スマートウォッチ「fitbit」とアプリの使い方を解説!最新モデルも登場
スマートウォッチ「fitbit」とは?
fitbitとは、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、アメリカの企業です。まだスマートウォッチが普及する前の2007年に最初のスマートウォッチを発表。最新技術を駆使して、健康づくりやアクティビティの目標を達成するためのデバイスを作り続けていて、世界中にファンがいるブランドです。
ここではfitbitの代表的な機能を紹介します。モデルによって搭載されている機能が違う可能性があるので、購入前には公式サイトで仕様を確認してください。
アクティビティを記録
fitbitは、歩数や歩いた距離、消費カロリー、アクティブに活動した時間などを、装着している間24時間計測し、アプリで確認することができます。
fitbitデバイスによっては、ランニングやサイクリングのペース・距離を記録することも可能。トレーニング中のモチベーションをあげるため、音楽を保存してBluetoothを介して聴くことができるモデルもあります。
睡眠の質や傾向を記録
筆者がとても気に入っている機能が、睡眠スコアや睡眠ステージを詳細に表示してくれる機能です。
睡眠スコアは、睡眠の状況を総合的に判断して点数をつけてくれます。毎朝、この点数を見るのが楽しみで、以前よりも寝ることを意識するようになりました。
また、睡眠ステージには浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠、起きていた時間(短い覚醒は覚えていないこともあるそうです)が記録されており、その正確な数字に驚きます。睡眠の質によって朝の目覚めが違うので、睡眠状態を知ることは大切だと感じました。
筆者は「Inspire HR」を所持していますが、同じシリーズの「Inspire」には睡眠の詳細を知る機能や心拍数を測る機能がないので、購入の際は公式サイトで仕様をしっかり確認してから購入しましょう。
心拍数を記録
心拍数はfitbitデバイスを装着している間、24時間記録し続けます。安静時の心拍数と、活動中の心拍数の比較ができるように配慮されているので、心拍数を管理しながらトレーニングをしたい人におすすめの機能です。
友達・家族と共有
fitbitアプリ内にある「コミュニティ」では、友達や家族とアクティビティを共有したり、共有した投稿にコメントや「いいね」をつけることができます。筆者は兄弟や両親と一緒にグループを作って、歩数や睡眠をシェアして楽しんでいます。離れている両親の健康を気にかけることができるので、嬉しい機能です。
子どもの健康管理
6歳以上の子どもから使える「Ace 2」を使えば、保護者のアカウントの元で子どもの健康状態を管理できます。fitbitアプリのSNS機能は知らない人とも繋がれるので、親が管理できるのは有難い機能です。
子供用fitbitデバイスの可愛いデザインも魅力のひとつ。ウォーターメロンとナイトスカイの2カラーから選べて、見た目は可愛くて玩具のようですが、睡眠の記録や就寝リマインダー&アラーム、60分間の運動メニューや達成の祝福メッセージなど、健康を管理するための機能はしっかり搭載されています。
体重・食事を記録して健康管理
食事を記録すると、アクティビティによって計算される消費カロリーとのバランスを確認できるので、食べ過ぎを防ぐことができます。食事の登録は、日本の食品データベースから検索して登録できるようになっています。自分でカロリー計算する必要がないので、食事記録をつけたい人におすすめです。
また、水分摂取量も記録できますので、健康やダイエットのために水分量を決めている人の記録や、脱水症状を防ぐための記録として活用できます。
メールや着信、SNSの通知機能
メールの通知や電話の着信、LINE通知、Instagram, Twitter, facebook, メッセンジャーなどのSNSの通知、その他様々なアプリの通知をBluetoothを通じてfitbitデバイスで受け取ることができます。
筆者もメールとSNSを連携してからスマホが鳴るたびに確認する必要がなくなり、メールのタイトルなどを見て取捨選択できるようになりました。夜間は通知をオフにする機能もありますので、睡眠を邪魔することはありません。
互換性のあるデバイス
fitbitアプリはiOS, Android, Windowsのアプリで使用可能です。Windowsアプリをパソコンで使用してみたのですが、同期がうまくいかずBluetoothでの連携がいまいちでしたので、おすすめしません。今後、開発が進むと使いやすくなるかもしれませんが、現在はスマホでの使用がおすすめです。
なお、パソコンのブラウザでfitbitのアカウントにログインすると、スマホと同期しているデータをダッシュボードで閲覧することもできます。
fitbitアプリとの連携・使い方
筆者はiOSユーザーなので、iPhoneのスクリーンショットを元にインストール方法とアプリとの連携方法を解説します。実際の画面に沿って説明しますので、参考にしてください。
まずはApp Storeを開き「fitbit」を検索します。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
上記のページが表示されたら、インストールしてください。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
インストールしたアプリを開くと、登録画面が出てきますので「Fitbitに登録」をタップします。既にfitbitのアカウントを持っている場合は「ログイン」を選択してください。今回は初期登録をイメージしているため「Fitbitに登録」へ進みます。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
ご自身のfitbitデバイスの種類を選択すると、アクセス許可を求めるメッセージが表示されますので「OK」をタップしましょう。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
選択したデバイスに間違いがないかを確認したら、「設定」へ進んでください。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
「フルネーム」「メール」「パスワード」を入力し、利用規約への同意や、案内の受け取りの設定部分は必要に応じてチェックを入れて「次へ」を押します。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
