撮る方が画像保存を目的にUSBメモリを使用する場合、16GB以上の容量がおすすめです。
音楽ファイルを保存する場合、USBメモリの容量は32GB以上あると安心出来るでしょう。
動画のデータを保存する場合は、もっとも多くのデータ容量が必要となります。
USBメモリに動画データを保存するのであれば、128GB以上のUSBメモリを選ぶと良いでしょう。
また、USBメモリの容量が大きくてもUSBメモリ本体の大きさに差が出ることはありません。
用途別データ通信速度の選び方
パソコンやスマホ、タブレットなどからUSBメモリにデータを移す際、転送速度が速いほど価格が高くなる傾向にあります。
その分、扱うデータ量が多い場合でもストレスなく使用することも可能です。
小さなファイルを移動する用途でしか使わない場合はデータ通信の規格が古いものを選んだほうが良いと言えます。
現在主に利用されているUSBメモリの規格は転送速度が60MB/sの「USB2.0」と、USB2.0よりも更に10倍以上速い規格の「USB3.1 Gen1(USB3.0)」「USB3.1 Gen2」があります。
USB2.0 | 60MB/s |
---|---|
USB3.1 Gen1(USB3.0) | 625MB/s |
USB3.1 Gen2 | 1.25GB/s |
接続端子部分の色で見分けられるようになっており、色が青いものがUSB3.0、黒やグレーのものがUSB2.0になっています。
書類データなどの移動しか使わない場合やなるべく安価なものを手に入れたい場合はUSB2.0を、大きなデータもストレス無く転送したい場合はUSB3.1 Gen1(USB3.0)やUSB3.1 Gen2を選ぶと良いでしょう。
数字が大きくなれば転送速度が速いことを意味していますが、速い転送を行うためには使用しているデバイスも同じ規格を採用している必要があるので注意しましょう。
また、USBメモリの転送速度は情報開示が義務化されていません。
そのため転送速度の表記がないUSBメモリも多いのですが、USB3.0以降の高性能なものは明示しているため速度を重視する方はしっかりと確認しておくと良いでしょう。
セキュリティなどの付加機能について
USBメモリにはセキュリティ対策がなされているものや、防塵・防水対策されているタイプのものもあります。
セキュリティ機能はUSBメモリにより様々で、登録していないパソコンやスマホ・タブレットなどで使おうとするとパスワードの入力を求められたり、データを自動的に暗号化して保存する機能が付いているもの、ウィルスチェックが出来るタイプや指紋認証機能が付いたものもあります。
セキュリティ機能の付いたUSBメモリはビジネス用で使うのであれば是非欲しい機能ではありますが、本体価格自体がかなり割高になってしまう傾向があるので注意しましょう。
おすすめのUSBメモリを紹介
USBメモリは、容量や機能にこだわってしまうとどれを選べば良いか迷ってしまうかと思います。
迷ったらコレ!とおすすめ出来る性能面・コスパの面ともにバランスの良いモデルを紹介しておきます。
バッファロー USBメモリ 16GB バリュータイプは確かにコスパの面では優秀です。ただし、ビジネスで使用する場合はセキュリティ機能も搭載されているものを選ぶと良いでしょう。
スマホやタブレットでも使用出来るタイプだと下記のUSBメモリがおすすめです。
新型MacBookなどに搭載のType-CコネクタとType-Aを両方搭載したモデルも人気が高いです。
USBメモリのメーカー別特徴
USBメモリを販売しているメーカーは多数あり、それぞれのメーカーによって特徴があります。
有名なメーカーの大まかな特徴を紹介しておきますので、こちらもUSBメモリ選びの参考にしてみて下さい。
•バッファロー(BUFFLO)
USBメモリのラインナップが豊富かつコスパの高いものが多いです。
日本国内最大級のパソコン周辺機器メーカーで、個人向けのUSBメモリのカラーバリエーションも豊富です。特にこだわりが無い場合、個人的に一番おすすめのメーカーです。
•SANDISK(サンディスク)
世界的に有名な、老舗のフラッシュメモリメーカーです。
低価格モデルから高速通信が可能なモデルまでラインナップが豊富なメーカーです。
•Silicon Power(シリコンパワー)
USBメモリやSDカードなどの記憶媒体を専門にしている台湾のメーカーです。
安心感抜群の永久保証が付いているため、保証を重視する場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
•トランセンド(Transcend)
USB3.1の規格や防塵・防水機能の付いたモデルなど、様々なタイプのUSBメモリのラインナップがあります。価格設定も安価な点も特徴的です。
•エレコム(ELECOM)
日本のパソコン周辺機器メーカーのトップのひとつです。
USBメモリのラインナップのほとんどにセキュリティ機能が付いており、ビジネスでUSBメモリを使用する場合は確認しておいて損は無いメーカーです。
•キオクシア(Kioxio)
USBメモリの全てを国内で生産しているため、安心感の強いメーカーです。
シンプルで万人受けするUSBメモリを中心に販売しています。
•グリーンハウス(GREEN HOUSE)
超小型USBメモリや、USB Type-A、microUSB、USB Type-Cの3種類のUSB端子に対応した3in1 USBメモリーなど個性的なモデルが販売されています。
•IODATA(アイ・オー・データ)
iPhone・アンドロイド・パソコンのどれにでも使用可能なトリプルユーズのモデルや、セキュリティUSB「EasyDisc」シリーズなどの豊富なラインナップがあります。
まとめ
USBメモリはデータを一時的に保存したり、異なるデバイス間でのデータの移動に大変便利なアイテムです。
スマートフォンやタブレットの容量に余裕がないときでも、USBメモリにデータを移動して容量不足を解消することも出来ます。
何を求めるかによってUSBメモリの選び方は千差万別となりますが、セキュリティ機能を考えないのであれば「バッファロー USBメモリ ブラック 16GB バリュータイプ」はコスパが良くおすすめです。
本記事の内容を参考に、用途に一番合ったUSBメモリを選んでみてください!
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