ビールを美味しくする飲み方の5つのポイント!海外ビールやカクテルもご紹介
仕事終わりや歓送迎会の一杯、気の置けない仲間と休日の昼間から飲む一杯。
ビジネスからプライベートまで様々なシーンで、ビールを楽しむ方が多いです。
ビールを愛する人は非常に多いのですが、どこに魅力を感じているのでしょうか?
・喉の渇きを潤す
・のど越し
・キレ
・辛さ
・ホップの香り
・クリーミーな泡
など、ビールの魅力は様々なものがあります。
今回は、自宅でビールを美味しく楽しむポイントをご紹介いたします。
お風呂上がりの一杯を自分で楽しむのも良いですし、友人を招いた際にさらっと美味しいビールを提供できたら素敵ですよね。
家でビールを美味しく飲むための5つのポイント
家で気軽にビールを楽しみたい。
そのために、ビールを美味しくするための5つのポイントをご紹介します。
1人飲みや家族・友人と飲むときに、さらに楽しむことができるかと思います。
① 鮮度の高いビールを買う
ドイツには、昔から「ビールは工場の煙突の影が落ちる場所で飲め」という言葉があります。
ビール工場から遠く離れたところまで長い時間をかけて運ぶと味が落ちてしまう、出来立てが1番おいしい、ということですね。
それほど、ビールの鮮度は重要なのです。
鮮度の高いビール、それはすなわち製造年月日が近いビールです。
缶ビールであれば、缶の底に製造年月日が記載されているので、購入するときには必ずチェックしてください。
おいしいビールを求めるのであれば、なるべく製造年月日が近いもの、できれば製造から1ヶ月以内のビールを探しましょう。
ビールが好きな方は、箱買いされる方も多いかと思います。
しかし、箱買いして最後の方に飲むビールは鮮度が劣化している可能性があるので、都度購入して飲むことをおすすめいたします。
製造年月日が近い商品がおいていないお店は、商品の回転が遅いお店なので、別のお店を探したほうがいいかもしれません。
また、鮮度を重視している商品もあります。例えばアサヒスーパードライ鮮度実感パックは、毎月数量限定で製造後3日以内に工場から出荷されるビールです。
② 美味しく飲むための適正温度を知る
キンキンによく冷えたビールが美味しいと思いがちですが、実はビールにも美味しく飲むための適温が決まっています。
ビールの適温は季節によって変化します。
夏は4~6℃、冬は6~8℃がおいしい温度と言われています。
ビールは冷たければ冷たいほど美味しいと思われがちですが、泡立ちが悪くなったり、濁りが発生しておいしさが半減されてしまいます。
一般的な家庭用冷蔵庫では、おおよそ4時間ほど冷やすと、おいしいビールの温度になります。
適温を把握しておいしいビールを飲みましょう。
③ 必ずグラスに注ぐ
缶や瓶から直接ビールを飲むと泡が立たず、グラスに注いだときのような飲み口にはなりません。
グラスに注ぐ際に泡をたててビールに蓋をすることで、炭酸が長持ちしますし、ビールが空気に触れて風味が変わるのを防いだり、味や香りを閉じ込める働きをしたりします。
泡が苦味を吸着するので口当たりが滑らかになるのも泡の大きな役割です。また、缶ビールや瓶ビールは鮮度を保つためにガスが多めに入った状態で工場から出荷されます。
缶や瓶から直接飲むと、ガスがほとんど抜けないまま口に入るので、苦みが強すぎて、本来の美味しさを味わえません。
さらに缶に口を付けることで金属臭さを感じることもあります。
色・泡・香り・のど越しなどビールを五感で楽しみ、最大限にビールの美味しさを引き出すために、ビールはグラスに注いで飲むことが重要です。
④ グラスの選定方法
グラスの形によって、注ぐ時の泡立ちや飲む時の香り方が変わり、またグラスの材質によって感じ方は変わってきます。