「次へ進む」を押すと生年月日・身長・性別・体重の順に入力を求められますので入力してください。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
入力が完了したら上記の画面が表示されます。fitbitデバイスとアプリを連携させる際は充電器に繋げた状態で行う必要がありますので、充電ケーブルと接続します。充電中であることを確認したら「次へ」をタップしてください。
デバイスに4桁の番号が表示されますので、アプリ画面に同じ番号を入力します。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
アプリ場面に入力したら、fitbitデバイスとアプリの連携が完了です。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
表示されるチュートリアル通りにfitbitを装着してください。
出典:iOS版「fitbit」のアプリ画面
これでスマホアプリとfitbitデバイスの連携が完了しました。
早速、使ってみましょう!
ベルトを交換しておしゃれを楽しむ
fitbitは自分でベルトを交換して使うことができます。ワンタッチで気軽に取り替えられるため、ビジネスシーンやカジュアルなお出かけでの使い分けが簡単。純正だけでなく、サードパーティーのベルトも多く販売されています。モデルによって対応のベルトが異なるので、購入前に交換ベルトが豊富にあるかどうかを調べておくのがおすすめです。
「fitbit」デバイスの最新モデル一覧を全て紹介!
ここまでfitbitの魅力を伝えてきましたが、実際にどの機種が自分に合っているのか気になりますよね。fitbitはモデルによって使える機能が異なりますので、主な機能をピックアップして解説します。
詳しい仕様は最後の比較表を参考にしてください。
ちなみに、決済機能「Fitbit Pay」ですが、公式サイトで加盟店を調べたところ、現時点(2019年10月現在)では日本の銀行と取引がないようですので、日本では使えない機能と思っておいた方が良さそうです。今後、導入されるかもしれませんので、公式サイトで確認してください。
「Versa 2」は2019年9月に発売され、Amazon Alexaが搭載されて音声操作ができることになったことで話題になってるモデルです。近くのスポットを探したり、天気予報を確認したり、アラームやリマインダーを設定したり、リストの作成や編集したり便利な機能が搭載されています。Amazon Alexa機能は地域によっては利用できない場合もありますが、日本(日本語)には対応しているので安心です。
Amazonの「fitbit」部門でAmazon’s Choiceに選定されている、注目の最新モデルです。(2019年10月現在)
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
「Versa 2」と見た目は似ていますが、大きく違うところは「上がった階数」が計測できない点や「Amazon Alexa」「音楽を体験」「常時画面表示モード」などが非搭載なところです。
上記のような機能にこだわらない人は、6,941円の価格差(2019年10月現在)ありますので、価格と機能のバランスを見て選びましょう。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
サイクリングやランニング、ハイキングモードを使い、搭載されたGPSでペースと距離などを測定するなど、フィットネスに特化したfitbitが「Ionic」です。アクティビティを自動で認識し、記録してくれる優れもの。もちろん、心拍数も継続的に測定します。
また、300曲以上の音楽データを保存できてBluetoothヘッドホンに接続できるため、トレーニング中のモチベーションを上げてくれます。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
下記のYoutubeでは、使用している様子が分かりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
「Charge 3」の強みは、男女共に使えるスタイリッシュなデザインと、最大7日間のバッテリー駆動時間を実現しているところです。
心拍数や歩数、睡眠データなどの基本的な機能はもちろん、ランニングや水泳、クロストレーナーなどのエクササイズ自動認識機能や、15種類以上のエクササイズモード、ランニングやサイクリングのペースと距離をリアルタイム表示する機能などが搭載されています。
2018年の最優秀フィットネストラッカーとしてWareableに選ばれた、注目モデルです。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
スリムなデザインで主張しすぎないデザインがおしゃれな「Inspire HR」は、控えめなデザインが好きな人におすすめです。筆者も持っており、特に運動がしたいというよりは、日頃の消費カロリーや睡眠管理をしたい目的で着けています。豊富なワークアウトメニューなどは必要ないので、必要な機能のみ搭載されているこちらのモデルは重宝しています。
実はこちらのモデルは米国アマゾンで$99.38(約10,773円 / 2019年10月20日現在)で販売されているので、送料や関税を考慮しても日本のアマゾンより安く購入できます。トラブルなどは自己責任になりますが、個人輸入での購入に慣れている人は検討してみるのもおすすめです。
筆者は米国アマゾンで買いましたが、設定時に日本語に設定する必要なく、アプリの言語に合わせてそのまま日本語で表示されたので、特に不便な点はありませんでした。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
先ほど紹介した「Inspire HR」の簡易版が「Inspire」です。1日24時間の心拍数測定や、睡眠ステージ、進化した消費カロリー測定機能などが搭載されていません。
「Inspire HR」との価格差が7,590円なので(2019年10月現在)、スマートウォッチとしてというよりは、高機能な歩数計を欲しいという人におすすめです。個人的には、睡眠の詳しいデータや心拍数が記録できる「Inspire HR」の方がおすすめです。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
