日本酒をより美味しいと感じるには?おすすめの銘柄も紹介
非常に多くの種類がある日本酒。
お気に入りの1本がある方はまだしも、まだ居酒屋で試しに飲んだことしかない。こんな方からすれば何を基準に選べば、美味しい日本酒をチョイスできるのか…?と悩ましいところですよね。
そこで今回は、日本酒大好き、今まで回った酒蔵は30以上!な筆者おすすめの日本酒を紹介していきます!飲みやすいものから「これ本当に日本酒?」と感じてしまうような変わり種まで、是非参考にしてみてくださいね。
▲日本酒好きになって15年、好きが高じて全国の酒蔵訪問旅行を趣味にしているフリーライター。美味しい、珍しい日本酒の紹介・楽しい飲み方を提案していければと思います。
日本酒を美味しくいただく基礎知識
どんな日本酒を選ぶにしても、そのものの基本知識があるかないか?で楽しみ方は大きく変わってきます。
最初に美味しくいただくための知識、方法について見ていきましょう。
日本酒の種類を知る
そもそも日本酒にはどんな味わいの種類があるのか。ここを知っておくことが重要になります。
もともとウィスキーやビールなど、キレやのど越しがよいお酒を好きな方が甘いお酒を飲んでも、なかなか美味しいとは感じられませんよね。
同じ日本酒でも辛口、甘口があることから選び方を間違えてしまえば美味しくいただくことは叶わなくなってしまうもの。初めはざっくりとでよいので、日本酒の種類もチェックしておきましょう。
熱燗・冷酒など温度を変えて楽しむ
同じ日本酒であっても、熱燗や冷酒など温度を変えることで飲みやすさが激変するのが日本酒の大きな特徴の一つ。
冷酒で飲んだ際にあまり好きではないな…、と感じた日本酒が熱燗にすることで驚くほどおいしくなる。こんなこともよく聞く話なんですよ。
なので日本酒をいただく際には、まず温度にこだわってみるとよいでしょう。自宅で飲む宅飲みこそ、温度の変化を一番手軽に楽しめるチャンスです。複数人の友人と一緒にワイワイ楽しんでみてはいかがでしょうか。
美味しい割り方を試してみる
日本酒といえばストレートで飲むもの、こんなイメージを持っている方も多いと感じます。しかし、実は日本酒もウィスキーや焼酎のように、様々なもので割る飲み方もおすすめなんです。
一番簡単なのは氷を入れる日本酒ロックでしょうか?できるだけ美味しい氷を使うことで、日本酒に雑味を与えることなくおいしくいただくことができますよ。また緑茶割りやカルピスなどジュースで試してみるのも一興です。
そもそも一般的に出回っている日本酒は、商品として卸される前に一度水で割ってアルコール度数を調整されています。「日本酒を水で割るなんて…!」なんて怒る前に、美味しくいただける方法を試してみてくださいね。
ちなみに「二日酔いしない飲み方ってありますかね?」と杜氏さんに聞いたときにおすすめされた飲み方でもありますよ。飲みすぎに注意して試してみましょう。
初めて飲む際におすすめな銘柄3選
では実際に美味しくいただけるおすすめの日本酒とはどんなものになるのでしょうか?まずは今回初めて日本酒に挑戦する、またはあまり飲んだことがない方におすすめできる初心者さん向けの日本酒を紹介していきます!
