外付けHDDの寿命ってどのくらい?診断方法と寿命の延ばし方

Tanaka
公開: 2020-08-17

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

パソコンだけでなく、テレビ番組の録画にも使われる外付けHDDは、寿命があることすら忘れてしまいがちです。調子が悪いのに放っておくと、データを読み込むことができなくなってしまいますので、ぜひ対策を行ってください。


外付けHDD(ハードディスク)の寿命はどのくらい?

HDDはディスクに書き込むことでデータを保存できる仕組みなので、やはり、使えば使うほど、書き込めば書き込むほど寿命は削られていきます。

そのため、毎日多くのテレビ番組を録画し続けている場合は、3~4年が寿命と言われています。それこそ24時間録画しっぱなしであれば、1年が寿命というケースもあり得ます。

パソコンでデータを保存する際にしか使わないということであれば、使用頻度にもよりまが、ある程度長く使える可能性があります。それでも後述のように、使用環境が悪ければ、例え全く使わなくても寿命は短くなるので常に注意が必要です。

外付けHDD(ハードディスク)が寿命を迎えた際の症状

テレビの録画用であれば、予約していたはずの番組が録画できていないといったことから始まるでしょう。こうしたエラーがどんどん頻発して最後には故障するというケースが多いので、怪しい場合は使うのをやめた方が賢明です。故障するまで使い続けると、今まで録画した番組を見ることができなくなってしまいます。

パソコンに接続している場合は、書き込み速度が遅くなったり、今まで通りやっていてもエラーが出るようになったなどの症状が現れます。異音がしたらかなり危ないので、すぐに使用をやめましょう。

外付けHDD(ハードディスク)の寿命を診断する方法

事前に寿命や不具合を診断する方法が無いのかという方におすすめなのが、フリーソフトのCrystalDiskInfoです。こちらのソフトは、HDDだけでなくSSDの健康状態を正常、注意、異常の3段階でチェックでき、パソコンのタスクトレイに常駐させ、監視する機能もついていて便利です。

また、I-O DATAから出ているアプリ「診断ミレル」も同様にHDDやSSDの診断ができますが、同社の対象製品のみが診断可能となります。

バッファロー社の製品であれば、故障予測サービス「みまもり合図」を利用することができますが、診断にはインターネット接続が必要となります。

上記は主にWindowsを対象としていますが、Macの場合は以下の診断アプリ「AmorphousDiskMark」を無料で利用することができます。

外付けHDD(ハードディスク)の寿命を延ばす使い方

寿命を延ばすには、外付けHDDの寿命が短くなる原因を遠ざければ良いということになります。全部で5つのポイントを押さえて使用すると、寿命を延ばすことができるでしょう。

もちろん、寿命を延ばしたいからと言ってあまり使わないようにするというのは現実的ではありません。使わないでおいても寿命が縮むのに変わりはありませんから、適度に使う前提となります。

デフラグを行なう

外付けに限らず、HDDの中に保存されているものがごちゃごちゃしていると、その分負荷がかかるため、寿命が短くなってしまいます。Windowsの場合、デフラグにより整理してあげることで、負荷を減らします。

ただし、毎日デフラグをすると、これもまた負荷がかかるため、数か月単位で問題ありません。

高温にならないようにする

パソコンだけでなく精密機器は全てあてはまりますが、高温時を想定して作られていないため、真夏など急激に温度が上がってしまうと一気に劣化します。

HDD自体にファンがついていれば良いのですが、ついていない場合は、温度が上がりにくい環境を作ってあげましょう。

湿度を適度に保つ

温度と同様多湿は機械にダメージを与えますので、風通しがよく快適な湿度を保ちましょう。

振動を与えない

据え置きにしている場合は、それほど心配ないと思いますが、やはり毎回ぶつかってしまう位置にあったり、強い振動や衝撃があると故障に繋がります。しっかり固定できる場所に置きましょう。