文字盤をかっこよくカスタマイズできて子供心をくすぐる可愛らしいキッズモデルが「Ace 2」です。通常fitbitを登録する際はメールアドレス等が必要なのですが「Ace 2」の場合は保護者のアカウントからファミリーアカウントを取得することで、保護者監督のもと安全使用できます。
バーチャルなバッジやトロフィーがもらえる「歩数チャレンジ」や、60分間の運動メニュー、睡眠の記録や就寝リマインダー&アラームなど、便利な機能が搭載されているので、親子で健康管理にチャレンジしたい人におすすめです。
主な機能(詳細は記事後半の「fitbit比較」を参照してください)
紹介したfitbit全現行モデルの比較表を以下に用意しました。
fitbit選びに迷ったら、ご自身に必要な機能が付いているモデルを探してみてください。
Versa ライト エディション | Ionic | Charge 3 | Inspire HR | Inspire | Ace 2 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
価格 | 税込み25,240円 | 税込み18,299円 | 税込み25,801円 | 税込み16,918円 | 税込み16,834円 | 税込み9,244円 | 税込み8,896円 |
歩数 & アクティビティのデータを測定 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
消費カロリーを測定 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
上った階数 | ◯ | - | ◯ | ◯ | - | - | - |
睡眠記録とサイレントアラーム(バイブ機能) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠ステージ(浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
睡眠スコア | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
女性の健康状態を、きめ細かく測定 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
ガイド付き呼吸セッション | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
SmartTrack でエクササイズを自動的に認識 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
運動リマインダー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
時間ごとのアクティビティ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
水泳のデータ測定 | ◯ | - | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
15種類以上のエクササイズモード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
1日24時間、心拍数を測定 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
心肺機能のフィットネスレベル | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
オンスクリーントレーニング | ◯ | - | ◯ | - | - | - | - |
搭載された GPS でペースと距離を測定 | - | - | ◯ | - | - | - | - |
スマートフォンのGPSでペースと距離を測定 | ◯ | ◯ | - | ◯ | ◯ | - | - |
adidasオンスクリーンワークアウト | - | - | ◯ | - | - | - | - |
Amazon Alexa 搭載 | ◯ | - | - | - | - | - | - |
着信通知機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
テキストメッセージの受信、カレンダーの予定、スマートフォンアプリからの通知を表示 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
クイック返信機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - | - |
音声による返信機能 | ◯ | - | - | - | - | - | - |
アプリ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - | - | - |
音楽を体験 | ◯ | - | ◯ | - | - | - | - |
Fitbit Pay | ◯ | - | ◯ | ◯ | - | - | - |
Fitbit アクセサリー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
デザイナーアクセサリー | ◯ | ◯ | - | - | - | - | - |
常時画面表示モード | ◯ | - | - | - | - | - | - |
カスタマイズできる文字盤 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
水泳にも対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
比較表は2019年10月時点での公式サイトを元に作成しています。
まとめ
fitbitのスマートウォッチを全て紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
筆者は個人的に「Inspire HR」を購入して睡眠が改善されてスマホからの通知も受信できるようになったので、大変満足しています。
「Versa 2」にはAmazon Alexaと連携されていたり、Spotifyアプリの操作ができて音楽が聞ける(別途申し込みが必要)など最新機能が満載で気になりますので、次はこちらにしようかな、と考えるのも楽しいです。
fitbitを導入して、健康的でアクティブな生活を手に入れてくださいね!
※価格はいずれもAmazonの2019年10月時点のものです。
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