USBメモリーおすすめ10選【セキュリティ・規格・目的で選ぶ】
便利なUSBメモリーをさらに活用してみよう
多くのパソコンで利用でき、さまざまなファイルの保存に活躍するUSBメモリー(USBフラッシュメモリー)。すでに利用されている方も大勢いらっしゃることでしょう。本記事ではとても身近な存在のUSBメモリーを、もっと便利にさらに活用するための選び方、そしておすすめUSBメモリーを紹介します。
USBメモリー選び3つのポイント
手軽に使えるUSBメモリーはさまざまなメーカーから多くの製品が発売されています。記憶容量と価格、デザインで選ぶことが多いのでないでしょうか。それらも大切なポイントですが、それに加えてさらに3つの選び方を紹介します。
USBメモリーをセキュリティーで選ぶ(1)
ひとつめのポイントはセキュリティ、安全性です。セキュリティはさらに物理的な安全性とデータ的な安全性に分けることができます。まずは物理的なセキュリティからポイントをみていきましょう。
USBメモリーはパソコンのUSBコネクターに接続してデータのやりとりを行います。小さくて手軽な機器ですが、接続部分が破損してしまうと大切なデータを取り出すことができなくなってしまいます。保管時には端子部分をしっかりとカバーできるUSBメモリーを選ぶようにしましょう。
多く見かけるのは、シンプルなキャップ式のUSBメモリーです。このタイプはキャップ紛失のリスクがあります。スライド式やスイング式などカバーと本体が一体になったものなら紛失の心配はありません。デザイン面も考慮しつつ、端子部分をしっかりと保護できるUSBメモリーを選びましょう。
USBメモリーをセキュリティーで選ぶ(2)
USBメモリーで重視したいセキュリティのもうひとつは、データの安全を守ること。具体的にはウィルスや紛失時のデータ漏洩対策についてです。
USBメモリーはファイルの受け渡しにも使用されます。このときにUSBメモリー経由でPCウィルスに感染してしまうことがあります。パソコン側に対策ソフトをインストールさせておくことも大切ですが、そもそもUSBメモリーにウィルスを侵入させないことも重要です。USBメモリーのなかには、ウィルスチェック機能を搭載したものがあります。データの受け渡しに使用するUSBメモリーには万一を考えてそのような製品を選ぶことも検討しましょう。
紛失時などのデータ漏洩対策には、パスワード保護機能付きUSBメモリーや指紋認証機能付きのUSBメモリーが有効です。
USBメモリーを規格で選ぶ
USBメモリーは、パソコンのほかカーオーディオやゲーム機でも利用することができます。一見どれも同じに見えますが、実際はUSB2.0やUSB3.0など複数のUSB規格が存在しています。コネクターの内側を確認して青ければ3.0、黒いものは2.0です。また端子の数にも違いがあります。
USB3.0はUSB2.0の上位互換の規格です。2.0に比べてデータの最大転送速度が約10倍(5Gbps)と高速で、大きなデータでも短時間でやりとりできます。ただし、USBメモリーとパソコンの双方がUSB3.0に対応している必要があり、どちらかがUSB2.0だとUSB2.0の速度になってしまいます。
画像やムービーなどファイル容量の大きなものを扱うなら3.0対応USBメモリー、小さなファイル中心なら安価な2.0対応USBメモリーを選ぶとよいでしょう。
※USB3.0はUSB-IFによってUSB 3.1 Gen 1 に正式名称が変更になっています。わかりやすさを重視するため広く普及したUSB3.0の呼称を使用しました。さらに高速なUSB 3.1 Gen2という規格も登場しています。
USBメモリーを目的で選ぶ
ここであげた目的とは、USBメモリーをどの機器と接続して使用するかということです。
パソコンのUSBコネクターの形には、よく見かけるUSB-Aタイプと最近の規格であるUSB-Cタイプがあります。AとCではコネクターの形状が異なります。また、スマートフォン用のUSBメモリーでは、またコネクターの形が異なります(micro BコネクターやLightningコネクター)。対応したUSBメモリーを選ぶことで、機器の使用の幅を広げることができます。また規格が異なっていても、対応する変換ケーブルを使ってひとつのUSBメモリーをさまざまな機器で使うことができます。
USBメモリーのおすすめ商品10選
選び方で紹介したポイントをおさえつつ、おすすめのUSBメモリーを紹介します。コストパフォーマンスを比較しやすいように基本的に32GBモデルを掲載しています。ひとつだけ64GBの製品がありますが、その製品だけUSB2.0規格です。倍の容量でも旧規格だと安価に購入できることがわかります。
「Transcend JetFlash 790(TS32GJF790KBE)」USB 3.1 Gen 1に対応したコンパクトUSBメモリーです。スライド式で未使用時には端子を格納し、端子を汚損や破損から守ります。ラインナップは16GBから256GBの大容量まで揃っているので、保存ファイルに合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
WindowsやmacOSに対応した無料ソフト、Transcend Eliteを使用することでUSBメモリーのバックアップや暗号化が可能です。
「KEXIN USBメモリ・フラッシュドライブ」は、USB2.0規格のUSBメモリーです。主流のUSB3.0に比べてデータ転送速度は遅くなりますが、安価で販売されていることも多いので容量が小さなファイルのやりとりなら、さほどストレスを感じることもないでしょう。
