イヤホンにはどんな種類がある?おすすめ商品もご紹介!

緒方 優樹
公開: 2019-09-10

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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音楽のストリーミングサービスや動画のコンテンツがなどが増えるとともに、イヤホンは普段の生活に欠かせない存在になっています。しかし需要が伸びるとともに、装着方法や形状などの種類が増えており、どれを選べばいいか分からなくなっている方もおられるでしょう。

そこで今回はイヤホンの種類についてご紹介。それぞれのメリットとデメリット、おすすめ商品もピックアップしますので、選ぶときの参考にしてみてください。


イヤホンにはどんな種類がある?

イヤホンを選ぶ前に、どんな種類があるのかを把握しておきましょう。

イヤホンの種類は大きく分けて「装着方法」と「形状」「特徴」があります。まずはそれぞれの項目についてのメリットとデメリットを知っておきましょう。

今回は

・装着方法:「カナル型」「インナーイヤー型」「耳掛け型」
・形状:「有線」「ネックバンド型」「フルワイヤレス型」
・特徴:「ノイズキャンセリング」「ハイレゾ」「防水」「リモコン」「マイク内蔵」

をご紹介します。

まずは装着方法で選んでみる

はじめに装着方法について、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しましょう。音漏れのしやすさや、耳に優しいタイプなど、自分がイヤホンに求めていることを把握しておく必要があります。

カナル型

カナル型イヤホン

カナル型は通称・耳栓型ともいわれ「イヤーピース」といわれるゴムの部品を耳に挿し込むタイプになります。密閉感があるのが特徴です。

カナル型のメリット

密閉されているので、音漏れしにくいのがメリットになるでしょう。通勤電車などでも、周りに迷惑をかける危険性が低いタイプです。また外耳道が塞がれ、鼓膜に直接音が届くことで、低温や音の厚みが分かりやすくなります。

カナル型のデメリット

デメリットとしては耳に直接、音が届いてしまうことです。耳の炎症や難聴などの疾患になる可能性もあります。また装着感に慣れない方だと、違和感を感じるかもしれません、密閉されている状態が続くので、外の音が聞こえにくいのも、デメリットの1つです。

インナーイヤー型

インナーイヤー型イヤホン

インナーイヤー型とはiPhoneの付属イヤホンに代表されるような、表面が広く、耳の入り口部分にはめ込んで使うタイプです。

インナーイヤー型のメリット

カナル型などに比べてドライバーが大きく、高音域が鮮明に聞こえるのがメリットです。また耳のなかにまで挿入しないので、密閉感がなく、耳に負担をかけません。

インナーイヤー型のデメリット

音漏れしやすいのがデメリットでしょう。高音が漏れて「シャカシャカ」という音が周りに迷惑をかけることもあります。また、耳穴に挿入しないので、耳から外れやすいのも不便な点です。

耳掛け型

耳掛け型イヤホン

耳掛け型とはその名の通り、耳の付け根の部分にフックを掛けることで外れにくくしたタイプです。ウォーキングやランニングの際に力を発揮してくれます。耳掛け型のなかから、カナル型かインナーイヤー型かを選択できます。

耳掛け型のメリット

耳から外れにくく、運動をする際にうってつけです。ランニングやウォーキングをするために屋外で使う人も多く、急な雨での故障を避けるために、防水タイプと組み合わせることでより使いやすくなります。

耳掛け型のデメリット

見た目として、スタイリッシュではなくなります。また頻繁につけ外しをしなくてはいけない場合は少し手間になってしまいます。

次に形状で選ぶ

装着方法が決まったら形状で選んでいきましょう。現在ではBluetoothを用いた無線型が主流になっていますが、もちろん、有線に比べてデメリットもあります。

では各種のメリットとデメリットを見ていきましょう。

有線

デバイスのイヤホンジャックに挿し込むタイプです。現行型はLightningコネクタしかないので、Lightningコネクタ専用のイヤホンジャックを取り付ける必要があります。

有線のメリット

有線のメリットとしては、ネットワーク通信を必要としないので「ブルートゥースが接続しない」などのトラブルがないことがあります。また紛失する危険性も低いという点もメリットでしょう。

有線のデメリット

コードが邪魔になってしまいます。カバンから取り出す際に、持ち手に引っかけたり、電車から降りる際にドアのふちなどに引っかけると故障する可能性もあるので注意が必要です。

