初心者必見!一眼レフカメラを使った、上手な写真の撮り方
シャッター速度や露出、iso感度や色温度など、細かい設定はよくわからないけどとにかく上手に写真が撮りたいという方に朗報です。マニュアルで細かい設定ができなくても、カメラの位置や構図をちょっと工夫するだけで、おしゃれな写真・かっこいい写真を撮ることができます。プロカメラマンの筆者が、そのちょっとしたコツについてご紹介します。
写真を撮るときの心構え
写真を撮るときに必要なのは、知識でもテクニックでもなく、「あること」が重要です。
まずは真似をする
まずは素敵だなと思う写真を見つけましょう。本屋さんにある雑誌の表紙や、電車の広告など、至るところに写真が使われています。
筆者もカメラの使い方や撮影方法を教えてくれる人が身近にいなかったので、色々なものを見て学んできました。例えば、食事のメニュー表。注文を決めることが遅いとよく言われますが、実はその時間で写真の観察をしています。写真から光のあて方、食器の配置の仕方、カメラの位置、構図などを見ます。良いと思ったものは今後の撮影の参考に、あまり良くないと思ったものは失敗例として自分の中にしまっておきます。
素敵だなという写真を見つける→その写真を元に撮影してみる
まずは真似をするところから始めましょう。
とにかく撮る
現在はデジタル一眼レフカメラが主流になっています。デジタルの利点は、撮った写真をその場で確認することができ、失敗してもすぐに写真のデータを消すことができるということです。失敗を恐れずどんどん撮影をし、経験値をあげていきましょう。
イメージを持つこと
イメージを持つということが写真を撮る上で、重要になってきます。この被写体の何が気になっているのか、どの部分を切り取りたいのか、見る人にどんな印象を与えたいのかといったようなことです。これらを掘り下げていくと…
何が気になっているのか→どこにピントをあてればいいのかが分かります
どの部分を切り取りたいのか→どういう構図にすればいいのかが分かります
見る人にどんな印象を与えたいのか→明るさやコントラストなど細かな設定が分かります
このようにイメージを明確にすることで、どのように撮ればいいのかある程度分かるようになってきます。ちなみに、一番最後の印象は画像加工の際に修正することも可能なので、一眼レフで撮影するときは「まずは真似をする」「とにかく撮る」の2つを意識して撮影すると良いでしょう。
ちょっとの工夫で見違える!おすすめの撮り方
心構えがわかったところで、次は具体的な撮り方についてお伝えします。
構図
構図は難しそうと思っている方もいると思いますが、実は意外にシンプルです。
おすすめの構図をご紹介します。
日の丸構図
日本国旗のように、被写体を真ん中に置く構図です。これは失敗例や初心者の作例として紹介されることが多いのですが、実は最もメッセージ性の強い構図です。背景を左右対象にすることで、より被写体が強調されます。被写体に対する想いや、写真を通して伝えたいことがはっきりとしているときに、おすすめの構図です。
三分割構図
こちらは何にでも使える、万能の構図です。この構図で撮影すると、不思議とプロが撮ったような写真に仕上がります。
画面を縦横にそれぞれ三分割して、そのライン上に被写体を配置するという構図です。被写体がどちらかの端に寄るため、反対側に余白が生まれます。この余白を使うことで、バランスの良い写真に仕上げることができます。
実際に、先程の日の丸構図で撮ったものと比べてみました。
おしゃれ度が一気にあがりました。
一眼レフだけではなく、携帯のカメラでもグリッドという線を表示することができます。ライン上に被写体を配置して、撮影してみましょう。
右肩あがり構図
この構図の名前が存在するかはわかりませんが、私はこのような構図を右肩あがり構図とよんでいます。
右肩あがり構図は、安定感や規則性などが感じられます。料理撮影などできっちりと画を作りたいときに、この構図を使うことをおすすめします。
構図を学ぶときにおすすめの本
構図を学ぶって堅苦しいと思っている方に、私も実際に使ったおすすめの本を紹介します。
※価格は2019年7月時点のものです。
こちらは、名画を元に構図について読み解いています。「この画が素敵にみえるのはこの構図を使っていたからなのか」等と、楽しく構図について学ぶことができます。
カメラアングル
カメラアングルとは、被写体に対してのカメラ位置のことを意味しています。
以上の3つのアングルが存在します。それぞれの特性についてお知らせします。
① ハイアングル
被写体より高い位置でカメラを構え、被写体を見下ろすようにして撮ることです。
ハイアングルは、臨場感や迫力を演出することができ、今にも動き出しそうな写真を撮ることができます。
② 水平アングル
被写体と水平の位置でカメラを構え、被写体をまっすぐに撮ることです。
水平アングルは、被写体の人数が多いときや、物をきっちりと撮りたいときなどに使用することをおすすめします。
③ ローアングル
被写体より低い位置でカメラを構え、被写体を見上げるようにして撮ることです。
遠近感が強調された写真に仕上がります。被写体が人物の場合、顔は小さく、脚は長く、スタイルが良くみえる効果もあるので、ポートレートにもおすすめです。
せっかくなら編集も。おすすめの編集ソフト
写真の撮り方をマスターした人はもうワンステップ上にいきましょう。自分のイメージ通りに写真を調べるには、画像加工が必須になります。今回は、携帯のアプリとパソコンでできるおすすめの編集ソフトを1つずつご紹介します。
Rookie Cam - 写真加工
こちらは、IPhoneの画像加工アプリです。
近年様々なアプリが開発され、instagramなどのSNSでも画像編集が行えるようになりました。色々なアプリを試してきましたが、実際に使用している編集アプリはこの「Rookie Cam」になります。おそらく中級〜の方でもお使い頂けるものだと思います。
無料アプリ(一部有料あり)とは思えないくらい、編集機能が充実しています。「もう少しこういう写真にしたい」という思いにも応えてくれる、アプリです。
またフィルターも充実しており、100を越えるイメージが搭載されています。フィルターを見ることで、ぼんやりとしていたイメージが鮮明になるということもあるかもしれません。
私が今ハマっているものを、一つご紹介します。「ライトリーク」という機能です。
フィルムカメラ独特のケラレ(何らかの要因で、本来あるはずのない影が映り込むという現象)を表現することができます。
上の写真がbefore、下の写真がafterです。
写真の印象を、ガラリと変えることができました。
編集に正解・不正解はありません。自分の感性に従って、楽しんでみてください。
こちらは、Adobeが手掛けている画像編集ソフトです。PhotoshopやIllustratorなどクリエイティブなソフトを、世に出している会社です。
カメラマン=Photoshopだと思っている方も多いかと思いますが、実はこのLightroomを使用しているカメラマンも多くいます。特に、スポーツや婚礼などのカメラマンは1回の撮影でとにかくたくさんの枚数の写真を撮ります。たくさんの写真を選定して、それと同時に画像を編集する必要があります。Photoshopの方が機能も充実していることは確かですが、その分起動が遅かったり、動きが鈍くなってしまう傾向があります。その点Lightroomは、サクサクと動き、処理スピードもはやいことが特徴です。
私は、普段の編集はLightroom、凝った編集をしたい時はPhotoshopというように使い分けています。
こちらのフォトプランがおすすめになります。
ワンランク上の作品に仕上げたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
終わりに
一眼レフを使った写真の撮り方や画像編集ソフトなどをご紹介してきました。少しの工夫で、写真が全く違う印象になります。大切なことは、撮りたいイメージを明確に持つこと。自分の感性に従って、カメラライフを楽しんでください。
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