ICレコーダーおすすめ8選 選び方のポイントを紹介
ICレコーダーの小型化が進んだことで、ハイスペックで長時間録音できるアイテムが増えています。どれがよいか選択に迷うくらいなら、高級タイプを買っておこうと考えるかもしれません。しかし、高級品は価格もそれなりに高くなります。また、高機能化することで操作が複雑になる可能性もあることから、自分に合ったアイテム選びが重要であることはたしかです。
大が小を兼ねやすいICレコーダーから最適の1台を選ぶ
ICレコーダーを選ぶ主な目的は、必要な場面で素早く確実に録音するためです。録音したい対象がどのような音源なのか、どのくらいの距離があり、何分、何時間続くのかといった条件をクリアすることが欠かせません。
音質重視で選ぶICレコーダー
ICレコーダー選びで最初に考えるべき点は、音質をどこまで重視するかです。録音する目的によって求める音質のレベルは変わります。あまりにも安価なICレコーダーは、音質以前に何を喋っているのかわからないものもあるようです。話の内容がわかればよい場合と、音楽などを録音して聞く場合では求める音質が違って当然でしょう。
ICレコーダーのスペック表で録音できる音域を確認できたとしても、実際に再生した感じは直接聴いてみないとわからない面もあります。その他の条件をクリアした候補について、店頭などで聴き比べができる環境なら試してみましょう。ただし、内蔵スピーカーの問題で聴きにくくても外部出力すればクリアに聞こえるケースもあります。
電源で選ぶICレコーダー
ICレコーダーにもさまざまなタイプのアイテムがあります。机の上に置いて録音するタイプから、ポケットに入れて使えるタイプ、ボールペンに仕込んで隠し録りするタイプなどです。このようなタイプによって、また同じタイプでも商品によって使える電源が異なります。一般的には乾電池で動くものと充電式のものに分かれており、据え置き型にはAC電源式もあります。
乾電池を使うICレコーダーなら、常に使える型の乾電池を用意して置く必要があるでしょう。電池切れになったとき、すぐに買えるとは限らないためです。ただし、予備電池さえ持っていればいつでも使えるメリットがあります。一方、充電式のアイテムでは電池を買う必要がない点でお得です。しかし、電池切れになれば充電できる環境がない限り使えません。常に電池残量をチェックすることが重要です。
機能の豊富さと録音可能時間で選ぶICレコーダー
音質と電源という基本的な2大ポイントに次いで重視したいポイントが機能と録音可能時間です。機能面ではFMラジオや音楽プレイヤーが付属したものがよく知られています。また、録音ファイルのフォルダ分けをはじめとする各種設定機能も一般的です。多機能でそれぞれの機能がハイレベルになれば価格的にも高くなりやすいため、コストを考える場合は必要なものと不要なものをハッキリさせておく必要があるでしょう。
録音可能時間は用途によっては音質や電源よりも重要になるポイントです。大事な会話などが途中で切れてしまったら大変なことになりかねません。遊びならともかく、仕事で録音する場合は取り返しがつかないケースもあるでしょう。注意すべきは、ICレコーダー自体の録音可能時間が長くても、録りだめした古いファイルによって残量が少なくなることです。録りっぱなしではなく、データの整理や削除にも気を使いましょう。
選択ポイントからおすすめできる人気のICレコーダー10選
音質と電源など選び方で述べた選択ポイントを踏まえ、おすすめできる人気上位のICレコーダー10選を紹介します。
オリンパスの「VoiceTrek VN-541PC」は、とにかくリーズナブルで簡単に使えるICレコーダーが欲しいというユーザーにおすすめのアイテムです。メモ録、会話、音楽、長時間と4つのシーンを選ぶことができます。録音スタートはスライドスイッチひとつの操作でわずらわしさがありません。
4GBの内蔵メモリを備え、単4乾電池2本で動きます。マイクとイヤホンジャックを活用すれば、録音再生の幅が広がります。長時間モードの録音可能時間は約1,570時間です。電池込みで67gと軽く扱いやすいアイテムとなっています。
ソニーのICD-PX470Fは、入門機のような簡単操作と高音質を実現したICレコーダーです。単4乾電池2本で使えます。最大録音時間は159時間で、録音可能なFMラジオ内蔵タイプです。
