日本酒の銘柄一覧!有名どころからお祝いにおすすめなものまで全20選
昨今では国内以外に海外でも人気が高くなっていることから、またプチブームとなり始めている日本酒。非常に多くの銘柄があることから、日本酒はそんなにも味わいの違いがあるものなのか!とびっくりしてしまう方も多いでしょう。
今回は、日本酒の銘柄の中でも有名どころから隠れた銘酒、お祝い事など目的に沿ったものの中からおすすめを紹介していきます!最後に個人的に私がおすすめしているお酒もあるので、機会があったらチャレンジしてみてくださいね。
目次
日本酒の銘柄ってどのくらいある?
大手の日本酒メーカーから、日本全国にある酒蔵まで。全ての日本酒を飲んでみたい…!
なんて考えてみても種類が多すぎて途方もないような気になってしまいそうです。実際のところ日本酒の銘柄をすべて挙げた場合、いったい何種類くらいになるのでしょうか?
まずは日本酒の銘柄、その数や現状について少し詳しく見ていきましょう。思っていた以上の数にびっくりするかもしれませんよ。
酒蔵だけでも1,400以上!
結論から言ってしまえば、日本酒の酒蔵やメーカーすべてを合わせると1,400以上の清酒製造業者がいるのだとか。都道府県が47であることを考えると、びっくりするような数字になっていますね。
若い人が日本酒に興味をもち、新しく蔵を立ち上げることもあれば、新しい銘柄を作り出すなんて話も聞いたことがあるのではないでしょうか?このことから、増減があるので明言はできませんが、銘柄になると1万を超えると言われています。
日本にある銘柄すべての日本酒を飲んでみたい…。こんな夢を持っている方がいたとすれば、なかなか難しい夢になってしまうかもしれません。
増えている?減っている?日本酒の現状とは
数字だけで見るとものすごい銘柄数だと感じる方が多いでしょう。また上記で軽く触れたように、若い方が新しい日本酒の銘柄を起こすなど、明るいニュースを聞くこともできます。
しかし残念なことに、日本酒のメーカーは現在あまり楽観視ができない状態ともいえるでしょう。
理由は清酒製造業者が徐々に減ってきているから。
実際問題、最盛期ともいえる昭和初期の時代には、現在の5倍である7,000以上の清酒製造メーカーがありました。また国税庁が行った平成9年(上記出典の前回)の調査でも2,000超と、現在より圧倒的に数が多かったのです。
日本酒大好きな筆者としては悲しいところですが、やはり後継者を見つけにくいなどの問題があるのでしょうね。
ただ、昨今ではまた日本酒の良さが見直されてきています。長年続く酒蔵はもちろん、新しく作られた銘柄も高い人気を誇っている事が多いもの。少しずつでもまた銘柄、酒蔵ともに元気になってもらえるよう、おいしく日本酒を楽しむ方が増えていくといいですね。
初心者さんでも知ってるかも?有名銘柄10選
何となく悲しい現実を紹介してしまいましたが、現在でも情熱的に日本酒を作られている酒蔵さんは多く存在します!