ほこりなどがたまらないようにする

接続部分や端子にほこりが入り込むと故障の原因になるため、定期的にHDDを置いている棚など周囲を掃除して、クリーンな環境を保ちましょう。

外付けHDD(ハードディスク)が寿命を迎えそうな時

パソコン本体のHDDの内容を外付けHDDにバックアップとして保存するという使用方法が一般的ですが、寿命が近い外付けHDDのデータなら、こちらをさらにバックアップ保存しておく必要が出てきます。

つまりは、パソコンに旧外付けHDDと新外付けHDDを同時接続してデータを移動させることになるわけです。

そうした際に手動でも移動できますが、ワンクリックでできるソフトもあるので、有効活用していきましょう。

また、近年クラウドストレージも大変便利な存在となってきており、有料ならかなりの容量を保存することができるため、そちらを利用するのもおすすめです。

設定によって自動的にバックアップしてくれるクラウドストレージもありますので、インターネットさえつながっていれば安心です。

WindowsであればGoogleドライブ、MacであればiCloudがおすすめです。Googleドライブを使用する際は、アプリをダウンロードする必要があり、無料なのは15GBのみですが、月額1300円で1TBなど大容量にアップグレードも可能ですし、データ保存の有効期限もありません。写真であれば、Googleフォトで高品質を選択すると、容量制限がなくなるため、大変おすすめです。

iCloudをMacで使用する場合は、プリインストールされているため、システム環境設定から開くことができます。こちらも無料は5GBまでですが、月額1300円で2TBなどアップグレードも可能です。

おすすめ外付けHDD3選

ここからはおすすめの人気外付けHDDをご紹介します。故障に強かったり、さまざまなPCに接続できるモデルを選びました。

おすすめ①
  • BUFFALO
  • 外付けハードディスク 4TB

  • 税込み9,480円
  • 故障予測サービスに対応

  • HDDの状態をクラウドに蓄積して、故障を予測するサービス「みまもり合図」に対応。音漏れや騒音・発熱対策も強力なモデルです。

通気孔をふさぎ、防振用シリコンゴムも備えることで騒音を低減。さらに本体内から放熱の妨げになる空気層を減らす、発熱対策もほどこされています。

おすすめ②
  • アイ・オー・データ(I-O DATA)
  • 外付けHDD 4TB EX-HDAZ-UTL4K

  • 税込み9,480円
  • 安心感のある外付けHDD

  • HDDの劣化度を診断するソフト「診断ミレル」が付属。故障のおそれがないか判定してくれます。

「3.5インチ外付けハードディスクとして業界最小」とうたうコンパクトさにこだわった設計。本体表面の凹凸は単なるデザインではなく、表面積を増やして放熱を高める効果があります。家電メーカーと協力して動作確認済みなので、TV番組録画やビデオカメラの保存先として安心して利用できます。

おすすめ③
  • 東芝
  • 外付けHDD CANVIO 1TB HD-TPA1U3-B/N

  • 税込み5,980円
  • スリムなポータブルHDD

  • こちらもHDD故障予測サービス「みまもり合図」に対応。消えたデータを復旧するバッファローの有償サービスにも対応しています。

NTFSフォーマット済なのでWindows PCなら、USB接続するだけですぐに使用可能に。さらに「NTFS for Mac」をインストールすることで、本製品のデータをOS XとWindows の両方で読み書きできます。MacとWindowsを両方愛用している方には特におすすめです。

人気サイトの売れ筋ランキングはこちら

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの人気売れ筋ランキングはこちらからご覧ください。

まとめ

ともすると何年も使い続けてしまい、故障してから後悔することもある外付けHDDですが、あらかじめ目安となる寿命を知っておくと、そろそろ寿命かなという心構えや準備もできますので、大切なデータを失わないためにも早目の対策を心がけたいですね。

※価格はいずれも2020年8月時点のものです。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!