本体に内蔵されているソフト「Sound Organizer 2」を使えば、USBで接続したパソコンへのデータ取り込みなどが簡単に行えます。ノイズカット機能や音を感じて録音するデジタルVORも備えており、重さは約74gです。
オリンパスの「Voice-Trek V-873」は、90度外側に向けたマイク2個を配したステレオICレコーダーです。録音シーンを選ばず高音質を実現する機能が備わっています。
8GBの内蔵メモリの他、2GB~32GBのmicroSDカードが使えます。シーンによってmicroSDカードを使い分けるといった活用法もアリでしょう。32GBなら最長で約8,480時間の録音が可能です。単4アルカリ乾電池2本かニッケル水素充電池2本で動きます。
ソニーの「ICD-LX31A」は、老若男女に使いやすいカセットテープレコーダーを思わせる形状のICレコーダーです。カラオケの練習などにも使えます。机に置いたまま操作しやすい傾斜のついたボディが大きな特徴といえるでしょう。
ステレオマイクを搭載しており、SDカードへの記録ができます。付属の16GBカードを使えば、最長178時間の録音が可能です。電源は単4の乾電池またはニッケル水素充電池を使用します。市販の適合アダプターでAC電源にも対応可能です。
ソニーの「PCM-A10」は、音楽録音を目的とするユーザーにおすすめできるハイレゾ対応のリニアPCMレコーダーです。ハイレゾとはHigh Resolution Audioのことで、CDなど従来型の音源を上回る高音質を実現するデジタル音源を指します。可動式の2つのマイクを使うことで、現場に合った録音態勢をとれる点も特徴です。電源はDC 3.7Vの内蔵リチウムイオン充電式電池を使用します。
ICレコーダーとは異なるカテゴリの機器ですが、ICレコーダーとの境界はあってないようなものです。リニアPCMでの録音では、最大21時間35分のステレオ録音が可能です。
パナソニックの「RR-XP009-K」は、スリムなスティック型のICレコーダーです。本体のクリップでポケットには挿しておけば、目立たず邪魔にならずにステレオ録音できます。板状のICレコーダーをポケットに入れると生地とすれて雑音が酷くなるため、ポケットを活用したいユーザーは重宝するでしょう。
内蔵する8GBのメモリには、最大で約2,158時間(モノラル)録音可能です。電源には単4の充電式エボルタe電池か単4アルカリ乾電池1本を使います。USBでの充電が可能です。
ソニーの「ICD-TX650」は、7.4mmの薄さとスティックタイプの小ささで、使っていることを意識させないスマートな録音を可能にするICレコーダーです。電源は内蔵リチウムイオン充電式電池を使います。充電切れでも慌てずに済む急速充電機能がついており、3分程度の充電で約1時間の録音に対応できます。おかげで急な会議でも安心です。
16GBフラッシュメモリ内蔵で、ノイズカットやデジタルVORも搭載しており、モノラルで最大715時間録音できます。
パナソニックの「RR-XS470-K」は、ステレオ録音モードとズーム録音モードがついた便利なICレコーダーです。周囲の音を広く拾いたいときはステレオで、正面の音に集中したいときはズームが適しています。また、会議や音楽、カラオケなどシーン別のモードも搭載しており、音源に応じた録音が可能です。
8GBの内蔵メモリに最大で2,154時間30分の録音ができます。電源には単4の充電式エボルタe電池または単4のアルカリ乾電池を使用します。FMラジオの受信機能があるため、情報収集などにも便利です。
ICレコーダーを使いこなそう
ICレコーダーを買ったけれど使っていないというユーザーの中には、必要がなくなった人だけでなく、使いこなせないという人もいます。多機能で操作が面倒なケースもあるでしょう。とはいえ、その機能が必要で買ったものの使いこなせないのでは意味がありません。選択する時点で使えそうなアイテムを選ぶことと同時に、買ったICレコーダーは使いこなせるように触ることも重要です。
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