ニッパーのおすすめ10選 用途に合わせて選ぼう
ニッパーはDIYやプラモデルの制作になくてはならない工具の1つです。ケーブルを切断したりパーツを切り出したりと、多様な場面で活躍します。汎用性の高いニッパーを1本持っておきたいと思っても、種類が豊富でどれがベストか迷うことも多いのではないでしょうか。
この記事では、趣味で使う人向けに、ニッパーの選び方のポイントとおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ニッパーを選ぶときのポイント
ニッパーは、刃の形状やサイズが異なるさまざまな種類があります。どれを使うかは、切りたい対象物、太さや大きさによって変わってきます。価格帯も幅広いため、最初は手頃なものを選ぶのがおすすめです。使用頻度が高い人は、優れた切れ味で刃こぼれしにくい高価格帯も選択肢に入れて検討しましょう。
どのようにニッパーを選ぶとよいか、切りたい対象に合わせて説明していきます。
何を切りたいかで決める
ニッパーを選ぶときにまず考えたいのが、何を切るために使うかということです。切るものの素材によって選ぶ種類が変わります。プラモデルを制作するときに使いたいなら、プラスチック専用のニッパーがおすすめです。硬い針金や太い電線を切るためには、強力ニッパーと呼ばれるタイプが適しています。
素材に特化したニッパーは、特定のものを切るためには便利で作業の時短にもつながりますが、ほかの素材の切断には向かない場合もあるので注意が必要です。さまざまなものを切りたいときには、汎用性の高いものを選びましょう。
切断したい線の太さや硬さで決める
ニッパーは細い線しか切れないものもあり、太い線は切れない、あるいは切りにくい場合もあります。切りたい線の太さを考慮して、対応しているニッパーを選びましょう。
線は細くてもピアノ線のように硬いものがあります。太くてもやわらかい線もあるので、切りたい線の硬さもチェックしましょう。軟線・硬線といった素材の硬さごとに切断できる直径が表示されている商品もあるので、選ぶ際の目安にしてください。
刃の種類で決めよう
ニッパーの刃の付き方には、両刃と片刃があります。両刃は表と裏の両側が刃になっており、切断能力が高いのが特徴。片刃は切断面の片側が平らになるため、美しく仕上げたい場合に最適です。
刃の形状にも異なるタイプがあり、主にストレート刃とラウンド刃に分けられます。ストレートの刃は切った断面をまっすぐにできるので、プラモデルのパーツを切り離すときなど断面をきれいにしたいときにおすすめです。一方で刃が楕円になっているラウンド刃は安定感があり切りやすいため、太いものや硬い線を切るときに適しています。
サイズで選ぶ
ニッパーは作業に適したサイズ選びも重要です。小さなサイズは、狭い場所での精密な作業に向いています。配線をつなぎ直したり、余分な線を切ったりするときに誤って違う線を切ってしまわないためにも、小さいものを使うと便利です。しかし、小さなサイズのものは、太い線や硬い線を切るための切断能力が足りない場合もあります。
太い線や硬い線を切るには大きいサイズの方が力を加えやすいため、切りやすくなります。手が大きい人も大きなサイズの方が使いやすいですよ。使用場所や個人の使いやすさでサイズを決めましょう。
切る以外の機能で選ぼう
ニッパーには切る以外の機能が付いているものがあります。電線を切るだけでなく、被覆をむくための機能が付いていれば、配線作業に便利です。バネ付きなら、通常は切断後に閉じてしまうハンドルが切った後も開いた状態に戻る機能を備えているので、連続して切断したいときに作業効率がアップします。
ニッパーのおすすめ
上記で紹介した選び方をもとにして、ニッパーのおすすめ商品を紹介します。前半ではDIYのほか、アクセサリー作りなどハンドメイドで使いやすいものを取り上げますので、自分にぴったりの商品を探してみてください。
「KNIPEX(クニペックス)カッティングプライヤー(7871-125)」は、切断した金属が飛び散って基板を傷つけないように、飛散防止用のキャッチャーが付いています。