ここではまず、日本酒初心者さんでも「あっ!知ってる!」なんて言いたくなる有名銘柄を紹介していきます。
地域「新潟県」
有名で手ごろな日本酒として新潟はもちろん、全国で愛されている日本酒である八海山。メーカー名と銘柄の名前が同じ点も、覚えやすくて便利ですよね。味わいは端麗辛口、食中酒としてはもちろん、ゆっくりとお酒を味わいたい気分のときにもおすすめできる1本です。
少しアルコール感じることもあるようなので、苦手に感じた場合は熱燗にしてみるのもおすすめですよ。
地域「岩手県」
岩手県は盛岡に酒蔵を構える「あさ開」。寒さが厳しい岩手県だからこそできる「南部杜氏伝承の技」によって、美味しい日本酒をたくさん世に送り出しています。米、水、人の何がかけても同じ味にはならないといわれた、極上の味わいを楽しんでみましょう。
地域「新潟県」
本当においしい日本酒は水のようにするする飲める。そんな言葉を体現したようなクリアな味わいを楽しめる日本酒です。こちらも新潟の日本酒として全国的に有名な酒蔵であり、できれば一度は飲んでみたい。そんな有名どころの日本酒になります。
地域「山口県」
日本酒ブームの火付け役でもある獺祭。こちらも普段日本酒を飲まない方でも、名前だけは知っている有名な日本酒だといえますね。
上記で紹介している獺祭は、お値段的にも手を出しやすい純米大吟醸。美味しい水と磨き抜かれたお米だけを使った、非常にクリアな味わいが特徴的な1本です。獺祭=高い日本酒というイメージを持つ方が多いでしょうが、こちらならたまの贅沢にも最適ですよ。
地域「福井県」
しっかりとお米を磨いていることから、非常にクリアでのど越しの良さが特徴的な日本酒です。まさしく端麗辛口の日本酒が好きな方なら、手放したくないと思わせる1本ではないでしょうか。
飲みやすいことからついつい飲みすぎてしまった…。なんて声も聞こえるので、手に入れた際にはお休み前にいただくのがおすすめです。
地域「千葉県」
クリアで飲みやすい日本酒であることはもちろん、亀田酒造の一番の特徴点は明治神宮にお酒を奉納していることでしょう。材料のお米どころか稲穂の段階から占いで決めていく、そんな古き良き日本の文化を大事にしている酒蔵。
味わいやブランドの他にも、歴史や文化を感じられる日本酒も興味深いですね。
地域「秋田県」
辛口よりの爽やかな飲み口。日本酒本来のおいしさを実現するために、あえて古くからの作り方である「生酛づくり」にこだわって作られた日本酒です。
8代目の現当主は、そもそもは日本酒作りとは全く無関係な仕事についていたのだとか。自信が日本酒に魅せられたからこそ、より多くの人へ日本酒の魅力を伝えたいと試行錯誤されています。
上記日本酒は個性豊かなNo.6の中でも、最高レベルと呼ばれているもの。香り高さと風味豊かなおいしさを堪能してください。
地域「佐賀県」
佐賀県の地酒である鍋島。まだ新しい蔵元ながらも、意欲的な挑戦や伝統を大切にする手法によって、美味しい日本酒をいくつも作り出しています。
そのおいしさから地元以外にはあまり流通しないとも言われるほど、ある意味幻のお酒ともいえますね。お米が持つうまみを生かしつつも、吟醸ならではの香りも楽しめる。1本で2度も3度もおいしい日本酒ですよ。
地域「山形県」
幻の酒としても有名な十四代。人気の高さもあり、現在ではいつでもすべての日本酒が手に入るわけではない…とも言われる、非常に貴重なお酒ともいえるでしょう。
日本酒初心者さんはもちろん、海外の方にも日本酒をおいしくいただいてほしい。こんな思いから古くから使われている「蔵付麹」を利用した酒造りを守っています。ほっとするような甘さ、滋味深いうま味を堪能したいのなら外せない1本でしょう。
ただ、現在では転売の対象ともされていることから、非常に高値で取引されていることもあります。もともと安くはない日本酒ですが、高すぎる価格を付けられているときは気を付けてくださいね。
地域「新潟県」
CMでも一時期よく見かけたこちらの日本酒。知名度の高さで言えばダントツの1本かもしれませんね。
瓶やラベルがあらわすような透明感ある味わい。それでいてしっかりと旨みを感じることもできる、非常にバランスの良い日本酒です。さまざまな日本酒をいただいてきた玄人さんには少し物足りないかもしれませんが、初心者さんにはとっつきやすい1本でしょう。
熱燗派のあなたにおすすめの銘柄5選
続いては日本酒の中でも、熱燗におすすめとなる日本酒を見ていきましょう。寒い季節においしい熱燗ですが、暑い季節にわざと熱燗。何て言うのも粋なものですよ。
