ベイトリールの選び方のポイントとおすすめのベイトリール10選
初心者からベテランまで使える種類豊富なベイトリール
ベイトとは英語のbaitで餌のことです。ベイトキャスティングリールの短縮した呼び方であるベイトリールは餌を投げる機能をもったリールという意味になり、主にルアーフィッシング用といえます。その構造から扱いが難しいともいわれるベイトリールですが、初心者にも使いやすいタイプなどアイテムは豊富です。ベイトリールの選び方とおすすめの10選を紹介します。
ベイトリール選びは仕掛けの大小が重要
ベイトリールにはさまざまな機種が存在しており、続々と新しいモデルも投入されています。その中から自分に合ったアイテムを選択するには、使用するルアーの大きさ、仕掛けの大小が重要です。
投げるルアーの大きさを考えたベイトリール選び
ルアーフィッシングでベイトリールを用いる大きなメリットのひとつが大型のルアーを使える点です。反面、小型の仕掛けは不得意とされています。そのため、小型の仕掛けを使う場合はスピニングリールの選択が考えられるところです。とはいえ、ベイトリールも進化しており、小型用や大小兼用に開発されたベイトリールも存在します。したがって、自分が使うルアーの大小はベイトリール選びの重要項目です。
大きなルアーを使えるかどうかを知る方法のひとつに最大ドラグ力のチェックがあります。この数値が大きければ大きいほど大型に対応できます。ただし、リール自体も大型で重くなりがちです。
バックラッシュを軽減した機種を選ぶ
ベイトリールのデメリットでもっとも大きなものがバックラッシュです。バックラッシュとは、ライン(釣り糸)が円滑に放出されず、前後のスピードが合わずにスプール上で浮き上がったり、絡まったりする現象をいいます。バックラッシュが起こると、巻きなしの手間がかかるだけでなく、初心者では対処できないケースもあります。
そこで選びたいのがバックラッシュを軽減したベイトリールです。ベイトリールである以上、バックラッシュの可能性は残るものの、軽減した機種であればストレスのないルアーフィッシングを楽しめる機会が増えるでしょう。実は、一般的なベイトリールが小型軽量のルアーに向かないのは、バックラッシュが起きやすいことも要因のひとつです。各メーカーともバックラッシュを軽減させる機能には注力しています。
巻けるラインの量やギア比その他使い勝手で選ぶベイトリール
ベイトリールのスプールに巻けるラインの量は大小いろいろあります。ピンポイントの活用を考えている場合は、必要な長さや量を巻ける機種を選びます。いろいろな場面で使いたい、汎用性を考える場合は適度な分量を巻ける機種がよいでしょう。12lbや14lbのラインで100m程度巻ける機種が多いといわれており、そのくらいがいろいろ楽しめる数値だと考えることができます。
スプールのライン量とともにギア比も考慮したい要素のひとつです。ギア比とは、ハンドルの回転数とスプール回転数の比で、5:1とか9:1などと、または5とか9などと表示されます。9:1ならハンドル1回転でスプールは9回転です。ギア比の数値が大きくなるほどラインの巻き取り量が増えるといえ、スピーディーな釣りができます。その他の使い勝手をよくする工夫も要チェックです。
おすすめのベイトリール10選
数あるアイテムの中から、ベイトリール選びの重要ポイントを踏まえたうえでおすすめできるアイテム10選を紹介します。それぞれ人気の高いアイテムです。
ダイワの「バス X 80SH」は、使い勝手を重視したオールラウンド対応可能なベイトリールです。ギア比は7.5でハンドル1回転の巻き取り長が75cm、標準巻糸量はナイロン12lbで100m、14lbで90mとなっています。最大ドラグ力は5kgです。
お手頃な価格でアルミ製ブランキングスプールを採用するなど、バス釣り初心者にも使いやすいソルト対応のベイトリールです。本品は右巻で、左巻きは商品名の末尾にlがついています。
シマノの「バスワン XT 151」は、バス釣りの入門用として定評のあった旧バスワンを進化させたモデルです。シマノバリアブルブレーキシステムの採用でバックラッシュの低減も実現しています。海でも使用可能です。
ギア比は7.2で、ナイロン糸巻量は12lbが130m、14lbが110m、16lbでは100mとなっています。最大ドラグ力は5kg、ハンドル1回転あたりの最大巻き取り長は77cmです。本品は左巻きで、右巻きアイテムはバスワン XT 150となっています。