形
・チューリップグラス
飲み口が細く中心部が膨らんでいるデザインで、まるでチューリップのようなビールグラスです。
ボディが太めに作られているので、麦の香りや甘味をしっかり感じたい方におすすめです。ペールエールやIPAにおすすめです。
・ピルスナーグラス
ピルスナーグラスは細身で背が高く、底から先に向かって広がっている逆円錐の形状をしています。
背が高いので、傾けた時に勢い良くビールが喉に流れ込み、ピルスナービールやラガービールが持つ爽快感をより感じることが出来ます。
また、口が広めに作られているので泡がきれいに立ちゴクゴクと飲みやすくなっています。
・フルートグラス
フルートグラスは細長い形状で、ビールのほかシャンパンにも使われているビールグラスです。
泡立ちが長持ちし、シャンパンと同様に気泡が美しく立ち上がるところを目で見て楽しめます。
空気に触れる面積が少ないため香りを逃しにくいのが特徴で、フルーツビールなどにおすすめ。
また、フルートグラスの足を持って飲むことでビールが注がれた部分に直接触れることがなく、体温でビールが温まってしまうことを防ぎます。
材質
・ガラス
最も一般的なグラス素材。泡のコントロールがしやすい。ビールの色と泡のコントラストが楽しめます。
・陶器
表面の凹凸がクリーミーな泡を作り出せます。
・錫
触っただけでビールの温度が伝わるほど熱伝導性が良い。保冷機能が高く、泡持ちが良いです。
⑤ ビールの注ぎ方
聞いたこともある方も多いと思いますが、ここでは「三度注ぎ」という注ぎ方をご紹介いたします。
「三度注ぎ」とはビールを泡立てながらゆっくりとグラスに3回に分けて注ぐ注ぎ方です。ビールで有名なドイツやチェコでの注ぎ方を参考に考案されました。
1.グラスを平らな所に置き、缶ビールをこぼれない程度に勢いよく半分ほど注いでグラスを泡でいっぱいにしたら、泡が落ち着くまで少し待ちます。
2.泡がグラスの半分ほどになったら、缶ビールをゆっくりとグラスの9分目ほどまで注ぎます。
3.上部の大きな泡が消えたら、最後もゆっくりと注ぎ、グラスから泡が1センチほど立つように注げば完成です。ビールと泡の比率は7:3が理想的ですね。
三度注ぎをする事でキメの細かい泡が立ち、ビールがグッとおいしくなります。
そのほか様々なビールの飲み方
ビールはそのままで飲むだけでなく、カクテルとして楽しんだり、海外産のビールはフルーツをいれて飲んだりと楽しみ方は様々です。
おすすめのビールカクテルと海外ビールについてもご紹介します。
ビールカクテル
シャンディガフ
ビールをジンジャエールで割った、定番のビアカクテルです。
ビール特有の風味や苦みが抑えられるので、ビールが苦手な方でも気軽に楽しめます。
スタンダードなビールとジンジャエールの割合は1対1ですが、ジンジャーエールの割合はお好みで調整してください。
エッグビール
ビールに、なんと卵を混ぜたビアカクテルです。
作り方は、グラスに卵の黄身1個とガムシロップ1個を入れ、かき混ぜます。
あとはそこにビールを注ぐだけです。
卵のおかげでまろやかなビールカクテルになります。
滋養強壮にも良いとされていて、風邪気味のときにおすすめです。
エッグビールの一種として、イエロー・サンセットというビアカクテルもあります。卵黄を潰さずグラスに入れ、黒ビールを注いだものです。
ブラック&ホワイト
黒ビールを牛乳で割るビアカクテルです。まさにブラックアンドホワイトですね。
作り方は、先に牛乳とシュガーシロップをグラスに注ぎ、その後黒ビールを注ぎ、かき混ぜるだけです。シュガーシロップはお好みの量に調整してください。
濃厚でソフトな味わいが甘党の方を中心に人気です。