地域「福島県」
一般的な日本酒の作り方とは違い、生酛づくりは時間も手間もかかるもの。しっかりと手を入れられた日本酒だからこその、味わい深さを堪能することができる1本です。
熱燗にすることでキレが増し、より旨みを引き出すことができるのでまさしく熱燗向きの日本酒ともいえますね。ぬる燗から飛び切り燗までお好みの温度に仕上げましょう。
地域「福島県」
生酛仕込み、蔵付き酵母使用、1年熟成などこだわりぬかれた熱燗用の日本酒です。どっしりとした濃いうま味にキレの良さが喉に心地よいおいしさを実感することができるでしょう。また冷酒で飲むと酸味が強く感じられるので、温度差による味わいの変化を楽しむこともできますよ。
地域「青森県」
熱燗をあまり飲んだことがない。こんな方におすすめしたい日本酒がこちらの「杉玉」。磨き抜かれたお水とお米でできた純米酒は、透明感を感じるような優しい甘さを感じるもの。熱燗にしてもアルコールをきつく感じないので、初心者さんにこそおすすめしたい1本です。
地域「宮城県」
熱燗に合う日本酒といえばどっしりと重たく、旨みが濃いお酒というイメージを持つ方が多いでしょう。しかし辛口の日本酒を燗につけることでも、キレの良さと柔らかさを同時に楽しむことができるんです。おすすめの温度はぬる燗。ゆっくりとした時間と一緒に楽しんでみてくださいね。
宮城県内の仙台市には、関連グループの販売会社も存在しています。
地域「佐渡島」
重みを感じさせないすっきりと軽い超辛口の日本酒をお燗でいただく。舌で味わうよりも喉で味わうといえる日本酒になりますね。クリアな味わいなので、どんな料理にもピッタリ合ってくれる点も魅力的です。飛び切り燗を試してみたい方にもおすすめですよ。
かっこいいラベルが特徴的な銘柄3選
続いては日本酒の味わいはもちろん、ラベルや瓶がかっこいいものを見ていきましょう。コレクターもいるというおしゃれなラベルを、インテリアに活かしてみても素敵ですよ。
地域「山形県」
1度の火入れしか行っていないひやおろしになるので、年中出回っているわけではありません。ただ、インパクト大なラベルといえば「大虎」を外すわけにはいかないでしょう。特徴的なラベルですが、日本酒自体は非常に飲みやすくなっています。期間限定なので見かけた際にはぜひ手に取ってくださいね。
地域「新潟県」
ラベルではなく瓶ですが、目を引くほどの鮮やかさを是非堪能してほしいので紹介していきますね。新潟県の地酒になる「錦鯉」。公式にはスペックを紹介しないなど、さまざまな点から挑戦的な1本といえるでしょう。目、鼻、口の五感をフルに使って楽しんでみてください。
地域「高知県」
ラベルの可愛さももちろんですが、お手頃価格でおいしい日本酒として一押しがこちらの酔鯨!日本酒をあまり好まない友人たちも、酔鯨なら飲める!と太鼓判を押してくれましたよ。
ちなみにラベルの変更があったようなので、クジラバージョンの酔鯨は入手困難な日本酒になるかもしれません。
退職祝いや結婚祝いにおすすめの銘柄2選
最後は贈り物としても喜ばれる日本酒なので、お祝い事に喜ばれそうな日本酒を見ていきましょう。ギフトはもちろん、自身へのご褒美でもいいですね。
地域「茨城県」
「福が来る」という名前を付けられた日本酒なので、さまざまなお祝いの場面で使えそうですね。味わいは生原酒であることからもわかるように、非常にフレッシュさなおいしさが楽しめる1本です。よく冷やしてそのままいただくのもいいですが、氷を浮かべたロックもおすすめですよ。
地域「静岡県」
縁起の良さをこれでもか!と重ね合わせたような日本酒ですよね。こちらもさまざまな場面で活躍してくれる1本となるでしょう。またインパクトのあるパッケージばかりではなく、味わいも切れの良さとコク深さを併せ持っているので、普段飲みの日本酒としても優秀だといえます。
まとめ
今回は日本酒のおすすめ銘柄について紹介してきました。
有名どころからラベル狙いまで、たくさんの日本酒がありましたが、これでも全国の銘柄を考えればごくごく一部の物。
全ての銘柄を知り尽くす!なんてことは難しいでしょうが、自身の好みにあったものをたくさん試してみるくらいならできそうですよね。機会を見つけては、さまざまな銘柄の日本酒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
自身の好みにピッタリな日本酒を見つけてくださいね。
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