カストキングの「Spartacus Plus」は、磁気ブレーキと遠心ブレーキを搭載したデュアルブレーキシステムなど、技術と工夫を取り込んだリーズナブルなベイトリールです。ワンタッチで簡単操作できるクラッチシステムなど、使いやすいアイテムに仕上がっています。このアイテムもソルト対応です。
ハンドル1回転での巻き取り長は68cmです。ギア比は6.3:1、最大ドラグ力は8kg、糸巻量は12lbで115mとなっています。左右それぞれのモデルや色違いのモデルも用意されています。
ダイワの「スーパーコロネット ST-5RL」は、ギア比3.7で自重83gの小型軽量ベイトリールです。実用耐力は3kgで、イカダのダンゴ釣りなど手軽に楽しみたいユーザーにおすすめできます。本品は左右の切換が可能となっており、スプールのワンタッチ着脱機能や糸噛み防止機構など各種機能もついて便利なアイテムです。
ナイロンの標準糸巻量は6lbで75m、8lbで50m、12lbで35mです。
ピシファンの「Phantom S Argent 右ハンドル」は、ギア比5.3:1でナイロン14lbで130m、ポリエチレン12lbなら140m巻けるベイトリールです。ハンドル1回転あたりの巻き取りは59cmとなっています。長時間の使用でも疲れにくいように軽量プラスチックを採用するなど工夫も豊富です。
精度の高い高耐久のギアは真鍮製で、6段階の遠心ブレーキがバックラッシュに備えます。最大ドラグ力は8.1kgです。左ハンドルも別途用意されています。
ダイワの「キャタリナ BJ 200SH」は、リアルグリッピングコンセプトにより安定したホールド感を得られるソルト対応のベイトリールです。スプールの簡単着脱機能をもっており、別のラインを使用する際も手間がかかりません。可変式クランクハンドルアームで釣りの幅がひろがります。
ギア比は7.3で、最大ドラグ力は7kgです。ハンドル1回転の巻き取り長は81cm、標準糸巻量はナイロンなら16lbで140m、20lbで115mとなっています。
シマノの「炎月BB 100PG(右)」は、タイラバを楽しみたいユーザーに適したベイトリールです。本体の素材に軽量のカーボン素材であるCI4+を採用し、小さくて軽いだけでなく、強くて高耐久のアイテムに仕上がっています。
ギア比は5.5、最大ドラグ力は5.5kg、ポリエステル専用で4lbで200mの糸巻量です。ハンドル1回転で最大59cm巻けます。左用も別途用意されています。
ダイワの「SV ライト リミテッド 8.1R-TN」は、淡水専用のベイトリールです。ロッドやルアーの選択肢が多いバーサタイル性能をもちながら、小型ルアーの使用でも専用リールに匹敵するベイトフィネス性能を発揮します。また、よりバックラッシュを軽減できるエアブレーキシステムも採用。
ギア比は8.1で、ハンドル1回転の巻き取り量は81cmです。標準巻取量はナイロン12lbで25~50mなどとなっています。最大ドラグ力は4kgです。左巻きは8.1L-TNとしてリリースされています。
ダイワの「タトゥーラ TW 100H」は、ラインの放出と巻き取り性能を追求したT-WingシステムやⅠ型ハイグリップラージノブの採用で、快適なゲームフィッシングを実現するソルト対応のベイトリールです。
ギア比は6.3で、1回転あたりの巻き取り長は67cm、標準巻糸量はナイロン14lbで115m、16lbで100mとなっています。最大ドラグ量は5kgです。
シマノの「スコーピオンDC 100 RIGTH」は、I-DC5を搭載したバックラッシュに強い海使用OKのベイトリールです。シマノの公式サイトによれば、I-DC5はダイヤル操作だけでルアーの重さに応じたブレーキセッティングを可能にします。
ギア比は6.3でハンドル1回転の最大巻き取り長は67cm、ナイロン糸巻量は12lbで120m、14lbで100mなどとなっています。最大ドラグ量は5.5kgです。
軽量化と汎用性が進むベイトリール選びとコストパフォーマンス
ベイトリールも他のリールと同様に進化を続けており、小型化や軽量化とともに高性能化には注目すべきものがあるといえるでしょう。その結果、単ニーズに応えるアイテムだけでなく多様なニーズに適応するアイテムも選択肢に入っています。大は小を兼ねる面もありますが、コストパフォーマンスの考え方も必要です。
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