また使用しているパソコンが古い場合、パソコン側がUSB3.0に対応していない可能性もあります。その場合、USB3.0対応品でも2.0相当の速度しか出ません。USB2.0までしか対応していないUSBメモリーの方が、大容量でも安価に購入できます。
「シリコンパワー Jewel J80(SP032GBUF3J80V1TJA)」は、メタルボディのユニークなデザインのUSBメモリー(USB 3.1 Gen1)です。大きなリングと金属削り出しのボディは、人間工学にもとづいて設計されており、USBメモリーの抜き差しやキーホルダーに付けての持ち運びなどの使い勝手向上に貢献してくれます。
また防水、防塵、耐振動性にも優れており、大切なデータをしっかりと守ります。永久保証がついているので、長く使用することもできます。
メーカー提供のソフトで、USBメモリーのバックアップや暗号化がおこなえます。
かわいいデザインが印象的なノック式USBメモリーが「エレコム USB3.1(Gen1)対応 ノック式USBメモリ(MF-PKU3032GWHF)」です。ノック式ボールペンのようにかんたんに端子の出し入れができます。データアクセス中は動作確認LEDが点灯します。アクセス中にうっかり抜いてしまいデータを破損させてしまうリスクを減らすことに役立ちます。
メーカーHPからセキュリティソフト「PASS」をダウンロードし、使用することでUSBメモリーのパスワードロックを行うことができます。あらかじめ登録した3台のパソコン以外に接続すると、パスワード入力を要求するようになります。
パソコンにつけっぱなしにしていてもじゃまにならない超コンパクトでおしゃれなUSBメモリーが「シリコンパワー Jewel J06(SP032GBUF3J06V1D)」です。わずか3.6gの超軽量ボディながらUSB 3.1Gen1に対応しており、ラインナップも8GBから64GBまで4種類と豊富。さらに防塵・防水・耐振動性にもすぐれています。
メーカー提供のソフトで、USBメモリーのバックアップや暗号化もおこなえます。
データ保護に指紋認証を採用した「I-O DATA 指紋認証センサー付き セキュリティUSBメモリー(ED-FP/32G)」は、ワンタッチでログインできる手軽さが魅力のUSBメモリーです。パスワード保護だといちいち入力するのが手間という方もいらっしゃいますが、本製品はパソコンにさして、本体背面をタッチするだけで使用できます。最大6つの指紋登録ができるので、指を怪我した場合や複数人で共有する場合にも便利に使えます。
また書き込まれるデータは自動的に暗号化されるので、分解してデータを取り出すこともできません。セキュリティを重視したい方におすすめのUSBメモリーです。
「KEXIN iOS/Android/PC対応 OTGフラッシュドライブ」は、iPhoneのLightningコネクター、USB3.0コネクター、MicroUSBの3つのコネクターを1台に搭載した3in1USBメモリー。ひとつのUSBメモリーをさまざまな機種で利用したい方に便利な製品です。
iPhoneやiPadで使用する場合はあらかじめ専用アプリのインストールが必要です。AndroidデバイスはMicroUSBに対応していればOTG接続を許可することで使えるようになります。パソコンでの使用と比べて手間がかかりますが、それだけの便利さが期待できる製品です。
従来のUSBに採用されていたTypeAのコネクター形状に加えて、最新のTypeCコネクターにも対応したUSBメモリーが、「BUFFALO USB3.2(Gen1)TypeC-A対応USBメモリ(RUF3-AC32G)」です。TypeCを備えた新型のパソコン、TypeAしかない従来のパソコンの間でかんたんにデータの受け渡しができます。
また、USBホスト機能を持つAndroidスマートフォンやタブレットでも使用可能。コンパクトで持ち運びやすく、スマホなどといっしょに持ち運んでも傷つけにくいシリコン素材で作られています。
4色のカラーバリエーションも目を引くポイントです。
専用ソフトを利用することなく、データを保存時に強制的に暗号化してくれるUSBメモリーが「BUFFALO セキュリティーUSBメモリー(RUF3-HSL32G)」です。暗号化に手間がかからないので、手軽に強固なセキュリティ環境を利用できます。
データの暗号化に合わせてUSBメモリー使用時にパスワードをかけることもできます。使用するパソコンをあらかじめ登録することで、パスワード認証を省略することもできます。登録台数は3台までです。
これらの機能はUSBメモリー内に備えているので、パソコン側でソフトをインストールする必要はありません。
全長2.9cm、指先ほどの大きさのコンパクトUSBメモリーが「I-O DATA Type-C・Type-A 両コネクター搭載USBメモリー(U3C-HP32G)」です。小さなボディにもかかわらず、USB TypeAとC両方のコネクター搭載し、TypeC搭載の新型パソコン、TypeAのみの従来のパソコンでかんたんでデータの受け渡しができます。
また、専用アプリをインストールすればAndroid製品でも使用できます。microB搭載のAndroidスマホ、タブレットには、別売りのケーブル「USB-OTG10」を使って接続します。
スマートフォンで使用する場合は対応機種に注意を
複数のコネクターを装備し、iPhoneやAndroidスマホとも接続できるUSBメモリーは、スマートフォン側が対応しているかを確認するようにしましょう。別途アプリのダウンロードが必要な場合、データのやりとりに制限がある場合もあります。事前にチェックし、ご自身のスマホで使えるかどうかを確かめておきましょう。
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