ネックバンド型

Bluetoothをつかった無線タイプであり、左右のイヤホンがネックバンドで結ばれています。機器によっては左右のイヤホンにマグネットがあるので、ネックレスのように首から下げて扱うことができます。

ネックバンドのメリット

無線タイプなので、どこかに引っかける危険性が低いのは大きなメリットです。また使わないときは首から下げておくことで、紛失するリスクも軽減できます。またバッテリーを大型にできるので、後述するフルワイヤレス型に比べて長時間、再生し続けることが可能です。

ネックバンドのデメリット

デメリットはファッション性です。デバイスとイヤホンが接合しておらず、Bluetoothを利用して使うので、通信トラブルが発生する可能性があるのがデメリットになります。

フルワイヤレス

フルワイヤレス型とは、左右のイヤホンが完全に独立したタイプです。コードが完全にないので、形状としては最も身軽なタイプになります。

フルワイヤレスのメリット

全くコードがないので、断線する心配がありませんし、カバンに入れたままにしておいても絡まることがありません。またケースにしまうだけで充電ができる簡単さも魅力的です。

フルワイヤレスのデメリット

左右のイヤホンそれぞれが独立しているので、紛失しやすいのはデメリットです。ケースにしまって置けばいいのですが、忙しいときなど、ポケットに入れていて失くしてしまう可能性があります。

最後に機能で選ぶ

さて、最後に各イヤホンに備わっている機能をご紹介しましょう。「音楽好きな方」や「頻繁に通話をする方など、さまざまなニーズに合わせた機能がありますので、フィットするものを選ぶ必要があります。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングとは、周囲の雑音をカットしてくれる機能になります。周りが騒がしい場合でも、音楽や動画に集中できる環境ができるのが魅力です。人が集合している場所や車通りが多い場所でも、快適に音を楽しめます。

ハイレゾ

ハイレゾとは「High Resolution」の略で、和訳すると「高解像度の」となります。一般的には「40kHz以上の高音域に対応している製品を指すようです。よりクリアな音質で臨場感を楽しめるので、音楽好きの方におすすめしたい機能になります。ただしアーティストの音源自体がハイレゾ対応していなければ楽しめません。もしお気に入りのアーティストいらっしゃる場合は、あらかじめ調べておきましょう。

防水

防水機能は外でランニングやウォーキングをする方にとって欠かせない機能の1つでしょう。またシャワーを浴びながら音楽を楽しみたい方にもおすすめです。防水機能は「IPX」という言葉で表されIPX0からIPX8までのランクがあります。どのくらいの防水効果が欲しいのか、数値と価格を見比べて選びましょう。

ちなみに汗や少しの雨に対する防水だったらIPX3、強い雨の日でも平気で使えるのがIPX4、シャワーなどで使いたいならIPX6、水中で使うならばIPX8を選ぶといいでしょう。

リモコン

イヤホンにリモコンが装備されているタイプもあります。デバイスに触ることなく、音量の調節や曲の早送りなどができるのが便利です。完全ワイヤレスイヤホンのなかには、ケースから取り出してボタンを押すだけでiPhoneなどのデバイス上に接続マークが出てくるものもあります。

マイク内蔵

ハンズフリーで通話をしたい方におすすめなのがマイク内蔵型のイヤホン。イヤホンの内部に集音マイクがあり、スムーズに会話ができます。プライベートはもちろん、ビジネス用としても役立つ機能でしょう。有線タイプやネックバンド型ではケーブル部分に、完全ワイヤレスの場合はイヤホン本体にマイクがあります。

おすすめのイヤホン9選を種類別にご紹介!

では、装着方法と形状を掛け合わせた9項目に分けておすすめの製品をご紹介していきます。

有線×カナルはSONY「MDR-XB55」

有線ですがコードの表面に細かい溝を作ることでからまりを軽減する「セレーションケーブル」を採用しています。またSONYによると、低音を強く出す設計にしており、迫力のある音質を味わえるとのことです。

有線×インナーイヤーはaudio-technica「ATH-CM707」

インナーイヤー型のデメリットとして低音が出にくいことがありますが、この商品は「レゾナンスダクト」といってイヤホン内に空気の通り道を設けることで、弱点を解消しています。サウンドの重厚感を楽しめるインナーイヤー型です。