海外ビール
コロナ
日本でもかなり知名度の高いメキシコのビールです。
グラスに注ぐのではなく、瓶の飲み口にライムを差し込んでそのままラッパ飲みするのが定番スタイルになっています。
ボトルもデザイン性が高く、ビールの黄金色が目を引く、リゾートスタイルのビールです。苦味が少なくスッキリとした飲み口が特徴で、軽いホップの香りが楽しめるビールです。
ギネス
こちらのお酒は原産国アイルランドの人気の黒ビールです。
色味は、真っ黒で、グラスに注ぐとあちら側が見えないくらいです。
味わいは深いコクが感じられます。さらに、クリーミーさが際立ち、なめらかできめ細かな泡が特徴です。
ブルームーン
1995年にアメリカで発売されたベルギースタイルのクラフトビールです。小麦・オーツ麦・麦芽を使った滑らかでクリーミーな味わいに、コリアンダーとバレンシアオレンジ・ピールをプラスし、ほのかなスパイシーさと甘みの余韻を楽しめます。
より深いフレーバーのためにろ過処理はせず濁りのある仕上がりです。
食前はもちろん食事との相性もよい海外ビールで、さまざまな料理との組み合わせを楽しめます。
飲みすぎ注意!ひどく酔わずに健康に過ごすためのすすめ
ビールは、工夫次第で気軽に家でとてもおいしく飲めますが、飲みすぎると二日酔いになったり太る原因にもなってしまいます。
泥酔せず、健康的にビールを楽しむためのコツをお伝えします。
① 食べながら飲む
空腹時は胃が空っぽのため、お酒を飲むとあっという間にアルコールが吸収され、悪酔いの原因になります。
また、胃壁を守るものがないため、強いお酒は胃の粘膜に直接ダメージを与えてしまいます。そのため、お酒は必ず食事と一緒に摂取しましょう。
② 入浴・運動のタイミングに注意
飲酒後に入浴すると、体が温まることで血液の循環が加速し、さらにアルコールを全身にまわらせてしまいます。
その結果、血圧低下、心拍数増加などで脳貧血、不整脈などを引き起こす原因となります。
また、酒酔いで足元が乱れて躓いたり、滑って怪我をする危険があります。
運動後の飲酒も同様の理由で、心拍数が上がっている状態だと酔いが早くまわるのでお勧めいたしません。
また、運動後のアルコール摂取はホルモン分泌や筋肉づくりに悪い影響を与えるようです。
③ 自分の適量を把握する
お酒の許容量は人によって、またコンディションによってまちまちかと思います。
そのため、ご自身がどのくらいのお酒を飲むと、「さわやかな気分になる」~「ほろ酔い気分になる」程度の適量なのかを日ごろから把握しておくことが大切です。
酩酊状態になる前で自分でセーブすることが大切です。
④ 週に2回休肝日を作る
お酒を飲むと、肝臓には中性脂肪が蓄積され、胃や腸などの消化管の粘膜も荒れてしまいます。
これらの臓器を修復するために、週に2日程度の休肝日を作ることが大切です。
この際に気をつけたいのが、週5日連続で飲酒して、2日連続で休肝日にするのではなく、休肝日をばらばらに設定してください。
また、休肝日を作ることは、自分自身で「今日は飲まない」という自己確認ができるので、アルコール依存症を防ぐことにつながります。
まとめ
今回は、家で気軽に美味しくビールを飲むための5つのポイントについてお伝えしました。
鮮度・温度・グラス・グラスにビールを注ぐ方法を押さえておくと、ビールが格段に美味しくなります。
ビールカクテルや海外ビールも是非楽しんでみてください。
とはいえ、飲みすぎは二日酔いや体重増加の元にもなりますので、お酒を楽しみつつ健康に過ごすための4つのコツも意識してみてくださいね。
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