日本酒初心者さんに一番におすすめしたいのがこちらの上善如水。非常にあっさりとしているので飲みやすく、かつ完熟したフルーツを思わせるような香り高さが特徴です。
もちろん本当に水を飲んでいるよう!なんてことはありませんが、日本酒特有の甘さや、後に残る酸味が苦手な方でもおいしくいただけると思いますよ。透明なボトルもおしゃれですが劣化を招きやすいため、保存の際にはしっかりと冷暗所を選ぶよう気を付けてくださいね。
シュワシュワと口の中で弾ける炭酸が特徴的な日本酒。特に日本酒は初心者だけど缶チューハイなら普段から飲んでいる、こんな方にはとっつきやすい日本酒といえるでしょう。
DRYタイプなので甘さは控えめ。しっとりと飲むよりも友人と楽しく飲みたい!こんなシーンでチャレンジしてみてくださいね。
筆者の地元である岡山県で作られている甘口の日本酒。甘口でありながら、非常に爽やかですっきりとした味わいなので「本当に日本酒?」と疑問に思ってしまう方も多いお酒なんですよ。
なので、日本酒が苦手な方や普段はカクテルを好む方などにもおすすめできますね。ただし、日本酒とはこんなお酒なんだ、と思い込んでしまうと他の日本酒を苦手になってしまう恐れがあるので、初めて飲む日本酒には適さないかも…。
人気が高い日本酒は?有名どころ4選
続いては日本酒に疎い方でも名前だけは知っている。こんな有名どころの日本酒を見ていきましょう。多くの方に愛されている実力を感じられるかもしれませんね。
有名な日本酒といえば?と聞かれた際に多くの方が答えるのが獺祭ではないでしょうか?日本酒ブームの火付け役、世界に日本酒のおいしさを伝えたなどさまざまな逸話も持っていますよね。
純米大吟醸45は辛口でありながら、お米のふっくらとした味わいを感じられるバランスのよい日本酒。初心者さんはもちろん、幅広い層におすすめできるでしょう。
こちらも居酒屋などで名前を見たことがある方が多いのではないでしょうか。酒どころである新潟で作られている、現在の流行りに沿った辛口の日本酒です。
すっきりとした飲み口にキレの良さが加わっているので、日本酒の味わいをしっかり感じられるのに飲みやすい1本。冷酒から熱燗まで温度を変えて楽しむにもおすすめですよ。
千寿の他に万寿などもありますが、初心者さんも挑戦してみようと考えるのなら、おすすめになるのは「千寿」の方。酸味や辛みのバランスがよいので、あまり気追わずいただくことができるでしょう。
こちらも冷酒から燗につけるなど、様々な温度を楽しむことができる1本です。
有名無名で言えば有名な方ですが、上記までで紹介してきた3本よりは劣るといったところでしょうか?しかし、日本酒好きな人からすれば、黒龍を扱っているお店はもろ手を挙げて歓迎したくなること間違いなしの1本。
酒造りに使われているお米は辛口の日本酒を生み出す五百万石。キレの良さだけではなく辛口だからこそ楽しめる、ほのかな甘みが美味しい日本酒ですよ。
新しい味に挑戦!ちょっとクセのある日本酒とは?
最後は同じ日本酒でも少し癖が強いものを紹介。クセが強い日本酒、香り高い日本酒は初心者さんには難しく感じるかもしれませんが、案外日本酒らしくなくて美味しい!なんてこともあるでしょう。
初心者さんはもちろん、日本酒ならちょっと詳しい何て玄人さんも参考にしてみてください。
山形県の蔵元から15年以上熟成されている古酒を紹介。徹底した温度管理の中で熟成をつづけた日本酒は、とろりとした柔らかな口当たりとなっています。
濃い甘みにどこかスパイシーさを感じる味わいは、古酒だからこそ。ハチミツを思わせるような黄金色の日本酒で贅沢な時間を過ごしてみましょう。ちなみに香りが苦手に感じないようなら、ぬる燗でいただくのがおすすめですよ。
上記で甘い古酒を紹介したので、次いでは甘酸っぱい日本酒の紹介です。伝統的な生酛仕込みで作られた舞美人の特徴はその酸っぱさ!
何も考えずに口に含むと、ちょっとびっくりするくらい甘酸っぱく感じる日本酒です。ただ後味にうまみが残るので、ついついもう1杯…となりやすいともいえますね。そのまま飲んでも美味しいですが、ソーダ割りにしても美味しいですよ。
ラベルのインパクトも大きな熟成専門蔵から、ライト寄りの参年熟成酒になります。何種類かの古酒をブレンドしていることによって、より豊潤な旨みを底上げしてくれていますよ。
冷や、またはぬる燗でいただくことでキレの寄れを感じることも可能。塩辛やチーズなど味の濃いおつまみにも負けない存在感を楽しめるでしょう。ちなみにANAの機内食の食材としても採用された経緯があります。
まとめ
今回はごく個人的な好みからおすすめの日本酒を紹介してきました。基本的に初心者さんでも飲みやすい、と感じられるものをチョイスしたつもりですがどうでしょうか?
もちろん実際に飲んでみない事にはわからないものですが、ちょっとでも興味を持てる日本酒があればと思っています。
米どころである日本では、やはりお米から作られる日本酒も大切な文化の一つ。ただ文化として楽しむだけではなく、美味しいと感じて飲むことが一番です!自身の好みやお酒の強さにあわせておいしそうかな…?と感じられたものを試してみてくださいね。
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