ミシン選びで重視したいポイント3つとおすすめのミシン10選
目次
各機種の特徴を形成する要素を重視したミシン選びとおすすめのアイテム
ミシン選びで重視するポイントは主に3つあります。この3つは密接に関連するものであり、3つのポイントがそれぞれどこを示すかによってミシンの特徴が形成されるともいえるくらい重要です。ミシン選びのポイント3つを考え、その結果としてピックアップされたおすすめのミシン10選を紹介します。
制御と機能と動かしやすさがミシン選びのポイント
ミシン選びで考慮する点は人それぞれありますが、主として制御による分類と機能、動かしやすさの3ポイントは外せない要素といえます。この3つの要素はそれぞれに関連するものであり、それらが組み合わさってできたものがミシンです。
種類別で選ぶミシン
家庭用のミシンには複数の種類が存在します。一般的に使われているのは電動ミシンと電子ミシン、それにコンピューターミシンの3つです。どれも電気を使う点では同じですが、動作の制御の点で大きく異なります。
電動ミシンは人力を電力に置き換えたともいえるシンプルな構造のミシンです。純粋に縫う力を求めるならもっとも適しているといえるでしょう。電子ミシンは電子制御が働いており、縫う生地に応じて最適な動作を求めることが可能です。電子ミシンは価格と機能のバランス的に主力といわれているミシンです。
複雑な縫い物をしたいユーザーにはコンピューターミシンが最適といえます。基本的にほとんどの動きをコンピュータ制御しており、安心して使えるアイテムです。
機能で選ぶミシン
ミシンに搭載されている機能はさまざまです。縫うことに絞ってもいろいろなパターン縫いや刺繍などが簡単にできる機能を持つミシンなら、雑巾や衣類、インテリアや各種グッズの作成にも活用できます。高機能を求めると必然的にコンピューターミシンの選択が考えられるところです。しかし、高機能な分だけ使いこなせるようになるまで時間がかかるケースもあります。
また、ミシン操作の基本中の基本といえる糸通しや糸巻き、糸切りのような作業も苦手な人には苦痛になるものです。ミシンを動かす前段階で手間取ってしまうと、ミシンの使用そのものの意欲に影響しかねません。したがって、アシスト機能がついている機種とついていない機種では大きな差があります。トラブル時の自己診断機能なども重宝します。
動かしやすさを考慮したミシン選び
実際に縫うときの動かしやすさも重要な選択ポイントです。ミシンそのものの動作は制御されているとしても、自分が動かす部分が問題です。たとえば、動作スイッチを手元だけで操作するかフットコントローラーで操作できるかは大きな違いといえるでしょう。布を支える手でスイッチを操作するのは面倒なこともあります。足で操作できれば問題はありません。昔の足踏み式ミシンを思い浮かべれば、手を使わないで動かせることの便利さがわかります。
ミシンのサイズも重要です。単純な大きさも使い勝手に影響しますが、より問題となるのは作業領域の広さです。布を載せるスペースが狭いと、布や縫う箇所によっては思うように縫えないというケースが生じ、期待する動きを発揮できない可能性があります。また、筒縫いにはフリーアームが欠かせません。
初心者から上級者まで状況に応じたおすすめのミシン10選
ミシン選びのポイント3つを確認しつつ、それぞれの要素を踏まえたアイテムをピックアップしました。初心者から上級者まで使えるおすすめのミシン10選の紹介です。
ジャノメの「電動ミシン JN508DX」は、両手が使えるフットコントローラータイプとして人気の電動ミシンです。糸通しをサポートする糸通し器、下糸を楽にセットできる水平全回転カマ、筒縫いに便利なフリーアームも装備しています。
ステッチパターンの選択もダイヤル式でわかりやすく、ミシン初心者にも使いやすいアイテムです。本体重量は5kgでハンドルがついており、収納場所からの出し入れも苦にならないでしょう。
ジャノメの「コンピューターミシン JN51」は、カタログに「カンタン操作のコンピューターミシン」と記載されている初心者にもやさしいコンピュータ制御のミシンです。操作が難しいのではないかと敬遠しているユーザーにもおすすめのアイテムです。
片手で糸を通せる糸通し器や自動糸調子機能など、面倒な作業を楽にできる機能も揃っています。また、厚地縫いや段差縫いもお任せです。取扱説明書を読むのがたいへんというユーザーには、付属の説明DVDが重宝します。