有線×耳掛けはPanasonic「RP-HS200-K」

耳全体を包み込むようなデザインからは安定感を感じます。またスポーツの最中に汗が耳に入らないように防げる使用になっているのも魅力です。

ネックバンド型×カナルはJVC「HA-FX33XBT-R」

3時間の充電で約14時間と長時間にわたって再生ができます。またマイク内蔵型なので、ハンズフリー通話ができるほか、ネックバンドについているリモコンで低音の強さを変えられるのも、オリジナルの特徴でしょう。幅広いニーズに対応しています。

ネックバンド型×インナーイヤーはPHILIPS「SHB4205」

まずおすすめしたいのが見た目の高級感です。洗練されたデザインによって周りと差をつけられます。また26gと軽量に設計されているので、首から下げていても疲れません。さらに着信が来た際にはバンド部分が振動して知らせてくれます。電話を取り逃すリスクを軽減してくれる便利な製品です。

ネックバンド型×耳掛けはbeats by dr.dre「Powerbeats3」

Appleの子会社でもあるbeats by dr.dreの耳掛け型イヤホンです。内臓マイクによる通話はもちろん、リモコンでSiriを起動することもできます。また「Fast Fuel機能」があり、5分の充電で約1時間の再生ができるので、iPhoneユーザーはもちろん、Androidユーザーにもおすすめできる商品です。

フルワイヤレス×カナルはBose「SoundSport Free wireless headphones」

IPX4の防水性能があり、汗に強いのでスポーツの最中に使いやすいワイヤレスイヤホンです。またBose製品の特徴として連携しているアプリの機能である「「find My buds」で最後に使用した場所を追跡できます。ワイヤレスの「紛失しやすい」というデメリットを軽減した製品です。

フルワイヤレス×インナーイヤーはApple「AirPods」

iPhoneユーザーから高い人気を博しているのが「AirPods」です。一度iPhoneに接続すればApple製品のすべてにシームレスに接続が可能です。また声でSiriを起動でき、充電の残量も確認できるほか、最長で18時間の連続通話ができます。Apple製品を使っている方にはおすすめです。

フルワイヤレス×耳掛けはAVIOT「TE-D01d」

AVIOTは日本のメーカーとして日本人に合わせた音を再現するイヤホンを製作しているメーカーです。その音質はもちろん、最大9時間連続再生ができるバッテリーの容量も魅力的です。またリモコン内蔵によりSiriやGoogleアシスタントにもすぐ接続でき、充電ケースのUSBポートを使って、モバイルバッテリー代わりにも使えます。

性能で選ぶおすすめのイヤホン4選!

続いて、形状ではなく性能で選ぶ方におすすめのイヤホンをご紹介しましょう。「ノイズキャンセリング」「ハイレゾ」「防水」「リモコン」の4種類の性能に分けてお伝えします。

ノイズキャンセリングイヤホンはSONY「WF-1000XM3」

2種類のデジタルテクノロジーを駆使したノイズキャンセリング機能で、さまざまな音域を遮断しています。また商品のフォルム自体を工夫することで物理的なノイズもシャットアウトでき、外部の音が気にならないようにしているのが特徴です。

ハイレゾ対応型イヤホンならJVC「HA-FX1100」

ハイレゾならではの立体的に音が広がる感覚を再現するために、音の振動や素材、はんだ付けの手法、イヤーピースの形状など、イヤホン全体の設計に工夫がなされています。特に木材の性能を生かして開発されたハイレゾ対応のイヤホンです。

防水対応型イヤホンならNPET「完全ワイヤレスイヤホン」

先述した防水のランクのなかでも「IPX8」の機能があるイヤホンになります。IPXとは「継続的に水没しても内部に浸水することがない」ということ。雨や汗はもちろん、お風呂のなかでも使えます。万が一、故障しても2年間の保証があるので、安心して使えます。

リモコン操作ならNUARL「NT01AX」

完全ワイヤレスイヤホンなので、イヤホン本体にリモコンが搭載されています。音楽を聞く際の再生や停止、早送り、巻き戻しはもちろん、音声のボリュームアップやダウン、また電話の着信、拒否、終話機能もあります。さらにマイク内蔵型でもあるので、SiriやGoogleアシスタントなどの音声コマンドも可能です。

まとめ

イヤホンは種類や機能ごとにさまざまなメリット・デメリットがあります。それぞれの特性を吟味したうえでニーズに合致する種類を選びましょう。

現在では音楽だけではなく、動画や通話などのためにも使えます。「何のために使うのか」を明確にすることで、種類の多さに惑わされずに購入できるはずです。ぜひ自分にマッチする一品をお選びください!

※価格はいずれも2019年7月27日時点のものです。


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