6100万画素の一眼カメラ「α7R Ⅳ」Sonyに直撃インタビュー!【UZUMAX電気店#10】
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Sonyの「α7R Ⅳ」は、2019年9月6日に発売され、趣味でカメラを楽しんでいる方からプロのカメラマンまで。カメラを愛する人々から人気を集めているモデルです。
今回のUZUMAX電気店では、UZU店長がSony本社でα7R Ⅳの特徴や制作のこだわりなどについてインタビュー!
ソニーの商品企画部でプロダクトプランナーを務める畑中さんに、たっぷりとお話を伺ってきました!
目次
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α7シリーズ最新モデル「α7R Ⅳ」が発売!α7シリーズとは?
α7R Ⅳは、Sonyが発売するデジタル一眼カメラであるα7シリーズの新製品です。
α7シリーズには、大きく分けて「無印」「S」「R」と3タイプのモデルが存在します。
でも、カメラ好きの方のなかにも「正直、α7シリーズの違うのかわからない……」なんて方は少なくないはず。
まずは、畑中さんに「無印」「S」「R」の違いを聞いてみました。
- 無印:基本性能が高いベーシックなモデル
- S:高感度で、暗所の撮影に活躍するモデル
- R:圧倒的な高解像モデル
見た目には大きな違いのない3タイプですが、性能の部分では大きな違いがあることがわかりますね。
今回ご紹介するα7R Ⅳは圧倒的な高解像が魅力のRタイプ。
畑中さん曰く「今回はもう!かなり!いつも以上に気合いを入れました!!」と、α7R ⅣはSonyとしてもかなりの自信作のようです。
「α7R Ⅳ」と「α7R Ⅲ」を比較!
α7R Ⅳの先代モデルは、2017年11月に発売された「α7R Ⅲ」。
α7R Ⅲも高画素&高速で「スペック的には完璧に近い!」と、カメラ好きのあいだで評判になっていたモデルです。
そんなα7R Ⅲよりもさらに進化したα7R Ⅳですが、どんなポイントが進化したのでしょうか。α7R Ⅲとα7R Ⅳの機能面を比較していきます。
比較ポイント1:新開発センサーでさらなる高解像度を実現
α7R Ⅳには、α7R Ⅲの4240万画素を大幅に超える6100万画素の新開発センサーを搭載!
この新開発センサーにより、描写力と階調性能が格段にアップしている点がα7R Ⅳ最大の魅力。
61Mの高解像を実現しながら、15stopのダイナミックレンジを実現している。
「すごいですね……。印刷したときや、大きい画面で見たときに違いを感じられるんですよね」と感心しながらα7R Ⅳを見つめるUZU店長に、「そうです!」と自信満々の畑中さん。
比較ポイント2:高解像でも変わらぬスピード性能
解像度が上がるとスピード性能が下がる場合が多いのですが、α7R Ⅳは、α7R Ⅲから変わらない10コマ/秒の連写性能を持っています。
「それは嬉しいですね!!従来から使ってたユーザーは連写性能が落ちるとショックですもんね~」とUZU店長。
比較ポイント3:グリップの握り込みやすさがアップ
α7R Ⅳが進化したのは、機能面だけではありません。
グリップを握り込みやすく改良したことで、よりしっかりと、心地よくカメラを支えられるように。
実際にグリップを握ってみたUZU店長も、「小指がしっかりハマる」と驚きの握り心地。
畑中さんは、「小型であることは崩さないまま、しっかりと握り込めるように。いろんな人に握ってもらって、試作を繰り返して作り上げました」と制作の苦労を語っていました。
比較ポイント4:解像度の高いファインダー
α7R Ⅳは、ファインダーの解像度もα7R Ⅲよりもアップしており、覗いたときの感覚がより繊細に感じられるように。
ファインダーは、UZU店長が「ファインダーが使えないと、プロの人はそっぽむいちゃう」というくらい大切なもの。α7R Ⅳは、プロのカメラマンでも納得して使えるような仕様であることが伺えます。
比較ポイント5:最新の瞳AFを搭載
自動で瞳にフォーカスを当ててくれる「瞳AF」は、ポートレートを撮影する人から人気の高い機能です。
α7R Ⅳの瞳AFは、右目と左目、どちらに合わせるかを選ぶことが可能。
動画撮影時も対応可能で、対象が動いてもしっかりと瞳を追い続けます。
瞳が見えなくなると一時的に瞳AFは外れますが、再び瞳が見えるようになると自動で再認識してくれる便利さ!