JUKIの「HZL-40」は、大人だけでなく子どもにも使って欲しいかわいいデザインの電子ミシンです。自動針糸通しや模様選択ダイヤル、白色LEDランプなどよく使う簡単機能をひととおり備えており、一般的な用途であれば十分役に立ちます。縫い模様は全部で10種類です。
使い方の理解を助ける操作サポートDVDが同梱されており、オプションでフットコントローラーも用意されています。
シンガーの「電動ミシン SN1851W」は、パワフルな動きが特徴の電動ミシンです。家庭用ミシンの機能としては定番になりつつある自動糸通しや下糸の簡単セット、フリーアーム、LEDランプなどをしっかり装備しています。
作業スペースが広くとられており、厚地縫いも十分こなせるパワーをもったモーターも特徴のひとつです。フットコントローラーも付属しています。シンプル操作でパワフルに縫いたいユーザーにおすすめです。
シンガーの「コンピューターミシン SN877」は、文字も縫える高機能のコンピューターミシンです。自動糸通しや返し縫い、フリーアームをはじめとする機能や装備に加え、縫いやすいワイドテーブルの横には採寸に使える30cmメジャーがついています。また、選択中のステッチがひと目でわかるLED表示など機能満載です。
最大の特徴は80種類のひらがなを縫えることで、実用縫い11種類、模様縫い8種類と合わせ多目的に使えます。幼稚園や小学校の手作りグッズに名前入れをするマシンとしても最適です。
ブラザーの「PS202」は、模様選択や縫い目の長さなどが液晶ディスプレイに表示され、側にあるボタンで簡単に設定できるコンピューターミシンです。液晶には不具合が生じたときのエラーメッセージも表示されるため、素早い対処に役立ちます。針周辺を照らすLEDライトや上下の簡単糸通し、簡単下糸巻きなど、標準的な便利機能ももちろん搭載しています。
実用縫いを20種類搭載しており、入門機としてだけでなく幅広い用途でコストパフォーマンスに優れた機種だといえるでしょう。
ジャガーの「電子ミシン KD-850」は、「ちょうどいいサイズと機能」をうたっており電子ミシンのよさを打ち出したバランスのよいアイテムです。自動糸通しやLEDライト、縫い模様選択ダイヤルといったおなじみの機能や装備も揃っています。返し縫いがゆっくり行われる点は特徴のひとつです。
ダイヤル選択できる縫い模様は8種類です。オプションで用意されているフットコントローラーが使えます。よく使う機能を使いたいユーザーにおすすめのアイテムです。
ジャノメの「コンパクト電動ミシン sew D’Lite JA525」は、コンパクトサイズの電動ミシンです。初心者にも使いやすいアイテムとして開発された入門用のミシンとしてリリースされています。機能を抑えることでよりシンプルで簡便に使用できる点が大きな特徴です。価格もリーズナブルでミシンによるソーイングの練習機としても使えます。
主な機能としては、縫い模様8種類のダイヤル選択と返し縫いのレバー操作があります。フットスイッチや手動の糸通し器も付属しており便利です。
シンガーの「monami nu plus / SC200」は、みんなが使いやすい機能を備えたコンピューターミシンです。主な機能には、ボタンタッチによる糸切り、感覚的にわかりやすい液晶のイラスト表示、自動糸調子などがあります。
また、厚地から薄い素材までしっかりと縫える性能をもっています。オプションの大型テーブルやフットコントローラー、各種布地押さえを利用することで、活用の幅がグンとひろがるでしょう。いろいろな縫い物に挑戦したいユーザーにおすすめのアイテムです。
JUKIの「HZL-G100B」は、ハイクラスな縫いを追及したいユーザーにおすすめできるコンピューターミシンです。JUKIが培った工業用ミシンのよさを取り入れた性能と品質が特徴になっています。
厚地の縫いや段差縫いも楽にこなし、きれいな裁ち目かがりも可能です。また、ソーイングスペースもワイドで余裕のある縫いができます。詰め込まれた高いスペックを実現するアレコレが、9kgの重量に表れているといえるでしょう。
どこまで複雑な縫いを求めるかを考える必要もある
家庭用ミシンの中でも一般的なアイテムは基本機能に極端な差はないといえます。その中で、より自分の目的に合致するミシンを探すことになるでしょう。しかし、機能を削った入門機やプロ用のノウハウを活かした上級機など、まったく異なるコンセプトの機種も人気です。この選択には、自分がどこまで複雑な縫いを求めるか、求めないのかを考える必要もあります。
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