繰り返し金属を切っても刃こぼれしないように、硬度の高い刃を採用。ストレートの刃は面取りがなく、切った断面はとてもきれいで、切り残しが発生しません。ニッパーとしては高級品の部類ですが、どんな人にもおすすめです。
軽量で使いやすく、ワイヤークラフトやビーズアクセサリーなどのハンドクラフトに最適なニッパーです。
円形のスプリングでグリップが開いた状態になるため、作業効率が良くなります。
ビニール線の皮むきに便利な穴が開いているニッパーです。中の芯線を傷つけずに簡単に皮むき作業ができます。
通信機器や電子機器で使うケーブル類の切断に重宝するニッパーです。職人が手作業で刃付けを行い、切れ味や耐久性にこだわって仕上げています。
「フジ矢 超硬刃付プロテックニッパ(ラウンド刃)PP460-125」は0.3mmのピアノ線まで切れる、切れ味抜群のニッパーです。刃部は独自の研磨技術「マイクロミラーブレード」を使用していて、通常タイプより切れ味がアップ。
ビニール線からピアノ線、タングステン線までの切断ができるので、細いけど硬い線を切りたいときにおすすめのニッパーです。バネが付いているので、切断効率を高めてくれます。
一般的なニッパーと違って、刃が垂直についているので凹凸をなくしたり太めの線を切ったりできます。レザークラフトや籐工芸などをするときにおすすめのニッパーです。
フラット刃なので切断面が平らできれいに仕上がります。刃が薄いためカシメやハトメなどの狭い隙間にも入り込んで取り外しできます。
ニッパーのおすすめ!プラモデル用
ここからは、プラモデルを制作するときに使いたいニッパーのおすすめを紹介します。切断面をきれいしたいときには、プラモデル専用のものがおすすめです。
「タミヤクラフトツール薄刃ニッパー(ゲートカット用)74035」は、プラモデルパーツの切り離しに欠かせない精密なニッパーです。
グリップは特殊ゾルコーティング仕上げになっていて、握りやすく手にしっかりフィット。刃先は熟練工の手で丁寧に成形されています。プラモデルといえばタミヤといえるほど、安心感もありおすすめです。
切れ味が良く、プラスチックの白化を極限まで防いでくれます。切断面が滑らかで、えぐれることもありません。刃がスッと入って切れるので切断したパーツが飛んで行きにくく、小さなパーツでも安心して切り出せます。
軽い力で切れるため長時間の利用でも疲れにくく、作業時間の短縮にもつながるのでおすすめです。
使い勝手と切れ味を追求するために金型から新たに開発された商品です。鋭い切れ味の薄刃が滑らかで美しい切り口を生み出します。手になじみやすいエラストマー樹脂成形グリップで、耐久性の高いプラスチック製のバネを使用。
プラモデル制作のハイエンドユーザーはもちろん、ビギナーにこそおすすめのニッパーです。
「タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー(ゲートカット用)」は部品とランナーの幅が狭いところや、細かなパーツの切り出しにおすすめのニッパーです。
プラモデル専用のニッパーの中で少し高めの価格帯ではあっても、タミヤ製ということで人気も高く売れ筋の商品です。
ニッパーだけでもリーズナブルな価格ですが、3点セットでさらにお得です。
ニッパーはゲートカット用なので精度が高く、切断面がきれいに仕上がります。刃が薄くて細かいパーツをカットしやすく、初心者にもおすすめ。セットで入っているピンセットやヤスリも、プラモデル専用なので使いやすいですよ。
ニッパーは切断するものに合わせて選ぶ
ニッパーは使う目的によって最適な種類が異なります。ハンドクラフトのワイヤーカットやプラモデルのパーツの切り出しなど、使い道が決まっている場合は素材に適した切断能力を確認してから購入しましょう。
多様な場面で使いたい人には汎用性の高いものがおすすめ。今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、使い勝手のいいニッパーを探してみてください。
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