比較ポイント6:オーディオインターフェースがデジタル入力可能に!
α7R Ⅲまでのマイクは、アナログで音声入力を行い、記録時にデジタルへ変換する形でした。
アナログのときにノイズが生じてしまう問題を解決するため、α7R Ⅳでは、オーディオインターフェースがデジタル入力に対応できる形へと進化!
別売りのデジタル音声入力が可能な新型マイク「ECM-B1M」を使うことで、ノイズのないクリアな音声を記録することができます。
畑中さんが「もちろん、移動中の振動音などが入らないように、ショックを吸収できる形になっていますよ」と新型マイクを揺らして見せてくれました。
アナログで動画撮影をしているらしいUZU店長は、「デジタル羨ましい!試してみたいです!」と興味津々。
さらに、8個のマイクカプセルによって指向性の幅が広がり、広い範囲の音を拾うことも、狭い範囲の音を拾うことも自由自在です。
α7R Ⅳのマイクは、風切音を防ぐジャマーをつけてもスタイリッシュでカッコいいデザイン。
ソニー「α7R Ⅳ」は細部まで改良して、プロの現場で通用するモデルに
畑中さんによると、α7R Ⅳを制作するときにこだわったのは「解像度だけのモデルにならないように。プロの現場で使えるようなモデルにする」こと。
そのこだわりを実現するために、シャッターを押してたときに振動が起きる「シャッターショック」を軽減できるよう、メカシャッターのユニットを1から作り直したり。
お客さんから「下から1・2だとわかりづらい」と指摘のあったSDカードスロットの配置を、上から1・2に変更したり。
グリップは大きく、握り込みやすく改良しても、小型の形を崩さないように従来と同様のコンパクトさをキープしたり。
このようにα7R Ⅲの高性能を超えて、細部までしっかりと作り込まれている点がα7R Ⅳの特徴です。
ソニー「α7R Ⅳ」はユーザーからの評価も上々!
「お客さんからの評判もかなり好評です」と畑中さんがニッコリするほど、ユーザーからの評価が高いモデルであるα7R Ⅳは、APSCも2600万画素と、かなりの高画素。
「1本のレンズで2つの焦点距離に対応できるのは、便利だと思います」と話す畑中さんに、UZU店長は「僕が使うとしたら、まず6100万画素で風景を撮って、鳥が飛んでたらAPSCでグッと寄せて……たまんないです!!」と想像だけで大興奮していました。
【α7R Ⅳ 作例】UZUMAXがスゴさを体感!
α7R Ⅳはプロも納得の高性能さを持っているカメラであるとわかったところで、気になるのが「どんな写真が撮れるの?」といったところですよね。
そこで、UZU店長がα7R Ⅳで滝の写真を撮影してみました!
流れる水のきらめきも、岩肌の質感もしっかりと描かれています。
さすが高画素。拡大しても、こんなになめらかなままです。
水しぶきも、一粒一粒が鮮明に写っています。
拡大してみると、かなり細かい水しぶきまで繊細に描写されているのが見えます。
ソニー「α7R Ⅳ」はプロ向けの一眼カメラ
高解像、高スピード、使い勝手もバッチリのα7R Ⅳ。
実際にα7R Ⅳを使ってみたUZU店長の感想は、「細かい部分までよくわかる写真が撮影できていた。その分、高画素機としての扱いをしなければいけない所に難しさも感じる。プロ向けかな〜」とのこと。
「カメラ初心者だし、α7R Ⅳを扱うのはちょっと難しいかも……」と感じた方は、初心者向けのカメラをチョイスしてみるのがおすすめ。以下の記事では初心者のカメラの選び方を紹介してみますので、あわせて参考にしてみてくださいね!
α7R Ⅳにはα7R Ⅳならではの魅力がありますが、α7R Ⅳだからこその扱いの難しさもあります。自分に合ったカメラを選んで、楽しく写真や動画を撮影しましょう!
また、動画内ではα7R Ⅳのクリアな音声を実際に聞けるシーンもあります!マイク性能が気になる方はぜひ動画をチェックしてみてくださいね!
※紹介した商品の価格はすべて2019年11月現在のものです。
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